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2009/03/28

[SBK] 2009 第1戦 フィリップアイランド

世界スーパーバイク選手権(SBK)
2009年3月1日 第1戦 フィリップアイランド
JSPORTS ESPN
実況:高柳謙一
解説:八代俊二

2009年は予選のスーパーポールの方式がノックアウト方式に変更され、20台から始まり、16台、8台と予選で落とした後にポールポジション計測を行う。

日本人選手では、中野真矢選手が新規参入でMotoGPから全く違うApriliaに乗る。昨年から継続参戦は、清成龍一選手、芳賀紀行選手、加賀山就臣選手、玉田誠選手。このうち、芳賀選手は今年からドゥカティに移籍。

ポールポジションはAMAチャンピオンから参戦してきたベン・スピーズ (YAMAHA)。

Race 1
結果順位
順位選手チーム
1芳賀紀行Ducati Xerox Team
2ノイキルヒナー (Neukirchner)Suzuki Alstare BRUX
3加賀山就臣Suzuki Alstare BRUX
4ファブリツィオ (Fabrizio)Ducati Xerox Team
5レイ (Rea)HANNspree Ten Kate Honda
6ハスラム (Haslam)Stiggy Racing Honda
7ラコーニ (Laconi)DFX Corse
8コーサー (Corser)BMW Motorrad Motorsport
9シュメルツ (Smrz)Guandalini Racing
10サイクス (Sykes)Yamaha WSB
15中野真矢Aprilia Racing
18玉田誠Kawasaki World Superbike R.T.
リタイア清成龍一Ten Kate Honda Racing

清成選手は10位からスタートで2コーナーで転倒、リタイア。起き上がった時に右手を押さえていた。

芳賀選手は13位スタートから2位あたりまでいきなりジャンプアップし、ジョナサン・レイ、芳賀、ラコーニの順で先頭争い。レイはペースが上がらず順位を下げ、代わってノイキルヒナー、加賀山が上位。

9周目にノイキルヒナーがトップへ出る。この後、18周目で芳賀がトップに出て、芳賀とノイキルヒナーで最終周までトップ争い。
最終周でノイキルヒナーはいったんトップを奪うが直後にリアが滑り、その隙に芳賀がトップに入れ替わりそのままチェッカー。少し雨が降っていたようでカメラにも水滴が見えた。リアが滑ったのものそのせいかもしれない。
今年からBMWが参戦して来ている。「BMWは直線が速いと聞いている。」八代氏。


RACE 2
結果順位
順位選手チーム
1スピーズ (Spies)Yamaha WSB
2芳賀紀行Ducati Xerox Team
3ハスラム (Haslam)Stiggy Racing Honda
4ラコーニ (Laconi)DFX Corse
5ファブリツィオ (Fabrizio)Ducati Xerox Team
6ノイキルヒナー (Neukirchner)Suzuki Alstare BRUX
7シュメルツ (Smrz)Guandalini Racing
8加賀山就臣Suzuki Alstare BRUX
9レイ (Rea)HANNspree Ten Kate Honda
10サイクス (Sykes)Yamaha WSB
12中野真矢Aprilia Racing
17玉田誠Kawasaki World Superbike R.T.
23清成龍一Ten Kate Honda Racing

スタートでビアッジが飛び出すがすぐにスピーズがトップに出る。芳賀もスタートがよく、スピーズ、芳賀、ビアッジの順。
6周目で芳賀がトップを奪い、11周目でスピーズ、13周目芳賀とトップが入れ替わる。
残り3周でスピーズがトップに立ち、そのままチェッカー。3位はハスラムとラコーニが激しい争いをしてハスラムが取った。ビアッジは3位集団にいたが最後にコースアウトし順位を落とした。

「スピーズはリアタイヤの滑らせ方がうまい。上体を寝かしてバイクを寝かせないようにしている。」八代氏。デビュー戦で一勝したスピーズは今後の活躍、というか、芳賀選手のシリーズ優勝への高いハードルになりそうな気配である。

芳賀選手は昨年の優勝チームに移籍し、引退したトロイ・ベイリスから次のチャンピオンとして指名されているような雰囲気の中での初戦というプレッシャーで2戦とも表彰台は立派。また、2008年は活躍できなかった加賀山選手も3位に入り、2009年は活躍してくれそう。

中野選手は2戦ともポイント獲得。

TV中継ではなぜかグリッド紹介が省略されて日本人選手が映らないことがあった。
SBKでは全レースの動画をウェブサイト上で公開しており、ほぼTVと同じものが見られる。動画では全選手およびピットの様子なども紹介しているのでJSPORTSで編集して時間に収めているのかもしれない。しかし、JSPORTSが日本人選手を切るはずがないので、やはり、元の画像になかったのかな?

