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2011/03/26

[WRC] 2011 第1戦 スウェーデン

世界ラリー選手権
2011年 第1戦 スウェーデン

MC: 栗田佳織
解説:福井敏雄、古賀敬介

2011年の新WRカーの初戦。
ホイールベースが短く、動きがクイック。
DAY 1 ではドライバー達も慣れない車で挙動が大きい。DAY2以降は慣れてきたようだ。
2011年モデルにはスタートでのエンストを防ぐローンチ・コントロールがない。
パドルシフトからフロアシフトになっているのでオンボードカメラでは右手の動きが大きい。

DAY1
コースは新雪が積もっていて、スタート順がタイムに影響する。最初の

午前の首位はマッツ・オストベルグ。
ドライバーの中でもヤリマティ・ラトバラは「特に車が安定しなかった。」
スタートでいきなりライトが外れた。

オストベルグは「速いのは前からだが、ミスが少なくなった。」(福井)

福井さんはトヨタ時代にスウェーデンで3勝している。いずれもトップチームではないセカンドチームだった。「北欧では地元ドライバーがファクトリーをやっつけるのが生きがい。」(福井)

オストベルグが首位でステージ終了。

DAY2
画面の回転数を見ていると8000rpmあたりまで回っている。
ローブが2度パンク。「シトロエンにタイヤトラブルは珍しい。」(福井)
「初戦にしてはトラブルが少ない。S2000のインフォメーションが役に立っている。」(福井、古賀)

雪道のラリーで道幅が狭いため、スピンした車は方向転換する場所を求めて逆走する。
サンデルが逆走してローブとすれ違う。

ミッコ・ヒルボネンは慎重に走りながらタイムを出し、DAY2 終了時点では、ヒルボネン、オストベルグ、ペター・ソルベルグ。

DAY 3
2011年のルール変更により、SSにパワーステージというボーナスポイント付きのステージが設けられた。SSのトップ3には3,2,1ポイントがそれぞれ与えられる。
ラトバラはスピン。「バンパーなしで走る時間が長い。」(福井)

ペター・ソルベルグは、リエゾンで速度違反して免許停止。そのため、コ・ドライバーが運転している。ペターは隣でアドバイスして完走。

ヒルボネンは首位を守って、1年ぶりの優勝。

1 ヒルボネン
2 オストベルグ
3 ラトバラ

2010年もヒルボネンはスウェーデンを勝った。その後のメキシコで調子を崩してシーズン中は復活出来なかった。「次戦に注目です。」(福井)

2011/03/21

[DTM] 2010 第11戦 上海

ドイツツーリングカーマスターズ
2010年 第11戦 上海

2004年とは異なる公道コース。フドンの2.465km。
道路幅が狭くオーバーテイクポイント少ない。

予選で、ポール・ディレスタがポールポジション。チャンピオン可能性のあるスペングラーはQ1でクラッシュして最後尾17位。地元のチェンは予選16位。

SCスタート。

スペングラーはオーバーテイクできず、早目の2回ピット。
しかしペースが上がらない。後ろから追われるが譲らない、というか、狭いコースなので譲れない。
これにより青旗無視で審議となる。
スペングラーは周回遅れでクルサードの前に出る。
クラッシュの後に整備しなおした車でペースが出ないようだ。

パフェ、ディレスタ、シャイダー、トムツェック、モリーナのオーダーで走行中に、ストダードとロッケンフェラーが接触でスピン。コースを塞いでしまい赤旗。
残り7分で赤旗終了。

