ページ

ラベル 委員会 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 委員会 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2008/01/28

[柏ヶ谷中学校] PTA 2006年度 柏ヶ谷中学校 成人教育委員会の記憶

海老名市では各校の成人教育委員会が決まるとそのメンバーを一同に集めた研修会を市の教育委員会主催で行う。研修とは言っても半日の研修なので、市の教育委員会の協力で開催される「家庭教育学級」の意義などの説明と、講演会である。このときの講演はかなり面白く、その講師をその年の家庭教育学級に招聘した学校もあった。

2006年度の柏ヶ谷中学校の成人教育委員会は一学期にはイベントを開催することができず、すべて2学期中の開催になった。教育委員会が協力する「家庭教育学級」が最低三回と自主講座という自分たちで講師の手配などをすべて行うものが1回あるので、合計で四回の講座を行う必要がある。

「家庭教育学級」の内容は、成人教育委員会のメンバーと教育委員会の担当者との相談の中でだいたい決まる。教育委員会はあらかじめ講師とテーマのリストを用意しており、それを参考に自分たちが聞きたい話を決めるのである。この年は一回は中学校の先生方のお話を聞きたいということになり、校長先生に相談した。他の2回は教育委員会のリストから選んだ形になった。外部講師への依頼は教育委員会がやってくれるが、依頼元は形式的にはPTAなので書類はPTAで作る。これを教育委員会へ送り、講師との手配を依頼する。

実際の開催スケジュールは以下のとおりだった。


2006年9月27日「暮らしを彩る花」フラワーアレンジメント
2006年10月18日柏ヶ谷中学校の今
2006年11月1日体にやさしいヨーガ
2006年11月29日思春期の心と体の発達~男の子・女の子の性~

2学期は、体育祭、合唱祭、進路決定など三年生の親にとっては参加するべき行事が多い。また、進路などは学校で相談すればいいだけではなく家庭での子供との相談もあり、学校見学や入試説明会への参加など、仕事を持っている親にとってはかなり厳しい日程になる。
そのような自分たちの都合と、参加者を集めるための都合のいい日程とのすり合わせとなるので、日程を組むのはかなり大変だった記憶がある。

結果的には、20人から30人の参加者が各回とも集まったが、これは、PTA本部などからの参加があったから達成できた数字と言える。

教育委員会からサポートに来られる担当者は元校長先生だった方(教育委員会に嘱託で勤務)なので、学校の内情にも詳しく、話のまとめ方はうまいのだが、やはり役所として動がざるを得ない部分がある。前年の資料の表紙をそのまま使うように強く言われるなど、こちらとしてはなぜそのように言われるのか理解できないこともあった。結果的にはデータが残っていないという理由で同じ表紙は使わなかった。それが教育委員会的にどういう結末に至ったかはわからない。何も反応がなかった所を見ると、大したことではなかったか、と思う。

PTAの委員会メンバーの一人としての感想をまとめると、
  • 講師の先生方のお話は面白かったし、保護者の評判もよかった
  • 参加人数は各回とも30人程度である。興味のある人に参加してもらえたかどうか(たとえば、土曜日開催のようなことは可能なのか、など検討の余地はある)
  • 2学期の最後ともなると3年生の保護者は受験が迫って気が気ではないので早めに動く必要がある。
  • 一度は体を動かす講座がいいようだ(ヨーガは評判がよく、校区内の小学校の保護者の方も参加されていた)
  • PTA成人教育委員会の本来の目的である保護者の学びという観点では働いている保護者の参加が簡単な日程や興味のある内容かどうか
というところか。ほとんどが未経験者で構成されることが多い委員会の活動では次年度への引き継ぎがせいぜいだが、これで改善していけるのだろうか?たとえば、子供は卒業しているがお手伝いしたいという方にはボランティアで活動を行い、PTA本部がサポートするような形が望ましいのかもしれない。

おそらく、今後、生徒数の減少や仕事を持つ保護者の増加に伴い、活動の維持のための新しい仕組みが必要になるだろう。

2008/01/24

柏ヶ谷中学校:PTAの委員会

柏ヶ谷中学校ではPTA活動は本部と委員会からなる。これはおそらく、他の中学校でもあまり変わらない。委員会は、学年、校外、広報、成人の4つおよび花いっぱい推進委員会がある。このうち、花いっぱい以外は、三年生の親の中から立候補をつのりなければくじ引きで委員が決まる。各委員会の委員長は委員会のメンバーの中で決定され、決定方法は問わない。

花いっぱい推進委員会は、基本的には立候補や他薦がおおいようだ。

学年委員会は、学級委員から構成されるため、各学級の学級委員の学年ごとのあつまりから、学年委員が決められる。

毎年のことなのだが、この学級委員の決め方が問題となる。これまでは、保護者会に出席した親の中から決められていた。が、この方法には「欠席者は委員にならない」という明らかな欠点がある。そのため一学期の保護者会はあまり雰囲気が良くない。つまり

  • 委員になりたくないため出席しない人がいる
  • 委員になりたくても出席できないとなることが難しい
ということになるからだ。出席していなくても学級委員を引き受けてもいいという人もいるかもしれない、だから、学級委員になってもいい人をあらかじめ言っておいてもらうのはどうだろう、などが検討されているようだ。

いまのところ、本校は自動的に加入するPTAであるため全保護者が有資格者である。家庭の事情などもあるだろうから、できる人の中で「やってみよう」という人がいればありがたいのだが、多くの場合、学級委員の経験はないので、できるかどうか判断できない。PTA活動でリスクを負ってしまうと学校での人間関係に影響するかもしれない、と考えると立候補できる人はかなり少ないだろう。

学級委員の立候補をしてもらうためにはPTAの活動内容を把握しておいてもらう必要がある。それは、「おたより」による広報活動だけではなく、まわりの経験者が活動内容を伝えてくれるのが一番いいのかもしれない。しかし、それならば、今でも可能なのだ。それが伝えられていないというのは「楽しい」活動ではないということだろうか。それとも、積極的に伝える動機づけがないから?

この三年生の親が委員会メンバーであることにも欠点と長所がある。長所は、
  • 学校のことをよく分かっていること
  • 新入生の親と違って周りにもそれなりに知り合いが多い、
ということである。逆に欠点は
  • 一年間の活動が終わると確実にメンバー交代
  • 受験と重なる時期の活動がある
ということだ。