このレースはJSPORTSでラグビーの試合が長引いたため、RACE 2の最後の5周ぐらいが切れてしまいウェブサイトの動画でも見た。ウェブサイト上では全レースの他に、スーパーポール、決勝のハイライト、ベストラップの編集動画もあるので、時間がないときはそちらを見るといいかもしれない。

2009/03/27

小山薫堂 「考えないヒント」 ―アイデアはこうして生まれる

著者は、2009年の米アカデミー賞外国語映画部門で受賞した「おくりびと」の脚本を書いたことで注目された。あるラジオで電話による生出演したときに、「たまたまですよ」と言ったのが記憶に残っていた。この本を読み返してみると、自分は偶然力が強い、と言っているのを見てなるほど、と思った。

アイデアが出たらそれを努力によってより良くすることは可能なのだが、アイデアを出すことは長時間座って頑張れば良いアイデアが出ることはない。良いアイデアを出すには「アイデア体質」になるしかなく、それに向かっての努力をする必要がある、というのがこの本の主張。

会社勤め人間としては、次から次とこんなにうまくいくのかなあ、と思う部分も確かにある。

一方で、いわゆる自己啓発本が「会社という枠から脱出してみる」テーマが多いところを見ると、元から自由なスタンスで書かれているこの本の内容は使えるかもしれない。

たとえば、「勝手にテコ入れ」は、会社での理不尽な指示をもっと面白く従ってもらうにはどうするかを考えてみる、というような場面に応用できる。

何よりも、著者のように毎日わくわくして目が覚めるという境地になりたい会社員は多いかも。

2009/03/26

[NASCAR] 2009 第2戦 フォンタナ

NASCAR
第2戦 AUTO CLUB 500
2009年2月22日 カリフォルニア州フォンタナ。AUTO CLUB Speedway
D型オーバルで周回2マイルを250周の500マイルレース。
コースのバンク角度が14度と小さく、コース幅が広いため、高速コース。
放送:G+、解説は福山英朗氏。


最終順位
順位ドライバーゼッケン
1マット・ケンゼス (Matt Kenseth)17
2ジェフ・ゴードン(Jeff Gordon)24
3カイル・ブッシュ (Kyle Busch)18
4グレッグ・ビフル(Greg Biffle)16
5カート・ブッシュ (Kurt Busch)2
6デニー・ハムリン (Denny Hamlin)11
7カール・エドワーズ (Carl Edwards)99
8トニー・スチュアート(Tony Stewart)14
9ジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson)48
10ブライアン・ビッカーズ (Brian Vickers)83

中西部中心のNASCARにもカリフォルニア出身のドライバーが増えている。
ジェフ・ゴードン
ジミー・ジョンソン
ケビン・ハービック (Kevin Harvick)
ロビー・ゴードン (Robby Gordon)
スコット・スピード (Scott Speed)
ケーシー・メアーズ (Casey Mears)
ロビー・ゴードン (Robby Gordon)
A. J. アルメンディンガー (A. J. Allmendinger)
デビッド・ギリランド (David Gilliland)
がこのレースに出場するカリフォルニア出身ドライバー。

AUTO CLUB スピードウェイの元の持ち主はペンスキー氏。チーム・ペンスキーにとってはお膝元。


国家斉唱はLittle big town。"Start your engines."はHOUSEのヒュー・ローリー。

予選からエンジン交換とトランスミッション交換、バックアップカーへの変更などで後退したドライバーが数人。ジュニアはトランスミッション交換で最後尾まで下がった。ポールポジションのビッカーズもエンジン交換で下位へ。

このコースはコース幅が広いためクラッシュによるコーションがもともと少なく、平均で7回。
今回のレースでもクラッシュによるコーションはケビン・ハービックのクラッシュによる1回。他は雨によるイエローフラッグ。

ジミー・ジョンソンが序盤をリードする。その後、ジェフ・ゴードン、グレッグ・ビフルがトップになり、最後にケンゼスがピットワークでトップに立つ。ケンゼスはそのままトップでチェッカー。

最後の20周はジェフ・ゴードンが追い上げを見せ0.2秒差まで詰めたが、追い越すことができず、再び差を広げられて1秒以上の差でのゴールとなった。

ジュニアは10位台まで挽回したが、エンジントラブルでガレージへ入りリタイア。
ヘンドリックス レーシング (Hendricks Motorsports)マーク・マーティン (Mark Martin)もエンジントラブルでリアイアした。上位の2台との車の差があるのかも。

グレッグ・ビフルはピットでエアホースを前輪が踏んでしまい、20秒程度かかったことでピットアウト後に順位を下げた。

デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.)、マーティンの他、アリック・アルミローラ (Aric Almirola)が残り7周でエンジントラブルでリタイアするなど、エンジン故障によるリタイアが多かった。次回レースまでに改善できるかどうか。
ルーキーは、スピードがリタイアし、ジョーイ・ロガーノ (Joey Logano)は完走。

ケンゼスはこの勝利で開幕2連勝。これは97年のジェフ・ゴードン以来のこと。今年からクルーチーフが変わったことで昨年の不調を挽回している。

2009/03/23

[WRC] 2009 第2戦 ラリーノルウェー

世界ラリー選手権(WRC)
2009年2月13日から15日 第2戦 ラリーノルウェー

解説は福井敏雄氏、小林直樹氏。(古賀氏はノルウェーで足を骨折のため欠席)
MCは山岸舞彩さん。
JSPORTS ESPN

最終順位

1ローブ (Sebastien Loeb)
2ヒルボネン (Mikko Hirvonen)
3ラトバラ (Jari-Matti Latvala)
4H・ソルベルグ (Henning Solberg)
5ソルド (Dani Sordo)
6P・ソルベルグ (Petter Solberg)

2007年以来2回目の開催。
スウェーデンの方が平地が多い。
ノルウェーは標高が高い(雪が多い)。道幅はやや狭くカーブ、ジャンプが多い。全体にはスウェーデンよりも難しい。
今回は、シトロエンクサラでペター・ソルベルグが出場する。