ポール・ディレスタがチャンピオンを獲得。

2011/03/20

[NASCAR] 2010 第36戦 ホームステッドマイアミ Ford 400

NASCAR
2010年 第36戦 ホームステッドマイアミ Ford 400


実況:藤田大介
解説:福山英朗

コース:2.4km (1.5マイル).ターンは18度から20度のバリアブルバンク。左右対称なコース設計。

2010年シリーズ最終戦。この4年間、ジミー・ジョンソンは最終戦は大きなポイント差を持って臨んでいた。スタートするだけ、もしくは、かなり下位フィニッシュでもチャンピオン獲得が可能なので、それほど緊張感のない最終戦になっていた。
しかし、2010年は最終戦で3人のドライバーに数字上の可能性がある。
デニー・ハムリンが15ポイント差で、ジミー・ジョンソンをリード。

予選順位は、ジョンソンが6位、ハービック28位、ハムリン37位。

TV画面では3人のポイント差をリアルタイムで表示。スタートすると、ジョンソンが60ポイントの差でハムリンをリード。

デニー・ハムリン
24Lapでハムリンがスピン。ビフルと接触。メナード、ビフルとの3ワイドで。37位まで下がり、そこから挽回。この接触でフロントスプリッターがおかしくなり、コーション中に修理。これで順位を落とすがまた挽回して一時はポイント上でジョンソンをリード。しかし、車のバランスが崩れたのか、最後までスピードの伸びがなく、ジョンソンには届かなかった。

ケビン・ハービック
トップ10前後を走行して、車も良さそうだったが、ピットロードスピートオーバーでドライブスルーペナルティを受け万事休す。


ジミー・ジョンソン
ピットクルーはすこし遅かったりもしたが、3人の中では一番落ち着いていて、他がミスをして落ちて行くのを見ながら最後までドライブしてチャンピオン獲得。5連覇を達成した。

今年は最後まで3人の競り合い。ヘンドリックス最強、ジミー・ジョンソン無敵、という状態から他のチームやドライバーとの差が接近した結果ではないかと思う。

2011/03/12

マーク・マクドナルド,ロバート・マッソン,ロス・スミス「ソフトウェアの欠陥予防」テストより確実な品質改善法

ソフトウェアの欠陥をテストで100%検出することは、たぶん、できない。だから、テストはハイリスクの部分に集中的に行うことになる。

しかし、欠陥を出荷と対応にコストがかかる。

極端なことを言うと、テストの前に欠陥をできるだけ除去しておくことができればいい。

欠陥予防は、「見返りは多いが、コストも大きい」ため、多くの組織は予防型になることができず、検出・対応の事後型の組織になっている。

予防を行うためには、テストによる検出だけではなく、それを出発点とし、欠陥の分析によってエラーを作りこんだ原因を究明し、そこから得た情報を活用して欠陥を減らすプロセスを構築する必要がある。本書では、マイクロソフトがWindows Vistaの開発時に行った事例を示してはいるが、それにとらわれることなく、予防型の組織とプロセスを作るための基本的な情報を提供してくれている。
FMEA, FTA, RCAの手法もなんとなくわかった気分になれる。

最終章にある「予防タブ」の考え方である「修正を行っている時点の情報が最も大量になっている」というのはその通りで、実際、同じパターンのバグに遭遇すると「これに似たバグはどうやって対応したっけ?」と考え込むことがたびたびある。これは、対応方法を思い出せれば対応できると、自分でもわかっているからだが、適切に記録できれば思い出そうと労力を使うこともない。

なぜかわからないのだが、日本語訳が大変読みづらい感じがしてページ数の割には時間がかかってしまった。

また、インターネット上のレビューには、原著にある第5部 "A Culture of Prevention" が割愛されていてそれが非常に残念だとの書き込みがいくつかあった。これを省略する合理的な理由がないのでなぜ削られているのかは謎だ。

マイクロソフト社はマイクロソフトプレスの事業をoreilly社に譲渡したらしい。今、oreilly社のウェブサイトに行くと、印刷本の他に、オンラインサービスのsafari上でもこの本が読める。英語が苦手でなければそちらをアクセスするのがおすすめかも。




