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2009/12/31

[NASCAR] 2009 第36戦 マイアミ

NASCAR
sprint cup シリーズ 第36戦 ホームステッド マイアミ
Ford 400






2009年11月22日
放送:G+
解説:天野雅彦
実況:藤田大介

このレースでマーク・マーティンが最多リードラップで優勝した場合には195ポイント獲得するが、その場合でもジミー・ジョンソンが27位より上ならジョンソンのチェイス優勝、シリーズ4連覇が決まる。
ジェフ・ゴードンはジョンソンがスタートした時点でポイント差によりチャンピオンの可能性がなくなる。

ジョンソンは良い車でポール・ポジションから安全運転、ピットも安全作業でも5位でフィニッシュし、楽々、優勝を決め、史上初の4連覇。シリーズの2位は、マーク・マーティン、3位はジェフ・ゴードンで1位から3位はヘンドリック。

このレースでNASCARの全レースが終了。

最終結果
順位
ドライバー
ゼッケン
1
デニー・ハムリン (Denny Hamlin)
11
2
ジェフ・バートン (Jeff Burton)
31
3
ケビン・ハービック (Kevin Harvick)
29
4
カート・ブッシュ (Kurt Busch)
2
5
ジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson)
48
6
ジェフ・ゴードン(Jeff Gordon)
24
7
カール・エドワーズ (Carl Edwards)
99
8
カイル・ブッシュ (Kyle Busch)
18
9
マーティン・トゥーレックス ジュニア (Martin Truex Jr.)
1
10
A. J. アルメンディンガー (A. J. Allmendinger)
44

ジミー・ジョンソン
ポールポジションで選択したピットは先頭のピット。作業はいつもよりも時間をかけて確実に作業をしている。「ここでナットを飛ばしたりするわけにはいかないから」天野氏。ガス欠に一番注意したとクルーチーフのチャド・カナウス。史上初の4連覇を達成。

デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.) 
33位スタートから10位以内まで上昇しbiggest moverに。しかし、アウトラインを選択したためにウォールにヒットを繰り返し、車のバランスを崩して下位に転落。2009年の中盤に比べれば、一瞬でも10位以内を走行することはできるようになったが、最後には下位フィニッシュするのが最近のパターン。
「今年は散々だけど、体制も固まってきているようなので来年に期待。」天野氏。
2010年に関しては、リック・ヘンドリックも「ジュニアのチームを強化する」と言っている。しかし、3台がシーズンの上位独占状態で、この車が1台だけ悪いとも考えられないのでどちらかと言えばドライバーとクルーチーフのコミュニケーション、ドライバーが不調個所を理解する能力などに問題があるのでは。FinalLapRadioのpodcastでも「ドライバーが車をアジャストするためにどこがおかしいかを伝える能力が欠けているから、その能力を高くしないと」「もう遅いんじゃない?」というような話に…。


カート・ブッシュ
ヘンドリックの1-2-3フィニッシュを崩せる可能性が高いのがカート・ブッシュ。車がロングランで非常によく、最後は、優勝したデニー・ハムリンと先頭争いができていた。最後のピットで2タイヤのギャンブルに出たのが裏目。「イエローがバンバンでないと無理では」天野氏。
リスタートすぐに5位に後退。最後の10周で少し挽回して4位。「4タイヤであればハムリンと争えていたはず」

マイケル・ウォルトリップ (Michael Waltrip)
今シーズンで引退。チームオーナーに専念し、55号車にはトゥーレックス・ジュニアが乗る。そのクルーチーフはカート・ブッシュの現クルーチーフのパット・トライスンが移籍。「デイトナ500で2勝しましたし、キャリアとしては満足なのではないでしょうか」天野氏。


カイル・ブッシュ
デニー・ハムリンと1,2で走っていたのに、最後の数周で急にスピードをなくして後退。

デニー・ハムリン
2009年はここを含めて4勝。ジョンソンよりも良い順位で走ったレースも何レースかあったが、とインタビュワーに聞かれて「そうだね。でも、3レースはフィニッシュできなかったのもあったし。ここで100ポイントずつ取れていればジョンソンと競えていたんだが」と冷静なコメント。


ジェフ・ゴードン
自分が頑張って順位を上げないとシーズンの3位をカート・ブッシュに取られるかも、という意味で重要なレース。調子が悪く常に下位にいたが、最後には10位以内に入ってカート・ブッシュとの差を確保した。


マーク・マーティン
「車が悪いが、マーク・マーティンだからなんとなかっている感じですね」(天野氏)という解説が出るくらい不安定にフラフラしている。調整を重ねてずいぶん良くなったと思ったが終盤にまたおかしくなってジョンソンより前に出られず。
シーズンについてのコメントは「チームやみんなに感謝だよ。去年(2008)もいい年だったが、今年はもう少し良い年になったよ。」

2009/12/25

[NASCAR] 2009 第35戦 フェニックス

NASCAR
sprint cup シリーズ 第35戦 フェニックス
Checker O'Reilly Auto Parts 500 presented by Pennzoil

