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2010/05/31

[IndyCar] 2010 第3戦 アラバマ

IndyCarシリーズ
第3戦 アラバマ
Indy Grand Prix of Alabama presented by Legacy Credit Union

放 送:GAORA
実況:村田晴郎
解説:松田秀士


アラバマのバーバーモータースポーツパーク。
オーナーのバーバー氏の大コレクションを集めたホールもあるという広い敷地にロードコースがある。
建物はもてぎのホンダコレクションホールを大きくしたような感じ。二輪と四輪が大量にあり、46台のロータスが展示されているらしい。
コース内には、巨大なアリやクモ、あるいは溺れかけている人間、といった不思議なオブジェがコースサイドなどに設置されている。

最終結果
順位ドライバーチームゼッケ ン
1カストロネベス(Castroneves, Helio)Team Penske3
2ディクソン(Dixon, Scott)Target Chip Ganassi Racing9
3フランキティ(Franchitti, Dario)Target Chip Ganassi Racing10
4パワー(Power, Will)Team Penske12
5アンドレッティ(Andretti, Marco)Andretti Autosport 26
15武藤英紀Newman/Haas/Lanigan Racing06
25佐藤琢磨KV Racing Technology5

佐藤琢磨
予選は6位。「Q1,Q2をクリアすることがチームの目標だった」のでQ3ではユーズドタイヤしかなく、ここではスピードが上がらなかった。が、Firestone6に入った。決勝ではスタートで1個下がった7位走行中にアクセルワイヤートラブルでガレージへ。その後21Lap遅れで復帰して完走。
ロングランができたことと、21lap downながらトップグループとも走れたので楽しかった、とコメント。


武藤英紀
予選でニュータイヤを使ってタイムを出そうとしたタイミングで、ダン・ウェルドンがスピンしてコーションになってしまいタイムを出せず。予選の位置が悪く16位あたり。ピットインのタイミングはすこしギャンブルしたら却って順位を下げた。抜きどころの少ないコースで「3,4秒遅い車を抜けない。」

マルコ・アンドレッティ
58Lapでピットに入って給油し、トップを走行した。燃料は満タンでも30Lapしかもたないので、最後まで走りきることができず、82Lapでピットインして5位フィニッシュ。イエローが2回しか出ないレースで、ミルカ・デュノーがコースアウトしたときにストラテジストが「クラッシュ!クラッシュ!」と叫んでいた。
クラッシュでフルコースイエローが出れば給油して順位を保てたかもしれないが、トップ走行時はかなり燃料が一杯一杯だったようで、エンジン回転数が上がるpush to pass(オーバーテイクボタン)も使えない状態。
アンドレッティ・オートスポーツはアンドレッティ・グリーンレーシング時代の2008年のトニー・カナーン以来勝っていない。

シモーナ・デ・シルベストロ
2010年のルーキーでは最も安定した走り。
一時は5位を走行するが、残り4Lapでスピンしてエンジンストール。フルコースコーションを発生させた。HVMレーシングの1台体制での参戦だが、ロードコースでは良い。オーバルでこの走りができるかどうか。

ミルカ・デューノ
2010年はフル参戦。得意のオーバルはいいが、ロードコースは非常に苦手らしい。ペースが遅くて動くシケイン状態。

2010/05/30

[都市伝説] 誰とでも6人でつながる(6次の隔たり)

自分の知り合いの知り合いの…とつなげていくと6ホップで誰とでもつながる、というような話を何かの講演のマクラで聞いたことがある。元々、明確に証明がある話ではなく実験された結果なのだろうと思っていた。自分のページの「あわせて読みたい」にあったサイトにリンクされていた以下の日記を読むと仮説のレベルだし、実験結果の扱いにおかしい部分があってちょっとトンデモな雰囲気だ。

「六次の隔たり」の誤解

この種類の仮説が講演のマクラなどで正しいことのように語られ、広まることはあるのかもしれない。
ネットワーク作りやコミュニティを推進するタイプの集まりでは、実際に思わぬ出会いがあったりするので、こういった「ありえなさそうだけど、そうだったらいいな」という話が受け入れられやすいのだろう。

「あわせて読みたい」はときどき面白いサイトを拾ってくれる。

追記:NHKの「ITホワイトボックス」のSNSの回にて「六次の隔たり」がSNSの誕生の理由の一つとして紹介された。日本のSNS(おそらくmixiか?)mixiのお友達登録データから各ユーザから6ステップでカバーできるユーザーは90%になるという調査結果が紹介された。その会社の担当者は広告事業などへの応用の可能性があるようなコメントをしていた。

2010/05/29

[SBK] 2010 第3戦 バレンシア

World Superbike
2010 第3戦 バレンシア
2010年4月11日

実況:下田恒幸
解説:八代俊二

今回は玉田誠は欠場。これは当初からのチームの予定で、資金不足のため4戦から、とアナウンスされていた。バレンシアは芳賀の得意なコース。やっと1位に上がることができた。芳賀にとってもDucati Xeroxチームにとっても共に「やっと」ではないだろうか。

チェカが地元なので、応援が多く、本人も勝たなければならないレース。バーミュレンが手術のための欠場で代役参戦になった。その代役のアンドリュースが第2レースで大破するクラッシュを起こし、
レースは赤旗中断。2ヒート制でタイムを合算した。

race1

最終結果

順位ライダーチームバイク
1ハスラム(L. HASLAM)Team Suzuki AlstareSuzuki GSX-R1000
2ビアッジ(M. BIAGGI)Aprilia Alitalia RacingAprilia RSV4 1000 F.
3トスランド(J. TOSELAND)Yamaha Sterilgarda TeamYamaha YZF R1
4コーサー(T. CORSER)BMW Motorrad MotorsportBMW S1000 RR
5芳賀紀行Ducati Xerox TeamDucati 1098R

チェカとコーサーがスタートから先頭争い。
チェカは先頭に立つが、コースアウトしてリタイア。
ファブリツィオとバーンが転倒。いずれもドゥカティ。

ハスラム、ビアッジ、トスランド、コーサーの4台が第1集団。少し離れて、レイ、芳賀、クラッチロウ。
クラッチロウはスーパーポールを取っている。スタートで出遅れてしまい芳賀の後ろにいる。一発の速さはあるがスタートがうまくないのか。
芳賀はコーサーを抜くことができない。コーサーのBMWは直線が速い。芳賀はコーナーとコーナーの間の加速がよく、コーナーでのライディングがよい。芳賀が最終コーナー近くでオーバーテイクしたとしても直線で抜き返されてしまう。

