2009年6月28日 ノリスリンク
JSPORTS
実況:中島秀之
解説:佐藤正勝
2.3キロ × 80周
佐藤氏によれば、ノリスリンクはナチスドイツ時代にはヒトラーがここに15万人ほど集めて演説をしたような場所らしい。
ロードコースというか公園の中の周回コース。駐車場などの一部を使っているので路面が石畳だったり駐車場のラインのようなものが見えている。ニュルンベルグから近く交通の便が良い。
ジェイミー・グリーンが久しぶりの優勝。型落ちシャーシのメルセデスだが激しいバトルの末にトップチェッカーを受けた。
最終結果
順位 | ドライバー | チーム |
1 | グリーン(Jamie Green) | Junge Sterne AMG Mercedes |
2 | スペングラー(Bruno Spengler) | Mercedes-Benz Bank AMG |
3 | エクストローム(Mattias Ekström) | Audi Sport Team Abt Sportsline |
4 | シャイダー(Timo Scheider) | Audi Sport Team Abt |
5 | パフェ(Gary Paffett) | Salzgitter AMG Mercedes |
予選は天候が不安定で雨だったり晴れだったり。
ティモ・シャイダーがポールポジション。エストロームが2位と、Audi勢がフロント。
サーキットへのゲストはミカ・ハッキネンとデビッド・クルサード。二人はマクラーレン・メルセデスでのコンビ。息子のマティアス・ラウダの様子を見に来たのか、ラウダ父も来ている。
スタートではオリバー・ジャービスが当てられてクラッシュしたのと、予選5番手だったキャサリン・レッグスがスタートが悪く下位に沈んだ以外は順当に予選通り。レッグスは「ドキがムネムネしちゃったんですかね」(佐藤氏)
ピットインの作戦が分かれるのは相変わらず。今回はパフェが早目。
エクストロームはピットアウトに時間がかかってパフェに前に出られた。パフェは、しかし、2回目ピットでタイムロスがあってかなり下位に落ちた。
スペングラー、シャイダー
スペングラー、シャイダー、グリーンの3台のバトル。
スペングラーはシャイダーを一旦抜きトップに出るがブレーキングミスでグリーンにも抜かれて3位後退。
残り2周でS字でインから次のインへとコースの幅を使ってグリーンがインに飛び込みスペングラーをかわす。シャイダーはエクストロームにパスされ4位。シャイダーはトラブルを抱えてインのラインがキープできなかった模様。
DTMでのトップが団子になったバトルは久しぶり。「久しぶりに中島さんも水を得た魚のように喋りましたね(笑)」(佐藤氏)
レース後のドライバーはみな満足気な顔で「良いレース」と感想。
ジェイミー・グリーン
このところ元気がなかったグリーンだが、ピットインを引っ張ってプッシュし順位を上げて、シャイダー、スペングラーの後ろに付いた。この3台は一団となったまま周回を重ね、スペングラーが一旦前に出るなど順位変動を繰り返す。
最後にグリーンがインに飛び込んでトップに立ち、優勝。
グリーンは型落ちシャーシを与えられて参戦している。型落ちシャーシが優勝するのは久しぶり(昨年のゲイリー・パフェ以来)のこと。
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