ページ

2009/11/28

[blogger] 定義・翻訳ボタン追加

draft.blogger.comの投稿画面に定義と翻訳ボタンが追加された。
これに関するアナウンスをblogger buzzなどで見つけることが出来なかったので、どういう機能かよくわからないのだが、単語を選んでぼたんを押すと定義をweb上から検索してくれるようだ。

しかし、使い方の問題なのか日本語の定義を見つけることはまだできないようで、以下のようになる。

言語選択に日本語が出るようになると便利、なのか?
翻訳のタブでは日本語から英語への翻訳が可能。翻訳させた結果をコピペするためのもの?

イマイチよく理解できず。。

2009/11/27

水野秀則 「改善で終わる上司、革新できる上司」部下支援型指導で組織はここまで変わる

「成果を出せる」「部下が育つ」リーダーは何をしているのだろうか、という問題点を持って様々な企業の支援をしている著者は10のステップでリーダーが育つ方法を説明している。この10のステップの背景となる考え方は、「上司の仕事は部下支援業である。」というもの。

したがって、部下に対しては「指導するな!」という投げかけを読者にしている。上から目線のアドバイスをしても部下が聞きたい気持ちがなければ届かない。そうではなく部下に問いかけをすることで部下が気付いて動くように仕向けるべき、ということだ。

この後には、当然、成果を上げるためのステップが必要になるので、「迫る」リーダーとしての5つのステップが方法論として示される。

知人がこの本を非常に高く評価していた。この内容で強調されているのは上司は部下を指導せず支援せよ、というところだから、その知人は支援してもらいたかった、ということだろう。著者がセミナーを若手リーダーを対象にして開催すると、参加者たちは自分たちの上司にこそ参加してもらいたい、そうすれば職場は変わる、というそうだ。

帯の文句が「部下指導にこそレバレッジを効かせろ!」とあるのだが、この意味はイマイチわからない。



2009/11/26

[スーパーGT] 2009 第8戦 オートポリス

スーパーGT 2009 第8戦
2009年10月18日

放送:日テレBS、JSPORTS
実況:矢野武
解説:由良拓也、飯田章
ピットリポート:高橋二郎、一戸恵梨子

500クラスはPETORNAS TOM'Sが2年以上ぶりに優勝。2010年には開催がないことが決まった九州での「ラストレース」を飾る。300クラスは勝てそうで勝てなかったJIM GAINER F430が優勝できた。
500クラス、300クラスとも決定的な差がつかないまま次のもてぎに臨むことになった。



順位
チーム
ドライバー
ゼッケン
GT500
1
PETRONAS TOM'S SC430
脇阪 寿一、アンドレ・ロッテラー
36
2
MOTUL AUTECH GT-R
本山 哲、ブノワ・トレルイエ
1
3
HIS ADVAN KONDO GT-R
J.P・デ・オリベイラ、荒 聖治
24
4
ARTA NSX
ラルフ・ファーマン、伊沢 拓也
8
5
ROCKSTAR 童夢 NSX
道上 龍、小暮 卓史
18
GT300
1
JIMGAINER ADVAN F430
田中 哲也、平中 克幸
11
2
M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
谷口 信輝、折目 遼
7
3
ウェッズスポーツIS350
織戸 学、片岡 龍也
19
4
ARTA Garaiya
新田 守男、高木 真一
43
5
avex apr COROLLA Axio
坂本 雄也、峰尾 恭輔
31

500クラス首位はMOTUL AUTECHだがPETRONAS TOM'Sとの差が縮まった。本山哲と脇阪、ロッテラー組とのポイント差は5ポイントにまで減少。スタートでロッテラーがトレルイユの前に出たまま、この順番は変わらなかった。

ZENT CERUMO
ポールポジションはZENT。ピットまでは順位を維持していたが、ピット作業でタイムロスし、逆転される。2番手で後続とはかなり距離があったのだが、ピットでジャッキダウン前にエンジンをかけてしまいペナルティ30秒を受ける。このペナルティは残り10周を切ったところで発行された。このあと、ZENTの立川祐路がTOM'S脇阪寿一のイン側で接触してスピン、リアをこわしてリタイアしてしまう。
このリタイアでMOTULは結果的に2位に上がることになった。

接触・リタイア
KEIHIN NSXとDENSO SARD、ARTA NSX, ZENT CERUMO、IMPUL CALSONIC、JIM GAINERとENEOS、紫電、など全体に接触やトラブルによるリタイアが多かった。コースの特性でタイヤの摩耗が激しいことと、優勝争いで譲れないチームが多かったことが原因だろうか?

ENEOSまた…
ENEOSはビヨン・ビルドハイムがドライブ中に、ENEOS、RAYBRIGとバトル中にJIM GAINER F430のリアに左フロントが激突。修復して走行。タイヤはほぼ丸見えの状態。「速いだけでは勝てない」のは今回も。ガムテープで応急修理だけしてリスタート。

タイヤに厳しい
タイヤかすがすごく出るコース。これについて、飯田章は「フェンダーにタイヤかすがすごくたまる。これが固まりになって落ち、タイヤについてしまうとバーストしたのかと思うぐらいグリップしない。落ちるときの音もすごいのでドライバーがびっくりする。」と説明。タイヤがタイヤかすを拾ってしまうと他のコースに比べて取れない。コーナーが連続するので真ん中にカスが集まって取れなくなる。

2009/11/25

保田 勝通 奈良 隆正「ソフトウェア品質保証入門―高品質を実現する考え方とマネジメントの要点」

ソフトウェアの設計から市場に出たあとのフィールドでの品質サポートまでの製品ライフサイクル全般にわたっての基本知識・手法・書式などを網羅している。

入門なので広く浅く全般的になっている。個々の話題に関して深く知りたい場合の参考文献もところどころ出てくるので、この本を手掛かりにして知識を深められることを意図して書かれている。紹介されている技法は現場で生き残った手法を中心にしている。FMEA, FTAなどと共に、「伝統的な」QC七つ道具なども紹介されていて「日本独自の知恵」のようなものもバランスよく採用している。

最後の6章は「いま求められている品質保証」に充てられている。この中で「1990年代はバブル崩壊とIT産業構造の大変革というダブルショックにみまわれて、茫然自失となり、ある意味で「思考停止」の時代であったといえるのではないだろうか。」と言う部分はITの現場に長くいた著者らだから言える本音かな、と思う。あわてていろいろな手法を輸入し、うまくいかずに状況を悪化させた会社を間接的には批判し、基本的な手法(で、しかもなおざりにされてきたもの)を行うよう促している。

この最後の章にある現状認識がそのとおりだとすれば、この本は、行うべき項目を網羅しているという意味で、多くのIT系会社で役に立つのではないだろうか。

自分としては、FMEA、FTAは名称としては知っていたが、書式としてどのようにすればよいのかと言った運用上の知識は、サンプルではあるがこの本で得た。この本の情報だけでは運用には不足なのでこの本から手掛かりとするキーワードを知った上でさらに取材する、という感じだろうか。

入門書というタイトルではあるが、インデックスとして使い勝手がよさそう。


2009/11/24

[インターネット] livedoorブックス送料無料キャンペーン

いつものようにbookget.netで古本の一括検索をしたところ、いつも使っているブックオフオンラインとlivedoorの値段があまり変わらないことに気が付いた。念のため、livedoorブックのウェブサイトを見に行ってみると、送料無料キャンペーン中だった。

買いたい本が「空の境界」の文庫本で三冊で通常の送料無料の金額(1500円)には届かないのだが、送料無料となると価格の比較だけをすればいい。bookget.netの比較では送料は常に計上されるので自分で合計を出して比較してみる必要がある。

タイトル
livedoor

ブックオフオンライン

アマゾンマーケットプレース
空の境界(上)
158
300
1
空の境界(中)
399
400
1
空の境界(下)
399
550
122
送料
0
350
1020
合計
956
1600
1144

意外にもブックオフオンラインが一番高くなる。アマゾンマケプレは送料が1000円以上かかるのだが本が1円なので合計ではかなり安い。

この無条件の送料無料は、アマゾンが開始して、これに対していくつかのネット書店が受けて立った形のようだ。定額の送料300円や350円からゼロになると特に一冊だけ購入したい場合の余計な負担がないので数少ない冊数でも購入するようになったのではないだろうか。

考えてみればサービス側の利益を削って送料を出していることになるのだから、長続きはしないだろうが送料があるかないかでは買い方が変わる。

ブックオフオンライン

2009/11/23

[レビュー・アフィリエイト] セコムの食・お歳暮

リンクシェア レビュー・アフィリエイト

毎年の実家などへのお歳暮は、らでぃっしゅぼーやで注文することにしている。有機栽培米のおもちのセットが親の世代には好評。農家で実際についていた餅の食感と似ていておいしいのだそう。

今年はそれ以外に贈るところができたので、どうしたものかと思っていたところ、たまたま、リンクシェアのレビューで「セコムの食」の募集メールが来た。

セコムは保険や介護などのグループ会社がある。この事業は食事の宅配事業の一環かと思ったら、「セコムの食」は元々セコムを自宅警備で契約する富裕層向けの、いわばお得意様向けのサービスだったようだ。今は一般向けとなっていてバリエーションが増えている。

らでぃっしゅぼーやだと農家に使ってよい農薬を提示して、書類で確認したり、作付けを相談したり、農家を増やしたりと生産農家を育てて行くという日常の食材供給の方向性が強い。それと比較すると「セコムの食」は、同じ「安心」「自然」「美味しい」という切り口ではあるが、ギフトとしての使い勝手がよく考えられており、贈答品やお歳暮にふさわしい品ぞろえを全国展開企業らしく全国に担当者を派遣して確認を重ねるところが特徴かな、と思う。