トスランドの表彰台は2007年のドニントンパーク以来のこと。インタビューで「みんな僕のことを忘れたかも。」とおどけて見せた。芳賀がコーナリングが速いことを意識してライディングしていたとのこと。


race 2

最終結果

順位ライダーチームバイク
1芳賀紀行Ducati Xerox TeamDucati 1098R
2チェカ(C. CHECA)Althea RacingDucati 1098R
3ビアッジ(M. BIAGGI)Aprilia Alitalia RacingAprilia RSV4 1000 F.
4ハスラム(L. HASLAM)Team Suzuki AlstareSuzuki GSX-R1000
5レイ(J. REA)HANNspree Ten Kate HondaHonda CBR1000RR

3Lapでアンドリュース(カワサキ)がメインストレートで大転倒。バイクは大破してコース上に残り、赤旗中断。離れたところでイアヌッツォ(ホンダ)も倒れた。

イアヌッツォはクラッシュについてコメントしている。 アンドリュースが突然スローダウンしたので避けることができず、アンドリュースの左のfoot pegが自分のオイルクーラーを破壊して肋骨に当たった。

赤旗後のリスタートは2ヒート制で、中断前の順位でグリッドを決めてリスタート。タイムは1,2ヒートのそれぞれのタイムを合算して順位を決める。

芳賀は5番手スタートから12Lapあたりで前を走るチェカ、ビアッジをパスしてトップに立ち、後ろにビアッジとチェカが付く。芳賀はプッシュしてビアッジとの距離を少し開けるが、終盤の2lapほどはビアッジが少し接近してくる場面もあった。
「芳賀はリアをうまく滑らせている。」(八代)

チェカはインタビューで「タイム差は小さいことは知っていた。」とコメント。芳賀は「バイクにも不安があったのでとにかく速く走ることを考えた。」
「芳賀選手は全く後ろを見なかった。この違いがチェカより1000分の25秒だけ速くゴールを通過する、という違いになったのでは。」(八代)

キャミアはタイヤが厳しくなって10Lapで転倒。

5番手集団は、レイ、バーン、ギントーリ、トスランド、クラッチロウが接近。

「アプリリアは旋回性がよい。そのかわりに前が低く後ろが高いのでブレーキングで不安定になる。」(八代)

ハスラムは4番手を単独で走って4位になり、今シーズンの表彰台を初めて逃した。

芳賀「予選で良いセッティングが見つかっていたのに、第1レースの前にサスペンションのセッティングを変更したらうまくいかず、第2レースでは戻してうまくいった。」

2010/05/28

[MotoGP] 2010 第1戦 カタール

MotoGP 2010 第1戦 カタール
COMMERCIALBANK GRAND PRIX OF QATAR

2010年4月11日
放 送:G+

コース長:5380m
コー ス幅: 12m
右コーナー 10, 左コーナー6
左回り
観客席が少なく目印がない。コースはラインをはずすと汚れている。

125cc
23Lap

結果順位
実況:寺島淳司
解説:坂田和人

順位ライダーチーム
1テロル(Nicolas TEROL)Bancaja Aspar Team 125cc
2バスケス(Efren VAZQUEZ)Tuenti Racing
3マルケス(Marc MARQUEZ)Red Bull Ajo Motorsport
9小山知良Racing Team Germany

2009年シーズンのトップ10人中8人が、転出していなくなってしまい、誰にでもチャンスがありそうなクラス。

小山知良がAprilliaのマシンでRacing Team Germanyから参戦。今年はクラス最年長になった。
トップ集団の後ろについていったところ、「レースをエンジョイしすぎてタイヤが終わってしまい、ペースについて行くのが厳しかった。」小山の2列目スタートが2シーズンぶり。

トップ集団はテロル、バスケス、マルケス、エスパルガロなど。
ポールポジションのマルケスが予選タイムでは他を0.5秒リードしている。そのペースで走れれば余裕でトップかと思われたが、決勝では集団から離れることがなく、下位から上がってきたテロルが優勝。

先頭集団は終始接近しており、接触が多く、部品が飛んだりする場面があった。

moto2
実況:青木源太
ゲスト解説:青山周平
解説:青木拓磨


順位ライダーチーム
1富沢祥也Technomag-CIP
2デボン(Alex DEBON)Aeroport de Castello - Ajo
3クルーゼル(Jules CLUZEL)Forward Racing
--高橋裕紀Tech 3 Racing

2010年の新設クラス。予選ではモリワキのシャーシでトニー・エリアスがトップタイム。モリワキの森脇緑が「歴史に名前を刻むことができて感激」とコメント。エリアスは決勝ではシーズン前の怪我の影響か中盤からペースダウン。
ワンメイクとタイヤとエンジン、シャシーは14社が参入。最多はSuter。日本からはモリワキの他、シャシーのチューンアップをバーニングブラッドやTSRなどが担当したという話も。

スタート直後の2コーナーで、デアンジェリスとブラドルが転倒。
富沢祥也は5Lapあたりで2位。ストレートで前に出た後は、トップを譲らず逃げ切り。
「MotoGPクラスのライダーにしたらおもちゃのようなマシンなので、MotoGP経験ライダーが有利だと思う。」(青山周平)

前から見た感じは、全日本の600ccのようなサイズに見える。41台が参戦しており、「カラーリングを覚えるだけでも大変」(青木拓磨)

高橋裕紀は残り13Lapでトップ集団で2位に出たところで転倒リタイアだったが、集団の中では速さはトップ集団の他のライダーと互角な感じ。

MotoGP

実況:中野謙吾
ゲスト解説:中野真矢
解説:宮城光

順位ライダーチーム
1ロッシ(Valentino ROSSI)Fiat Yamaha Team
2ロレンソ(Jorge LORENZO)Fiat Yamaha Team
3ドビツィオーソ(Andrea DOVIZIOSO)Repsol Honda Team
9青山博一Interwetten Honda MotoGP