DAY1 116km

セバスチャン・ローブは雪も苦手ではないようだ。「元々雪の上を走るのは大好き。」
ミッコ・ヒルボネン「ローブはスノーラリーでトラブルに見舞われてきたが、3年連続でそれはないだろう。」北欧出身で分があるヒルボネンもローブのことはかなり警戒している。

スーパーSSはオスロ郊外の競馬場を利用したコース。トップタイムはP・ソルベルグ。

気温は-15度から-25度ぐらい。その寒さでもカメラは動くそうな。
フォードチーム(ヒルボネン、ヤリマティ・ラトバラ)は北欧人コンビなので負けられない。ローブに離されないことが重要。

SS6での順位は、ヒルボネン、ローブの順。4.6秒差。
タイヤはスパイクタイヤだが、2009年は幅の広いタイヤを使用する。細いタイヤの方が引っかかりはいいのだが、ホイールが専用となってコストがかかるため、他のコースと共通のホイールが使用できる幅広タイヤになっている。
「ヒルボネンのインタビューを聞くと出走順が2番手の走りやすさを期待していたようだが、実はそうでもなさそうだ。」福井氏。「スノーラリーの出走順の有利さはケースバイケースだ。」

DAY1 終了時点での順位は、1位ローブ、2位ヒルボネン(2.6秒遅れ)、3位ラトバラ、4位ソルド。

ローブ、ヒルボネンともに2日目スタート順は2番手が有利だと考えているようなコメント。
「カメラマンから見るとヒルボネンの方が速く迫力がある。が、タイム的にはローブが良かったりする。ミッコの方がドライビングスタイルが古い。」小林氏。

DAY2 119km
SS10はレース中最北。雪が多く、スノーウォールもパウダースノー。
「凍っているのでスタート順は影響ない」ローブ。
ヒルボネンはローブから徐々に遅れ始める。車の不調ではなさそうだが調子が出ない。
ラトバラは3位に安定している。「ミッコ以上にアクションが多い。雪壁にあたるシーンが一番多かった。」
SS14ではP・ソルベルグはエンジントラブルで22番手タイム。

SS18はヒルボネン、SS19はローブが速い。

DAY2 終了時点の順位は 1位ローブ、2位ヒルボネン(15秒差)、3位ラトバラ、4位H・ソルベルグ


DAY3 126km

最終日が最長コース。
TV画面を見ていると時速200km程度は出ている。
午前を終わったところで
「今回は二走目にヒルボネンより遅いことが多い」ローブ。「午後は轍ができるので難しくなる。」

最終SS前でローブとヒルボネンの差は7.7秒。最終SSは19.74kmもある。7.7秒だと1ミスで縮まる程度の差。最後までヒルボネンはpushしたが届かず。ローブが初優勝。

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2009/03/20

[NASCAR] 2009 第1戦 デイトナ

NASCAR
第1戦 DAYTONA 500
2009年2月15日 デイトナ(Daytona International speedway)
トライオーバルで周回2.5マイルを200周の500マイルレース。吸気制限のプレートをつけたレースである。(「プレートレースはアーンハートが強い」石見氏)
放送:G+、解説は石見周氏。


最終順位
順位ドライバーゼッケン
1マット・ケンゼス (Matt Kenseth)17
2ケビン・ハービック (Kevin Harvick)29
3A. J. アルメンディンガー (A. J. Allmendinger)44
4クリント・ボーヤー(Clint Bowyer)33
5エリオット・サドラー (Elliot Sadler)19
6デビッド・レーガン(David Ragan)6
7マイケル・ウォルトリップ (Michael Waltrip)55
8トニー・スチュアート(Tony Stewart)14
9リード・ソレンソン(Reed Sorenson)43
10カート・ブッシュ (Kurt Busch)2


開幕戦でありNASCAR最大のイベントであるDAYTONA 500。
米国の金融危機の影響でチケットの売れ行きが悪く、「いつもなら開幕の数か月前に売り切れる」(石見氏)チケットが2009年に限ってはバックストレートのチケットを4割引き程度に値引きして開幕前日に完売したとのこと。シート数は160000席という規模なのでこれを売り切ること自体が素晴らしいことなのだが。

2009年シーズンは移籍などで番号が変わったドライバーが7人いる。

新番号ドライバー備考
14スチュアート新チーム
39ライアン・ニューマン (Ryan Newman)新チーム
20ジョーイ・ロガーノ (Joey Logano)ジョー・ギブズ レーシング (Joe Gibbs Racing)でデビュー
5マーク・マーティン (Mark Martin) ヘンドリックス レーシング (Hendricks Motorsports)に移籍
33ボーヤーマシンを変更
07ケーシー・メアーズ (Casey Mears)リチャード・チルドレス レーシング(Richard Childress Racing)へ移籍
43ソレンソンリチャード・ペティモータースポーツ(Richard Petty Motorsports)へ移籍


FOX TVではシーズンに向けての意気込みなどをインタビューしている。カール・エドワーズ (Carl Edwards)は「チェイスまでにポイントを取ればいい。」デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.)は「今シーズンはハードルを高く設定した」とシリーズ優勝に向けて気合を入れている。

国家を歌うのはGavin Degraw。フロリダ州知事が"Start your engines."コールをしてスタート。ペースカーはトム・クルーズが運転したとか。