ギフトを初めて贈る相手先なので好みをはずしていると困る。「セコムの食」にはグルメの産直お取り寄せタイプの通信販売の特徴とも言えるカタログから先方に選択してもらえる「選べるギフト」がある。これが価格帯が3650円、5750円、11000円の3種類を基本単位として組み合わせがあるので、この中から贈りたい価格帯を選べる。

これだと先方で選択するまでの期間が5ヶ月とそこそこ長いので、祝い事の直後の多忙な時期に決める必要がないし、時期的にも選択の幅が広い。品ぞろえも肉、米、酒、ソフトドリンクと幅が広目なので何かしらお好みに合うものがありそう。

セコムの食

[NASCAR] 2009 第32戦 マーティンズビル

NASCAR
sprint cup シリーズ 第32戦 マーティンズビル
Tums Fast Relief 500

2009年10月25日
放送:G+
解説:天野雅彦
実況:福徳一志

コースは
0.526×500 = 263マイル
バンク ターン12度 ストレート10度
コーナーはイン側がコンクリート、アウト側がアスファルト
1,3コーナーでブレーキを踏むのでロードコースに似ている。

コーナーでインに入られた状態で閉めすぎると、イン側の車が縁石に乗ってはね返されアウト側にぶつかってくる。そのためインに入られないように注意しないとイン側を開けざるを得なくなり、何台も入ってきて抜かれてしまう。ピットレーンはコーナーの内側にも設定されており、狭いので接触しそうになる。

チェイスではジミー・ジョンソンが段々有利になってきている。


最終結果
順位
ドライバー
ゼッケン
1
デニー・ハムリン (Denny Hamlin)
11
2
ジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson)
48
3
フアン・パブロ・モントーヤ (Juan Pablo Montoya)
42
4
カイル・ブッシュ (Kyle Busch)
18
5
ジェフ・ゴードン(Jeff Gordon)
24
6
ジェイミー・マクマーレイ (Jamie McMurray)
29
7
ライアン・ニューマン (Ryan Newman)
39
8
マーク・マーティン (Mark Martin)
5
9
トニー・スチュアート(Tony Stewart)
14
10
ケビン・ハービック (Kevin Harvick)
29


ジミー・ジョンソン
スタートが15位前後。車もドライバーも好調で一台ずつ抜いて順位を上げ、60Lapでトップに。その後はトップ争いを常にしながら無理せず2位。「さすがジミー・ジョンソン。勝たなくても2位ですね。」天野氏。

デニー・ハムリン
2009年春のマーティンズビルでは勝利目前で、後ろから来たジョンソンに軽く当てられ失速した隙にパスされて勝ちそこなった。「今度同じ状況に自分がなったら、同じことをする」とレース前には明言。終盤はハムリンが前、ジョンソンが後ろで、春の再現か、という状況。チェイス優勝が見えてきたジョンソンはリスクを取らない走りで無理なパッシングはせず、ハムリンはトップでチェッカー。
レース後コメントでは「ジョンソンもクリーンな走りで感謝」という趣旨の発言。前を走る車のリアをフロントで当ててこじ開けながらトップに出る。チェイスに入ってからはクラッシュやトラブルが多く優勝は狙えないが、JGR(ジョー・ギブスレーシング)に貴重な一勝。

カイブ・ブッシュ
ハムリンをパスしてリードラップを取ったあとハムリンを前に出させて2列目に。カイル・ブッシュはチェイスに入れないので13位(チェイス以下のトップ)を狙うしかない。チームとしてはカイルにもハムリンにも勝ってほしいところだろう。4位。


デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.)
スタートからしばらくは10位以内にいたのにどんどん後退。タイヤバーストなどで下位に沈む。タイヤバーストはホイールが熱くなりすぎタイヤが溶けたことによるもの。 「ブレーキを使いすぎて熱を持ったのでしょう。ブレーキにちょっと足を乗せた状態でブレーキが効いていることがある。ブレーキから完全に足を離して走る必要がある。」天野氏。
何度かタイヤバーストでウォールにヒットした。ヘンドリックの他の車に比べてセッティングが悪いことはないはずだから、ジュニアが車に負荷をかけすぎなのか。最近のFinalRadio podcastでも「車を酷使しすぎてこわしているんじゃないか。」と話題に。

タイヤ摩耗
ダブルファイルのリスタートではイン側がやや有利な感じ。外側にタイヤかすが大量にたまっているようだ。摩耗が激しいようだ。2タイヤ交換で上位に上がる作戦の車はすぐに遅れ始める。ジェフ・ゴードンが一度2タイヤで上位に出たがその後どんどん下位に下がった。序盤だったのでその後挽回できたが、「クルー・チーフのスティーブ・レターテも、2タイヤは失敗だな、と思っているでしょう。」天野氏。

グリーン・ホワイトチェッカー
最後の数周でイエローが多発してグリーン・ホワイト・チェッカー。しかも、最終Lapはアンドレッティがクラッシュしてフィニッシュラインの傍のコース上に止まっていたのに、そのまま続行。ジミー・ジョンソンのクルーチーフのチャド・カナウスは、なぜ、イエローじゃないんだ、と言う風なジェスチャー。

フアン・パブロ・モントーヤ
チェイス優勝には届かなそうだが、上位の常連になりつつある。周りもよく見えているようで、無線で「ジミー・ジョンソンはピットスピードでインチキしている。あいつは速すぎだ。」と抗議している。「この状況でよく見てますねぇ。」天野氏。

2009/11/22

[WRC] 2009 第12戦 グレートブリテン

世界ラリー選手権(WRC)
2009年10月23日から10月25日 第12戦 グレートブリテン
Rally GB

放送:JSPORTS ESPN
実況:山岸舞彩
解説:福井敏雄。古賀敬介。

最終戦までチャンピオン争いはもつれている。ローブとヒルボネンは1ポイント差。
GBでの開催は例年よりも1ヶ月程度早い。
「天候は悪い。雨と風。罰ゲームのような天候だった。」
最終戦なのでいくつものチャンピオン決定レースがあった、というのが一番の特徴。大きなグラベルレース。


最終結果

順位
ドライバー
チーム
車種
1
ローブ(Sebastien LOEB)
Citroen Total WRT
CITROËN C4 WRC
2
ヒルボネン(Mikko HIRVONEN)
BP FORD ABU DHABI WORLD RALLY TEAM
FORD Focus RS WRC 09
3
ソルド(Dani SORDO)
Citroen Total WRT
CITROËN C4 WRC
4
P. ソルベルグ(Petter SOLBERG)
Citroën Junior Team
Citroën C4 WRC
5
H. ソルベルグ(Henning SOLBERG)
Stobart VK M-Sport Ford Rally Team
Ford Focus RS WRC 08
6
ウィルソン(Matthew WILSON)
Stobart VK M-Sport Ford Rally Team
Ford Focus RS WRC 08

DAY 1

雨なので先頭スタートの不利が少ない。これ以上降っていると先頭以外は路面がぐちゃぐちゃになってしまう。ヒルボネンが先頭スタート、2番スタートがローブ。
SS2は名物ステージ Sweet Lamb。ジャンプやウォータースプラッシュがある。昨年このステージでヒルボネンはジャンプの着地をミスしてロールオーバー。
ラトバラがフロントのドライブシャフトを破損。後輪駆動で走っている。ペースが上がらないため、ラジオポイント(無線基地の場所)で退避して後ろのP. ソルベルグを前に行かせる。
「広い道路なので抜けなくはないのだが。スポーツマンシップ。」福井氏。
ラトバラ「ドライブシャフトをトラックに積んできていないので交換できない。」終わりのサービスまで走るしかない。「通常ドライブシャフトをトラックに積むチームはないですね。」福井氏。
フォードチームはフロントシャフトが大丈夫か確認するためにヒルボネンの車をチェックするが何もせずサービスから出す。
終了順位はローブ、ヒルボネン、P. ソルベルグ、ソルド。

DAY 2

ローブのペースが上がらず。「ワイパーに木の枝が挟まった。前が見えなくて遅れた。」
P. ソルベルグ「ワイパーが壊れた。」
SS9 ヒルボネンはかなり遅い。「何がおかしいのかよく分からない。」
「道路の路肩はかまぼこ型になって落ち込んでいる。外に出てしまうとずるずると行く。そのため、多くのドライバーは道の真ん中を走っている。」福井氏。

終了時点ではローブはヒルボネンを30秒リード。
「トヨタが勝てるレースで、ゴール前300mぐらいでトラブルがあって勝ちを逃がしたことがある。」福井氏。というようにラリーは最後まで何があるか分からない。

DAY 3
ヒルボネンはfull pushで行く。
SS14でラトバラはフィニッシュ直後のコースアウト。「よくあります。」福井氏。
ヒルボネンはジャンプの着地の衝撃でボンネットがはずれてしまい前が見えない。ここで、タイムロス。ソルドとの差がつまってしまい、ソルドもプッシュしたが最終ステージで頑張って2位。ソルドが1ビ秒差の3位。
ローブはターボのトラブルがあったが、途中でその情報がヒルボネンに知られるとプッシュされるため、隠していた。

ヒルボネンはレース後コメントで「昨日の2ステージでスピードが出せなかったのが敗因か。来年はもっと速くなる。」
ローブは最後のステージ後に車の上に立ってガッツポーズ。「ローブのガッツポーズはなかなか珍しい」

シリーズ優勝は1ポイント差でローブ、2位にヒルボネン。

福井氏、古賀氏は、
  • 2009はローブがぶっちぎりかと思ったがヒルボネンが早くなったので面白いシーズンだった。
  • フォードとシトロエンの差はセカンドドライバー。
  • ローブは中盤で巻き返され、あわてた場面があった。
と2009シーズンをまとめ。