2009年11月15日
放送:G+
解説:石見周
実況:藤田大介

1マイル×312 = 312マイル
バンク角 ターン1,2 11度、
ターン3,4 9度

ターン3,4が長く加速が難しそう。
右タイヤの摩耗が厳しいコース。

GRAND MARSHALはジョン・マケイン上院議員。

ジョンソンが優勝しチャンピオンはほぼ確実。マーティンとは108point差。
マーティンが優勝しても25位以内であればチャンピオン。スタートした時点でゴードンのチャンピオンはなくなる。

最終結果
順位
ドライバー
ゼッケン
1
ジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson)
48
2
ジェフ・バートン (Jeff Burton)
31
3
デニー・ハムリン (Denny Hamlin)
11
4
マーク・マーティン (Mark Martin)
5
5
マーティン・トゥーレックス ジュニア (Martin Truex Jr.)
1
6
カート・ブッシュ (Kurt Busch)
2
7
クリント・ボーヤー(Clint Bowyer)
33
8
フアン・パブロ・モントーヤ (Juan Pablo Montoya)
42
9
ジェフ・ゴードン(Jeff Gordon)
42
10
デビッド・ルーティマン(David Reutimann)
00

ジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson)
前週のテキサスでのクラッシュと順位に関しては上位に行こうとしてあそこに上がって行ったときにおこったことなのでしょうがないというコメント。「ここでは取りたいラインを取れないことがある。そういうときでも走る車を作らなければいけない。」
ポールは取れなかったが、リードラップも取り、上位を確保。
安全策でラップダウン車も無理にパスせずに、後ろから迫られてもあわてずに走行。
マーク・マーティンとジェフ・ゴードンより前にいればチェイス優勝には近づくので、心理的にもかなり有利。チェイス優勝は持ち越したが、ほぼ確実になった。ホームステッドでは「予選から真剣に走って前に位置取りしたい」と。石見氏も「やらなければならないことは予選で前に出ること。」

デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.)

171Lapでの10台ほどを巻き込んだクラッシュの引き金になった。
スタートから10位以内には入れず、ヘンドリックの他の3台が1,2,3位でチェイスを争う中、離れすぎ。
「こんなレースを見ると彼にはチャンピオンは無理だな、と思う。波が多すぎる。チャンピオンになるには安定が重要。」
クラッシュは単独でコーナーの出口でルースになってリアからスピンしたもの。
ガレージで時間をかけて修理し、リスタートして55Lap遅れで走行。

マーク・マーティン (Mark Martin)
ジョンソンの前にでてゴールしなければいけないのにスタートが10位。そこから追い上げて2位まではいくのだが、ペースが上がりきらない。ピットは一番手前。「グスタフソンなら選ばないと思う。後ろを気にせずにピットから出られるので良いはず」
この場所はマーティンの計算どおり良い場所で、ピットインの車列が途切れたところでピットアウトでき、後ろのピットから出てくる車に邪魔されることなく出る。

ピット位置
ピットボックスが狭い。アンダーグリーンであればばらばらに入るので問題ないのだが、コーションでのピットインだと斜めに入ったり、前に邪魔されて出るのが大変だったりする。タイヤ摩耗が厳しいコースなので2タイヤは上位ではおらず、4タイヤ交換で速さを競う。

ジェフ・ゴードン
チェイスのランキングでは3位。展開次第ではチャンピオンの可能性もなくはない。マーティンの前を走り、ジョンソンに追いつく作戦だったのに車がなぜかペースが上がらなかった。レース後コメントでは「チェイスの開催コースを自分の得意なコースに2つぐらい入れ替えてほしいね。」

2009/12/24

[NASCAR] 2009 第34戦 テキサス

NASCAR
sprint cup シリーズ 第34戦 テキサス
Dickies 500

2009年11月8日
放送:G+
解説:天野雅彦
実況:藤田大介

チェイスで圧倒的にリードしていたジミー・ジョンソンが3周目でクラッシュ、110lap以上ダウンになった。これによりマーク・マーティン、ジェフ・ゴードンとのポイント差が100ポイント程度縮まった。まだまだジョンソンの優位は変わらない。
The Final Lapのpodcastでは「今後ジミー・ジョンソンがまたクラッシュするかもしれないんだし。」などと無責任な予測をするぐらいチェイスを面白くした。逆にいえばこれだけのクラッシュでもなくならないリードをジョンソンは持っていたということ。

GRAND Marshallは、ZZ TOPの三人。まだ現役だったんだなあ。テキサスの御当地バンドってことかな。

1.5マイル×334 = 500
バンク:ターン24 ストレッチ5



最終結果
順位
ドライバー
ゼッケン
1
カート・ブッシュ (Kurt Busch)
2
2
デニー・ハムリン (Denny Hamlin)
11
3
マット・ケンゼス (Matt Kenseth)
17
4
マーク・マーティン (Mark Martin)
5
5
ケビン・ハービック (Kevin Harvick)
29
6
トニー・スチュアート(Tony Stewart)
14
7
クリント・ボーヤー(Clint Bowyer)
33
8
グレッグ・ビフル(Greg Biffle)
16
9
ジェフ・バートン (Jeff Burton)
31
10
A. J. アルメンディンガー (A. J. Allmendinger)
44


ジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson)
3Lapで サム・ホーニッシュ ジュニア (Sam Hornish Jr.)と接触してアウト側、イン側にヒット。車は大破してガレージで修復に入る。ボディーを大部分作り直すような大修理をヘンドリックの他のチーム(ジュニア、ゴードンなど)も手伝って1時間ほどで修理終了。
クラッシュの瞬間、クルーチーフの チャド・カナウス (Chad Knaus)は机をバンっと叩いた。しかし、すぐに指示をしながらメモパッドを抱えてガレージに行き、修理の指示を出す。
ジョンソンはポイントを挽回するため、とにかく走り続けて順位を上げることが必須。 「あまり遅く走ると黒旗でリタイアさせられるので、適当な速さで走れるように修復しないといけない」天野氏。

カイル・ブッシュ (Kyle Busch)
金曜日のトラックシリーズ、土曜日のNationwideシリーズに優勝。日曜日のこのレースに勝てば史上初の1週間に3連勝。リードラップを走り続けてにもかかわらず、残り3Lapで燃料節約が足りずにガス欠でピットイン。
このレースからクルーチーフが変更された。スティーブ・アディントンはチームの統括の様な立場になりデーブ・ロジャースが今回から指揮を執る。アディントンは勝利を挙げながらチェイスに進出できなかったことがチームから評価が低くなった理由とも言われているが。今回は燃費計算以外の失敗はなかったので、このクルーチーフとも相性がよさそう。元々Nationwideのクルーチーフ担当だったらしい。

ピット作業
カイル・ブッシュのピットクルーが4タイヤ交換作業を12秒台で完了させた。これを3回連続で行って順位を上げる。「12秒台はかなりのもの。これだと他のチームのピット練習もきつくなりますね。イエローピットでかならず逆転されるということですから。」

デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.)
予選9位から3位まで上がって常にtop10以内にとどまっていた。のだが、、、残り5周の給油のためのピットで一旦スタートしながらエンジンが止まってしまった。しばらくしてスタートしちゃんとした速度が出たのだが、20位程度順位を落とし28位。
「今シーズンのジュニアを象徴するような…」藤田アナ。
ピットでは、がっくりとイスに腰を落とすピットクルー。良い車を持ちながら最終的な成績に結びつかないのが今年のジュニア。この数戦は順位が上にあがる場面が少しでてきたので改善はされているのだが、勝てない。
クルーチーフのランス・マグルーは2010年シーズンもジュニアのクルーチーフになることが決定した。

カート・ブッシュ (Kurt Busch)
最後の給油を2Lap遅らせ、燃費を節約したことで優勝。最後のピットインで交換したタイヤはかなり痛んで肩の部分が切れそうになっていた。そのためにペースが落ちたがこの2Lapで給油せずにフィニッシュできた。クルーチーフのパット・トライソンとは残り2レースのみ。
「カイルの1週間3連勝を阻止してしまったのは微妙だけど、こっちにもチームの事情があるから。」

ジェフ・ゴードン(Jeff Gordon)
ジョンソンのクラッシュでポイントを挽回するチャンスなのに、車がおかしい。最後にはラップダウンになってしまった。ポールポジションなのでピットの位置はいいのだが、ピットワークも今回に限っては遅い。モントーヤ、エドワーズのクラッシュを避けるためにスピンしてしまい車のバランスが少しおかしくなったのかもしれない。

無線の会話
「無線の会話は他チームにも筒抜けのため、本当のことを会話しているとは限らない。符牒になっている可能性がある。」天野氏。カート・ブッシュの無線でも燃料が2Lap不足だと言っていたのだが、レース後コメントでは足りることは分かっていたかのようだった。

2009/12/23

ユニットバスを交換する

10数年間使用しているユニットバスのバスタブのプラスチックが段々劣化しているのを感じて、試しにユニットバス交換の費用がどのくらいか見積もりを取ることにした。
蛇口の修理などがあったついでに概算見積もりを依頼。業者はアメニックス厚木

大体の寸法を測り概算を出してもらうと約80万円とのことだったので、軽く出せる金額ではないが古くなると下の階に水漏れを起こしたりすることもあるかもしれないし、表面の劣化で汚れが落ちなくなってきたのもあり、依頼することにした。

依頼の後の手順は、おおよそ以下のとおり。
  1. 詳しい採寸
  2. ユニットバスの製品を仮決定して見積もり
  3. TOTOのショールームに行き、色やオプションを細かく決定し、最終見積もり。
  4. ユニットバスの入荷期日が判明した時点でスケジュール確認。
  5. 前金の支払い。
  6. 工事実施。
  7. 一部不具合のあった部品の交換。
  8. 支払い。
バスタブも形も全く変わった。
以前のもの

