ページ

2011/11/24

[WRC] 2011 最終戦 グレート・ブリテン

世界ラリー選手権

放送:J SPORTS
MC: 栗田佳織
解説:福井敏雄、古賀敬介

ローブとヒルボネンがチャンピオンの可能性がある。
チャンピオン争いが最終戦まで来るのは久しぶりのこと。

結末はやや意外なものだった。
まず、ヒルボネンがちょっとしたコースオフでラジエターを壊してしまい、リタイヤ。

これで楽になったローブは、リエゾン区間で対向車にぶつけられてリタイア。車線が左側通行のイギリスに慣れていない外国人が突っ込んできた、ということらしい。この外国人はソルドの友達のスペイン人だったそうだ。

「私もベルギーに住んでいたころ、イギリスに行くと慣れるまで時間がかかった。前後に車がない細い道だと大変。」(福井)

チャンピオン争いは両方ともノーポイントとなったことで、ローブの8連覇が決まった。

ラリーは、ラトバラが浮上して優勝。ミスがなく速かった。
「若い人に希望が持てていい」(福井)

ペター・ソルベルグも車が壊れた。
「パイプに亀裂が入った。シトロエンのカスタマーカーの品質に問題がありそう。」(福井、古賀)

ヘニング・ソルベルグが3位に入賞。かなり久しぶりの表彰台。

2011/11/22

[スーパーGT] 2011 第5戦 鈴鹿500km

スーパーGT
2011年 第5戦 鈴鹿500km

放送:J SPORTS
実況:下田恒幸
解説:由良拓也、福山英朗

2011年の距離は短縮された500km。
レギュレーションで2回のドライバー交代が義務付け。

スタートはウェット路面。雨は小降り。

500のP.P.はS Road
300のP.P.はGaraiya

タイヤ選択はMOTULが浅溝。他は深溝。

天候は回復傾向ながら、ときどき、雨が強くなる。
ウェットでペースが上がらなかったため、500kmよりも時間制限が先に来て、18:30でレース終了となった。

EPSON
SUGOから上り調子。道上がスタートドライバー。DUNLOPが天候と路面にあっていて、追い上げたところでコースアウト。車にダメージがなくそこから再び追い上げる。中山に代わったところで、また、コースアウト。最後に道上のドライブでスリックにタイヤを変えて追い上げていたが、24号車に当てられてスピン。24はペナルティを受けた。

調子が良くなってきたチームは、頑張りすぎるところがあるのかも、と解説陣。

MOTUL
浅溝スタートで、最初の数周は我慢のドライビング。その後、路面が良くなるとともにトップへ。ここで、タイヤの持ちを考えて深溝にしたのが失敗。路面がどんどん乾いていく中でペースが上がらず、その後浅溝に変えたが順位を回復できず。

タイヤ選択
天候が安定せず、タイヤと路面コンディションの組み合わせが時間によって変化した。これをうまく利用できたチームが上位フィニッシュ。
最初のスティントでは浅溝が早かった。
「タイヤについては矛盾している。MOTULの浅溝は30Lで終わっていた。今度はペースが出ないが長持ちする深溝」(由良)
このとき、深溝の方が長くタイヤの山が残っていた。
2スティントでは深溝のペースが遅すぎてふるわず。
「タイヤ交換が難しい。まだスリックには早い。もう少し待ってスリックにしたい。」(福山)
3スティントは前半浅溝、後半スリックが速かった。

HANKOOK
雨では実績のあったHANKOOKポルシェ。レガシーに並ばれ、粘ったが、オーバーテイクされ、130Rでコースオフ。
「あそこは意地です。コースオフしても大したことはないので。」(影山)

S Road
MOTULにオーバーテイクされて順位がいったん下がった。最後のスティントではスリックで速い。
2位フィニッシュ。ウェイトが重いのに健闘。

2011/11/20

[森下仁丹] 緊急災害時用レスキューキット

大震災以前から、自宅には持ち出し袋がある。
しかし、大震災後に落ち着いたところで点検してみたら食品が期限切れで使えなかった。

一方、勤務先はどうか、というと。
勤務先の机にはいつもおやつや飲みものがあることが多い。不足しているのは、帰宅途中で必要になりそうなものや被害が大きい時に自分を保護するもの。
こういうものは外出先にも持っていきたい。大震災当日に都内に外出していた人の話を聞くと、建物が壊れたり停電したりする上に、周囲の液状化などで避難場所も大変だったのだとか。

都内は大きく壊れた建物が少なかったので基本的には建物に避難が可能だった。そういう幸運な状況ばかりではないだろうから、最低限の備えは持っていたい。

リンクシェアのアフィリエイトの森下仁丹の今回のメールの案内がレスキューキットだ。

「緊急時における「1日を生き延びる」必要最低限に絞った救急用品です。
胸ポケットに入るコンパクトサイズで常時携帯可能。
蓄光シールが貼付しているので、暗闇でも本品の場所がわかりやすくなっています。」