ポールポジションはマーティン・トゥーレックス ジュニア (Martin Truex Jr.)、2番手はマーク・マーティン (Mark Martin)

ボビー・ラボンテ(bobby Labonte)のスポンサーがask.com(NASCARの公式サーチエンジン)なのでFOX TVでよく映っている。チームはHall of Fame レーシングだがイェイツレーシング (Yates Racing)の下部チームとして運営される。

序盤は、カイル・ブッシュ (Kyle Busch)、ジュニア、スチュアート、ジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson)、マーティン、ジェフ・ゴードン(Jeff Gordon)などが先頭集団でリードする。

レース中盤になるころ、FOX TVではレーダーで雨雲の通過が予想されている。となると、どのチームもトラックポジションを上げて中断してもいい成績が出せるようにする作戦になる。

ジュニアは、ピットの見逃し(「ピットサインが全部ピンク色に見えた」らしい)で35位あたりまで沈み、頑張って10位前後まで挽回したが、その後、ピットストップでのはみ出しによるペナルティで、ふたたび周回遅れに。2度ともミスによるものだ。「こういうポカミスが多いからチャンピオンが取れないと思う」石見氏。

最後にジュニアは周回遅れで走っていた123周目に前を走るブライアン・ビッカーズ (Brian Vickers)と接触して大クラッシュ(ビッグワン)の原因を作った。「ビッカーズがジュニアのラインを防ごうとしてイン側に寄せて戻って行こうとしたときにひっかけた。ラップダウンの2台が引き起こしたクラッシュなので、(首位争いを妨害したという意味で)後々問題になる。」石見氏。

レース後のインタビューでは、ジュニア、ビッカーズ共に自分が正しかったと主張していた。レース全体を通してジュニアは雰囲気があまりよくなかった。

このクラッシュが列の前方の方で起こったので、トップ争いをしていたカイル・ブッシュ (Kyle Busch)デニー・ハムリン (Denny Hamlin)ジェイミー・マクマーレイ (Jamie McMurray)が巻き込まれた。

アルメンディンガーは、スポンサーが見つからずリチャード・ペティレーシングで今のところ8レースしか走れない状況なのだが、この走りを続ければ「シュートアウトから調子が良い。フルシーズンで出場できるかもしれない」石見氏。

152周で雨が強くなり、赤旗中断のままレース終了。

優勝したケンゼスは最後尾スタートからの優勝。
サドラーは中断の直前までトップを走行していただけにドラフティングラインからはずれて下がって5位は残念過ぎる。

ロガーノは80周でスピードとからんでクラッシュしてリタイア。インタビューでのスピードの方が悪いと言わんばかりの態度が若い。

今回はジュニアとビッカーズのクラッシュがレースを決めてしまった。人気ナンバーワンのジュニアもこういうレースばかりでは人気もなくなって行くのではないかと心配。

ところで
CATVでG+を録画したところ、途中で画像が何もなくなり黒い画面でときどきレースが途切れてしまった。
STBの機種はパナソニックのTZ-DCH1520。CATVのヘルプデスクに連絡したところ、STBのバグフィックスのファームウェアのアップデートがあった。症状が当てはまるのでそれではないか、と。要するにバグ。NASCARは寝ている時間に録画しているので画が来ていないことなど見るまで分からない。
ヘルプデスクにバージョン確認方法を教えてもらい確認してみるとバージョンが上がっていた。逆に症状発生時に前のバージョンだったのかはわからないので、同じバグが原因かどうかははっきりしないが、とりあえず、様子見。

今回のファームウェアアップデートで修正されているといいのだが…。

2009/03/19

田上幹樹 「生活習慣病を防ぐ七つの秘訣」

糖尿病および高血圧症の治療をしている医師が自分の患者のアンケート調査などからまとめた「病気になるまでの生活」や食生活・運動習慣などのパターンから生活改善の提案をしている。

著者が「快適習慣」と呼ぶ「やめられない悪習慣」として「運動不足」と「肉や脂っこい食事」、喫煙があげられている。意外にも飲酒を全くしない人よりもワインなどを少し飲む方が良いらしい。

「七つの秘訣」は
  1. 和食のすすめ -- 肉を減らしもっと野菜を
  2. せっかくの「運動」を無駄にしない
  3. 朝食は抜かない、夜食は厳禁
  4. 感触は美味しいものを少量、そして残す勇気が大切
  5. 飲むならワインを
  6. 絶対に禁煙 -- タバコを吸うのは犯罪?
  7. 定期健診のすすめ
の7つ。各項目そのものが困難というよりも習慣化させて継続することが難しいものが多い。

運動については、3000キロカロリー/週までは運動量が多いほど病気の発症率が下がるという。速歩を1時間しても300キロカロリー程度とのことなので、普通はその限界まで到達することはなさそうだ。

生活改善(治療として行われるもの)のデータをみると、普通のダイエットでも言われるように食事+運動が筋肉を維持して効果が高いようだ。また、「朝食抜きダイエット」については著者は、全くの机上の空論と否定している。一、二年であれば可能だが無期限には無理であるし、患者アンケートでも朝食を食べた方が調子が良い、との回答が多いとのこと。

昼食に昼定食を取った場合の夕食アドバイスが書かれている「実践編」を見ると、食生活の設計は朝昼で足りない分を夕食で補う、のがコツ。たとえば、夕食でバランスできれば牛皿定食での昼食は良い。