と、新しいもの。


ユニットがやや大きくなったため、5cm程度長くなり、足が少し長く伸ばせるようになった。
また、このバスタブは保温性が非常に良く、長時間たっても冷めることがない。TOTOのショールームでは魔法瓶のような構造だと説明された。その説明の通りで蓋をしているとなかなか冷めない。
ただし蓋も専用の蓋になっていて、昔使っていたようなホームセンターで売っている蓋では保温されないとのこと。
ユニットごとの交換で壁や床、天井、換気扇などなどもかなり改善された。10数年の間に部材やデザインなどにも進歩があったらしい。特に換気扇は静かになった。

細かいことだが楽だと思うのは水栓がチェーンでつながれるタイプではなくなったこと。
これにより、どちらの側の側面にも突起がなくなった。

ときどき、マンションなどでは訪問販売のように突然ユニットバスを検査して「すぐに交換が必要です」と脅すような商法があるのだが、この場合、業者はその場で「○○万円です」と言う。このとき、詳しい採寸や製品決めをしていないようなので、その後の工事はどうなるのだろう、と今回ユニットバスを交換して思った。

今回のオプションは、足が弱った時のための取っ手を付けたのと、物干し用のポールを2個つけた(そのための受け具は8個)ものぐらいでほとんど製品そのままの仕様になっている。


工事は2日間にわたって行い、一日目はユニットバスの搬出と搬入取り付けまで。
この日はバスタブは使うことはできない。午後の9時以降にシャワーのみ使用可。
入口のドアは付いているがまわりの枠は翌日の工事。


翌日は大体の作業は午前中に終わり、乾燥させるためにそのままにしておく。
その間、アメニックス厚木の店長が様子を見に来て、工事の出来栄えを確認してくれて、おかしいところの交換などを確認。
交換とは言っても、部品に細かいひっかき傷があったとか、取っ手がちょっとゆるいとかその程度のものである。

2009/12/22

[WTCC] 2009 Rd, 21,22 岡山

世界ツーリングカー選手権(WTCC)
2009年11月1日 岡山
放送:GAORA

実況:谷口広明
解説:木下隆之

昨年も悪天候のレースだった記憶があるが、今年も雨。
日本人選手は、荒聖治、谷口信輝、加納政樹。スーパーGTで荒聖治と同じくHIS近藤レーシングに乗っているJ.P.オリベイラも参戦。

Round21
最終結果

1
プリオール(Andy PRIAULX)
BMW 320si
2
J. ミュラー(Jorg MULLER)
BMW 320si
3
ハフ(Robert HUFF)
Chevrolet Cruze
4
Y. ミュラー(Yvan MULLER)
SEAT Leon TDI
5
タルキーニ(Gabriele TARQUINI)
SEAT Leon TDI
17
荒聖治
BMW 320si
20
谷口信輝
BMW 320si
21
加納政樹
BMW 320si
23
J.P. オリベイラ
SEAT Leon

雨のローリングスタートのため、2Lapセーフティーカーランが追加されて16Lap。
スタートすぐにポールポジションのタルキーニがコースアウト。これでプリオールがトップに立ち、後ろにヨルグ・ミュラー。どの車もタイヤを滑らせながらカーブを走行。
J. ミュラーの後ろには、ジェネ。その後ろにY.ミュラー。
「FFがレインではコントロールしやすい。SEATはジェネのタイヤがコンディションにあうまで待つしかないか」木下氏。

コロネルが8位を走っているので、昨年の再現でrace 2でポールを取って勝つか、と放送席は盛り上がっていたが、少し遅れた。
8位にはメヌ、後ろの9位にはファーフス。ファーフスは8位でポールスタートを取りたいため、最終Lapで強引にインに突っ込み、おそらく少し接触してメヌをコースアウトさせ、8位に。これについてはペナルティはなかったようだ。

ジェネはY.ミュラーを先に行かせたあと、ペースをかなり落としてタルキーニも前に行かせる。この二人はチャンピオン争いでポイントが必要であり、SEATのコンストラクターズ争いを考えてもポイントを集めておきたいため。「SEATはチームオーダーが出たのでは。」木下氏。


荒聖治はインデペンデントの3位に入り、表彰台。


Round22
最終結果

1
ファーフス(Augusto FARFUS)
BMW 320si
2
プリオール(Andy PRIAULX)
BMW 320si
3
Y. ミュラー(Yvan MULLER)
SEAT Leon TDI
4
メヌ(Alain MENU)
SEAT Leon TDI
5
ラリーニ(Nicola LARINI)
Chevrolet Cruze
18
荒聖治
BMW 320si
19
J.P. オリベイラ
SEAT Leon
20
加納政樹
BMW 320si
--
谷口信輝
BMW 320si

TVでは谷口氏が同乗走行、横浜ゴムの担当者へのインタビュー。「岡山は摩擦係数は余り高くなく、欧州っぽい。タイヤウォーマーがあるのでスタートから性能が出せる。」
横浜ゴムは2012までの3年間契約を延長。