2009年、日本メーカーは全部撤退してしまったが、ビデオコンテンツは福井さんが「懐かしい映像を堪能しました。」と言ったトヨタを初め、三菱、スバルの活躍した時代の記録が発売された。



2009/11/21

[SBK]中野真矢選手 引退

中野真矢選手がSBKの最終戦ポルティマオの後、引退を発表した。
今シーズンはMotoGPからSBKに移ったが、シリーズ終盤にかけて首の痛みがとれずに欠場していた。

MotoGPでは100レース以上に出場していて、2008年はほとんどのレースでポイントを取りながらシートがなく、SBKのアプリリアチームから参戦。今年のSBKではもらい事故もあって思い通りの走りができなかったかも。

SP忠男レーシングに所属していたので、引退会見はSP忠男の鈴木忠男さんも出席した模様。
 これによると全日本ロードレースの最終戦鈴鹿でデモランをしたらしい。
 

2009/11/20

[SBK] 2009 第14戦 ポルティマオ

世界スーパーバイク選手権(world superbike)
2009年10月25日 ポルティマオ
JSPORTS ESPN
実況:高柳謙一
解説:柳川明 八代俊二(現地)

レース開始時は芳賀紀行が10ポイント差でベン・スピーズをリード。
レース1で芳賀が転倒ノーポイントに終わり、スピーズ優勝で15ポイント逆転リード。
レース2ではスピーズが5位に入りチャンピオン確定。
清成龍一は前戦マニクールでの転倒・骨折の手術後のため、レースを欠場。
中野真矢は欠場、レース後引退を発表した。


高低差の激しいコース。
難しいコーナーがあるようでコースアウトやラインを外れるバイクが多い。

コースは
全長:4445m
左コーナー 7 右コーナー  5
23Lap。


race 1


最終結果

順位
ライダー
チーム
バイク
1
スピーズ(B. SPIES)
Yamaha WSB
Yamaha YZF R1
2
レイ(Jonathan Rea)
HANNspree Ten Kate Honda
Honda CBR1000RR
3
ビアッジ(Max Biaggi)
Aprilia Racing
Aprilia RSV4 Factory
4
ハスラム(Leon Haslam)
Stiggy Racing Honda
Honda CBR1000RR
5
ファブリツィオ(Michel Fabrizio)
Ducati Xerox Team
Ducati 1098R
12
玉田誠
Kawasaki World Superbike R.T
Kawasaki ZX 10R
--
芳賀紀行
Ducati Xerox Team
Ducati 1098R
--
加賀山就臣
Suzuki Alstare BRUX
Suzuki GSX-R 1000 K9


解説の柳川氏はスピーズのアメリカ時代の走りを知っている。「華奢な走りをしていた。手足が長いので肘が出ていて、コーナーで肘がこすれているのではないかと言う話があったほど。」「スズキからヤマハに乗り換え、バイクも変わり環境も変わってここまでできるとは。」
ポールポジションは11回。

現地の八代氏は電話で「何が起こっても不思議ではない緊張した空気がピットに流れている」と。また、芳賀紀行は風邪気味で体調が思わしくなく、予選は10位。

玉田誠が10位辺りを走行していたが、この集団は接近していたようで最終順位は12位。
「今年はもらい事故が多かったですね。」柳川氏。

芳賀はスタートから前に出ようとするがニエトが邪魔になって何度か抜きつ抜かれつする。
6Lap目に芳賀が転倒。ここからスピーズは自分のペースでリードして優勝。
SBKオフィシャルサイトでのコメントによるとタイヤ選択があっておらずグリップ感がなかったらしい。
ビアッジとレイは前後で入れ替わるがレッシュがメインストレートでオイルを漏らしたのを見たビアッジが遅れてレイが前に。「(オイルを撒いたバイクは)早くどいてください。これを見るとスピードを落としますから、割を食ったのはビアッジですね。」

race 2

最終結果


順位
ライダー
チーム
バイク
1
ファブリツィオ(Michel Fabrizio)
Ducati Xerox Team
Ducati 1098R
2
芳賀紀行
Ducati Xerox Team
Ducati 1098R
3
レイ(Jonathan Rea)
HANNspree Ten Kate Honda
Honda CBR1000RR
4
バーン(Shane Byrne)
Sterilgarda
Ducati 1098R
5
スピーズ(B. SPIES)
Yamaha WSB
Yamaha YZF R1
11
加賀山就臣
Suzuki Alstare BRUX
Suzuki GSX-R 1000 K9
16
玉田誠
Kawasaki World Superbike R.T
Kawasaki ZX 10R

race 1の結果、芳賀が優勝した場合、スピーズが6位以内ならばシリーズチャンピオンが決まる。

スタートから芳賀は6位,7位。スピーズはポールから少し慎重に走って5位まで下がってくる。
ファブリツィオはスタートを失敗し10位。「一列目スタートの意味がない。」柳川氏。
5Lapではレイ、バーン、ファブリツィオ、ビアッジ、スピーズ、芳賀の順。
スピーズは6位以内であればシリーズチャンピオン確定なのでそれをねらっているような走り。7位とはかなり開いているのでリスクは少ない。
「スピーズはインに付きづらい感じ」柳川氏。
芳賀はマシンが揺れている。「曲がらないマシンを曲げるために切っているので揺れているのでは。」

芳賀はスピーズ、ビアッジ、バーンをパスして3位。ファブリツィオはファステスト連発でトップに追いつき2位。スピーズはコースアウトを繰り返すビアッジの前に出る。
最終Lapにトップを走っていたレイがミスして3位まで後退。
レイはパルク・フェルメで優勝を逃してがっかりな感じ。

シリーズポイントは6ポイント差でスピーズが芳賀を抑えてチャンピオン獲得。

スピーズは2010シーズンはMotoGPに移ることが決まっている。

2009/11/18

[DTM] 2009 第10戦 ホッケンハイム

ドイツツーリングカーマスターズ (DTM)
2009年10月25日 ホッケンハイム Hockenheimring Baden-Württemberg
JSPORTS
実況:中島秀之
解説:佐藤正勝

いつもは1時間の枠を今回は1時間半。
BBCの元映像をノーカット放送される。レース前からインタビュー、全周回が放送された。
DTMは周回数が多くないスプリントレースなので全部放送してくれるのはうれしい。
1時間だと「さて、残り10周です。」となってしまうので。

テストコースなどでも有名なサーキット。最終レースなのでゴール後にはメインストレートで大量に花火が上がる。

4,574m × 37Lap

メルセデスにはミカ・ハッキネン、デビッド・クルサードが、クリステンセンのグリッドには先に卒業したベルント・シュナイダーが応援に来ている。

最終結果

順位
ドライバー
チーム

1
パフェ(Gary Paffett)
Salzgitter AMG Mercedes
Salzgitter AMG Mercedes C-Klasse
2
シャイダー(Timo Scheider)
Audi Sport Team Abt
GW:plus/Top Service Audi A4 DTM
3
ディレスタ(Paul Di Resta)
AMG Mercedes
AMG Mercedes C-Klasse
4
プレマ(Alexandre Prémat)
Audi Sport Team Phoenix
Audi Bank A4 DTM
5
グリーン(Jamie Green)
Junge Sterne AMG Mercedes
Junge Sterne AMG Mercedes C-Klasse

パフェ
「1位を取る。後はティモの出来次第」
2番グリッドからエクストロームとトップ争い。2位に下がったがエクストロームがラジエーターに穴があいて冷却水が漏れるトラブルでリタイアした後はトップを維持。シャイダーにトップを譲らず優勝。


エクストローム
パフェのリアにフロントがあたりAudiの4つの輪のマークが取れる。このときラジエーターに穴が開いたようで冷却水が漏れてしまいリタイア。

シャイダー
「コンディションは良い」スーパーマリオのマークがヘルメットに入っている。
エクストロームのリタイアで3位から2位に上がった。無理せずパフェについて走りシリーズチャンピオンを手にした。シリーズ優勝できたら入籍すると宣言していたのでシーズンオフには結婚するとか。インタビューワーにも「おめでとう」と。

インタビュー
女性のインタビュワーがレース中でもリタイアしたドライバーを引っ張ってきて話を聞く。トラブルリタイアのトムツェックなどにも話を聞く。日本のスーパーGTでもドライバーはこのくらいしゃべってくれてインタビューがちゃんとできるといいな。

 トム・クリステンセン(Tom Kristensen
DTMは卒業。スポーツカーに専念するとのことでル・マンなどの活動は継続。
「DTMは客との距離が近くて、離れるのはさびしい。シーズンが終わったら実感するだろう。子どもとの時間が増える。DTMレースのチャンピオンは掛け持ちでは難しい。自分はスポーツカーに乗りたいからね。」
シーズンオフにはアウディのスポーツカーのテストなども予定していて、休みはないみたい。
「中年の星がいなくなるのはさびしいですねぇ」佐藤氏。
スタートではトムツェックなどと絡んでスピンし後退。
最後にはマティアス・ラウダが無理な突っ込みで当てられてスピン。車は壊れたがなんとか完走した。お疲れ様でした。


スージー・ストッダート(Susie Stoddart)
今回は速く、クリステンセンをパスしたりされたりしていたが、最後の5Lapあたりで単独スピンからバリアに突っ込み、リアをこわしてリタイア。本人は大丈夫だが、これでセーフティーカーが導入された。

2009/11/17

[DTM] 2009 第9戦 ディジョン-プルノワ

ドイツツーリングカーマスターズ (DTM)
2009年10月11日 ディジョン-プルノワ Dijon-Prenois
JSPORTS
実況:中島秀之
解説:佐藤正勝