BMIで25以上が肥満一度、30以上が超肥満というのを読んで自分のBMI(体重(kg)/身長(m)**2)を計算したところ、23ぐらい。肥満とは言えないけど徐々に体重が増えてきているので気をつけないと。

2009/03/17

[PTA] PTA活動の継続性とボランティア

しばらく前になるが、海老名市が公開しているストリーミングコンテンツ(市長・市議会議長対談)に柏ヶ谷中学校の花いっぱい推進委員会で育てているパンジーが使われた。

追記。花いっぱい活動をメインにしたストリーミングコンテンツ「柏ヶ谷中学校 花いっぱい運動」が2009年3月16日アップされた。

そのことが海老名市の公式blog上でも紹介されている。
海老名市ウェブサイトのblogウェブ魚拓はこちら

他にも柏ヶ谷中学校の花いっぱい推進委員会の活動として、第47回 9月4日 花いっぱい3月10日 門出が紹介されている。PTAの個々の委員会活動が学校以外で取り上げられることは珍しいので、海老名市がこの活動に注目しているということかもしれない。活動を取り上げていただけるのはPTA本部や活動しているメンバーにとってはうれしいことだし励みになる。一方で少し不安もあるのでそれについて書いてみる。

PTA本部に参加した経験から、この活動は他の委員会と異なり活動の継承が非常にうまくいっていることが現在のような成果を上げているポイントではないか、と思っている。現役の保護者のみならず卒業生の保護者もかかわることが可能だったり、生徒との共同作業が多岐に渡るなど、学校側のサポートが適度(やりすぎず、少なすぎず)であることも継続の重要な要素だろう。

小中学校の校内には何らかの形で花や樹木があり、その手入れが必要となる。柏ヶ谷中学校の花いっぱい運動はそういった既存の花や樹木の手入れ、という面もあるが、他方、校内が「荒れていた」時代に中学校に協力していた地域の人や保護者が生徒たちとの共同作業を行う場として開始した、という側面も持っている。その動機付けがここまでの継続のエネルギーとなっているのではないかな、と個人的には感じている。

こういった活動が市の教育委員会などの行政のレベルで注目され、行政側が「水平展開」を目指す場合、そもそもの発生理由から切り離された活動として他の学校への導入が行われることになる。そうした場合、それぞれの学校での活動に対する動機付けは十分なものになるのかという不安がある。

別のエントリに書いたことだが、委員会のメンバー募集は学校からの呼びかけはあるが任意参加である。行政からの導入が行われた場合、そのような任意性は確保されるのだろうか。自分が見るところでは、この任意性がレベルの高い活動の一つの要素になっている。もちろん、強制ならば活動レベルが高くならないと言うことは全くなく、PTAの他の委員会の活動がうまくいっていないということはないのだが、自律性という点で最後にはくじ引きでもメンバーを決める委員会とは異なる。

贅沢かもしれないが行政はある学校で継続して成果を上げている「活動そのもの」を他の学校に展開するのではなく、そうした自然発生的な活動が「自動参加のPTA」という枠からはみ出しても、というか、はみ出すことを促進・(あるいはPTAの任意参加という本来の姿の徹底を)整備するべきではないのかな、とも感じる。
この活動は行政が方向付けをしなかったからこそうまく行ったのだと言ったらいいすぎなんだろうか。

2009/03/16

篠原菊紀 「不老脳 40代からの脳のアンチエイジング」

最近、会話に「アレソレ」が増えてきた方へ…
大丈夫!
実は、脳は40代から伸びるんです

という帯の惹句は間違いではないが、脳トレの本ではない。筆者が行っている脳のトレーニング問題も掲載されているにはいるが、中心となるのは、年をとるに従って脳の機能がどう変化し何が良くなるのか、それを活用するにはどのようなことに気を付けて生活するのか、についてである。

年をとるに従ってよくなる脳の働きは、蓄積される記憶、結晶性知性や統括性知性といった機能、人生観や社会観など「観」の機能である。「不老脳」とは年を取ってから良くなる部分を活用する真の「老脳」とも言える。しかし、これらの年を取ってから発達する機能を活かすには、脳を若々しく保たなければならない。若々しく保つには30代,40代から衰えはじめる「ワーキングメモリ」(頭のメモ帳)の多重使用のレベルを落とさないことが肝心である。年をとっても社会参加し、人と会話したり、いくつかの作業を同時に行うなどの生活上のトレーニングがかかせない。

ワーキングメモリーを鍛えるには、何かに打ち込み能力を伸ばそうと努力を継続すること。これにより持続する意志や工夫を行うことでワーキングメモリーを鍛え統括性知性を維持向上させることにつながる。

脳を若々しく保つには
  • 適度な運動を行うこと(ちょっときつい運動が脳を活性化する)
  • チャレンジ精神を持ち続けること(ちょっとがんばるで自分を「更新」しよう。リタイア後は「3年計画」)
  • メタボリック症候群対策は脳にもいい
  • 他者を理解すること、柔軟な使命感を持つこと
などのポイントがある。慣れた作業をやるだけでは活性化しない脳でも心をこめてキャベツを刻むことで活性化するように「気合」で活性化の度合いが変わるらしい。