ストーナーが予選から頭一つ抜け出た感じだった。
残り17lapの序盤でストーナーがトップ走行中に転倒してしまい、その後はロッシがリード。ロレンソは5位あたりから順位を上げてドビツィオーソ、ヘイデンをパスして2位。ヘイデンとドビツィオーソはかなり接近したままでチェッカー。
青山博一はスタートをミスして最後尾からの追い上げになり10位まで上がったところで、ロリス・カピロッシにブロックされて10位フィニッシュ。

ヘイデンの4位は、ドゥカティが2009年からの改造がうまくいっている結果。「昨年はストーナーだけが速く乗れるマシンだった」(宮城)
スピーズは5位フィニッシュでは満足できない表情。「凄く速く、この選手に勝つにはどうしたらいいのか考えこんだ。」(中野)。カタールはSBKでも走っているのでコースはわかっている。
カピロッシは300レース目。


優勝インタビューではロッシとロレンソは共に「タイヤがスライドした」とコメント。
ロッシはウィニングランでガス欠。トラックで運搬される。「あけていた区間が多かったということでしょう。」(宮城)

2010/05/27

[NASCAR] 2010 第7戦 フェニックス Subway Fresh Fit 600

NASCAR
2010 第7戦 フェニックス Subway Fresh Fit 600

2010 年4月10日

コー ス
1マイル×500 =  263マイ ル


最 終結果


順位ドライバーゼッケンスポンサー
1ライアン・ ニューマン (Ryan Newman)39Tornados
2 ジェフ・ゴードン(Jeff Gordon)24DuPont
3ジミー・ ジョンソン (Jimmie Johnson)48Lowe's
4マーク・マーティン (Mark Martin)5GoDaddy.com
5フアン・パブロ・モントーヤ (Juan Pablo Montoya) 42Target
6 マット・ケンゼス (Matt Kenseth)17Crown Royal Black
7カール・エド ワーズ (Carl Edwards)99Aflac
8カイル・ブッシュ (Kyle Busch)18M&M's
9クリント・ ボーヤー(Clint Bowyer)33BB&T
10ジョーイ・ロ ガーノ (Joey Logano)20The Home Depot

録画をし忘れた。なぜか今年は録画忘れが多い。
今回もwww.nascar.comで確認。
ダイジェスト版動画は Race Rewindというタイトルで10分ほどに編集され毎戦作成されているので後から確認するには便利.元ソースはTVの生中継ビデオ。

Lap by Lapを見ると、A. J. アルメンディンガー (A. J. Allmendinger)
サム・ホーニッシュ ジュニア (Sam Hornish Jr.)のオープンホイールからの転向組が序盤から中盤は健闘した様子。

最後の残り3周でイエローが発生。このときのピット戦略で順位が入れ替わり、ライアン・ニューマンに勝機が訪れた。
ここまではカイル・ブッシュがリードしており、優勝したライアン・ニューマンは5位。
トップ集団は全部ピットインしてタイヤを交換した。カイル・ブッシュとジミー・ジョンソンが4タイヤ、その他は2タイヤ。
リスタートでの順位は
1. Jeff Gordon
2. Ryan Newman
3. Mark Martin
4. Matt Kenseth
5. A.J. Allmendinger
となってカイルは8位。ジョンソンはおそらく6位にいた。

ニューマンはゴードンをパスしてホワイトフラッグを受け、そのままゴードンをブロックして優勝。

ダイジェスト版によると、39号車はNASCAR史上一度も勝っていないゼッケンだったそうだ。
ニューマンは、2008年のデイトナ以来の勝利。


2010/05/26

[WRC] 2010 第3戦 ヨルダン

世界ラリー選手権(WRC)
2010年3月7日から3月 10日 第3戦 ヨルダン
Corona Rally Mexico

放送:JSPORTS ESPN
実 況:山岸舞彩
解説:福井敏雄。古賀敬介。

1000mから海抜以下まで、アップダウンが大きい。グラベルコース。
道は崖に囲まれていたり、車の幅しかないようなところも。浮き砂利が非常に多いコースが大半のため、スタート順で結果が変わる。そのため、チームオーダーでDAY3は混乱。

最終結果

順位ドライバーチーム車種
1ローブ(Sebastien LOEB)CITROËN TOTAL WRTCITROËN C4 WRC
2ラトバラ(Jari-Matti LATVALA)BP FORD ABU DHABIFORD Focus RS WRC 09
3P. ソルベルグ(Petter SOLBERG)Petter Solberg WRTCITROËN C4 WRC
4ソルド(Dani SORDO)CITROËN TOTAL WRTCITROËN C4 WRC
5ウィルソン(Matthew WILSON)STOBART M-SPORTFord Focus RS WRC 08
6オジェ(Sébastien OGIER)CITROËN JUNIOR TEAMCitroën C4 WRC



DAY 1


ヒルボネンはハーフスピン。「2台めまではスタート順の影響を受ける。」(古賀)
雨が降った後なので草が生えている。「緑で囲まれるとコースが見えやすい。」(古賀)

最終SS7では、P.ソルベルグとソルドがスローダウン。翌日のスタート順をにらんでのこと。DAY1で順位調整をしたのはこの二人のみ。


DAY1の順位は、ラトバラ、オジェ、ローブ。
ラトバラは「30秒以上の差があるのでトップで走ってみようと考えた」
「30秒では逃げ切りは難しいかもしれない。スタート順だけでは決まらない。路面と車の2つの条件がある。」(福井)

DAY 2
40キロのステージがある。「下見で走っていても、まだあるのか、と思う。集中力を保って走るのは大変」古賀。
ヒルボネンが転倒リタイア。路肩の盛り土に右タイヤが乗り上げ、はね返されて左にジャンプした。左前輪で着地はしており、大きなダメージではなさそうに見えたが、デイリタイア。

SS10は40キロ。「どこにセッティングを合わせるのかが難しい。」(古賀)
P.ソルベルグはロングステージにはセッティングが合わない。すべてのロングステージでタイムを失った。
「シャシーが硬すぎた。ロングステージでは少しの狂いで大きなタイムを失う。」P.ソルベルグ。