F1を開催していたこともあるコース。
ディジョンはマスタードで有名。バーガンディー地方の都市。
コースの高低差が大きい。改修されていてコースはきれい。
3801m × 52Lap
シリーズチャンピオン争いはパフェが不利なのでここで勝ちたい。

最終結果

順位
ドライバー
チーム

1
パフェ(Gary Paffett)
Salzgitter AMG Mercedes
Salzgitter AMG Mercedes C-Klasse
2
ディレスタ(Paul Di Resta)
AMG Mercedes
AMG Mercedes C-Klasse
3
スペングラー(Bruno Spengler)
Mercedes-Benz Bank AMG
Mercedes-Benz Bank AMG C-Klasse
4
グリーン(Jamie Green)
Junge Sterne AMG Mercedes
Junge Sterne AMG Mercedes C-Klasse
5
シューマッハー(Ralf Schumacher)
Trilux AMG Mercedes
Trilux AMG Mercedes C-Klasse

Audi チーム予想外のパンク
5本のタイヤがパンクするトラブルが発生。「予想外」とウルリッヒ監督。パンクが発生した中ではシャイダーがピット入口近くでのパンクだったのですぐにピットイン。「ラッキーですね。」佐藤・中島両氏。
トム・クリステンセンやエクストロームもパンクに見舞われる。


パフェ
エクストローム(Mattias Ekström)の後ろを常に走ってピットも同時。ピットアウトでも順位を変えることはできなかったが、エクストロームがパンクでいなくなってトップに立ち、優勝。シャイダーとのポイント差はレース終了後には7ポイント。また勝利数ではエクストロームと並び現役最多となった。

メルセデス
Audiのパンクもあって上位5台独占。ハーグ監督は満足。しかし、これでウェイトが増えることになるので最終戦では不利に。

シャイダー
予選で失敗し16位スタート。パンクの被害が少なく、ピットでの修理でリスタートでき、6位。ポイント差は少ないがチャンピオン争いは有利になった。

2009/11/16

[MotoGP] 2009 第16戦 マレーシア

MotoGP 2009 第16戦 マレーシア セパン
SHELL ADVANCE MALAYSIAN MOTORCYCLE GRAND PRIX

2009年10月25日
放送:G+

コース長5548m
コース幅:25m
右コーナー 10,  左コーナー5

突然のスコールが付きもののコース。今回はMotoGPクラスのピットオープン直前に降雨。突然のウェットレースとなってしまった。
MotoGPはロッシがチャンピオンを確定。9回目(MotoGPでは7回)のチャンピオン。
マレーシア国王もコース上に姿を見せた。

125cc
19Lap

結果順位
実況:右松健太
解説:坂田和人

順位ライダーチーム
1シモン(Julian SIMON)Bancaja Aspar Team 125cc
2スミス(Bradley SMITH)Bancaja Aspar Team 125cc
3エスパルガロ(Pol ESPARGARO)Derbi Racing Team
11中上貴晶Ongetta Team I.S.P.A.
--小山知良Loncin Racing


ポールはマルク・マルケス。
前戦でシモンがチャンピオンに決まり、今回は、レースでの勝ちを狙う。
スタート直後にステファン・ブラドルとダニー・ウェッブが転倒。
シモンとスミスの2台が抜けだし、3位集団には、フォルガー、マルケス、バスケス、コルシ、コルテセなど。
全体に転倒が多く、フォルガー、バスケス、コルシが転倒した。
「表彰台経験のないライダーはタイヤマネジメントができていない。」坂田氏。

シモンが1位。スミスが2位は序盤から変わらず。最終周に差が縮まり後ろに付いたが、スミスがシモンと同じラインに入ってしまい止め切れずにコーナーのアウト側に膨らんで行って万事休す。


中上「ウォームアップで前のライダーがレコードラインに入ってきてしまって転倒した。まだ話に行っていないがあれは危険だった。転倒のせいでピットスタートになったが最初から追い上げられた。」
小山「一周目でピストンが壊れた。まずは壊れないエンジンを作る。」


250cc
20Lap

結果順位
実況:寺島淳司
解説:上田昇

順位ライダーチーム
1青山博一Scot Racing Team 250cc
2バルベラ(Hector BARBERA)Pepe World Team
3シモンチェリ(Marco SIMONCELLI)Metis Gilera
10青山周平Racing Team Germany
16富沢祥也CIP Moto - GP250

青山はスタートで少し下がって4位。クルーセルがトップへ。
シモンチェリが5位から1台ずつ上がる。青山はシモンチェリを狙いパスするがラインをはずれコースアウトして外側のグリーンを走る。
6Lapでバウティスタがまた転倒し、チャンピオン争いから後退。
パッシーニ、クルーセル、ディメリオも転倒。

14,15Lapで青山はシモンチェリとトップ争い。コーナーごとに抜きつ抜かれつのバトル。青山が抑え込んでトップへ。このレースでは青山のバイクもそれほど遅い感じがない。ストレートの長いセパンでもなんとかなっている感じ。
パスされて2位になったシモンチェリのバイクが少しスピードが落ち、後ろから来たバルベラとほぼ同時のフィニッシュ。
2台は映像による判定でも同着となり、周回のタイムがよかったバルベラが2位。

青山がシモンチェリより前でチェッカーを受けたことでチャンピオンの可能性が高くなった。シモンチェリはレース後コメントで「今日は青山が速かった」と。

青山博一「タフなレース。転ばないでゴールできてよかった。」
青山周平「朝からスイングアームなどを変更した。タイヤの相性もよくなくてグリップせず」
富沢祥也「スタートが良く決まった。後ろからばルドリーにが来てパスされムキになってしまい転んだ。完走が目標だったので申し訳ない。」

MotoGP
21Lap

結果順位
実況:寺島淳司
解説:辻本聡、吉川和多留

順位ライダーチーム
1ストーナー(Casey STONER)Ducati Marlboro Team
2ペドロサ(Dani PEDROSA)Repsol Honda Team
3ロッシ(Valentino ROSSI)Fiat Yamaha Team

ロッシは4位以内であればチャンピオン確定。
降雨でスタートが35分遅延。
小雨が降っている状態でのスタート。レインタイヤは1スペックしかないので全員が同じタイヤ。

スタートからストーナーが飛び出し、最後までそのままゴール。ペドロサもストーナーには追いつけず単独2位に。
序盤の上位はストーナー、ペドロサ、ドビツィオーソ。ドビツィオーソはその後転倒。
ストーナーはペドロサよりも1秒以上速く引き離していく。
「レインでもいきなりタイムが出せる走り」辻本氏。

ロッシはスタートから後方集団に飲み込まれて7位。ピットからグリッドに付くのが遅れて最後尾スタートとなったロレンソはロッシの後ろに上がってきている。
TVではシリーズ優勝争いのロッシとロレンソが映る。ストーナーはほとんど映らず。

ロレンスはロッシをパスし、ロッシはそのロレンソについて二人で上位に上がって行く。

ロッシはロレンソをパスして3位になり、ペドロサを追いかけるがさすがにそこまでは届かなかった。
3位表彰台でシリーズチャンピオンを決めた。
今回の演出は鶏と卵。卵には9(チャンピオンになった回数)が書いてある。

コースはウェットからところどころドライという難しいコンディションだったが転倒者があまり出なかった。ドライで行われた125,250クラスよりも転倒しなかったような。もちろん、台数が少ないということもあるけれど。

TVではメーカーのライダーが来るとなかなか勝たないというジンクスがあり、ヤマハの開発ライダーである吉川氏が来たカタールは当日のレースがなかった。今回はチャンピオンが決まって「ほっとしました」(吉川氏)。開発ライダーなので、「来シーズンもこれが続けられるバイクを作る」と。

2009/11/15

[NASCAR] 2009 第31戦 シャーロット

NASCAR
sprint cup シリーズ 第31戦 シャーロット
NASCAR Banking 500 only from Bank of America

2009年10月17日
放送:G+
解説:桃田健史
実況:藤田大介

LOWE'S モータースピードウェイの冠スポンサー契約が今季限り。
ジミー・ジョンソンのスポンサーでもあるLOWE'Sのためにジミー・ジョンソンも勝ちたい。
またチェイスシリーズのランキングが広がり始め、2位以下はジョンソンより前でチェッカーを受けたい。

ジミー・ジョンソンは最後に向けて車の調整が進み、 最後のリスタートで前に出て優勝。

1.5マイル×334 = 501マイル
バンク角 ターン24度、ストレート5度
D-shapeオーバル
ナイトレースで路面温度はどんどん下がる。このコンディションにあわせられた車が速い。



最終結果
順位
ドライバー
ゼッケン
1
ジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson)
48
2
マット・ケンゼス (Matt Kenseth)
17
3
ケーシー・ケイン(Kasey Kahne)
9
4
ジェフ・ゴードン(Jeff Gordon)
24
5
ジョーイ・ロガーノ (Joey Logano)
20
6
クリント・ボーヤー(Clint Bowyer)
33
7
ケーシー・メアーズ (Casey Mears)
07
8
カイル・ブッシュ (Kyle Busch)
18
9
マーティン・トゥーレックス ジュニア (Martin Truex Jr.)
1
10
カート・ブッシュ (Kurt Busch)
2


解説の桃田健史氏が本を出版。



ケーシー・ケイン
リードラップで走っているときは「ケインレースですね。」と桃田氏が言うほど好調だったが、最後の10周ぐらいから徐々にリスタートでのペースが上がらなくなり、ケンゼスにかわされて3位。

サム・ホーニッシュ ジュニア (Sam Hornish Jr.)
スタート直後に2回単独スピン。「もうIRLに帰った方がいい」桃田氏。チェイスに進出できたモントーヤと好対照。「これは向いているかどうか、ということ。」

