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2008/09/09
[海老名市] 消防団団員募集
消防団の機材置き場のシャッターにこういうペイントがあった。
「消防団員は、非常勤特別職の公務員として身分が保証されています。 」とあるのだが、これが何かの動機づけになるのだろうか。
以前にも書いたとおり、海老名市では消防団員が不足気味でOBを採用することを決めている状況にある。が、基本的に消防団の中心となる年代は今後減少こそすれ増加することはない。
であれば、さしあたり人数の最も多いことが見込まれる60歳前後の世代を重点的に勧誘する方策が必要なのかもしれない。
文章を読む限り募集されるのは男性だけのようだ。記憶がはっきりしないが、自治会の組織には消防団の女性だけの部会があったような気もする。
2008/03/04
海老名市:消防団員募集とOB採用
最近、あちこちに消防団員募集のポスターが貼ってある。消防団員は出場の要請があると現場に行かなければならない。ところが、会社員の場合は時間帯によっては地域内にいないことが多い。そのために人数不足になることが予想される。タウンページの2008年1月11日号に以下のような記事が掲載された。また、徐々に若い世代が減っているという現状も無視できない。
現在、海老名市消防団には208人が所属し、定員に対し20人満たない。自営業者や農家の減少、奉仕意識の低下などが原因と見られる。さらに海老名市消防団では団員の半数以上がサラリーマンで、市外への勤務者が48人を数えるなど、緊急時に出動できない可能性もある。
特に人員不足が顕著なのは中河内地区の第9分団で団員数は10人。1分団15人の定員に5人足りない状況だ。さらには、経験したらそのまま勇退となるのが通例の分団長経験者も多く在籍し、解散の声も聞こえてくるといった状況。
そこで市では災害発生時の一助として、今年4月から火災発生時などに消防団OBが消防団員の支援を行う「消防協力員制度」を規則として定める方向で調整を進めている。これは60歳以下で5年以上勤務した消防団OBを、市の非常勤特別職として採用し、消防団の支援等にあたらせるもの。県内では初めての試みで、市では1分団につき5人、全体で75人前後の採用を目指している。市によると「大規模災害時などには率先して活躍してもらえれば」と消防力アップに期待を寄せている。
小さい町だから消防団が必要なわけだが、同時に小さい町だから市外へ通勤する消防団員が多い、ということも起こる。60歳以下を採用とのことなので、定年制なのかどうかも気になる。内容から言うと年齢よりは実作業が可能かどうかという体力的な面が大きいと思うので、定期的な訓練がきつくなったら引退、というようなことになるのだろうか。
関東に地震が発生するのは時間の問題だろう。そのときにボランティアを組織化できる消防団員がある程度確保できていると有事の対応がスムーズになることも期待して、このOB採用がうまくいくことを期待する。
2008/01/13
小学校竣工式に出席

式典の実行委員会は最近の小学校PTA本部および各委員会メンバーと先生方が中心となっているようだ。招待されたのは地域の方々、PTA本部OB、直近のPTA委員会、学校関係、市役所関係などなどだ。
式典の後、学校の内覧会があり、希望者は先生方の案内の元、新しい校舎を見て回った。
校舎は地域への一部施設の開放も視野に入れた設計になっている。60人程度が使えるランチルームが新しく作られている。ここなども地域でちょっとした会合に使えたりするのだろう。予約は市役所に申し込む。
屋上には花壇とソーラーパネル。

もともとは中庭に小さな花壇があったのだが、そこはほぼなくなり、そのかわりに屋上緑化も兼ねて花壇を作り、また、太陽光発電を行うためのパネルも設置された。大きさから考えると校内の全消費電力をまかなうほどではなさそうだ。この電池の説明用のアニメーションを上映している液晶ディスプレイが廊下の壁に設置されている。
建設費用は17億円、このほかに建設中に臨時教室として使用したプレハブ教室のために3億円かかっており、総額20億円である。
市長が祝辞の中で、もしも更地が入手できていればそこに新校舎を建設した方が安く上がったかもしれない、とおっしゃっていた。タイミングがもう少し違っていれば現実となったかもしれない。
この近くの工場が移転したため、広大な空き地があったのだが、当時は新築ではなく補強のみの計画だったためか、そこを市が入手することはなく、その土地は200戸以上の戸建の分譲住宅になった。
卒業をプレハブ教室で迎えた児童の保護者の立場で言えば、一連の事態の本当の原因はどこにあるのかが十分検討されていなければ報われない、という気持ちはある。単に、一担当者のミス、というレベルの話で終えられてはいないか、という危惧も。
しかし、ある意味のミスの埋め合わせとはいえ、いい建物が完成したことは素直に喜んでいいことだ。将来的に地域でうまく活用できればこのコストのもとはとれたと言うべき。
2008/01/12
近くの小学校竣工式のご招待
近くの小学校が校舎を新築し竣工式があるのでそのご招待が自宅に届いた。小学校のPTAやPTAのOBがスタッフをしているので招待状は郵便ではなくポストに直接届いている。
来年早々なので出席することにした。お返事も直接学校まで、ということだ。うちの奥さんがついでがあるというので届けてもらうことにした。
新校舎は、今まではなかった給食調理設備や太陽光パネルなど新しい設備を持ち、地域の人たちが使うための工夫もされているらしい。
この小学校の新築に至る経過は少しややこしい。
元々は耐震補強が必要と判断され、校舎の補強工事を行うはずだった。この確認を行ったのは文教施設協会(もしかすると天下り養老院)である。ところが、着工申請にあたって県が再確認を行った結果、通常の補強ではだめだ、と判断されてしまった。
この段階では市は補強のための予算しか確保していない。そのため、その年度の着工はなくなった。また、工事そのものが補強から古い校舎取り壊しと新築に変わったため、工期が延びた。
その結果、竣工は一年以上も遅延することになる。計画の中止とやり直しの説明会は市役所の担当者がいかにもお役所な対応を説明し、親たちは全く納得しない、という典型的な役所主催の説明会の雰囲気だった。
校舎を新築することになったため、この期間在籍した生徒たちは、グランドの半分近くをつぶして建設されたプレハブ校舎を使用することになった。プレハブ校 舎のスペースによりグランドは体育の授業には使えなくなってしまい(もともとグランドが狭かった)、生徒たちは約10分程度歩いて近くの公園のグランドま で移動して体育の授業を行った。
また、グランド内の鉄棒が撤去され、親が授業参観に行く際に自転車を置く場所が少なくなるなど親も影響を受けた。
最も大きな変更は運動会だ。グランドが使えないため、近くにある他の小学校の運動場を借りて運動会を行うことになった。貸してくれる小学校は秋に運動会を行うため、こちらは梅雨入り前の6月に運動会を行うことで調整した。
運動会について良かったことがあるとすれば、借りた運動場が非常に広かったこと。従来は運動会の場所取りで夜明け前から校門に並び場所の取り合いをしていた親たちが、今度はゆとりをもって見学できるようになったことだ。
個人的な感想を言うと、普通の校舎で教育を受ける機会を奪われた何百人かの生徒たちに対して誰も責任を取らないのは、なんとなく納得できない。役所の担当 者にしてもその上司である市長にしても、お詫びします、とは言うけれど、私の責任ですとは決して言わない。しかし、実際には誰かの責任であるはず。それは 誰なんだろう?