最近、ふっと気を抜くと直前にやっていたことを忘れたりすることが多くなってきた。ワーキングメモリーの機能が落ちてきているのだろうなと考えながら読んだ。帯に関して言えば「40代から伸びる」は間違いではないが正しくは40代から「伸ばせる」ということだ。

最後の4章は「第二の人生の生き方が”不老脳”の質を高める」が著者が最も言いたかったことではないだろうか。老人の知性は社会に還元するべきである。自分の知性が社会の役に立つと信念を持てば、社会のために行動する時ドーパミンが多く分泌する。それが「やる気の自己増殖」を引き起こすのではないか、と。

超高齢化社会では高齢者にたいして社会での労働生産上の役割を用意する必要がある。真に「敬老」的な社会を実現していくために政治を動かそうという意識を持ってほしい、と今後自らが老人となる「団塊」の世代に呼び掛けている。

脳研究の知識も紹介されている。「脳は筋肉に比べるとトレーニングの効果が出やすく持続する(1か月1回のトレーニングでも効果がある)」「いわゆる脳トレやテストはできない方がトレーニングになる」などが興味深かった。

2009/03/15

[NASCAR] 2009 バドワイザーシュートアウト

NASCAR
バドワイザーシュートアウト (Budwiser Shootout)
2009年2月7日 デイトナ(Daytona International speedway)
放送:G+、解説は石見周氏。
最終順位
1ケビン・ハービック (Kevin Harvick)
2ジェイミー・マクマーレイ (Jamie McMurray)
3トニー・スチュアート(Tony Stewart)
4ジェフ・ゴードン(Jeff Gordon)
5A. J. アルメンディンガー (A. J. Allmendinger)
6ケーシー・ケイン(Kasey Kahne)
7カール・エドワーズ (Carl Edwards)
8マット・ケンゼス (Matt Kenseth)
9カート・ブッシュ (Kurt Busch)
10カイル・ブッシュ (Kyle Busch)

サブプライムローン問題などによるスポンサー減少や成績不振などで2009年に複数チーム合併により発足した新チームは3チームある。

Richard Petty Motorsports: Petty EnterprisesとGillett Evernham Motorsportsが合併。
Stewart-Haas Racing: Gene HaasはTony Stewartが共同オーナーとなり新チーム。
Earnhardt-Ganassi Racing with Felix Sabates: Dale Earnhardt Inc.とchip ganassiが合併。

バドワイザーシュートアウトは、カップシリーズのポイントは付かない開幕前のレース。今年から出場資格が変わり、各マニュファクチャラー(フォード、シェビー、ダッジ、トヨタ)の昨シーズンのポイント上位6台とワイルドカード1台の計7台ずつ、合計28台が出場できる。

エキジビションのため、レース構成は
2セグメント(前半25周、後半50周)
休憩が10分間(通常ピット作業可能)
となる。
また、リスタートの際は、常に2列(ダブルファイル)の状態から、になる。

デイトナでは後に付いて風圧を作るドラフティングパートナーの存在が重要になる。

新人ドライバーとしてジョーイ・ロガーノ (Joey Logano)スコット・スピード (Scott Speed)も出場したが、クラッシュに巻き込まれてリタイア。

「今シーズンはサブプライム問題でテストができていないので、シュートアウトは良いテスト。しかし、気温が低いのでデータは使えないかもしれない。」石見氏。次の週がNASCARの初戦であるDAYTONA 500。同じコースでのレースである。

前半セグメントを終わっての順位はエドワーズ、マクマーレイ、ジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson)

ジュニアは、後半は速さがあり、カイル・ブッシュと前後してトップを走った。が、残り20周を越えたあたりでコース取りを誤ったのか10位以下に後退して、クラッシュに巻き込まれて大破。カイル・ブッシュも同様に後退した。

残り数周で立て続けにコーションが出て、ゴールはグリーンホワイトチェッカーとなる。コーションのたびにピットで4タイヤ交換の車がある。残り2周でのコーションでもスチュアートやケンゼス、エドワーズなどはピットで4タイヤ交換で最後のリスタートでのダッシュに賭ける作戦。

「ラウシュレーシングは今年は5台がレースに出ているが、来年は4台に減らすことになるだろう。1チームで5台持っているということはそのチームがなくなると5台減ってしまう、というリスクもある。」石見氏。

マクマーレイはコース取りがうまく車をコントロールして後続を抑え、残り2周のコーションでもリードしていた。最後の最後にハービックがハムリンに押してもらって一気に外側から伸びてマクマーレイを追い抜いたとたんに後方でクラッシュ、そのままゴール。マクマーレイはハービックを抑えようとしたが抜かれてしまったようだ。

最後のクラッシュはケーシー・メアーズがジョンソンに追突したことがきっかけだったようだ。昨年チャンピオンのジミー・ジョンソンは最後のクラッシュで大破したが、いろいろなセッティングが試せたのでよかった、とインタビューに語っていた。

トニー・スチュアートは「デビュー戦にして3位は上出来じゃないか。」と控え目ににっこりしていた。「もっと喜んでいると思いますよ。」石見氏。

「チームの実力が拮抗してきて、激しい争いになるのでは」石見氏。

石見氏のシーズン予想は、カイル・ブッシュが最有力、対抗するのがエドワーズ、とのこと。

2009/03/13

天童 荒太 「包帯クラブ」

柳楽 優弥が出演した映画の題名として記憶に残っていた小説。改めて調べると、堤幸彦監督、出演はほかに石原さとみ、など、だった。原作が文庫ではなく新書で出ていたのは知らなかった。作家インタビューによると最初から新書での出版を意識して書かれたらしい。