今回は和訳をブックオフオンラインで中古本を安く購入したので、ブックオフオンラインへのアフィリエイトリンクも以下に貼っておく。

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2011/03/06

大野更紗 「困ってる人」

TBSラジオ Digで荻上チキが紹介していたウェブサイトでの連載.
podcastを約 1ヶ月半程度遅れて聞いているので紹介が放送されたのはかなり以前のことになる。

困ってる人
http://www.poplarbeech.com/komatteruhito/index.html

ポプラ社のウェブマガジン「ポプラビーチ」上に隔週の連載。

現在、庶民レベルでは数週間で強制的に退院させられる、ということが広く知れ渡ってきている。
 入院そのものよりも「こんな状況で退院させられてどうしよう」という入院後の病院難民な状況が一般化してきている。広い意味での満足な「医療」は受けられていない。

一方、病院の勤務医の状況もひどくなっているのは、以前に読んだ本「病院はもうご臨終です」(仁科桜子)でも書かれていた通り。

そのような状況で原因がよくわからない「難病」にかかった女子がビルマ難民援助活動などをしていた援助する側から、「困ってる」「援助される」側に立場が変わった、という通り一遍なお話ではなく、このような状況に対して何もしないことを制度化した今の医療行政とか、その中で「戦っている」医師の存在とか…。これが女子目線を忘れない独特なユーモアを交えた文章で書かれている。

大量の文字をどのようにして入力できているのかなどと細かいことが心配になる。blogの作成は身体的に負荷が重いらしく、twitterによる入力が現在の主な発信方法。

医療行政のために患者や医師が存在しているのではなく、患者や医師のための行政であるはずなのに。

後で読んだときにわからなくなるのでメモしておこう。
2011.2.27日時点では、民主党管直人内閣が超低空飛行を続行中。

追記:
書籍化されたとのこと。


2011/03/05

[FIA GT1] 2010 第9戦 インテルラゴス

FIA GT1
2010年 第9戦 インテルラゴス

シーズン終盤に来てランキングが見えてきた。Vitaphone マセラティのベルトリーニ(BERTOLINI)、バーテルズ(BARTELS)がトップで128point。2位はマテックフォード。

コースはセクター1がハイスピード、セクター2がテクニカル。


予選
マテックフォード5号車はコースアウトしトラブルでリタイア。
アストンマーチンが速い。7号車がピットインからリードして優勝。
マセラティはピットで逆転したが、ピット作業でタイヤを投げたことにペナルティが課された。

決勝
スタート。
GT-R 23号車が2位に。
タイヤに厳しいコース。4号車は「ル・マンを走るように、絶対に滑らさないで走る。」(荒)

マセラティ 2号車とアストン・マーチン 7号車。
フォード5号車とランボルギーニ24号車もバトルになり、5号車がラストラップでスピン。

2011/03/04

[FIA GT1] 2010 第8戦 ナバラ

FIA GT1

2010年 第8戦 ナバラ

放送:JSPORTS
実況:中村義昭
解説:荒聖治

南アフリカの代替レース。

ほとんどのドライバーが初めて走るコース。きれいなコースで低速コーナーが多い。

 予選
3コーナーでスピンが発生。
このコースでは減速するところが多いので接触が多く発生。
GT-Rの得意なハイスピードコーナーが少ない。
速いのはマセラティとフォード。

23号車GT-Rはガス欠、22号車GT-Rは5位でそこそこいいポジション。

決勝
一周目で大規模なクラッシュ。荒選手の4号車ではバックストレート入口でリアに当てられた。
22号車はスタート加速して2位まで上がる。

1コーナーでトラブルが多いのは「ラインが一本しかない。」

フォード5号車はトラブル発生。「一周目でミスで接触した」。ノーポイントのレースになった。

22号車は3位でフィニッシュ。

2011/03/03

[NASCAR] 2010 第35戦 フェニックス KOBALT TOOLS 500

NASCAR

2010年 第35戦 フェニックス

放送:G+
実況:藤田大介
解説:石見周

コース:
ブレーキを多用するコース。ブレーキプレートが大きいものを使う。
ジミー・ジョンソンが得意とするコースで、アベレージが4.9位。

カール・エドワーズ
ポールポジションで優勝。
「勝てない状態が続くと喜べなくなってしまう。昨日のネイションワイドで勝てたのは大きい。」
トップフィニッシュで久々のバックフリップ。71レースぶりの勝利。

