NASCAR
sprint cup シリーズ 第10戦 Crown Royal presents the Russ Friedman 400
2009年5月2日 バージニア州 リッチモンドインターナショナルレースウェイ
放送:G+、解説:桃田健史 実況:藤田大介
コースは
0.75マイルのショートオーバル。400周の合計300マイル。
ターン14度。
降雨により路面がウェット。
スタートは路面が安定しないためグリーンイエロー。ペースカー先導のまま周回を重ねた後、グリーンでリスタート。
前戦で優勝したブラッド・ケセロウスキ (Brad Keselowski)は出場せず。同じチームの車にはマイク・ブリス(Mike Bliss)が乗る。
カイル・ブッシュ (Kyle Busch)は開催日が誕生日。誕生日に勝利を挙げた。
過去に誕生日に優勝したドライバーは、ヤーブローのみ。「これは狙って勝ったわけではなく、それだけたくさん勝っているのでたまたま誕生日にも勝てたということ。」桃田氏。
国歌吹奏は軍楽隊。
"Start Your Engines"は冠レースの本人 Russ Friedman。
ウィスキーメーカーであるCrown Royalsが、Crown Royal Presents the Your Name Here 400 というレース名で主催し、この"Your Name Here"の部分にエッセーコンテストの最優秀者の名前を入れるというプロモーションを行っている。レースに自分の名前を冠にし、"Start Your Engines"コールもできるというのはよほどのお金持ちでないとできないことだ。2007年からコンテストは行われていて今回が3回目。
最終結果
トニー・スチュアート
車は一貫して速く、トップも狙える勢い。しかし、好調なのになぜかカップ戦では未勝利。
今回も2位フィニッシュ。オーナーチーム初年度でありながら、ここまで好調を維持している。今回は、同じチームのニューマンが4位、自身が2位と好成績。
サム・ホーニッシュ ジュニア
IndyCarからNASCARに転向してすぐはなかなか車に乗りきれていなかった。「最近はだいぶ乗れてきた。」桃田氏。6位フィニッシュの好成績。
しかし、レース中は、デニー・ハムリン (Denny Hamlin)のリアタイヤを後ろから接近してカットしてパンクさせたり、マルコス・アンブローズ(Marcos Ambrose)の後ろから押したり、と、大暴れ状態。
三大暴れん坊
たまたま、近いところに、サム・ホーニッシュ ジュニア、フアン・パブロ・モントーヤ、ロビー・ゴードン。「三大暴れん坊ですね。」桃田氏。これにトニー・スチュアートが加わると四大暴れん坊。しかし、最近のスチュアートは冷静になり無駄にクラッシュすることも減っている。
ドライビング・ポジション
マイケル・ウォルトリップ (Michael Waltrip)のオンボードカメラを見ながらの桃田氏の解説。「ドライビング・ポジションが近い。昔のドライバーはステアリングを抱えるようにして乗っていた。」最近の若いドライバーは腕を少し伸ばして乗ることが多い。
ジェフ・ゴードン
終盤のイエローでステイアウトを選択してリードラップへ。クルーチーフのスティーブ・レターテ(Steve Letarte)がインタビューに作戦の意図を答えて「イエローがこのあとどれだけあるか分からないから。」ピットで燃料補給・タイヤ交換しなくても走りきれれば上位を狙える、ということ。
4タイヤ交換の車には少しずつ追い越される。車のセッティングがあまり良くないので普通に走っていたらトップに出る状態ではなかった。
8位フィニッシュ。
デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.)
前戦では、クラッシュを避けて2位。調子が上がったかと思ったが、今回は良いところがなく、30位前後をうろうろしていた。シリーズのポイントスタンディングは15位から20位をさまよっていてチェイス進出はこのままでは難しいかもしれない。
軍隊
リッチモンドは軍が多いことで有名。
ニューマンのピットが映ると迷彩服の軍人がいる。ニューマンのスポンサーがARMYなのでご褒美なのではないか、と桃田氏。ニューマン、とジュニアが並ぶと陸軍と海兵隊の対決。空軍、海軍もスポンサーになっているので「全部あります」桃田氏。
ジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson)
ブレーキトラブルで200周前後でBlack flag(黒旗)で強制的にピットイン。TVの技術解説はブレーキ機構の説明。遅すぎるのか、あるいは、オイル漏れなどがあったのか。
このトラブルが最後まで解決しなかった模様で、36位。
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