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2009/12/31

[NASCAR] 2009 第36戦 マイアミ

NASCAR
sprint cup シリーズ 第36戦 ホームステッド マイアミ
Ford 400






2009年11月22日
放送:G+
解説:天野雅彦
実況:藤田大介

このレースでマーク・マーティンが最多リードラップで優勝した場合には195ポイント獲得するが、その場合でもジミー・ジョンソンが27位より上ならジョンソンのチェイス優勝、シリーズ4連覇が決まる。
ジェフ・ゴードンはジョンソンがスタートした時点でポイント差によりチャンピオンの可能性がなくなる。

ジョンソンは良い車でポール・ポジションから安全運転、ピットも安全作業でも5位でフィニッシュし、楽々、優勝を決め、史上初の4連覇。シリーズの2位は、マーク・マーティン、3位はジェフ・ゴードンで1位から3位はヘンドリック。

このレースでNASCARの全レースが終了。

最終結果
順位
ドライバー
ゼッケン
1
デニー・ハムリン (Denny Hamlin)
11
2
ジェフ・バートン (Jeff Burton)
31
3
ケビン・ハービック (Kevin Harvick)
29
4
カート・ブッシュ (Kurt Busch)
2
5
ジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson)
48
6
ジェフ・ゴードン(Jeff Gordon)
24
7
カール・エドワーズ (Carl Edwards)
99
8
カイル・ブッシュ (Kyle Busch)
18
9
マーティン・トゥーレックス ジュニア (Martin Truex Jr.)
1
10
A. J. アルメンディンガー (A. J. Allmendinger)
44

ジミー・ジョンソン
ポールポジションで選択したピットは先頭のピット。作業はいつもよりも時間をかけて確実に作業をしている。「ここでナットを飛ばしたりするわけにはいかないから」天野氏。ガス欠に一番注意したとクルーチーフのチャド・カナウス。史上初の4連覇を達成。

デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.) 
33位スタートから10位以内まで上昇しbiggest moverに。しかし、アウトラインを選択したためにウォールにヒットを繰り返し、車のバランスを崩して下位に転落。2009年の中盤に比べれば、一瞬でも10位以内を走行することはできるようになったが、最後には下位フィニッシュするのが最近のパターン。
「今年は散々だけど、体制も固まってきているようなので来年に期待。」天野氏。
2010年に関しては、リック・ヘンドリックも「ジュニアのチームを強化する」と言っている。しかし、3台がシーズンの上位独占状態で、この車が1台だけ悪いとも考えられないのでどちらかと言えばドライバーとクルーチーフのコミュニケーション、ドライバーが不調個所を理解する能力などに問題があるのでは。FinalLapRadioのpodcastでも「ドライバーが車をアジャストするためにどこがおかしいかを伝える能力が欠けているから、その能力を高くしないと」「もう遅いんじゃない?」というような話に…。


カート・ブッシュ
ヘンドリックの1-2-3フィニッシュを崩せる可能性が高いのがカート・ブッシュ。車がロングランで非常によく、最後は、優勝したデニー・ハムリンと先頭争いができていた。最後のピットで2タイヤのギャンブルに出たのが裏目。「イエローがバンバンでないと無理では」天野氏。
リスタートすぐに5位に後退。最後の10周で少し挽回して4位。「4タイヤであればハムリンと争えていたはず」

マイケル・ウォルトリップ (Michael Waltrip)
今シーズンで引退。チームオーナーに専念し、55号車にはトゥーレックス・ジュニアが乗る。そのクルーチーフはカート・ブッシュの現クルーチーフのパット・トライスンが移籍。「デイトナ500で2勝しましたし、キャリアとしては満足なのではないでしょうか」天野氏。


カイル・ブッシュ
デニー・ハムリンと1,2で走っていたのに、最後の数周で急にスピードをなくして後退。

デニー・ハムリン
2009年はここを含めて4勝。ジョンソンよりも良い順位で走ったレースも何レースかあったが、とインタビュワーに聞かれて「そうだね。でも、3レースはフィニッシュできなかったのもあったし。ここで100ポイントずつ取れていればジョンソンと競えていたんだが」と冷静なコメント。


ジェフ・ゴードン
自分が頑張って順位を上げないとシーズンの3位をカート・ブッシュに取られるかも、という意味で重要なレース。調子が悪く常に下位にいたが、最後には10位以内に入ってカート・ブッシュとの差を確保した。


マーク・マーティン
「車が悪いが、マーク・マーティンだからなんとなかっている感じですね」(天野氏)という解説が出るくらい不安定にフラフラしている。調整を重ねてずいぶん良くなったと思ったが終盤にまたおかしくなってジョンソンより前に出られず。
シーズンについてのコメントは「チームやみんなに感謝だよ。去年(2008)もいい年だったが、今年はもう少し良い年になったよ。」

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