レーススタート時にまた雨が強くなりウェットレースに。
スタート後、2コーナーでは大量にコースアウト。
リバースグリッドのポールポジションはファーフス。
そのままのリードを維持する。プリオールは8番手スタートから2番手まで上昇。

雨が激しく,4Lapでは谷口信輝がコースアウト。「路面が悪いので期待していたんですが。」木下氏。
加納政樹はザナルディと絡んでスピン。

トンプソンとファン・ラーゲンのLADAは2台ともガレージへ。

ファーフスは1位を獲得し、BMWはコンストラクターポイントを積み上げて、マカオへ乗り込むことになった。

2009/12/21

[SBK] SBK 2010 カレンダー

http://www.worldsbk.com/で2010の暫定カレンダーが発表になった。

February 28
Australia
フィリップアイランド (Phillip Island)
March 28
Portugal
ポルティマオ (Portimão)
April 11
Spain
バレンシア (Valencia)(仮)
April 25
Netherlands
アッセン (Assen)
May 9
Italy
モンツァ (Monza)
May 16
South Africa
キャラミ (Kyalami)
May 31
United States
ソルトレークシティー (Salt Lake City)
June 27
San Marino
ミサノ (Misano)
July 11
Czech Rep.
ブルノ (Brno)
August 1
Great-Britain
ドニントンパーク (Donington Park)
September 5
Germany
ニュルブルクリンク (Nürburgring)
September 26
Italy
イモラ (Imola)(仮)
October 3
France
マニクール (Magny-Cours)

2009年の2戦目にあったカタールのロサイルサーキットでの開催がなくなり、そこに2009年最終戦だったポルティマオが移動した。フィリップアイランドの後に1ヶ月、南アフリカのキャラミとアメリカのソルトレークシティーの海外戦の後に一か月、ドニントンパークの後に1ヶ月程度それぞれ空白がある。

2010年は日本人選手が少なそうだなあ。

2009/12/20

本田由紀、内藤朝雄、後藤和智「ニートって言うな」

ブームが去って定着してしまった「ニート」という言葉。2000年代半ばの「ニート」言説の大流行を3人が自分なりの問題点を明確にするという本。3人の接点が(もちろん、お互いの著作やインターネット上の発言は知っているはずだが)本田由紀のはてなのコメント欄だというのが面白い。


英国ではマイノリティが社会から排除される問題として 「16歳から18歳の(失業者も含む)学生でもなく働いていない人たち」を分類するためにNEET(Not in  Education, Employment, or Training)という単語が出来たのに対して、日本では労働省が定義を拡張しており「16歳から35歳の学生以外の無業者で求職行動を取っていない人」 であるが失業者を含まない集団、となる。

三人から見た「ニート」の問題は、

  • 働く意欲があり、今は(体をこわしたりして)求職活動を取っていない人は含むが、フリーターや求職中失業者は含まないことである。この3つのグループは労働意欲はあるという点では一群として扱うべきもの。この不安定な群にいるのは雇用の仕組みの問題なのである。
  • また「ニート」が働く意欲のない「犯罪親和層」「ひきこもり」など専門の対応が必要な群と雇用訓練が必要な群、失業している群など、必要な対策が異なるにもかかわらず「ニート利権」(田中秀臣のいう「若者食い物利権」)の下に大規模な予算で「対策」を打つのは誤りではないか、ということも別の問題である。
  • そもそもの問題として、新卒採用されなければ安定した雇用がないという日本の採用体制にはじかれた若年失業層は不安定雇用から安定雇用へ移行できない社会の構造を改善しなければならないのである。
  • 「ニート」に関する俗流言説は、「ひきこもりが増えた」など「情けない若者」言説、「少年犯罪が増えた」など「凶悪化した若者」言説の2つの流れに沿って、「ゲームのやりすぎ」「外遊びをしない」などの「いいがかり資源」を燃料にしてどのようにでも応用できる構造になっている。
  • 失業問題である若年非就業問題を「個人の努力が足りない」「親の育て方の問題」という個人の問題として回収することに手を貸す概念となっている。さらにメディアによっては「困った若者」という捉え方を強調している。

など。

3人の著者の提言はそれぞれに方向性が違っているのだが、それについて本田由紀は「それは問題ではな」く、「多様な意見と知恵を結集して練り上げられていくべきもの」としている。
2009年末の民主党の雇用対策の中では、というか現状の企業の採用はまだ「新卒重視」の流れは変わっておらずこの方向を転換していくことは日本の社会全体・企業にとっては重い課題だ、ということだろう。その前にリフレ政策によって経済成長を実現しないと採用数が減少するばかりであるというのが一番の問題だが。


