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2010/05/22

[IndyCar] 2010 第2戦 セント・ピーターズバーグ

IndyCarシリーズ
第2戦 セント・ピーターズバーグ
Honda Grand Prix of St. Petersburg

放 送:GAORA
実況:村田晴郎
解説:松田秀 士

アメリカに戻っての第2戦。

フロリダの市街地コース。
1.8マイル×100周
コースの一部は滑走路を使用するので、部分的に路面が白いコンクリートになる。
おそらくグリップがかなり変わっている。

佐藤琢磨は初戦はほとんど走っていないので、これが事実上の開幕レースだったが、ここでも序盤でクラッシュ。


最終結果
順位ドライバーチームゼッケン
1パワー(Power, Will)Team Penske12
2ウィルソン(Wilson, Justin)Dreyer & Reinbold Racing22
3ブリスコー(Briscoe, Ryan)Team Penske 6
4カストロネベス(Castroneves, Helio)Team Penske3
5フランキティ(Franchitti, Dario)Target Chip Ganassi Racing10
14武藤英紀Newman/Haas/Lanigan Racing06
22佐藤琢磨KV Racing Technology5

ウィル・パワー2連勝
スタート直後はタイヤが温まらないのか遅くなっていたが、他の車のペースが落ちてくると共に順位を上げて、最後にはウィルソンとの差を保って優勝。

武藤英紀、佐藤琢磨
武藤英紀
最後のピット作業でクラッチトラブルからエンストして順位を落としたが、ステイアウト後2位を守ってラップを重ねる良い走り を見せた。練習走行で車をこわして、バックアップカーでの決勝レース。「チームが頑張って車を作ってくれた」(武藤)。「こういった良い走りをするとメカニックも、また頑張ろうと思うので、頑張って走るのが大切。」(松田)ピットでのトラブルがなければシングルフィニッシュも可能だった。

佐藤琢磨
24Lapあた りでコーナーを曲がり切れずにタイヤバリアに突っ込んでリタイア。
予選では9位とスピードは出せるのだが、2戦目でまだ完走していない。9位走行中、手前のコーナーで後ろから来る車(マトス?)をブロックしたためにラインが膨らみ、曲がり切れなかった。
「LOTUSカラーの車はかっこいい。」(松田)lotusとは今回から技術提携。 LOTUSからがIndyCarに登場するのは久しぶり。

タイヤ選択
ウェット宣言されなかったため、プライマリー(ハード)の黒タイヤと、オルタネート(ソフト)の赤タイヤを使う通常のルール。スタート時にトップ集団は赤タイヤを選択した。周回を重ねると赤は路面と合わなくなった様子で、その後は黒タイヤに交換する車が多くなった。
スタート時点では水たまりが見えた路面は急速に乾いたので、そのため路温が上がったのかもしれない。

ダリオ・フランキティ
TARGETのスペシャルカラー。今回はトイレットペーパーの青いペイント。「Chip Ganassiはスペシャルからでは何か起こります。」(村田)「トイレットペーパーだけに水に流す、とか」(松田)
スタートラップでいきなり単独スピン。レース中は中盤に隠れていて、最後の数周で1Lapごとに1台を抜き5位。

スコット・ディクソン
序盤にモラエスと接触してフロントをこわす。後半にはドライビングのミスでコーナーのイン側に寄りすぎウォールではじかれて反対側のウォールでクラッシュ。「おばちゃんがよくやる内輪差って本当にあるのね、というやつですね。」(松田)本人も、インに寄りすぎたとコメント。「(チャンピオンを取った)2009年も最初はよくなかったよ。」とまだシリーズを狙えると強気。

A.J.FOYTの謎作戦
残り周回30lap付近でイエローが発生し、メイラがステイアウト。しかし、メイラはこの時点で燃料が残っておらず、入ってもおかしくない状況。メイラは入れた方が有利なはずだが、と松田。
「A.J.フォイト御大の謎作戦ですね。」村田。リスタート直後にメイラがピットインして順位を下げた。

ウェルドン
サスペンションのアームが折れたような状態でブレーキが効かなくなる。コーナーを直進してバリアに激突するが、直前にモラエスの車にぶつかったために車速が落ちていて本人は大丈夫。

ウィルソン
2009年シーズンは、デイル・コインレーシングに初勝利をもたらした。2010年はドレイヤー・レインボールドレーシングに移籍。レインボールドはウィルソンを絶賛しており、チームでリーダーシップを発揮している。得意のロードコースで2位。

グレアム・レイホール
黄色の車。サラ・フィッシャーレーシングからの参戦。4戦からはニューマン・ハース・ラニガンに戻る。
「レイホールのようなドライバーでもシーズンのシートがない、という状況」(村田)
サラ・フィッシャーは監督としてピットにいる。

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