2009年10月25日 ポルティマオ
JSPORTS ESPN
実況:高柳謙一
解説:柳川明 八代俊二(現地)
レース開始時は芳賀紀行が10ポイント差でベン・スピーズをリード。
レース1で芳賀が転倒ノーポイントに終わり、スピーズ優勝で15ポイント逆転リード。
レース2ではスピーズが5位に入りチャンピオン確定。
清成龍一は前戦マニクールでの転倒・骨折の手術後のため、レースを欠場。
中野真矢は欠場、レース後引退を発表した。
高低差の激しいコース。
難しいコーナーがあるようでコースアウトやラインを外れるバイクが多い。
コースは
全長:4445m
左コーナー 7 右コーナー 5
23Lap。
race 1
最終結果
順位 | ライダー | チーム | バイク |
---|---|---|---|
1 | スピーズ(B. SPIES) | Yamaha WSB | Yamaha YZF R1 |
2 | レイ(Jonathan Rea) | HANNspree Ten Kate Honda | Honda CBR1000RR |
3 | ビアッジ(Max Biaggi) | Aprilia Racing | Aprilia RSV4 Factory |
4 | ハスラム(Leon Haslam) | Stiggy Racing Honda | Honda CBR1000RR |
5 | ファブリツィオ(Michel Fabrizio) | Ducati Xerox Team | Ducati 1098R |
12 | 玉田誠 | Kawasaki World Superbike R.T | Kawasaki ZX 10R |
-- | 芳賀紀行 | Ducati Xerox Team | Ducati 1098R |
-- | 加賀山就臣 | Suzuki Alstare BRUX | Suzuki GSX-R 1000 K9 |
解説の柳川氏はスピーズのアメリカ時代の走りを知っている。「華奢な走りをしていた。手足が長いので肘が出ていて、コーナーで肘がこすれているのではないかと言う話があったほど。」「スズキからヤマハに乗り換え、バイクも変わり環境も変わってここまでできるとは。」
ポールポジションは11回。
現地の八代氏は電話で「何が起こっても不思議ではない緊張した空気がピットに流れている」と。また、芳賀紀行は風邪気味で体調が思わしくなく、予選は10位。
玉田誠が10位辺りを走行していたが、この集団は接近していたようで最終順位は12位。
「今年はもらい事故が多かったですね。」柳川氏。
芳賀はスタートから前に出ようとするがニエトが邪魔になって何度か抜きつ抜かれつする。
6Lap目に芳賀が転倒。ここからスピーズは自分のペースでリードして優勝。
SBKオフィシャルサイトでのコメントによるとタイヤ選択があっておらずグリップ感がなかったらしい。
ビアッジとレイは前後で入れ替わるがレッシュがメインストレートでオイルを漏らしたのを見たビアッジが遅れてレイが前に。「(オイルを撒いたバイクは)早くどいてください。これを見るとスピードを落としますから、割を食ったのはビアッジですね。」
race 2
最終結果
順位 | ライダー | チーム | バイク |
---|---|---|---|
1 | ファブリツィオ(Michel Fabrizio) | Ducati Xerox Team | Ducati 1098R |
2 | 芳賀紀行 | Ducati Xerox Team | Ducati 1098R |
3 | レイ(Jonathan Rea) | HANNspree Ten Kate Honda | Honda CBR1000RR |
4 | バーン(Shane Byrne) | Sterilgarda | Ducati 1098R |
5 | スピーズ(B. SPIES) | Yamaha WSB | Yamaha YZF R1 |
11 | 加賀山就臣 | Suzuki Alstare BRUX | Suzuki GSX-R 1000 K9 |
16 | 玉田誠 | Kawasaki World Superbike R.T | Kawasaki ZX 10R |
race 1の結果、芳賀が優勝した場合、スピーズが6位以内ならばシリーズチャンピオンが決まる。
スタートから芳賀は6位,7位。スピーズはポールから少し慎重に走って5位まで下がってくる。
ファブリツィオはスタートを失敗し10位。「一列目スタートの意味がない。」柳川氏。
5Lapではレイ、バーン、ファブリツィオ、ビアッジ、スピーズ、芳賀の順。
スピーズは6位以内であればシリーズチャンピオン確定なのでそれをねらっているような走り。7位とはかなり開いているのでリスクは少ない。
「スピーズはインに付きづらい感じ」柳川氏。
芳賀はマシンが揺れている。「曲がらないマシンを曲げるために切っているので揺れているのでは。」
芳賀はスピーズ、ビアッジ、バーンをパスして3位。ファブリツィオはファステスト連発でトップに追いつき2位。スピーズはコースアウトを繰り返すビアッジの前に出る。
最終Lapにトップを走っていたレイがミスして3位まで後退。
レイはパルク・フェルメで優勝を逃してがっかりな感じ。
シリーズポイントは6ポイント差でスピーズが芳賀を抑えてチャンピオン獲得。
スピーズは2010シーズンはMotoGPに移ることが決まっている。
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