2009/12/19

[MotoGP] 2009 第17戦 バレンシア

MotoGP 2009 第17戦 バレンシア
GP GENERALI DE LA COMUNITAT VALENCIANA

2009年11月8日
放送:G+

コース長: 4005m
コース幅: 12m
右コーナー 5 , 左コーナー9
左回り

1コーナーが狭く感じる。ここでクラッシュがある。
実際に12mの幅が6mぐらいまで狭くなるような感じで接近する。
サーキットはスタジアム状で観客席から全部が見渡せるロードコース。

125cc
23Lap

結果順位
実況:右松健太
解説:坂田和人

順位ライダーチーム
1シモン(Julian SIMON)Bancaja Aspar Team 125cc
2スミス(Bradley SMITH)Bancaja Aspar Team 125cc
3エスパルガロ(Pol ESPARGARO)Derbi Racing Team
14中上貴晶Ongetta Team I.S.P.A.
20小山知良Loncin Racing

スミスがホールショットでそのまま前に、2位のマルケスはペースが上がらず、シモンやコルシが前に出る。
スミス、シモンの2台が前に行き、3位にエスパルガロ。ドイツでスポット参戦したシュレッターが良い走り。「ちゃんと曲げているし、抜かれても次にクロスで抜き返すなど落ち着いてうまい。」坂田氏。
シュレッターのバイクはホンダなのでストレートスピードでは劣り、3位までには入れなかったが健闘。

最後にスミスがミスしてしまいシモンが優勝。「プレッシャー負けですね。」坂田氏。

小山について「どんなにがんばってもエンジンが壊れたらどうしようもない。チームにはエンジンを開発できる体制を作ってほしい」坂田氏。
中上について「チーム的にもトラブルを抱えていた。予選セッションごとに(タイムだけではなく)順位を上げることが課題。」坂田氏。


250cc
25Lap

結果順位
実況:高橋雄一
解説:青木拓磨 ゲスト:中野真矢

順位ライダーチーム
1バルベラ(Hector BARBERA)Pepe World Team
2バウティスタ(Alvaro BAUTISTA)Mapfre Aspar Team
3デローサ(Raffaele DE ROSA)Scot Racing Team 250cc
7青山博一Scot Racing Team 250cc
10富沢祥也CIP Moto - GP250
11青山周平Racing Team Germany

青山博一は11位以内であればチャンピオン。日本人では加藤大治朗以来。シモンチェリは優勝しなければチャンピオンはない。
バルベラ、青山、クルーセル、シモンチェリ、バウティスタの順位でレースが進む。
8Lap目の1コーナーで青山が大きくコースアウト。グラベルを走って戻り11位に。
「抜きに来るライダーが見えたのでブレーキングを遅らせた。バルベラとぶつかるかこけるか、の状況になり、コースアウトした。」マシンにダメージはなくここから1台ずつ抜いていく。
シモンチェリ2位にあがったが転倒。

青山は7位でチャンピオン確定。

「バルベラとはフィジカルトレーナーが一緒で交流があったので青山のチャンピオンと共に2重にうれしい」中野真矢。

MotoGP
27Lap

結果順位
実況:寺島淳司
解説:辻本聡 ゲスト:中野真矢

順位ライダーチーム
1ペドロサ(Dani PEDROSA)Repsol Honda Team
2ロッシ(Valentino ROSSI)Fiat Yamaha Team
3ロレンソ(Jorge LORENZO)Fiat Yamaha Team

ストーナーがウォームアップラップで転倒しスタートできず。
全日本ロードレースでもときどきあったことがMotoGPでも発生。最初の周はタイヤが温まっておらず難しいようだ。バレンシアは右コーナーが少ないのでそこでこける。ストーナーは大きなハイサイド転倒。

ペドロサがスタートを決めてそのまま逃げ切り。
ロッシはロレンソの挙動が乱れた隙に2位へ。ロレンソは一旦離されたが最後にはロッシにかなりせまり3位。
「ロッシはセットアップ能力が高い。速いライダーの後ろについてまねるのがうまく、翌日には別人のように速くなる。」

ベン・スピーズがワークスマシンでスポット参戦。「今回は学習のため。」 9位前後で走っている。「それだけでもすごいこと」中野真矢。最後にはドビツィオーソをパスした。

カワサキはこれがラストレース。「カワサキの仕事は楽しかった。技術者もこだわりのある人が多くて。」中野真矢。

2009/12/17

[NASCAR] ダニカ・パトリック 参戦

ダニカ・パトリック (Danica Patrick)デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.) とリック・ヘンドリックが持っているNationwideのチームJR MotorsportsからNationwideシリーズとARCA 1レースにスポット参戦することが発表された。
Indycarをやめるのではなく、Indycarのスケジュールがないときに走るような感じらしい。シーズンの長さを考えると、Indycarは遅く始まって速く終わるので、NASCARのシーズンで言うと序盤と終盤に走るような感じか。

2009年でAGRとの契約が一旦満了でその後どうするのかと噂になっていたのだが、AGRと契約し、sprint cupではなくNationwideシリーズで走ることにしたのは良い選択。

ダニカとジュニアが組むことになると、スポンサーは結構集まりそうだ。これでそこそこの成績を上げることができれば、長期的にはダニカのsprint cupシリーズへの昇格もあるのではないか。