フアン・パブロ・モントーヤ (Juan Pablo Montoya)
好調で上位を走り「勝てるレース」(桃田氏)。ところが、 クリント・ボーヤー(Clint Bowyer)とマーク・マーティンに挟まれてリアからマーティンと強く接触。リアボディばかりでなく影響があったようでペースが上がらず、下位へ。

デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.)
30位以下をうろうろしてラップダウンに。その後、単独でスローダウンしてピットへ入る。トランスミッションがおかしい、と本人が言っている。「今年は何をしてもうまくいかない。チームオーナーにでもなりますか。」(桃田氏)本人の意向なのかチーム方針なのか27ラップダウンぐらいで修理が終わってリスタートした。今回は止まった車が少なく38位。

カール・エドワーズ (Carl Edwards)
車が不調。本人の足の骨折は回復してきて松葉づえはいらなくなった。残り29Lapのところでエンジントラブルでリタイア。最終順位では走り続けたジュニアに5周差で抜かれた。「これもlifeだ。」とコメント。

デニー・ハムリン (Denny Hamlin)
前レースではトップを走りながらもピットウォールにヒットするスピンでリタイア。今回はバルブのトラブル。42位。これでチェイス優勝は無理か。

2009/11/14

金子龍三 「先端技術者のためのトラブルシューティング技術」 組込みシステムの品質問題をこの一冊で原因究明

仕事上の知り合いに紹介された一冊。
組込みに特化したトラブルシューティングの方法論が知りたくて買い求めた。

著者は設計・開発部門の経験が長い。その経験の中で、「トラブルシューティングは新しい価値をために、新しい課題に取り組み、さらに開発設計技術力を向上させる人のための技術」であるとし、新しい技術にチャレンジするときに「品質を作りこめ、上流が大事だ」のみでは通用しないという。新規課題を含む組込み製品では

「品質は途中経過、最終結果からも学べ」と指導することが必要です。
とのことである。

客先や開発の後工程での不具合にスピーディーに対応する方法論としての「トラブルシューティング技術」をまとめたのが本書。方法論は筆者の体験から

  1. 勘と経験による方法
  2. 原因ストーミング法
  3. 品質保証確認法
  4. 同類バグの重点確認法
  5. 再現法
  6. 分割切り分け法
  7. 仮説設定法
の7つあるとし、それぞれの限界も含めて説明している。

客先設置後に発生する障害の切り分けを経験談も交えて描いているので、ベテラン技術者の居酒屋談義っぽい雰囲気もありつつ、FTAやFMEAなどもさらっと使いこなす(全部をやろうと思うな、適当にはしょれ)ところは「実務的」。

理論が読みたい人には向かないが、ポストセールスでの品質保証対応をしている人には役に立ちそう。

2009/11/11

[MotoGP] 2009 第15戦 オーストラリア

MotoGP 2009 第15戦 オーストラリア フィリップアイランド
Iveco AUSTRALIAN GRAND PRIX

2009年10月18日
放送:G+

コース長4448m
コース幅:13m
右コーナー 5, 左コーナー 7

上空からのヘリカメラで見ると、海のすぐ近く。
海風が強いためレースタイムが伸びないこともある。
左コーナーが多いので右が温まらない。
アベレージスピードはMotoGPシリーズで最も高い。

レース前には、トロイ・ベイリス、ミック・ドゥーハン、ワイン・ガードナーがサーキットコースを車に乗ってパレードランの後、昔の車両でデモ走行。今のロッシのメカニックはこのあたりの人も見て、ロッシも見ているらしい。


125cc
23Lap

結果順位
実況:青木源太
解説:坂田和人

順位ライダーチーム
1シモン(Julian SIMON)Bancaja Aspar Team 125cc
2スミス(Bradley SMITH)Bancaja Aspar Team 125cc
3コルテセ(Sandro CORTESE)Ajo Interwetten
18中上貴晶Ongetta Team I.S.P.A.
21小山知良Loncin Racing

ポールはエスパルガロ。このところ調子が良くなっているし予選も速い。
スタートではエスパルガロが前に出たが、スミス、コルシ、バスケス、などとの集団になりトップはかなり入れ替わる。シモンは7番手あたりで観察しながら走り、一人ずつ抜いて最終周にはトップへ。

「シモンは前に出られないのかと思っていたんですが違ったんですね。スミスが来ないと思っていたところで前に出たのでは。」坂田氏。

シモンが優勝してシリーズチャンピオンも獲得。


250cc
25Lap

結果順位
実況:中野謙吾
解説:坂田和人

順位ライダーチーム
1シモンチェリ(Marco SIMONCELLI)Metis Gilera
2バルベラ(Hector BARBERA)Pepe World Team
3デロサ(Raffaele DE ROSA)Scot Racing Team 250cc
7青山博一Scot Racing Team 250cc
14青山周平Racing Team Germany
15富沢祥也CIP Moto - GP250

青山のチームメイトのデローサがポールポジション。
スタートから青山は2番手集団に飲み込まれてしまい、その中から前に出られず。
トップはシモンチェリが引き離す。
バウティスタは青山より後ろにいたがトップ集団まで上がり2番手に。
バウティスタ、クルーゼルが単独で転倒し、青山の順位が上がるのだが、ここでロカテリがコース上に転倒しマシンが残る。これにより赤旗終了となった。
転倒のタイミングが青山が4位に上がるよりも前だったため、青山が7位のまま。
バウティスタは転倒後の10位になりシリーズ優勝争いからは一歩後退。変わってシモンチェリと青山の差が縮まった。

MotoGP
27Lap

結果順位
実況:
解説:

順位ライダーチーム
1ストーナー(Casey STONER)Ducati Marlboro Team
2ロッシ(Valentino ROSSI)Fiat Yamaha Team
3ペドロサ(Dani PEDROSA)Repsol Honda Team

カピロッシが使用エンジン台数制限をオーバーしており、10ポイント減算およびスタート最後尾降格。
ポールポジションはストーナー。母国でスペシャルカラーのバイクとつなぎ。

カネパが予選で転倒してスタートできず。ペドロサも予選で転倒したが影響はなさそう。

スタート直後にロレンソがヘイデンのリアにぶつかり、バランスを崩して転倒リタイア。
ヘイデンもバランスを失ってコースアウト。

「ヘイデンはスタートでのクラッシュが多いですね。今シーズンは運がない。」宮城氏。
スタートではペドロサが前に出るが、すぐに後ろに下がって、ストーナー、ロッシ、ペドロサの順。
この順位は最後まで変わることなく、ロッシは1秒程度の遅れで2位。ペドロサはかなり離れての3位。
ストーナーとロッシはおなじようなペースでずっと走行し、ロッシが接近しても抜きには行かない。後半は両方ともリアがスライドしており、ラインからはずれることもあった。

4位にはデアンジェリス。

ストーナーの勝利でシリーズポイントでストーナーが3位、ペドロサが4位に。

2009/11/09

[PTA] 活動研究発表会の費用負担

海老名市では毎年1月にPTA活動研究発表会という催しがある。主催はおそらく海老名市PTA連絡協議会(市P連)と教育委員会。

発表は持ち回りの当番校が行う。2009年度は柏ヶ谷中学校が当番校。自分はどこに行っても聞かれる「花いっぱい推進委員会」の活動を本部目線でまとめようと思っている。が、この案が本部で承認されるかどうかは未知数。

さて、海老名市教育委員会はこの発表校に2万円ずつを配布するそうだ。会長はこのお金でMicrosoft Powerpoint 2007を買おうと言う案を出している。マイクロソフトストアのアップグレード優待版であれば1万円を切る価格だからそれもありかなとも思う。

自分はこの会合のたった15分の発表のために2万円をマイクロソフトにお布施することもないだろうと思って、Openofficeのプレゼンテーションソフトウェアでスライドを書いてみた。使い勝手はもう一息だが、なんとか資料を作ることはできた。

活動研究発表会には単位PTAにはかなり負担感がある。

  • 発表準備
  • 資料印刷(70部)
  • 前週にリハーサル
  • 発表
  • PCは持ち込みである
1月と言えば、本部の多くは行事が終わって次年度委員・役員の決定を待つだけである。他に用事がないので「振り返り」としては良いタイミングだ。しかし、聴衆である本部役員の半分程度は「もう終わり」の状態なのでは発表を聞いても活かせる機会はあまりないと思う。誰のための何の目的なのだ、と突っ込みたくなる。

また、この2万円の費用についてはすこし気になることがある。
まず、請求に応じてではなく「領収書不要。使わなければ宴会をしてもよい」という趣旨のお金だということである。元をたどれば自分も払っている税金なので請求書ベースで処理していただきたいものである。一方、PTA本部としては「自由に使える2万円」をもらえるのはありがたい。
というのは、活動研究集会には「自前で資料を70部印刷して持ち込まなければならない」というルールがあるからだ。この紙代やコピー代を賄うお金は必要である。
細かい話だが、毎年年度末には学校の印刷機関連予算が枠ぎりぎりになり、印刷が難しい事態が発生する。それを思うと70部(数100ページ)の資料は校外のどこかでこの2万円でコピーできればうれしいに違いない。


海老名市としてはこの税金の使い方はOKなのか。今の市長氏はいろんな費用をザクザク削減しているようなのだが。

2009/11/08

[DTM] 2009 第8戦 バルセロナ

ドイツツーリングカーマスターズ (DTM)
2009年9月18日 バルセロナ
JSPORTS
実況:中島秀之
解説:佐藤正勝

F1も開催されるコースだが、今回はショートコースを使用する。
2.977km×59Lap

見た目よりも上がり下がりがある。抜きどころが少なく、ストレートエンドの1コーナーかヘアピンぐらいか?最終コーナーはシケインが新設されていてストレートに入るスピードが落ちているようだ。

