2009年4月26日 オランダ アッセン TT Circuit Assen
JSPORTS ESPN
実況:高柳謙一
解説:八代俊二
解説の八代氏によれば、アッセンは以前は難しいコースの代名詞だったが、コースが変わって今はよくなり、走りやすくなった、とのこと。
1周4555m を 22周のレース。
TVでは日本人選手のインタビュー
中野真矢「チームメートがビアッジ。憧れていたビッグネーム。学ぶところが多い。力が合えばよいマシンができる。」
加賀山就臣「ノイキルヒナーは陽気。ドイツ人のイメージがちょっと変わった。スピードがある。頭でっかちになっていないので、オートバイ開発の面ではやりやすい。意見を聴きながら二人で詰めている。」
開始前にはライダーたちが横断幕を掲げてイタリアの地震への激励メッセージ。
今回もスーパーポールはベン・スピーズ(YAMAHA)。ヨーロッパの初めてのコースで成績が出せるかどうか、の試金石でもあったが、アッセンでもスーパーポールを取り、レベルが高いことを示した。
最終結果
race 1
順位 | ライダー | チーム | ゼッケン |
1 | ベン・スピーズ | Yamaha WSB | 19 |
2 | 芳賀紀行 | Ducati Xerox Team | 41 |
3 | レオン・ハスラム | Stiggy Racing Honda | 91 |
4 | トム・サイクス | Yamaha WSB | 66 |
5 | マックス・ビアッジ | Aprilia Racing | 3 |
6 | ヤコブ・シュムルツ | Guandalini Racing | 96 |
7 | ジョナサン・レイ | HANNspree Ten Kate Honda | 65 |
8 | レジス・ラコーニ | DFX Corse | 55 |
9 | ミシェル・ファブリツィオ | Ducati Xerox Team | 84 |
10 | トロイ・コーサー | BMW Motorrad Motorsports | 11 |
15 | 清成龍一 | Ten Kate Honda Racing | 9 |
17 | 玉田誠 | Kawasaki World Superbike | 100 |
順位 | ライダー | チーム | ゼッケン |
1 | 芳賀紀行 | Ducati Xerox Team | 41 |
2 | レオン・ハスラム | Stiggy Racing Honda | 91 |
3 | ヤコブ・シュムルツ | Guandalini Racing | 96 |
4 | ミシェル・ファブリツィオ | Ducati Xerox Team | 84 |
5 | ジョナサン・レイ | HANNspree Ten Kate Honda | 65 |
6 | トム・サイクス | Yamaha WSB | 66 |
7 | カルロス・チェカ | HANNspree Ten Kate Honda | 7 |
8 | シェーン・バーン | Sterilgarda | 67 |
9 | マックス・ノイキルヒナー | Suzuki Alstare BRUX | 76 |
10 | トロイ・コーサー | BMW Motorrad Motorsports | 11 |
12 | 加賀山就臣 | Suzuki Alstare BRUX | 71 |
race 1
中野が復帰戦だったのが、また転倒してしまいリタイア。
加賀山も転倒でリタイア。
ホールショットはスピーズ。そのまま前に出て逃げに入る。芳賀は4位からシュムルツを抜き3位。2位はハスラム、3位が芳賀でスピーズを追う。
13周目でスピーズが、芳賀、ハスラムを前に行かせて3位。このときスピーズはマシンの調子がよくなかったようだ。後ろがかなり離れていたので前を追えばいいだけだった、とコメント。芳賀、ハスラムもそれほどペースが上がらずスピーズとの差は開かない。
残り3周あたりでスピーズとハスラムはサイドバイサイドのバトルからスピーズが前に。さらに最終周でスピーズが芳賀を抜き優勝。
インタビューでは、芳賀がヘアピンの後のコーナーで失速したのを見て勝負をかけた、と。逆に、「芳賀はそのカーブで来ることを予期していなかったのでインをしめなかったのではないか」八代氏。
race 2
中野はrace 1での転倒の影響で不出走。
スピーズが再びホールショット。芳賀も後ろに付いていく。2周目でスピーズが転倒クラッシュでリタイア。この後は、芳賀が安全に逃げて優勝。後ろではファブリツィオはハスラムを抑える役割に結果的になっていた。
シュムルツのチームにはキリがスポーツ・ディレクターとして入っており、アドバイスをしているとのこと。ファブリツィオはワークス、シュムルツはプライベーターのデュカティ。ファブリツィオは負けるわけにはいかなかったのだが、最終周のコーナーを立ち上がってから遅くなり4位。ゴール後はバイクに向かって怒っていた。
清成、玉田はリタイア。
リタイアが10台の荒れたレースだった。
ノイキルヒナー
ノイキルヒナーはrace 1では転倒。このときバイクが倒れず左足をひっかけたノイキルヒナーを引きずってコース上をしばらく走行するという危険なこけ方。この後はレースに復帰して走行した。
race 2では、スタート直後、最終コーナーのシケインをコースアウトしショートカットを走ってまた隊列に復帰。その後は普通にレースをして9位。
イギリス人ライダー
レイとサイクスがrace 2でバトル。上位にはハスラム。という風に2009年は若手のイギリス人ライダーが元気。サイクスに関しては「大抜擢。芳賀がいたらサイクスのシートはなかった。ヤマハから芳賀とコーサーが抜けて、スピーズとサイクスになった。」
スピーズまた転倒
1位か2位か転倒かというスピーズ。今回は1位と転倒が1回ずつ。芳賀と優勝回数は変わらないレベルだがノーポイントの転倒があるので、優勝している割にはシリーズポイントが開いている。
優勝者は二人
8レースたたかったところで芳賀とスピーズ以外の優勝者がまだない。
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