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2010/05/10

[NASCAR] 2010 第5戦 ブリストル FOOD CITY 500

NASCAR
2010 第5戦 ブリストル FOOD CITY 500

2010 年3月21日
放送:G+
解説:桃田健史
実 況:藤田大介


コース
0.533マイル×500 =  266.5マイ ル
バンク:ターン 26度、ストレート30度。

特徴:コンクリート路面。滑りやすい。ショートオーバル。
角度がアウトになるほどきつくなるバリアブル・バンク 26度から30度。


最終結果


順位ドライバーゼッケンスポ ンサー
1ジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson)48Lowe's
2トニー・スチュアート(Tony Stewart)14Office Depot / Old Spice
3 カート・ブッシュ (Kurt Busch)2Miller Lite
4グレッグ・ビフル(Greg Biffle)16U.S. Census
5マット・ケンゼス (Matt Kenseth) 17Crown Royal
6 カール・エドワーズ (Carl Edwards)99Scotts
7デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.)88National Guard / Amp Energy
8ジェイミー・マクマーレイ (Jamie McMurray)1Bass Pro Shops / Tracker
9ケビン・ ハービック (Kevin Harvick)18M&M's
10ジェフ・バートン (Jeff Burton)31Caterpillar

手打ち
前戦で、故意にぶつけてブラッド・ケセロウスキ (Brad Keselowski)を空中回転させたカール・エドワーズはここを含む3戦でprobation(保護観察)処分。レースには出られるが、これ以上トラブルを起こすと処分される。ケセロウスキとエドワーズをNASCARが呼び出して話し合いをさせた。
両者のインタビュー
ケセロウスキ「悪役になりたいわけじゃない。元気がいいかもしれないけどね。」
エドワーズ「仲直りした。前進してレースをするだけ。」
ペンスキーはケセロウスキの才能を評価し、ドライバーとしての行儀を教えているのでは、と桃田氏。


カイル・ブッシュ
予選はここでの自己最低。「ラップダウンされないように行く。」好きなコースのはずだが。
「ちょっと体型も丸くなった」桃田氏。カイルは最近婚約したらしい。コースで見かけることもあると思うので取材してきて下さいね、と藤田アナは桃田氏に依頼。

タイヤ・トラブル
コンクリート路面ではタイヤの消耗がアスファルトとは違う。また、バリアブル・バンクの対策でスプリングや内圧の調整をチームで行っている。これらの影響でタイヤが摩耗しすぎてパンクしてしまうこともある。ジョー・ギブス・レーシングのデニー・ハムリン (Denny Hamlin)と、ジョーイ・ロガーノ (Joey Logano)がタイヤ・トラブルを経験。
「グッドイヤーが指定した内圧よりも低くしており、内圧が上がってボンかもしれない。」桃田。
カイル・ブッシュも右前タイヤにトラブル。キャンバーの角度もチームごとに少しずつ違う。


デイル・アーンハート・ジュニア
「ドライバーとしての旬は過ぎた」桃田。
「ブリストルを走る車じゃない」とチームに無線で言っている。「車に対する文句と自分に対する文句」桃田。
10位以内走行でのピットイン時にスピードオーバーでテイルエンドに。これが幸いして、マーク・マーティンの大クラッシュを避けられた。車は悪いとは言ってもペースは維持できており、最終的にはさらに順位をあげられた。

カート・ブッシュ
最多リードラップを走りながら、最後のリスタートで前に出られずジョンソンに勝利を奪われた。「他の41台はともかく、48号車(のジョンソン)にだけは負けたくなかったんだが。」と非常に残念そう。クルーチーフのスティーブ・アディントンも机をたたいて悔しがる。ここまではジョンソンとジェフ・ゴードンの二人が無線で「So Good。」と評価する仕上がりの車で終始リードラップ。自分でもクルーたちも "Car is so good."と自画自賛だったのに、最後のピットで4タイヤでジョンソンと並んでしまった上に、リスタート時にコースが消されてしまった。「2タイヤでもよかったかもね、カートは。」桃田。

COT(Car of Tomorrow)
もう導入3年目になる新レギュレーションの車。「かっこ悪いと素晴らしく不評なリアウイングはなくなる。地方の暴走族みたいな形」桃田。
チーム間での車に対する評価は、「ロールセンターが高い。」少し動きが緩やかになっているらしい。

ソフト・ドリンク
ピットボックス付近にソフトドリンクをぶちまけて掃除しているチームがある。「これでグリップが上がる。これについてルールを作ろうという運動がある。」桃田。べたべたするからスタートやブレーキが楽になる、ということのようだ。


ジミー・ジョンソン
ジョンソンはまだブリストルで勝ったことが無い。ショートランでは良い車ができていた。最後のリスタートでアウト側6番手から前を軽くパスしてリードラップへ。この優勝で50勝。クルーチーフのチャド・カナウスはしてやったりの笑顔。

ブラッド・ケセロウスキ
前日のNationWideでは2位。アグレッシブな走りをすれば1位(同じペンスキーのドライバー)をパスできたのに、と聞かれて、2位でいいのだ、と返す。レースでは上位を走る。TV解説のダリル・ウォルトリップはカール・エドワーズとのバトルに期待して煽っている。エドワーズの車が後ろにいることが多く、並走する場面は少なかった。最終順位では、エドワーズが上位に。今シーズンはカイル・ブッシュに変わる新しいヒール役を期待されているようだ。

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