オジェ。ステージをそのまま走りきった後でチームからの無線が入りタイムを知らされた。「チームの指示には従うが、遅すぎる。ゴールの4分後に連絡が来た。」

ローブはタイム調整をせずに勝てる感触がありそうなコメント。

DAY 2の順位は、ローブ、オジェ、ラトバラ。

DAY 3
スタート順を替えるためのフォードとシトロエンの駆け引きでわけのわからないことに。

本来のスタート順:ローブ、オジェ、ラトバラ、P.ソルベルグ。
1. 朝のスタート前に、オジェのエンジンがかからないというトラブル。(本当かどうかは不明)
そのためオジェは5分遅れでスタート地点に行き、50秒ペナルティを受けてスタート順を下げた。
2.  ヒルボネンがスタート地点に早く着き、ペナルティを受けるがラトバラの前でスタート。
3.  オジェがペナルティを受けてローブの前にスタート。


早くスタートしてもペナルティは受けるが、スタート順を変更することができる。
フォードはラトバラをローブよりもかなり後でスタートさせて良いタイムを出させたい。シトロエンもローブの先頭スタートを回避してラトバラとの条件を近づけたい。という2つの思惑からこのようなことに。
最終的なスタート順は
オジェ、ローブ、ヒルボネン、ラトバラ。

オジェはチームオーダーによって、優勝の可能性すらあったラリーから完全に脱落し、8分以上のペナルティを背負って先頭スタート。「もうやる気がなくて、人形のようでした。」(古賀)

この入れ替えで漁夫の利を得たのがP.ソルベルグ。上位のオジェがいなくなったことで3位になった。
ローブは安定したドライビングを続けていたが、一か所、危うくコースアウトしそうになった。露骨な順位操作は好きではなさそう。「今のレギュレーションには限界がある、ということだ。」

ラトバラは、「この順位では優勝は無理。」最後にはプッシュせずに2位を守った。

P.ソルベルグ「プライベーターで3位は立派じゃないか。」
2戦連続で表彰台を獲得した。ただ、チームが小規模ということもあってロングステージでのセッティングを合わせられないなど限界もありそうな感じ。

「今レースから車は今年の仕様のものを使えるようになっていますが、同じにはならないようですね。」(古賀)
「トップチームと同じものは渡すはずがない。」(福井)
「重みのあるお言葉ですね。」(古賀)

フォード、シトロエンとも監督は「我々は勝つためにここにきている。ルールを利用するのは当然だ。」とコメント。

スタート順は重要ではあるが、車の性能が劣っていれば勝てない。
「結局、速い人が勝つ。」(福井)

2010/05/25

[SBK] 2010 第2戦 ポルティマオ

World Superbike
2010 第2戦ポルティマオ
2010年3月28日

実況:下田恒幸
解説:八代俊二

ビアッジがダブルウィン。
ハスラム、レイ、チェカ、クラッチロウが速い。ほぼすべてのメーカーが上位に顔を出している。
上記の4,5人でトップを争っていくシーズンになりそうな様子。特に、今年はハスラムが「安定して調子がよい。スタートから優勝争いが出来ている。一皮むけた感じ。」(八代)。ハスラムはシリーズポイントでも今のところトップ。

レイは第1レースでは「クラッチロウのミスがなくても勝てた。実力だ。」と興奮して語ったが、第2レースではメカトラブルでリタイア。「怒りが収まるどころか火に油を注ぐ結果に…」(八代)

アプリリアの直線でのトップスピードがポルティマオの長いストレートではやや有利だった。

デュカティはワークスが不調で、チェカが上位へ。ファブリツィオも芳賀も下位に沈んでいることから、デュカティのワークスがマシンのセッティングに失敗しているようだ。


race1


最終結果

順位ライダーチームバイク
1ビアッジ(M. BIAGGI)Aprilia Alitalia RacingAprilia RSV4 1000 F.
2ハスラム(L. HASLAM)Team Suzuki AlstareSuzuki GSX-R1000
3レイ(J. REA)HANNspree Ten Kate HondaHonda CBR1000RR
4チェカ(C. CHECA)Althea RacingDucati 1098R
5キャミア(L. CAMIER)Aprilia Alitalia RacingAprilia RSV4 1000 F.
8芳賀紀行Ducati Xerox TeamDucati 1098R
--玉田誠 Team Reitwagen BMWBMW S1000 RR

玉田誠は、レンタルで今回のみBMWからスポット参戦。本来のチームは資金不足のため4戦から参戦できそう。電気系統のトラブルでリタイア。

ビアッジとハスラムは前後になりながらレースを主導。一旦ハスラムを前に出したビアッジは抜き返した後はコースをブロックしてハスラムを抑えた。
クラッチロウはスーパーポールでの首位から3位まで迫ったが、コースアウトして脱落。

芳賀のマシンはセッティングがあわないのか、8位から上がることができない。

race 2

最終結果

順位ライダーチームバイク
1ビアッジ(M. BIAGGI)Aprilia Alitalia RacingAprilia RSV4 1000 F.
2ハスラム(L. HASLAM)Team Suzuki AlstareSuzuki GSX-R1000
3クラッチロウ(C. CRUTCHLOW)Yamaha Sterilgarda TeamYamaha YZF R1
4チェカ(C. CHECA)Althea RacingDucati 1098R
5キャミア(L. CAMIER)Aprilia Alitalia RacingAprilia RSV4 1000 F.
8芳賀紀行Ducati Xerox TeamDucati 1098R
19玉田誠 Team Reitwagen BMWBMW S1000 RR

ビアッジとハスラム、クラッチロウ、チェカの4台のトップ集団がレースを引っ張る。
マシントラブルで抜けたレイもそれまでは上位に付けていた。
先頭集団が常に競り合いながら終盤まで付かず離れずになり、パッシングが少ないが見ていて飽きないレースになっていた。

ハスラムとビアッジは第1レースと同じような感じで前後になるが、ビアッジが残り2周でパスしてダブルウイン。

芳賀は、スタート直後に13位まで下がるが、8位まで追い上げた。

玉田誠は走行している中では最下位での完走。

2010/05/24

[スーパーGT] レース写真のプリント販売

アフィリエイトサービスのリンクシェアの見本市に行ったところ、スーパーGTのレースをプロが撮影した画像を販売しているサイトを発見した。見本市に行かなければ絶対に出あわなかったサイト、という意味でリンクシェアに感謝。見本市には行くべきですね。