JR Motorsportsからは2009年シーズンブラッド・ケセロウスキ (Brad Keselowski)がNASCARにスポット参戦して優勝している。ヘンドリックと組むのであれば車は悪くはないだろうからダニカにもチャンスはある。

また、2009シーズンのsprint cupではフアン・パブロ・モントーヤ (Juan Pablo Montoya)がチェイスに進出できたことでIndyで速いドライバーでもここまで来れるということを示した。一方で、ダリオ・フランキティは撤退したし、サム・ホーニッシュ ジュニア (Sam Hornish Jr.)スコット・スピード (Scott Speed)などIndy, F1経験ドライバーでもぱっとしない成績の選手の方が多い。

それを考えると一気にsprint cupに挑戦するのではなく重い車に慣れるための期間はNationwideで走るのはいいのではないかと思う。確かNationwideの方がレースが短く車もsprint cupの車ほど重くない。

2009/12/16

[NASCAR] 2009 第33戦 タラデガ

NASCAR
sprint cup シリーズ 第33戦 タラデガ
Amp Energy 500

2009年11月1日
放送:G+
解説:石見周
実況:福徳一志

スーパースピードウェイ。何があるかわからないコース。
リストリクタープレートが一回り小さい穴になり馬力がやや下がった。
2.66マイル×188 = 500マイル
ターン33度、フロント16度、バック2度。


最終結果
順位
ドライバー
ゼッケン
1
ジェイミー・マクマーレイ (Jamie McMurray)
29
2
ケーシー・ケイン(Kasey Kahne)
9
3
ジョーイ・ロガーノ (Joey Logano)
20
4
グレッグ・ビフル(Greg Biffle)
16
5
ジェフ・バートン (Jeff Burton)
31
6
ジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson)
48
7
マイケル・ウォルトリップ (Michael Waltrip)
55
8
ブラッド・ケセロウスキ (Brad Keselowski)
09
9
エリオット・サドラー (Elliot Sadler)
19
10
ボビー・ラボンテ(bobby Labonte)
171

春の大事故
カール・エドワーズ (Carl Edwards)の車がフェンスを直撃した事故。このとき部品が飛び観客席の女性が一人大けがをした。そのBLAKE BOBBITさんが今回は特別待遇のゲスト。TV画面で見る限り、顎などの傷は完全に治ったようだ。TV画面では傷の様子が映し出されてちょっと…。


ジミー・ジョンソン
大クラッシュの多いタラデガでは安全策。30位前後をゆっくりと走行している。ピットも特に急がず、念のため常に給油は満タン。これが結果的には良策だった。最後のリスタート後、先行するグループが次々にガス欠になる中、ジョンソンは給油の必要が無く自然に順位が上がる。「今日は20位ぐらいならいいと思っていたら、終わってみたらtop10に入っていたよ。」

チェイスのドライバーのクラッシュ
最後の10周を切ったところで、大クラッシュが発生し、カイル・ブッシュ (Kyle Busch)マーク・マーティン (Mark Martin)ジェフ・ゴードン(Jeff Gordon)などが巻き込まれる。ジミー・ジョンソンはすぐ後ろのスコット・スピード (Scott Speed)との距離が少しあったため巻き込まれず。
コーションが発生しこの時点での順位が最終順位。ジョンソンは6位。


ジェイミー・マクマーレイ
ドラフティングを使わない状態でも速い車ができていて、自在に列を変えながら終始トップ集団。
最後は燃料がぎりぎりだったようでコーション発生を知った時にエンジンを切って惰性で行ける所まで走っていた、と。優勝コメントでは「今回はIRWIN(スポンサー)での2レース目だ。ここまで支えてくれたクラウン・ロイヤルにも感謝したい。」と。ルールがどうなるかわからなかったので、コーション後に9号車をブロックしたりしに行ったらしい。コーション発生時点で順位が固まったのでその必要はなかったのだが。

ブラッド・ケセロウスキ (Brad Keselowski)
春にはエドワーズをクラッシュさせながら優勝。しかし、ドライバーの信用はイマイチなようで、ドラフティングのパートナーとなってくれる車がなく前に出たと思うと下がる。最終的には良い順位からクラッシュを避けてシングルフィニッシュ。やはり今年は付いているようだ。

バンプドラフト
バンパーで前の車を後ろから押すバンプドラフトがコーナーでは禁止された。このアナウンスがレース2時間前にアナウンスされたことでドライバーやチームやや不安気味。ジョンソンは「ブレーキを踏まなくても後ろとの距離が離れない。後ろとくっついたら誰の責任なんだ。」と。
このコーナーでのバンプドラフト禁止は今までもNASCARではたびたび言われていたが、ドライバーを集めたミーティングでNASCARのエライ人がアナウンスしたのは初めてだろうとFinalLap のpodcastでも話題に。
このルールのためかコーナーではややペースが落ちるのでシングルファイルの時間が長かった。