現地のゲストには元F1のデラロサ。体型もスマートでまだまだ現役な感じ。

前レースでの成績でメルセデスにウェイト増。

最終結果

順位
ドライバー
チーム

1
シャイダー(Timo Scheider)
Audi Sport Team Abt
GW:plus/Top Service Audi A4 DTM 09
2
クリステンセン(Tom Kristensen)
Audi Sport Team Abt
100 Jahre Audi - A4 DTM
3
トムツェック(Martin Tomczyk)
Audi Sport Team Abt Sportsline
Red Bull Cola Audi A4 DTM 09
4
パフェ(Gary Paffett)
Salzgitter AMG Mercedes
Salzgitter AMG Mercedes C-Klasse
5
スペングラー(Bruno Spengler)
Mercedes-Benz Bank AMG
Mercedes-Benz Bank AMG C-Klasse

2年前のaudi総退場
Audiがペナルティ判定を不服として一斉にピットに入ってレース放棄したことがあった、と解説のお二人。この結果、かなり厳しくペナルティも取るし、事前に指導があったのでは、と言う話だ。実際はどうかはわからないが、今回はペナルティはきっちり取っていた気がする。

クリステンセン
ポールポジションスタート。今年でDTMを卒業することが決まっている。
スタートから2位を走行してゴール。シャイダーを前に出すことになりAudiにとってはよかった。決勝レース後の記念撮影でもご機嫌。

シャイダー
5番手スタートで前の車が反対サイドに寄せて行き、前が空いたのでトップまで上がった。1台抜きにかかったら5台抜いてしまった感じ。
クリステンセンが後ろを抑える形でシャイダーは前に出る。実質的なトップをピットでも維持してチェッカー。シリーズ優勝争いでも有利に。

パフェ
スタートの5位からなかなか上がれず。前のトムツェックからも遅れて行く。車はウェイトで重くて動きが悪かった。ディレスタとともに早目のピット。残り34Lapで2回目のピットもすませてしまい、最後は長いスティント。スペングラーやエクストロームより前に出られて(たぶん、それとなく譲られたのでは,と中島、佐藤両氏)4位。

スージー・ストダート(Susie Stoddart)
キャサリン・レッグと同じような位置を走っていた。レッグのインに入ったときにアウト側に膨らみすぎでレッグを押し出した勢いで横から当ててスピンさせた。レッグはそのままリタイアとなり、ストダートはペナルティ。

2009/11/07

[NASCAR] 2009 第30戦 フォンタナ

NASCAR
sprint cup シリーズ 第30戦 フォンタナ  Pepsi 500
2009年10月11日
放送:G+
解説:天野雅彦
実況:福徳一志

FinalLap radioのpodcastで話題になった国歌。1フレーズ丸ごと抜ける、という大失態。[あれは誰だよ。」みたいな感じでからかわれていた。
国歌もたまにあまりうまくない人が歌うことがあるが今回はsony music関連のアーティストだったはず。アメリカ人が国歌を間違えることがあるなんて。

チェイスシリーズ3戦でここまでは優勝者が全部違う。ジミー・ジョンソンが優勝してシリーズチャンピオン4連勝に向けて進み始めた。


最終結果

順位
ドライバー
ゼッケン
1
ジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson)
48
2
ジェフ・ゴードン(Jeff Gordon)
24
3
フアン・パブロ・モントーヤ (Juan Pablo Montoya)
42
4
マーク・マーティン (Mark Martin)
5
5
トニー・スチュアート(Tony Stewart)
14
6
カール・エドワーズ (Carl Edwards)
99
7
デビッド・レーガン(David Ragan)
6
8
カート・ブッシュ (Kurt Busch)
2
9
クリント・ボーヤー(Clint Bowyer)
33
10
ケビン・ハービック (Kevin Harvick)
29

ジミー・ジョンソン
カリフォルニアは地元。クルーに新メンバーが加入したらしい。その影響なのかピット作業が少しずつ他の車より遅く、何度か順位を下げてピットアウトする場面があった。常にトップ集団にいて、最後のリスタートではジェフ・ゴードンとの1,2位スタート。差し切って勝利。2009年チェイスでは初めての2勝目ドライバー。
ポイントでもトップ。シリーズ4連勝もねらえそう?

モントーヤ
安定して速い。後ろから前をパスするときの加速感が他の車よりも良いような気がする。リードラップではかなり引き離すこともあった。最後のリスタートでもマーティンよりは前にでて3位に。

デニー・ハムリン (Denny Hamlin)
トップでのリスタートでスピン、大破しリタイア。チェイスから後退してしまった。
モントーヤがイン、ハムリンがアウトでのリスタート。モントーヤを抑え込みにインに降りたところ、ジミー・ジョンソンに押されたモントーヤが前に出ていた。ハムリンのリアとモントーヤの右前が当たり、ハムリンはスピン、ピット出口のウォールにヒットしてしまったことで車はこわれてしまいリタイア。
「クリアと思って下りてしまった。自分のミス」とハムリン。

デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.)
20位近くからスタートして10位以内まで上昇。このところの運のなさは今回も同様。
残り10周ぐらいで、4タイヤ交換して追い上げ態勢に入りシングル上位をねらう、というところで、大クラッシュに巻き込まれて20位以下へ。今回のレースでは上位集団でTV画面に登場する回数が多く、好調そうだっただけに本人には不満がたまる展開だ。

ブライアン・ビッカーズ (Brian Vickers)
リアのショックアブソーバーのマウントが壊れた。アブソーバーは外れているのでスプリングラバーをたくさん入れてなんとか走行中だとピットレポート。チェイスの12人の中では最下位にいるが、「レッドブルもチーム力がついてきてます」天野氏。

カイル・ブッシュ (Kyle Busch)
風邪で体調悪い。走れないので前日のネイションワイドではデニー・ハムリンを代役にした。今回はハムリンはチェイス進出ドライバーなので、かわりに デビッド・ギリランド (David Gilliland)に代役を頼んだ。ギリランドは71号車で走っているので、それを止めて18号車に乗り換えた。「他チームのレギュラーを指名すると言うのもすごいですね。ギリランドがスピンしてイエローになったらどうするんでしょう」天野氏。
イエローでドライバー交代する。体型が割と似ているという点でギリランドを選択したのでは、と天野氏が推測。

しかし、FinalLapradioのpodcastでは、ギリランドよりもカイルの背が高かったために、ギリランドはヘッドサポートで視界が塞がれて横が見えなかった、とのこと。

2009/11/06

[IndyCar] 2009 第17戦 マイアミ

IndyCarシリーズ

Firestone Indy 300
from Homestead-Miami Speedway
2009年10月10日

放送:GAORA
実況:村田晴郎
解説:松田秀士、天野雅彦(現地)

コーションが出なかったため、非常に進行が早く1時間ちょっとでレースが終わった。
ブリスコー、ディクソン、ダリオの3人の誰にもチャンスがあったが、コーションがないため燃費レースを想定したダリオが優勝し、シリーズ優勝も同時に達成。2年ぶりのシリーズ優勝。

最終結果
順位
ドライバー
チーム
ゼッケン
1
フランキティ(Dario Franchitti)
Target Chip Ganassi Racing
10
2
ブリスコー(Ryan Briscoe)
Team Penske
6
3
ディクソン(Scott Dixon )
Target Chip Ganassi Racing
9
4
カナーン(Tony Kanaan)
Team 7-Eleven
11
5
カストロネベス(Helio Castroneves)
Team Penske
3
6
武藤英紀
Formula Dream
27

武藤英紀
もてぎのクラッシュの影響がまだ残っているらしく、めまいがひどくてレースに出るかどうか悩むぐらい。しかし、レースに出たらチームも車も決まっており、6位でフィニッシュ。
今シーズンは、自分のミスもチームのミスもあったけれど、全体を通してみると良い成績を何度か挙げることができた。

シリーズ優勝争い
ブリスコーとディクソンがトップを争い、ダリオは常に3番手。この位置取りでダリオの燃費走行ができていたため、ブリスコーとディくソンよりもピット回数を減らすことができ、最後の最後にトップに出てそのままチェッカー。コーションがなかったことがダリオに味方した。
アンダーグリーンのピットではピットワークのスピード差がレースに反映される。ペンスキーは気合の入ったピットワークだったが、一回ピットが多いとさすがに無理。

ノーコーション
このレースは全くコーションが発生しなかった。リタイアした車は4台あったが、いずれもメカニカルだったりピットでの衝突だったりして、コース上ではなかった。
インディカーとしても初のノーコーションのレース。

ダニカ・パトリック
ピットインするときに、手前のピットボックスのダン・ウェルドンがピットアウトしてきて、横から当てられてくるっとまわってしまいリタイア。4位から6位を走れていたダニカのシーズンもこれで終了。
「この後、ウェルドンとダニカの最終戦があるかもしれませんねぇ。」村田氏。

AGR復調?
トニー・カナーンが4位、武藤英紀が6位。ダニカもピットでのクラッシュが無ければシングルフィニッシュできたはず。マルコ・アンドレッティはタイヤを外すと内側から煙が出ていてリタイア。