富士フイルムのネットビジネスの一部門であるピクチャーアイ タレントフォトグッズピクチャーアイロゴ468_60b

富士フイルムのネットビジネスは3部門が並んだブースを展開しており、隣はプリントサービス
FUJIFILMMALLハローキティのかわいいフルカラーデジタルフォトフレーム
のフジフイルムモール。反対側の隣はフォトブックサービス。「両隣の真面目なビジネスの中で異色(笑)の」と担当者の方。異色さゆえに目に留まってブースで少しお話を聞いてみた。フォトブックやネットプリント以外にこんなビジネスがあったとは!という感じである。

画像データ売りではなく、画像のプリントやグッズを注文する。主力はタレントの画像をプリントしたりデザイングッズにしたりするもの。この中にスーパーGTのレース写真がある。

このサイトでスーパーGTの写真を探す人は少ないかもしれない。が、「その他」のジャンルにSuper GT Official Photo Goodsがある。内容はGTA公認。知っている範囲でGTA公認で数百枚のプリントを販売しているところはここぐらいしかないと思う。

現在ストア内にあるのは2009シーズンのもので、MOTUL AUTECH GT-Rのゼッケンが1。全チームの画像があるわけではないのがちょっと残念。メーカーで言うと日産とトヨタはあるがホンダはない。2009シーズンで姿を消した童夢とYOSHIKIのコラボチームの18号車の画像がないのが自分としては残念。

見本市に担当の方がいらっしゃったので尋ねたところ、GTAとしては推進しているらしいのだがチームによって「掲載を遠慮します」というところがあるらしい。うーん。良質な写真が入手可能なことがファンサービスになると思うのでなんとかならないだろうか。
300クラスのNo,52 KUMHO TIRE SHIFT IS350やS Road Zなど貴重な画像も。(2009途中参戦の初音ミクBMWはありません。)

観客席から撮影すると金網や手摺りごしになることも多いのに対して、プロはバリアの中に入れるのでいろいろなシーンが撮れる。

プリント画像のサイズはLサイズ(200円)から最大でA3(3500円)まである。

モータースポーツファンとしては日本のモータースポーツの「カッコイイ」ところをアピールするためにも、「スーパー耐久」「フォーミュラニッポン」「全日本ロードレース」と言った他のシリーズの画像もあったらうれしい、と担当の方には、ちょっとだけ「夢」の話もしてみた。二輪はライダーとバイクが一体となって傾斜するので、すごく面白いし、スーパー耐久の様々な車種や、フォーミュラニッポンの特有のシャシーは良い画像があればアピールになると思う。

このウェブサイトのメインであるタレント画像は戦隊ものの出演者がなぜか多く、今年(2010年)の天装戦隊ゴセイジャーに出演中のさとう里香(ゴセイピンク エリ)のグッズや限定枚数のプリント直筆サイン入り写真(4切サイズ)を高級額にセットして!)が販売されていたりする。

さとう里香オフィシャルグッズ

女子タレント部門を無理やりモータスポーツにつなげるとすると、フォーミュラニッポンのキャンペーンタレント(実際の活動はあまりなかった)だった多岐川華子、とか。
多岐川華子オフィシャルグッズ

富士フイルムのネットビジネスの異色部門としてがんばってください > 担当者の方

2010/05/23

[無印良品] 椅子

リビング、というか、常に使う椅子がギシギシするようになった。
腰痛がひどくなり、しっかりした背もたれが欲しいと感じたこともあって、椅子を変えてみようと思い立つ。

座面が回りキャスターで滑る今の椅子は、生活には便利なのだが、座っていて腰が疲れる.
感じがある。それと、もうひとつ気になるのは、椅子の足のボールが床面を圧迫するので貼り付けてあるフローリングのシートが延びている感じがすること。これは床面の素材が安物であることも影響しているに違いない。が、このままだといずれ椅子の下だけがぶよぶよになってしまうだろう。

滑らない回らない椅子木製チェア・タモ材(ナチュラル)を無印良品のウェブカタログで見つけた。運よく5月連休に合わせた10%オフセールがあったので、ここで購入。価格は10000円と少し高価だが、10%引きで9000円(ただしくは税込で8999円)になる。10%下がる分は、だいたい送料(1050円)に相当するので送料無料サービス期間に購入しても同じような金額になる。

ウェブからの注文では、配送に「開梱」と「梱包材持ち帰り」を無料できる。マンションの部屋の外で配送担当の方が箱から取り出した椅子を受け取る。組み立てられた状態で配送されるので、すぐに使える状態。脚に付けるフェルトは同梱されてくる。


ちょうど良い大きさにカットされているので台紙からはがして貼り付ける。


今の椅子の背もたれは座面にネジ止めなのでその部分がギシギシする原因になる。
この椅子は脚から背もたれまでは1本になっているのでその心配はない。持たれてもしっかりしている。


注意点:フェルトは消耗品だとの注意書きが取扱説明書にはある。無印良品ではフェルトだけも販売しているので、念のためにそれも買い置きすることにした。



木製チェア・タモ材(ナチュラル)


キズ防止用フェルト・フリーカットタイプ


追記。
無印良品のウェブストアで会員登録をすると、ときどき会員向けの10%割引セールがある。URLを書いたメールが送られてくるのでそれをプリントしてお店のレジで見せるか、携帯サイトの画面コピーを見せると合計から10%引いてくれる。ただし対象外の商品もあり全品10%ではない。また、これとは別に、送料無料セールもあり、ものによっては、10%割引+送料よりも送料無料の方が合計が安くなる場合もある。
この2つは同時には開催されないようだ。

2010/05/22

[IndyCar] 2010 第2戦 セント・ピーターズバーグ

IndyCarシリーズ
第2戦 セント・ピーターズバーグ
Honda Grand Prix of St. Petersburg

放 送:GAORA
実況:村田晴郎
解説:松田秀 士

アメリカに戻っての第2戦。

フロリダの市街地コース。
1.8マイル×100周
コースの一部は滑走路を使用するので、部分的に路面が白いコンクリートになる。
おそらくグリップがかなり変わっている。

佐藤琢磨は初戦はほとんど走っていないので、これが事実上の開幕レースだったが、ここでも序盤でクラッシュ。


最終結果
順位ドライバーチームゼッケン
1パワー(Power, Will)Team Penske12
2ウィルソン(Wilson, Justin)Dreyer & Reinbold Racing22
3ブリスコー(Briscoe, Ryan)Team Penske 6
4カストロネベス(Castroneves, Helio)Team Penske3
5フランキティ(Franchitti, Dario)Target Chip Ganassi Racing10
14武藤英紀Newman/Haas/Lanigan Racing06
22佐藤琢磨KV Racing Technology5

