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2009/09/10

[NASCAR] 2009 第20戦 インディアナポリス

NASCAR
sprint cup シリーズ 第20戦 インディアナポリス Allstate 400 at the Brickyard
2009年7月26日
放送:G+
解説:福徳一志
実況:福山英朗

ジミー・ジョンソンが2年連続優勝。
ファン・パブロ・モントーヤがピットレーンのオーバースピードでペナルティを受けて優勝を逃したことが記憶されそうなレース。

2.5マイル×160 = 400マイル
バンク:ターン9度、ストレッチ0

サーキットは四角っぽい形。角丸長方形のように見える。

最終結果

順位ドライバーゼッケン
1 ジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson) 48
2 マーク・マーティン (Mark Martin)5
3 トニー・スチュアート(Tony Stewart) 14
4 グレッグ・ビフル(Greg Biffle) 16
5 ブライアン・ビッカーズ (Brian Vickers)83
6ケビン・ハービック (Kevin Harvick) 29
7ケーシー・ケイン(Kasey Kahne)9
8 デビッド・ルーティマン(David Reutimann)00
9ジェフ・ゴードン(Jeff Gordon)24
10マット・ケンゼス (Matt Kenseth)17

デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.)
予選3位。車は良いセッティングが見つかっていて3位から10位あたりを上下しながら走行。
久しぶりに上位のジュニアのオンボードが映っていた。128Lapでエンジンをブローさせてリタイア。
インタビューでは「良い車だった。自分の失敗(fault)だ。ポコノには新しい車を持っていく。」と。

クルーチーフともかみ合っていたようだが残念。
ジュニアファンの福山氏は今年のチェイスはあきらめたようで「チェイスに入れなくても、ここから全部勝つぞぐらいの勢いで行ってほしい。」

カイル・ブッシュ (Kyle Busch)
全くだめな感じ。Lap58で壁をヒットして車をこわしリタイア。

フアン・パブロ・モントーヤ (Juan Pablo Montoya)
スタート直後からリードし、リードチェンジせず125Lapあたりのピットまで快調。
無線にも返事をしないぐらい集中している。
ピット作業も順調でピットアウト。ピットの様子がおかしくなったと思ったらスピードオーバーでペナルティになって、モントーヤが無線で文句を言い続けていた。
レース後のコメントで「クリアランプがついていて、いつもと同じように走った。前にもこういうことがあったけどフラストレーションがたまる。一度決まったら変わることはないだろう」と、怒りがおさまらない。これさえなければ勝てたレース。
以下はFinallapのpodcastからの引用。

ピットスピード
http://twitter.com/nascarsays
がNASCARのofficialのtwitterエントリー。
ここではレースの進行にあわせてtwitterエントリーがどんどん更新されたらしい。

モントーヤのピットロードスピード違反の計測は、入り口で60.06,出口で60.11(時速マイル)だったそうだ。
規定は時速55マイルで5マイルの余裕があるので実質59.99マイルまではOKだった。

クルマには3個のライト(クリアランプ)があり、そのコースに来たときに
制限速度にあわせてエンジン回転数で計算した速度で予め点灯するようにセットしている。
ということは速度そのものというよりもギア比と回転数で点灯させているということか。
昔の日本の大型車両についてたような感じで、スピード上下の限界と真ん中
で点灯するようににしていることが多いらしい。


マーク・マーティン (Mark Martin)
モントーヤの後ろで2位走行。最後のリスタートがうまくいかずジョンソンにトップを奪われた。「ターン1,2では自分が速いが3,4でジョンソンが速いのでやり返されるのはわかっていた。チームにはチャンスが欲しいと言っていた。スポンサーやチームに感謝」と。


ビル・エリオット (Bill Elliott)
予選4位からスタートしジュニアと前後で走行した。53歳。序盤は上位にいたが徐々に順位が落ちたようで、26位フィニッシュ。フル参戦ではないのに、予選から速い。

不景気
福山氏がシャーロットに出張してきたらしい。
ラウシュ・フェンウェイレーシング (Roush Fenway Racing)のファクトリーを見に行ったら、2年前と違って噴水が止まっていたり、案内看板が傾いてそのままだったり、と精彩を欠く感じだった、とか。各チームはスポンサーが去ったことで開発予算を削っていて車があまり良くならない状態。

ダウンフォース
オーバルを走る車は自然に左に曲がるようにセッティングされている。まっすぐ走るためにはステアリングを右に切ることになる。リアは右に出る傾向があるのでこれを抑えるためにダウンフォースを使う。
ダウンフォースを使うためにフロントのサスペンションを柔らかくして走行中はフロントが沈むように車を作っている。見た目でもフロントの車高が下がる。
このことからNASCARのオーバルの車はルース方向になることが多い。

ジェイミー・マクマーレイ (Jamie McMurray)
2010シーズンからはチームから出場できるクルマに4台という制限が付く。今5台ある ラウシュ・フェンウェイレーシング (Roush Fenway Racing)からはマクマーレイが放出されることが決まっている。

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