2009/11/04

[スーパーGT] 2009 第7戦 富士

スーパーGT 2009 第7戦 富士
2009年9月13日

放送:日テレBS、JSPORTS
実況:下田恒幸
解説:由良拓也、福山英朗
ピットリポート:高橋二郎、一戸恵梨子

レースの結果、チャンピオン争いに少し変化が出た。
GT500クラスではMOTUL AUTECH GT-Rがややリード、GT300クラスでは3チームが同ポイント。



順位
チーム
ドライバー
ゼッケン
GT500
1
ARTA NSX
ラルフ・ファーマン、伊沢 拓也
8
2
MOTUL AUTECH GT-R
本山 哲、ブノワ・トレルイエ
1
3
PETRONAS TOM'S SC430
脇阪 寿一、アンドレ・ロッテラー
36
4
KEIHIN NSX
金石 年弘、塚越 広大
17
5
ENEOS SC430
伊藤 大輔、ビヨン・ビルドハイム
6
GT300
1
ダイシン アドバン Ferrari
青木 孝行、藤井 誠暢
81
2
JIMGAINER ADVAN F430
田中 哲也、平中 克幸
11
3
triple a ムルシェ RG-1
山西 康司、余郷 敦
66
4
ウェッズスポーツIS350
織戸 学、片岡 龍也
19
5
アップル・K-one・紫電
加藤 寛規、吉本 大樹
2

ENEOS SC430
レース後コメントで伊藤大輔が「車が速いだけじゃ勝てませんよ、ということ。」今回はトップを走っていれば優勝したかも、と解説陣も言うほどの良い車。スタートでEPSON NSXに当たってしまいペナルティのドライブスルーをこなしたために順位が下がった。ここから追い上げて5位まで上がった。リアデザインがSCではルマンのチーム独自。「「犬小屋テール」と名付けているんですけど、犬が入っているようなカウルになっていてこれが効果あるのかも。」

1号車 vs 36号車
2位3位争い。脇阪寿一がブノワ・トレルイエを抑え込んでいたが、300クラスのオーバーテイクの隙にブノワに飛び込まれて逆転。チャンピオン争いでは下位の36号車は1号車の前でゴールしたかったところだが。
レース後コメントでも厳しい表情で「今回はSC勢全般に厳しかったので、データを見て検討しないと。」と脇阪。ブノワは「少し押し出したがフェアなレース。自分がチャンピオンになれないが本山とチームがチャンピオンをとれればうれしい。」と。

海外勢
300クラスの上位はフェラーリとランボルギーニ。2位のJIMGAINER ADVAN F430はJIM GAINERで開発されているので国産でレギュレーションはスーパーGT仕様。1位のダイシンはFIA-GT仕様。


荒聖治
24号車のHIS ADVAN KONDO GT-RにJTRUST ポルシェの脱落したドアがぶつかり故障。240kmぐらい出ていたときにぶつかったらしいが大きなクラッシュにはならなかった。
killスイッチのワイヤーが切れてしまい、電源が落ちて車は停止。荒聖治は車から降りてボンネットを確認した後、車にもどって電源を入れなおしピットまで自力で戻った。
「kill スイッチだということが良くわかりましたね。昔、十勝24時間でkillスイッチが切れて原因がわからず30分以上かかったことがありました。」福山、高橋氏。
「外から車を止めるためのkillスイッチのワイヤーに当たったということですか?ピンポイントな」 由良氏。
レース後コメントで荒は「ボンネットの一部が壊れていて中を見たらkillスイッチのワイヤーが立っていた。killスイッチが原因だと思い、メカニックが開けるカバーを開け、スイッチを入れなおしたら動いた。ル・マンでの活動が役に立っている。」
チャンピオン争いからは脱落したら鮮やかなリスタートだった。荒の経験値の高さが見えた。

タイヤ交換
優勝した車のタイヤ交換作戦がいつもと違っていた。
DAISHINは左2本交換、ARTAは4本交換。ARTAはいつもの2本交換ではなく4本を選択。これは伊沢拓也の要望だったらしい。DAISHINは左2本だけ交換。
青木孝行のレース後コメントでは「もうちょっと残っていると思ったが、タイヤの摩耗度合いを聞いてちょっと冷や汗が出た。案の定最後の2周でタイヤがなくなり、いつもはしないようなブロックをした。」
これ以外にもウェッズスポーツが2本交換で順位をアップした。

JIM GAINER ADVAN F430

最終ラップの最終コーナー前でDAISHINと並んだが、コーナーで滑ってしまい速度が落ちてしまいストレートで離されて2位に。田中哲也は「ストレートで負けているので厳しいとは思っていた。」と。

ARTA NSX
エンジン交換(鈴鹿での大破による)で10グリッド降格の12位からのオーバーテイクで1位でピットイン、アウトラップでは36号車に抜かれるが抜き返して1位に。2位とは4秒程度空いて優勝。
レース後コメントで、伊沢拓也の優勝について土屋圭一が涙を見せて「良く成長した」と。

300チャンピオンレース
ARTA Garaiya、アップル・K-one・紫電、ウェッズスポーツIS350が同点で並んだ。
Garaiyaはスタート直後にリアから当てられてスピンし18番手に下がり追い上げた。紫電はストレートでポルシェに遅れてなかなか抜けない展開があった。

2009/11/03

和光高校 親和会教研部講演会 堀成美 「感染症 新型インフルエンザから性の健康まで」

聖路加看護大学助教授 堀 成美氏を招いて教研部の講演会。
堀氏は感染症の専門家で中学や高校で「性の健康教育」もしている。今回は、新型インフルエンザの話を少し初めにして、後は、中学校や高校などでどういった教育をどういう目的でしているか、を伺う。

インフルエンザA(H1N1)に関しては、通常でも30%程度はインフルエンザに感染する。逆に言うと感染しない人が多い。ワクチンは副作用があるという問題がある。
咳、くしゃみをするときに口を袖で覆うという習慣がつけばそれが今回の騒ぎの収穫ではないかと思う。これによって感染はかなり防げるはず。

後半は中学や高校で実際にしている性教育の内容を意図を説明しながらしていただく。

まず、中学校や高校生に性感染症の話をするときにはポイントを絞る。
次の3つがクリアできないときは延期!
  • 確実な避妊
  • 性感染症予防
  • 定期的な健康チェック(例:子宮がん検診 1から2年に1回)

これらは現在の「性教育」には欠けている。

この他に
  • 性交延期のメリット
  • 将来の家族計画を踏まえた健康管理

教育が早すぎるのではと心配する先生もいるが、実際には週刊誌ネタや友達からの情報で間違った情報を知ってしまっている小学校5,6年生では教えた方がいい。正しい知識を教えることで性交を延期する子どもが増える。

人生の中でするほとんどのセックスは妊娠したくないセックスであるにもかかわらず、なぜ、避妊教育が無いのか。
コンドームをしていても10%程度の避妊失敗がある、ということ。
低用量ピルは避妊や月経をずらしたいときにも有効なので、薬が合わないということがなければ使ってよい。
性交することでかならず感染するウィルス(HPV)がある。このウィルスのうちのいくつかが子宮けいガンの原因になる。このガンはワクチンがあり、国によっては無料で小学生から大学生ぐらいの女子に打っている。日本でも2009年に承認されたので、4万円ほどで打つことができるようになった。

コンドーム(バリア法)ではすべての感染症を防ぐことはできない。
  • HIV
  • 肝炎ウィルス
  • クラミジア
  • 淋病
  • トリコモナス
はコンドームが完全なら感染しない。

  • 梅毒
  • ヘルペス
  • HPV
  • 毛ジラミ
は感染する。ということは下の4つに関しては二人ともチェックする必要がある、ということだ。
コンドーム装着でリスクが低くなるのか質問してみたところ、リスクは低いがゼロではない。
ゼロではなくて感染するということが中高生に伝わることが重要だということだった。

自分として、意外だった(正しい知識がなかった)のは、コンドームをしていても感染リスクがゼロにならない感染症があり、そのうちの一つがHPVだということ。コンドームが避妊方法として完全ではないことは知っていたが、感染も防げないものがあるとは。
一方、クラミジアなどは自覚症状がないため悪化することがあるので検診はするべきだ、ということだ。この病気は女性側の感染が重大な結果につながりやすく、再感染するのでパートナーも一緒に治療する必要があるそうだ。

また、コンドームを継続使用できない背景として
  • 「安全日がある」という誤解
  • 膣外射精で避妊できるという誤解(昭和世代に多いらしい)
  • 閉経しているからもういらない(感染はする)
  • 夫だけ妻だけ恋人だけ (女性の95%は特定パートナーから感染)
というのはなんとなく納得。

診察をしている経験上、中学生のセックスは、体がまた不安定な状態であることと、妊娠や感染のときに病院に行くことに非常に抵抗があるなど対応力が未熟という点でリスクが高いとのこと。

中学生女子では10人に1人、高校女子では2人に1人が性交経験がある、という調査があるそうで、これには、会場がざわざわしていた。

2時間ほどのお話は非常に面白く、これは高校生や中学生にはぜひ聞かせたい、と思った。

2009/11/02

[WRC] 2009 第11戦 スペイン

世界ラリー選手権(WRC)
2009年9月4日から9月6日 第11戦 スペイン
RACC Rallye de Espana

放送:JSPORTS ESPN
実況:山岸舞彩
解説:福井敏雄。古賀敬介。

ヒルボネンが5ポイントリードした状態での残り2戦。数少ないターマックラリー。ターマックではシトロエンに分があるというのが大方の見方。
シトロエンはマニュファクチャラーズタイトルまであと6ポイント。
P. ソルベルグがオーストラリアをパスしてCITROËN C4に乗って出場。

スペインラリーの特徴は、幅広いスムーズなターマック。タイヤとブレーキの負担が大きい。
車高の低いセッティングになっている。ターマックなのでスタート順はグラベルほどの影響がない。2008のラリーと全く同じコース。