ウィル・パワー2連勝
スタート直後はタイヤが温まらないのか遅くなっていたが、他の車のペースが落ちてくると共に順位を上げて、最後にはウィルソンとの差を保って優勝。

武藤英紀、佐藤琢磨
武藤英紀
最後のピット作業でクラッチトラブルからエンストして順位を落としたが、ステイアウト後2位を守ってラップを重ねる良い走り を見せた。練習走行で車をこわして、バックアップカーでの決勝レース。「チームが頑張って車を作ってくれた」(武藤)。「こういった良い走りをするとメカニックも、また頑張ろうと思うので、頑張って走るのが大切。」(松田)ピットでのトラブルがなければシングルフィニッシュも可能だった。

佐藤琢磨
24Lapあた りでコーナーを曲がり切れずにタイヤバリアに突っ込んでリタイア。
予選では9位とスピードは出せるのだが、2戦目でまだ完走していない。9位走行中、手前のコーナーで後ろから来る車(マトス?)をブロックしたためにラインが膨らみ、曲がり切れなかった。
「LOTUSカラーの車はかっこいい。」(松田)lotusとは今回から技術提携。 LOTUSからがIndyCarに登場するのは久しぶり。

タイヤ選択
ウェット宣言されなかったため、プライマリー(ハード)の黒タイヤと、オルタネート(ソフト)の赤タイヤを使う通常のルール。スタート時にトップ集団は赤タイヤを選択した。周回を重ねると赤は路面と合わなくなった様子で、その後は黒タイヤに交換する車が多くなった。
スタート時点では水たまりが見えた路面は急速に乾いたので、そのため路温が上がったのかもしれない。

ダリオ・フランキティ
TARGETのスペシャルカラー。今回はトイレットペーパーの青いペイント。「Chip Ganassiはスペシャルからでは何か起こります。」(村田)「トイレットペーパーだけに水に流す、とか」(松田)
スタートラップでいきなり単独スピン。レース中は中盤に隠れていて、最後の数周で1Lapごとに1台を抜き5位。

スコット・ディクソン
序盤にモラエスと接触してフロントをこわす。後半にはドライビングのミスでコーナーのイン側に寄りすぎウォールではじかれて反対側のウォールでクラッシュ。「おばちゃんがよくやる内輪差って本当にあるのね、というやつですね。」(松田)本人も、インに寄りすぎたとコメント。「(チャンピオンを取った)2009年も最初はよくなかったよ。」とまだシリーズを狙えると強気。

A.J.FOYTの謎作戦
残り周回30lap付近でイエローが発生し、メイラがステイアウト。しかし、メイラはこの時点で燃料が残っておらず、入ってもおかしくない状況。メイラは入れた方が有利なはずだが、と松田。
「A.J.フォイト御大の謎作戦ですね。」村田。リスタート直後にメイラがピットインして順位を下げた。

ウェルドン
サスペンションのアームが折れたような状態でブレーキが効かなくなる。コーナーを直進してバリアに激突するが、直前にモラエスの車にぶつかったために車速が落ちていて本人は大丈夫。

ウィルソン
2009年シーズンは、デイル・コインレーシングに初勝利をもたらした。2010年はドレイヤー・レインボールドレーシングに移籍。レインボールドはウィルソンを絶賛しており、チームでリーダーシップを発揮している。得意のロードコースで2位。

グレアム・レイホール
黄色の車。サラ・フィッシャーレーシングからの参戦。4戦からはニューマン・ハース・ラニガンに戻る。
「レイホールのようなドライバーでもシーズンのシートがない、という状況」(村田)
サラ・フィッシャーは監督としてピットにいる。

2010/05/21

[NASCAR] 2010 第6戦 マーティンズビル Goody's Fast Pain Relief 500

NASCAR
2010 第6戦 マーティンズビル Goody's Fast Pain Relief 500

2010 年3月29日
放送:G+
解説:石見周
実 況:福徳一志

コース
0.526マイル×500 =  263マイ ル
バ ンク:ターン 12度、ストレート0度。

特徴:ペーパークリップの別称を持つ。
ターンがきつく、バンクが緩やかなのでブレーキを酷使する。

最終結果


順位ドライバーゼッケンスポ ンサー
1デニー・ハムリン (Denny Hamlin)11FedEx Freight
2ジョーイ・ロガーノ (Joey Logano)20The Home Depot
3 ジェフ・ゴードン(Jeff Gordon)24DuPont
4ライアン・ニューマン (Ryan Newman)39Haas Automation
5マーティン・トゥーレックス ジュニア (Martin Truex Jr.) 56NAPA Auto Parts
6 ブライアン・ビッカーズ (Brian Vickers)83Red Bull
7クリント・ボーヤー(Clint Bowyer)33BB&T
8カール・エドワーズ (Carl Edwards)99Aflac
9ジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson)48Lowe's
10グレッグ・ビフル(Greg Biffle)31U.S. Census

月曜開催
雨で一日順延。予選が流れたため、オーナーズポイントでのスタート順。
「会社をサボってきているからアップしてくれるな、ということですね。」石見。

過去二年の優勝者
ハムリンとジョンソンしか勝っていない。


ジェフ・ゴードン
ここでは7勝。最後のリスタートまではトップにいた。
残りLap数が2から1になる直前でカイル・ブッシュ (Kyle Busch)がクラッシュしたため、ホワイトチェッカーを受けることができず勝者の権利を逃す。その直後のリスタートでは後ろから押されてスピードを失い3位に。「あと100フィートで勝てたのに。」


デニー・ハムリン
地元出身。同じく地元出身のジェフ・バートン (Jeff Burton)とトップを争いながらレースを支配。最後のコーションで先頭を走っていたにも関わらずピットイン。4タイヤ交換で後ろに下がる。ここで入るのかと解説の石見氏も驚いた。
この4タイヤ交換が最後のリスタートで奏功。4位からジェフ・ゴードンとマット・ケンゼスをまくって優勝。