デニー・ハムリン
最多リードラップを取り、レースを支配していたのに、最後にガス欠との判断でピットインして燃料と2タイヤで順位が下がった。ハムリンは12位。トップ集団のハムリン以外は燃費走行で走りきれたので、ハムリンがトップでかなり踏んでいたためか、ピットの計算ミスなのか。フィニッシュ後はハムリンがグローブを投げつけたり、車のボードを殴っていたりする映像が流れた。インタビューでは負けたような雰囲気。終わった後でもポイント上はハムリンがリードしているのだが、勝てたレースを落としたショックだろう。

ジミー・ジョンソン
後ろから徐々に上がってきて、5位フィニッシュ。残り2戦でシリーズ1位じゃないのは久々なのだが、チャド・カナウスへの信頼が強く、レースが終わって15ポイントなら行ける、という雰囲気。
「ハムリンは次の一週間はプレッシャーを受けているだろうね。」と余裕の発言。
前回はジェフ・ゴードンのクルーと自分のクルーを入れ替えて乗りきった。このレースでもピットクルーの何人かはジェフ・ゴードンのチームからレンタルしている。

デイル・アーンハート・ジュニア
今回のカラーリングはファンのデザインを採用。レースでは全く目立たずラップダウンされる場面が映った。

ケビン・ハービック
トップ5でのピットインでラグナットをミスして、再ピットインしたため、19位まで落ちた。ここから追い上げて6位。5位のジョンソンの後ろだったのでジョンソンには離されたが、ハムリンが下がったためトップとのポイント差は縮まった。ピットアウト時に出てきたトゥーレックスジュニアに接触された後、わざとリアから当てに行ったりして、余計なことをしている。

2011/03/02

[WRC] 2010 第13戦 GB

世界ラリー選手権
2010年 第13戦 グレートブリテン

放送:JSPORTS
MC: 山岸舞彩
解説:福井敏雄、古賀敬介

2011年シーズンから規格変更があるので、今のWRカーでは最後のラリー。
2011年の車は1.6リットル (現行は2.0リットル)。
タイヤは2メーク。

DAY 1
雨。
朝から32kmのSS2。「最初から32kmはすごい。まだ目が覚めていない。」(福井)
ラトバラはフィンランドで免許を取る前からイギリスでラリーを走っていた。「すごい若手が出てきた、と話題だった。」(福井、古賀)

ペター・ソルベルグはギアボックストラブル。

午後は雨が強くなる。SS6でラトバラは何かにヒットしてパンク。「窓がくもって前がよく見えなかった。」(ラトバラ)
ペターはギアボックストラブルは相変わらずだが好タイム。

終了時点で、ローブ、ペター、オジェ。

DAY 2
晴れ。
スタート順の影響は、ダートでは関係なくターマックでは先頭有利。
「フォードは好きなタイプのラリーで、大陸より有利と言う定説がある。」(福井)

SS8でオジェがロールオーバーしてリタイア。
ペターとローブがSS9では首位を入れ替わるが後でローブが戻る。
オジェは「101%ではなく99%で走ることを覚えると速くなる。」(福井)

DAY 3
ペターは最終日にはなぜかペースが上がらず。

ヒルボネンはラトバラに順位を譲る。「これを見るとトラブルなのか譲ったのか微妙ですね。」(古賀)
ラトバラはチャンピオンシップで2位になり喜んでいた。

ライコネンは「ほぼノーミス。ウィルソンより速いステージもあった。」(古賀)

ローブ、ペター、ラトバラ。