天童 荒太の他の作品(「家族狩り」など)は読んだことがないし、この作家についての予備知識もほとんどない。「包帯クラブ」執筆後のインタビューも読後に見つけて読んだ。その内容から判断するとかなり重い話を書く作家のようだ。2008年の直木賞を「悼む人」で受賞。

この作品は、ある町での高校時代のことを大人になった主人公ワラが「包帯クラブ」のウェブサイトにレポートの形で書いた、と言う設定。レポートを送ってもらった友人やそれを読んだ仲間が「今」を語るページがところどころに挟まるという構成が面白い。

文体も内容も「軽め」のジュルナイル小説風の体裁を取っているが、そういった小説と雰囲気が違う。

「包帯クラブ」は誰かが心に傷を受けた場所やものに包帯を巻き、それを撮影してその人に渡す。それだけの活動(?)をする。このクラブが始まった数か月の物語。

主人公は

人が受けた深い傷に、わたしたちができることは、ほとんどないように思う。でも、相手の沈む心を想いながら包帯を巻くことで、<それは傷だと思うよ>と名前をつけ、<その傷は痛いでしょ>と、いたわりを伝えることはできるかもしれない。
どれだけの慰めになるかはわからない。
でも、相手が心に抱えている風景が、血まみれの廃墟のようなものだとすれば、そこに純白の包帯を置くことで、風景が変わって見えることもあるんじゃないだろうか…。

と言う。「癒し」と言うよりは少し控えめな「悲しみへの共感」みたいなものの表現として包帯を巻く、という行為がある。現役高校生たちはこの小説に共感するのだろうか。

著者が間接的に伝えたかったものは「共感」と「希望」なんじゃないか、と思う。

2009/03/09

[NASCAR] ドライバーのウェブサイトリンク集

NASCARのドライバーは、それぞれが、個人のウェブサイトを持ち個人のブランドを強化することに使っている。チームも同じでレース観戦をメモする上で登場したドライバーとチームのウェブサイトのリンク集をまとめておく。

随時追加する。




【ドライバー】

A. J. アルメンディンガー (A. J. Allmendinger)
アリック・アルミローラ (Aric Almirola)
エリオット・サドラー (Elliot Sadler)

カイル・ブッシュ (Kyle Busch)
カート・ブッシュ (Kurt Busch)
カール・エドワーズ (Carl Edwards)
クリント・ボーヤー(Clint Bowyer)
グレッグ・ビフル(Greg Biffle)
ケーシー・ケイン(Kasey Kahne)
ケーシー・メアーズ (Casey Mears)
ケビン・ハービック (Kevin Harvick)

サム・ホーニッシュ ジュニア (Sam Hornish Jr.)
ジェイミー・マクマーレイ (Jamie McMurray)
ジェフ・ゴードン(Jeff Gordon)
ジェフ・バートン (Jeff Burton)
ジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson)
ジョーイ・ロガーノ (Joey Logano)
スコット・スピード (Scott Speed)

ダニカ・パトリック(Danica Patrick)
チャド・カナウス (Chad Knaus)
デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.)
デイブ・ブレイニー (Dave Blaney)
デニー・ハムリン (Denny Hamlin)
デビッド・ギリランド (David Gilliland)
デビッド・ストレミー (David Stremme)
デビッド・ルーティマン(David Reutimann)
デビッド・レーガン(David Ragan)
トニー・スチュアート(Tony Stewart)
トラビス・クバピル (Travis Kvapil)

ビル・エリオット (Bill Elliott)
ブライアン・ビッカーズ (Brian Vickers)
ブラッド・ケセロウスキ (Brad Keselowski)
フアン・パブロ・モントーヤ (Juan Pablo Montoya)
ポール・メナード(Paul Menard)
ボビー・ラボンテ(bobby Labonte)

マイク・ブリス(Mike Bliss)
マイケル・ウォルトリップ (Michael Waltrip)
マーク・マーティン (Mark Martin)
マックス・パピス (Max Papis)
マット・ケンゼス (Matt Kenseth)
マーティン・トゥーレックス ジュニア (Martin Truex Jr.)
マルコス・アンブローズ(Marcos Ambrose)

ライアン・ニューマン (Ryan Newman)
リーガン・スミス (Regan Smith)
リード・ソレンソン (Reed Sorenson)
ロビー・ゴードン (Robby Gordon)

【チーム
アーンハート・ガナッシレーシング(Earnhardt-Ganassi Racing with Felix Sabates)

ジョー・ギブズ レーシング (Joe Gibbs Racing)
スチュアート・ハースレーシング (Stewart-Haas Racing)

ペンスキー レーシング (Penske Racing)
ヘンドリックス レーシング (Hendricks Motorsports)
ホールオブフェーム・レーシング (Hall of Fame Racing)

ラウシュ・フェンウェイレーシング (Roush Fenway Racing)
リチャード・チルドレス レーシング(Richard Childress Racing)
リチャード・ペティモータースポーツ(Richard Petty Motorsports)

榎本雄作 「デキる男は香りが違う!」 プロが教える香水120%活用術

男性用香水の解説本がソフトバンク新書から出ていたのを見つけたので購入した。

ファッション雑誌は買わないし、買ってもついていけないレベルの内容だからなあ、とちょっと腰が引けるのだが新書で香水を体系的に解説してくれてしかも商品名がはっきり書かれているので入門書として使うには良い本だと思う。