リアスポイラー
このレースからウイングに変わってリアスポイラーが装着された。
「ウィングはファンにも評判がよくなかった。NASCARサイドはタイヤとの相乗効果でリアのグリップが上がると言っている。テストしたドライバーはどっちとも言えないという評価だ」石見。

デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.) 
徐々にポイントランキングが上がっている。「段々、メディアに叩かれ始めている。温かく見守っているのはダリル・ウォルトリップぐらい。聞かれるのがネガティブな話ばかりでプレスルームには行きたくないだろう。」最後の混戦で徐々に順位を下げて15位。


タイヤのバースト
元々タイヤに厳しいコース。特にフロント右タイヤの摩耗が大きい。
マーク・マーティン (Mark Martin)ジェフ・バートン (Jeff Burton)マルコス・アンブローズ(Marcos Ambrose)、など数台の車がタイヤバーストやパンクを経験。
コースのアウト側のタイヤカス(マーブル)はレース序盤がから多目。

ジョー・ギブスレーシングの1-2フィニッシュ
ハムリンと2位のロガーノで1-2フィニッシュ。
逆に今年はカイル・ブッシュの印象が薄い。ロガーノが優勝すればJGRの次世代エースになれそう。
「ロガーノはクリーンなレースをしている。これから何勝もしてもらわないと。」(石見)

ケセロウスキー vs エドワーズ
レース中ではケセロウスキーがエドワーズの後ろから当たっている場面があった。最終的にはケセロウスキーは12位フィニッシュ。エドワーズはこのレースも保護観察(probation)中。TV的演出としては、もっとやれ、というところだがスポーツとしてはクリーンでないと。(石見)

ダッジ(Dodge)
Dodgeを使うチームは2010年シーズンでは主要なチーム間ではペンスキーのみになっている。

2010/05/10

[NASCAR] 2010 第5戦 ブリストル FOOD CITY 500

NASCAR
2010 第5戦 ブリストル FOOD CITY 500

2010 年3月21日
放送:G+
解説:桃田健史
実 況:藤田大介


コース
0.533マイル×500 =  266.5マイ ル
バンク:ターン 26度、ストレート30度。

特徴:コンクリート路面。滑りやすい。ショートオーバル。
角度がアウトになるほどきつくなるバリアブル・バンク 26度から30度。


最終結果


順位ドライバーゼッケンスポ ンサー
1ジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson)48Lowe's
2トニー・スチュアート(Tony Stewart)14Office Depot / Old Spice
3 カート・ブッシュ (Kurt Busch)2Miller Lite
4グレッグ・ビフル(Greg Biffle)16U.S. Census
5マット・ケンゼス (Matt Kenseth) 17Crown Royal
6 カール・エドワーズ (Carl Edwards)99Scotts
7デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.)88National Guard / Amp Energy
8ジェイミー・マクマーレイ (Jamie McMurray)1Bass Pro Shops / Tracker
9ケビン・ ハービック (Kevin Harvick)18M&M's
10ジェフ・バートン (Jeff Burton)31Caterpillar

手打ち
前戦で、故意にぶつけてブラッド・ケセロウスキ (Brad Keselowski)を空中回転させたカール・エドワーズはここを含む3戦でprobation(保護観察)処分。レースには出られるが、これ以上トラブルを起こすと処分される。ケセロウスキとエドワーズをNASCARが呼び出して話し合いをさせた。
両者のインタビュー
ケセロウスキ「悪役になりたいわけじゃない。元気がいいかもしれないけどね。」
エドワーズ「仲直りした。前進してレースをするだけ。」
ペンスキーはケセロウスキの才能を評価し、ドライバーとしての行儀を教えているのでは、と桃田氏。


カイル・ブッシュ
予選はここでの自己最低。「ラップダウンされないように行く。」好きなコースのはずだが。
「ちょっと体型も丸くなった」桃田氏。カイルは最近婚約したらしい。コースで見かけることもあると思うので取材してきて下さいね、と藤田アナは桃田氏に依頼。

タイヤ・トラブル
コンクリート路面ではタイヤの消耗がアスファルトとは違う。また、バリアブル・バンクの対策でスプリングや内圧の調整をチームで行っている。これらの影響でタイヤが摩耗しすぎてパンクしてしまうこともある。ジョー・ギブス・レーシングのデニー・ハムリン (Denny Hamlin)と、ジョーイ・ロガーノ (Joey Logano)がタイヤ・トラブルを経験。
「グッドイヤーが指定した内圧よりも低くしており、内圧が上がってボンかもしれない。」桃田。
カイル・ブッシュも右前タイヤにトラブル。キャンバーの角度もチームごとに少しずつ違う。


デイル・アーンハート・ジュニア
「ドライバーとしての旬は過ぎた」桃田。
「ブリストルを走る車じゃない」とチームに無線で言っている。「車に対する文句と自分に対する文句」桃田。
10位以内走行でのピットイン時にスピードオーバーでテイルエンドに。これが幸いして、マーク・マーティンの大クラッシュを避けられた。車は悪いとは言ってもペースは維持できており、最終的にはさらに順位をあげられた。

カート・ブッシュ
最多リードラップを走りながら、最後のリスタートで前に出られずジョンソンに勝利を奪われた。「他の41台はともかく、48号車(のジョンソン)にだけは負けたくなかったんだが。」と非常に残念そう。クルーチーフのスティーブ・アディントンも机をたたいて悔しがる。ここまではジョンソンとジェフ・ゴードンの二人が無線で「So Good。」と評価する仕上がりの車で終始リードラップ。自分でもクルーたちも "Car is so good."と自画自賛だったのに、最後のピットで4タイヤでジョンソンと並んでしまった上に、リスタート時にコースが消されてしまった。「2タイヤでもよかったかもね、カートは。」桃田。

COT(Car of Tomorrow)
もう導入3年目になる新レギュレーションの車。「かっこ悪いと素晴らしく不評なリアウイングはなくなる。地方の暴走族みたいな形」桃田。
チーム間での車に対する評価は、「ロールセンターが高い。」少し動きが緩やかになっているらしい。

ソフト・ドリンク
ピットボックス付近にソフトドリンクをぶちまけて掃除しているチームがある。「これでグリップが上がる。これについてルールを作ろうという運動がある。」桃田。べたべたするからスタートやブレーキが楽になる、ということのようだ。