レース前取材で、ローブはオーストラリアのラリー後車検での部品違反についてコメント。「この部品によって何か得をしたわけではないがルールだから。」

ラリーではローブが優勝したが、ヒルボネンがチャンピオン争いではまだ1ポイントリード。最終戦のGBへ。



最終結果

順位
ドライバー
チーム
車種
1
ローブ(Sebastien LOEB)
Citroen Total WRT
CITROËN C4 WRC
2
ソルド(Dani SORDO)
Citroen Total WRT
CITROËN C4 WRC
3
ヒルボネン(Mikko HIRVONEN)
BP FORD ABU DHABI WORLD RALLY TEAM
FORD Focus RS WRC 09
4
P. ソルベルグ(Petter SOLBERG)
PETTER SOLBERG MSN
CITROËN C4
5
オジェ(Sebastien OGIER)
Citroën Junior Team
CITROËN C4 WRC
6
ラトバラ(Jari-Matti LATVALA)
BP FORD ABU DHABI WORLD RALLY TEAM
FORD Focus RS WRC 09

DAY1
P.ソルベルグは「レースの2日前しか乗っていないので最初は様子見。」古賀氏。ブレーキングに慣れられなくてブレーキが「アグレッシブだ」と説明。ロックしたりするらしい。

スタート順はヒルボネンが前。地元でターマックの得意なソルドが前に。
朝は路面が冷えているようでグリップがよくない。SS3でローブが2位。ヒルボネンは3位。「タイヤのグリップがよくなったらハンドリングが悪くなった」とヒルボネン。
昨年と同じコースを走るのでタイム比較ができる。ほとんど全員が昨年よりも遅い中で、P.ソルベルグだけが速くなっている。「強いペターの走りが戻ってきましたね。」古賀氏。
ソルドのピットに自転車先週のコンタドールが来ている。午後はヘリコプターで見に行く、と。
「すごい人気で取材陣はラリーよりもコンタドールに会いたがっていた。」古賀氏。

DAY1終了時で、ソルド、ローブ、ヒルボネンの順

DAY2
ノビコフ(Evgeny NOVIKOV)のコドライバーがプレボ(Stephane PREVOT)に変わった。プレボは2008シーズンのアトキンソンのコドライバーだった人。ノビコフはコースアウトしてステージリタイア。

ソルドが終始リード。しかし、ローブとソルドは差が広がってはいない。ヒルボネンは少しずつ遅れている。最終ステージでソルドがゴール直前でスローダウン。ローブに譲れというチームオーダーが出た模様。
ヒルボネンがステージ終了後に取材陣からソルドのスローダウンを聞いて「車のトラブルじゃないだろうね。」と。「みんな含みのあるコメントをするようになってきましたね。」福井氏。
「チームとしては悩むところ。過去のドライバーはオーダーを無視する人、従う人といろいろ。いずれにしてもルールを決めて対応したほうがいいのではないか。」福井氏。「ソルドは顔が暗かったですね。」山岸舞彩さん。

上位の組織戦を尻目に、4位、5位のP.ソルベルグと福井さんの一押しのセバスチャン・オジェは本気のバトル。

DAY2終了時点の順位は、ローブ、ソルド、ヒルボネン。

DAY 3
観客が多く、コースに近いところにいる。ラウンダバウトにはすごい人。
フォードは優勝を狙う作戦を変更し、エンジンセッティングをセーフサイドし、安全に完走を目指す。
カルロス・サインツがサービスパークに。優勝はわからないが、こういうラリーをやってほしいね、ソルドはグラベルで成長すればチャンピオンになれるだろう、と。「サインツも年を取りましたね。一年ぐらいまえにオベ・アンダーソンの追悼式でスピーチをしてくれたので会いました。」福井氏。
上位は無理をしないキープの走りで、ローブが優勝。

ラリー後のインタビューで、ローブは「チームにとってはマニュファクチャラーズもドライバーも優勝が必要だから」と。ローブ自身もこういうチームオーダーはあまり好きではないようだ。ソルドは「チームのオーダーは受け入れるしかない」と、真面目な顔で語る。
スタジオはソルドに同情的な雰囲気。

このラリーでシトロエンはマニュファクチャラーズタイトルを決めた。優勝数がそれほど違わないにもかかわらずセカンドドライバーのソルドが確実に上位に入ったことでシトロエンがマニュファクチャラーズを獲得できたのでチームマネージャーも、これはソルドのタイトルだ、と。

P.ソルベルグは「もうだめだという人もいた。苦しい期間があったが、「どうだ、見たか。」と言ってやりたい。」「誰に言いたいんでしょうねぇ。」と古賀氏。ペターは2008シーズンのスバルのワークスよりも良い走りをしているのは明らか。逆に言うと、スバルの車は全くセッティングが出なかった、ということなのか、チーム側の問題だったのか。

スバルのときは、車がおかしいと言うとずっとおかしいままだったのが、今回のシトロエンでは少し変だという状態でも徐々に改善していく。チームは小規模で資金的に恵まれているとは言えないので部品や機器などは2008のスバルの方が良かっただろう。今のペターは、いろいろうるさいことを言われずに自由に走っているのが楽しそう。

2009/11/01

[blogger] Google マップがらみのエラーメッセージ

draft.blogger.comで投稿の作成画面に移行するときに先日から見慣れないエラーメッセージが入るようになった。


「Google Maps APIサーバーでリクエストが拒否されました。」という警告メッセージである。

投稿内容がない新規投稿状態でも出てくる。APIへのアクセス権限を持たずに画面の裏でAPIをたたいたときのエラーではないかと推測。あるいは、使用しているテンプレートの中に書いてある何かがgoogle maps APIとからんでいるのか?

draft.blogger.comの場合は、「場所を追加」というリンクが投稿画面に出ているので、ここの機能をオンする際にAPIを一度たたくのかなあと思っている。
毎回出てくるのがうざったいので消したいのだが、消す方法がよくわからず、現状は毎回「OK」を押している。

Googleって「わかる人にはわかる」という新規追加機能が多くてちょっと困る。
一般ブロガーはそこまで望んでいないと思うのだけど、bloggerにしてもgoogleにしてもそういうところはおおらかだ。

ヘルプ・フォーラムにも数日前から数十件の問い合わせが上がっており、blogger担当者らしき人が「調査します」と答えていた。実害はなさそうなのだけど、早く治ってほしいものだ。

追記
(11/3) Geotagが悪さをしていたようで一旦geotag機能をオフするというアナウンスが出た。

[NASCAR] 2009 第29戦 カンザス

NASCAR
sprint cup シリーズ 第29戦 カンザス  Price Chopper 400 presented by Kraft Foods
2009年10月4日
放送:G+
解説:福山英朗
実況:藤田大介

1.5マイル× 267 = 400.5マイル
ターン15度 ストレッチ10.4度 バックストレッチ5

トニー・スチュアートがチェイス初優勝。
デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.)は相変わらずの不運ぶりを発揮して、良いセッティングが出せている車に乗りながら36位。


最終結果

順位
ドライバー
ゼッケン
1
トニー・スチュアート(Tony Stewart)
14
2
ジェフ・ゴードン(Jeff Gordon)
24
3
グレッグ・ビフル(Greg Biffle)
16
4
フアン・パブロ・モントーヤ (Juan Pablo Montoya)
42
5
デニー・ハムリン (Denny Hamlin)
11
6
ケーシー・ケイン(Kasey Kahne)
9
7
マーク・マーティン (Mark Martin)
5
8
デビッド・ルーティマン(David Reutimann)
00
9
ジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson)
48
10
カール・エドワーズ (Carl Edwards)
99

グレッグ・ビフル

2タイヤ交換でトラックポジションを上げる作戦があたってリードラップを奪う。2タイヤでもジョンソンとバトルをして1番手に浮上。2タイヤでも車は安定している。ところが、最後のピットインで4タイヤ交換を行い、タイヤを万全で後ろからでも追い上げる作戦だったようだが、うまくいかず3位。

カール・エドワーズ
最初にピットスピード違反でペナルティを受け、ジュニアと同じ30位前後まで落ちた。車は決まっており、その後リードラップに戻り10位まで上がった。

ジュニア
予選2位。序盤にリードラップを奪い1スティントを丸々リードした。「観客席は大騒ぎじゃないですか。」福山氏。
が、ピットでラグナットを飛ばすミスがあり2回ピットでラップダウンに。エドワーズのように追い上げられず、ずっと20位前後を走って最後にはエンジントラブルでリタイア。コメントを求められると、"frustrating"と。「10位までに入れる車を持っていたのに、」と悔しそう。この何レースかは車が良いと必ずトラブルに巻き込まれる。「ラグナット以降は戦意喪失のようですね。」福山氏。

Cupレースに出るには
藤田アナが福山氏に、日本人の参戦について聞く。参戦経験のある福山氏の答えは
かなりむずかしい。日本で走っているドライバーが待っていてもオファーが来ることは絶対にない。日本人のドライバーが乗ろうと思ったら5億円ぐらいのスポンサーを持っていかないと難しいのではないか。
トニー・スチュアート
最後のピットアウトでリードし、ジェフ・ゴードンの追い上げを我慢して勝利。今年のチェイスでは初勝利。予選5位。

マット・ケンゼス (Matt Kenseth)
エンジントラブルでリタイア。何かが引っかかったような感じがしてエンジントラブルと推測し、エンジンが壊れる前にピットイン。バルブが壊れたようだったがエンジンや車のダメージは最小限に抑えた。2009年はぎりぎりでチェイスを逃したがレベルは高い。「こういうドライバーはチームの財産ですね」福山氏。

ブラッド・ケセロウスキ (Brad Keselowski)
上位を走り、ジュニアに迫る勢い。アンダーグリーンでピットインした後に ブライアン・ビッカーズ (Brian Vickers)がスピンしてコーションが発生してしまい、順位を大きく落とした。クルーチーフが、ジュニアのチームをクビになったトニー・ユーリージュニア。