タイトルはわざと大胆につけているのだろうけど、それにつられた人には物足りないかもしれない。逆に、冒険かも、と思って買った人は意外と良い本だと満足しそう。

基本の4つの分類
  • シトラス系
  • フゼア系
  • オリエンタル系
  • シプレ系
という基礎知識すらわかっていない読者を想定してかなり基本的なところから説明し、これにバリエーションをかけあわせたそれぞれについて特徴と商品を分類したカタログ的にも使える。

正しい選び方・使い方・つけ方をこの本で知ったので、ためしに1個買おうと思ったのだが、スーパーの1階にある化粧品売り場は女性化粧品ばかりで男性向けがほとんどない。この本にあるとおりに男性用香水の売上が毎年二ケタ増なら、週末に普通の年配男性が行きそうなスーパーなどで販売すると売れたりするのでは。

2009/03/05

[WRC] 2009 第1戦 ラリーアイルランド

世界ラリー選手権 (World Rally Championship)

JSPORTS ESPNで放送。

2009年シーズンの番組出演は山岸舞彩、福井敏雄、古賀敬介の3人。

FIAのカレンダー調整があり24コースを12戦ずつに分割して、2年に1回の開催となる。そのため初戦がモンテカルロではなく、アイルランドになった。

福井氏によるアイルランドの特徴は
  • 道が狭い
  • 天候が良くない。強風と雨。
の2つ。2009年の現地は、「土砂降りの雨で、気温が低くない割には強風で体感温度が低い。」古賀氏。スバル、スズキが撤退したため、日本車のファクトリーチームは不参加。スバルチーム撤退によりクリス・アトキンソンはシートを失い、シトロエン・ジュニアチームから参戦。チームメートがロウテンバッハとセバスチャン・オジェ。

DAY 1
SS1で、ミッコ・ヒルボネンの車のライトが外れる。ライトが自分の方を向いてしまったらしい。
雨がひどいので、ヤリ・マティ・ラトバラがスノータイヤで出る。 水はけが良いかもしれない。結果はセバスチャン・ローブよりも42秒も速い。ローブはターマック用タイヤで出走し7位。
PROTONチームがS2000で出走しているようだ。
ローブがかなり遅れているが「ローブは危機管理能力が高いので、無理はしない。」福井氏。

雨のせいでターマックが砂利と泥の道になってしまっている。また、コース全体に道幅が狭く、しかも高速コース。SS3までにローブは2位まで浮上。ラトバラはサスペンションを壊してステージリタイア。
SS3では、ウルム・アーバがトップに立った。が、後半のステージでスピンしてリタイア。SS4以降はローブもスノータイヤに交換。

アトキンソンはコース脇の電柱に衝突するが、そのまま走行し続けられた。
雨が強くなり、SS7,8はキャンセルされた。

終了時の順位は、ローブ、ソルド、ヒルボネン、ヘニング・ソルベルグ、ロウテンバッハ。
「スノータイヤが良くグリップしたのは驚きだ」ローブ。
DAY 2
雨。

タイヤはほぼ全車スノータイヤ。

シトロエンジュニアチームのロウテンバッハがリタイヤ。同チームのオジェはY字ジャンクションに突っ込んだ。

SS10でヒルボネンの車のパワステが故障。
「見ているよりはるかにつらい。腕が棒みたいになり、痙攣して運転できなくなることもある。」福井氏。
SS11。アトキンソンは徐々に速さを増して順位を7位から5位まで上げた。
「アトキンソンはスバルでは作戦に組み込まれて中盤で苦しんだが、今年はそれよりも思いきりできる環境になると良いのだが。」

終了時:ローブ、ソルド、ヒルボネン、H.ソルベルグ、アトキンソン、オジェ。

番組では、新コーナーとして「こがっち写真館」がスタート。古賀氏はプロのカメラマンでもあるのでナカニーのスナップ写真とは違う味わい。

DAY 3
全長51キロ。

天候は回復したが、路面が乾くかどうかは賭けになる。
ヒルボネン以外のトップドライバーはウェットを予測してスノータイヤ。
ヒルボネンはターマック用タイヤで一発勝負に出る。

H.ソルベルグとアトキンソンは僅差の4位争い。SS15ではアトキンソンが1.5秒差でリード。
「アトキンソンはなかなかファクトリードライバーにならないが楽しい人。」福井氏。

H.ソルベルグはSS18でプレッシャーを与える作戦に出る。ターマックタイヤに交換した後、アトキンソンのテントの前で車を一旦止めて、タイヤを見せた後、走り抜けた。アトキンソンもタイヤ交換に気が付いていた。このステージでアトキンソンはコースオフしてタイムロスしてしまう。
「攪乱作戦ですね。」福井氏。「さすが、ベテラン」古賀氏。

スーパーSSはドネガルの街の中の道路を使う。ドネガルは「鎌倉のような街」古賀氏。

優勝はローブ(48勝目)。2位以下は、ソルド、ヒルボネン、H.ソルベルグ、アトキンソン、オジェ、マシュー・ウィルソンン、カリド・アル・カシミ。

「今年はターマックが2戦しかない。フォードの2台がちゃんと機能すればフォードにもチャンスがある」福井氏。