ジミー・ジョンソン
ジョンソンはまだブリストルで勝ったことが無い。ショートランでは良い車ができていた。最後のリスタートでアウト側6番手から前を軽くパスしてリードラップへ。この優勝で50勝。クルーチーフのチャド・カナウスはしてやったりの笑顔。

ブラッド・ケセロウスキ
前日のNationWideでは2位。アグレッシブな走りをすれば1位(同じペンスキーのドライバー)をパスできたのに、と聞かれて、2位でいいのだ、と返す。レースでは上位を走る。TV解説のダリル・ウォルトリップはカール・エドワーズとのバトルに期待して煽っている。エドワーズの車が後ろにいることが多く、並走する場面は少なかった。最終順位では、エドワーズが上位に。今シーズンはカイル・ブッシュに変わる新しいヒール役を期待されているようだ。

2010/05/09

[公立高校授業料無償化] 入学時の費用

神奈川県の公立高校でも2010年度の授業料は無償のため月額1万円程度(9000円だったかもしれない。払ったことが無いので正確にはわからない)が無償化された。
しかし、入学時の費用が無償になってはいない。2010年、神奈川県立座間総合高校に子供が入学したので、そのときにかかった費用をメモしておく。


受験料2000円程度/回

入学金
(名称は正確ではないかも)
5600円程度
冬制服55000円程度
夏制服20000円程度
ジャージなど23200円
教科書14000円程度
1年次費25000円
特別教育振興費3000円

他の神奈川県立高校に通っている子供の保護者に聞くと、どこの県立高校も入るときで10万円ぐらいかかるとのこと。高くもなく安くもない。平均的な費用だろう。制服などでリユース・リサイクルは可能なものもあるので、半額程度に圧縮できる場合も考えられる。一方で、ここに保険や通学用の新しい自転車など余計な費用が上乗せされることもある。

授業料無償化は再分配政策としては意味があるのだろうが、高校に通う費用はそれ以外のほうがたぶん大きい比率を占めるので、効果は限られるのではないか。将来的には子供が減っているのに大学進学率が上がらないことの対策などもしたほうがいいのではないかと。「脱貧困の経済学」によれば、20代,30代への今の再分配政策はやったあとのほうが状況が悪いらしいので、こども手当を含めて配布方法から見直したほうがいい気がする。

2010/05/07

[PTA] 強制加入の中学校PTAの予算の一例

強制自動加入PTAでは、全世帯が加入する。世帯数は生徒数より減る(兄弟が在校の場合など)ことが多い。この兄弟の在校の有無などの情報はPTAは持っておらず学校からもらうしかない。このあたりの個人情報のやりとりも気にする人は気にするだろう。

世帯数が決まると収入が計算でき、これに基づいて、予算を立てることができる。
分担金も世帯数から機械的に算出するよう市P連から指示される。

中学校PTAの場合だと、各委員会で使う額は毎年あまり増減がない。2年間の数値を比較してみよう。
項目昨年度今年度
会費収入1,760,0001,896,750
旅費61,45032,430
消耗品・通信費75,29069,286
慶弔費94,65015,750
記念品費120,490139,838
分担金28,29831,391
損害保険59,50064,100
役員会費79,18973,071
校外指導委員会22,02511,000
成人教育委員会43,42144,172
広報委員会351,338376,840
学年委員会94,22887,875
花いっぱい運動推進委員会219,927219,267
厚生活動費112,544111,740
生徒活動補助費200,000200,000
特別積立金50,00050,000
予備費78,65351,976
次年度繰越額662,580994,843

広報委員会の実績が大きいのは、新聞の印刷代が入るため。PTAによっては全部学校のコピー機や印刷機で白黒の新聞を作るところもある、という話も聞いたことがあるが、毎年入れ替わるメンバーは通常自分たちが見ている雑誌やウェブに近いものを作るのが自然だしモチベーションが上がる。

繰越額が多い。総会は基本的にはシャンシャン総会なのでここで突っ込みを入れる人はいないのだが、100万円に近い繰越額は多いだろう、という認識はほぼ共通。

これについては、「余ったお金は周年行事に積んでおけばいい」との意見もある。これは企業で言うと内部留保を厚くしておこう、というのと似ているかもしれない。しかし、基本的にはお金を扱いなれているとは限らないPTAに多くの積立金があること自体が好ましくはないはずだ。

自分は、強制加入のPTA会費はその年度の生徒・学校のために使うという名目で集金しているものであるという性質上、必要最低限の繰越以外は使い切る予算を立てるべきだ、という考え。持ち慣れない金額を持っていてもロクなことにならないんじゃないかと思う。
これだけの繰り越しは無駄な集金を行っていることになる、とも思う。有効な用途を見つけられない本部の無能ぶりを示すとも言えるかもしれない。たとえば、高額なので市では手がつけられない修繕に使う(大きい木を切る、など)などして環境を改善すればいいのではないだろうか。

生徒活動補助費というのは、朝読書用図書を購入するのに当てている。これは実質的には海老名市への寄付に近い性質のものである。寄付と言う意味で言えば「花いっぱい運動推進委員会」で花壇に花を育てるのも学校の中に花を寄付しているようなものであると言えるかもしれない。

PTAにいろいろ干渉する市の教育委員会などもこういったややこしいことにはあまり口を挟まない。上納金を金額通り払いさえすれば後は勝手にやっていい。

神奈川県の県立高校では県が予算をつけないためにエアコンがない教室が多く、PTA会費でエアコンを付けるというのが多くの高校で行われている。これはかなりおかしな話なのだが、県教育委員会は黙認に近いらしい。一方で、電気代の関係でPTAだけの会議などではエアコン使用が制限を受けるなどというヘンな話も聞く。

今、子供が通っている座間総合高校もそうだし他の高校も多くは、学校の経費引き落とし用の口座からPTA会費も引き落とされているはずで、これもPTAは学校ではないから、おかしいと言えばおかしいのかもしれない。

お金をかけなくてもPTAの活動はできるはずだし、お金をかけない活動が「子どものため」にならないかというとそんなことはない。お金があると「お金があるから使いましょう」という論理が正しく聞こえる。ビジネス以外でお金を持つとこれに抵抗するのは結構大変。
基本的にはPTAは会費を集めない自動加入しない活動を前提とするべきなんだろう。