ライアン・ニューマン (Ryan Newman)
残り5Lapで大クラッシュ。宙返りしてウォールにヒットしたりした。芝生の上にひっくり返った状態で車が止まり、切断して救出。本人は平気なようだ。出てきたニューマンには観客から大きな声援が。
「この無事なドライバーへの声援がいいね」石見氏。
ひっくり返った車の周囲には20人ほどの人がいるのに、作業をする人はわずか、救急車担当や清掃担当は全く手を出さないで見ているのがアメリカ的。「アメリカは分業しているから手をださない。日本だったらみんなで、いっせのせ、で車を起こすところだが。」石見氏。

2009/12/14

田中秀臣 「雇用大崩壊」

今の日本の不況は2段階になっており、2006年の日本銀行の金融引き締め転換の第1段階とリーマンショック以降の世界同時不況の第2段階との2重の不況になっている。そのため、海外の景気浮揚により輸出産業が息を吹き返したとしても、日銀の政策が改善されなければならないだろう。

著者によれば、現状の雇用の崩壊の対策には、学生への職業訓練などとともに「イス取りゲームのイスを増やす」ための景気対策が不可欠である。そのためには日銀はインフレターゲット政策をとるべきである。ところが実際には、日銀は金融緩和には消極的な政策を取っている。

失業者(特に若年)の増大がある程度継続すると、この子どもたちへの教育その他が十分に行われないため社会的に低収入層が固定化してしまうことが予想される。潜在的に分断され社会不安を抱えてしまう前にインフレターゲット政策により日本が成長政策に転換するべき。

雇用の流動化や農業・介護への雇用増などの「対策」は、その個々の提案を検討した上でこれは対策としては弱く、不況を解決しないままで雇用が増えるというアイデアが一種の幻想に過ぎない。

現役世代の雇用環境・経済状態を改善することができれば税収・年金も結果的に改善することは間違いない。失業が増えれば年金を払う現役世代が激減するのだから、回り回って結局高齢者にも負担を強いることになるはずだ。失業を減らさないことには何も解決しない。なぜ失業が長期化するかと言えば不況が解消していないからだ。景気回復ための政策を取るのは日銀と政府の大きな役割だ、と言うのが一貫した主張。

この本を読んだ後で、新聞の日銀からのコメントを読むと、確かに著者の「日銀はただ単に前例踏襲で何もしないだけなのだ」というのが当たっているのではないかと思える。


2009/12/11

車検の見積もりを比べる

車検がそろそろということで、いつものディーラー車検とオートバックスなどの車検の価格がどれくらい違うのか、週末を使って見積もりを取った。
いずれも、車をチェックして見積もりを出してもらったので、それぞれのお店で30分から40分程度の待ち時間があったが、より正確な見積もりなっているはずだ。

各社の見積もりは以下のようだった。


会社
価格
日産
125152
Yellow Hat
71210
AUTOBACS.COM
63616

自賠責、重量税、印紙代は42470円。これはすべての見積もりに含まれている。

日産の見積もりは、定期点検で一緒にやってもらっているウインドウ撥水、エアコンフィルター、バッテリーターミナルガードの交換など付加作業も一緒になっており、また、日産カードの割引も含んでいる。
これらの作業が見積もりに一緒に書かれており、必要最低限ならばいくらになるのかがわからなくなっている。コストをかけてよいなら2種類の見積もりを出してくれればこちらとしても選びやすい。

他の2社はブレーキオイル交換作業だけ(Yellow hatはオイル交換は無料で付加)が付加作業になっている。

日産を同じ条件にしてみるとおそらく10万円を下回る価格にはなるだろうが、それでも最安値のAutobacsには届かない。自宅からはオートバックスが一番近いので今回はオートバックスに頼んでみようと思っている。

2009/12/10

奈須きのこ 「空の境界」

文庫化が2007年なので「いまさら」感はあるが、最近、劇場用アニメ化されて話題になり、それで興味をもった。アニメは上映館が非常に少なく満員御礼状態だったとのこと。坂本真綾が主役の声だったということもあったし。それで読んでみた。

当初はノベルズ版で発売され、文庫は上中下の3巻になっている。



三冊買うとそこそこの金額なのでlivedoorブックスの古本で購入。
空は「そら」だと誤解していたが「「から」の境界」。
これらの文庫本で内容以外に豪華なのは文庫解説ページ。
綾辻行人、菊池秀行、笠井潔の三人がそれぞれの切り方で書いている。

自分の読後感に一番近いことを書いているのは菊池秀行かも。
読んでいると、最初から最後まで、悲しみというか孤独感を強く感じる。
視点の切り替わりのリズムが初めはつかめなくて少し戸惑ったが慣れるとなんとなくわかってくる。

アニメ化作品とどの程度設定が変わっているのか、また、小説の特徴を生かした記述がどのように映像化されたのかなどにも興味が湧くが、7章構成の7枚のDVDで発売されている。(amazonで「空の境界」DVDを探す

通勤時間を中心に1週間ぐらいで読了。