定価が840円。
以前に、CNNかCNBCで旅行レポートをする人が、アメリカの航空機の遅延が当たり前なので空港で寝てもいい対策をしていれば精神的に安定する、と言っていた。それと同じで、これって実際に使うかどうかはともかくとして、持っていることによる安心感は計り知れない。

鞄にいつも入れているといつの間にか痛んでしまう。だから、小さいものでポケットに入れられるのはポイントだと思う。

=====アフィリエイトリンク======

レスキューキット

2011/11/16

石倉 昇、梅沢 由香里、黒瀧 正憲、 兵頭 俊夫 「東大教養囲碁講座―ゼロからわかりやすく」

囲碁の入門書の中では、一番わかりやすかった。

「近くにきたらごあいさつ」「ナナメにご用心」「入れてください。入れません。」というコンセプトがちょっと子供向けっぽい響きがあるのだが、最後までこの3つは繰り返し実戦譜の解説や変化の説明に繰り返される。この基本を崩さずに説明されるので納得感がある。

入門者用の本を何冊か読んだ後、「白地の大きなスペースにいきなり打ち込んだらなんとかなるんじゃないの?ここをほっといていいのかな?」と入門書レベルだと疑問に思う
。プロから見るとばかばかしいその手の疑問は普通は説明されない。

この本だと、「ここに打ったらどうなるでしょうか?」と実際にある程度打って見せて「ほら、何も起こらないでしょ?」と種明かしがある。これを見て、打っても意味ないんだな、とわかった。これは、中学校ぐらいからずっと疑問に思っていたことだったのだ。

同じく、中学校のときに勝ってるつもりで負けた一局があり、それがなぜ負けたのかわかっていなかったのもこの本を読んでわかった。「ナナメにご用心」が欠けていて、危険なナナメを切られていたのだ。

いろいろと「そういうことだったのか」が多い本だ。 大学生を対象にしているので、子供向け入門書の最初のもたもた感がなく、入門レベルのオヤジには最適。

大学の授業で囲碁なんてなかなか面白いと思う。
会社でもヨーロッパ仕込みのコミュニケーションゲームなんかよりも囲碁をやったらいいのでは。

2011/11/15

田中 秀臣 「偏差値40から良い会社に入る方法」

まだまだ日銀は金融引き締め・デフレ全開なので景気はもっと悪くなるだろうけど、中小の会社は「売り手市場」と言われるとそうかも、とちょっと希望が持てる。


田中先生による会社の選択の仕方や内定につなげるための方策としては:
  • 有名な会社やなじみのある会社ばかりでなく、いろいろな会社を調べてみる。
  • いくつもの会社に並行してアプローチする。
  • かずうちゃ当たる、と思うこと。
  • 合同説明会はすすめない。
  • 中小の企業では、「自分探し」は大切ではない。 コミュニケーション力がポイント。
などなど。 学生向けに書かれているのだが、親世代で就職の現場に疎い人は読んでいいのでは。 何も知らないと、的外れなアドバイスで子供の一生を棒に振らせることになるかも。

学生よりも保護者にとって、これは良い本だと思う。特に、ブランド校じゃない学校に通っている学生の保護者は読んでおくべき。

それにしても、、日銀が金融緩和して景気を好転させないと、ずーっとこの調子で日本の地盤沈下が止まらない、というのが…。

2011/11/14

團藤 重光 , 伊東 乾 「反骨のコツ 」

東大を首席で卒業し、教授になり、その後最高裁判事にもなったという團藤重光と伊藤乾の対談。

伊藤が一応聞き役となっているが、編集された結果は、伊藤が説明的なまとめをしゃべるので一方的なインタビューではない。amazonのレビューでは、伊藤がしゃべりすぎだというレビューもあるぐらいである。

軽井沢で学生に團藤が言った「未来を担う若い人には反骨の精神をもって学んでほしい」という言葉に感銘を受けた伊藤がインタビューを本にまとめたもの。

團藤の死刑廃止論や裁判員制度などについての発言も重要な論点として出ており、大御所の思い出話になっていない。 法学の権威の先生だから死刑廃止を法学的な理論で主張するかと思うと、人間が人間の命を奪うのはそもそも間違っているのでは、という倫理的な考えが基本にある。

死刑廃止論と裁判員制度に対する反対は一つのことを別の側面から語られ、裁判員となった一般人が死刑を言い渡すことが良いのか、という点で結びついている。

自分探しについて團藤のコメントがいい。

いや、探すんじゃなくて、自分で自分をつくっていかなきゃだめですよ。クリエートしていく。つくりながら探すのなら「探す」という言葉も良いですが。

團藤の小さいころからの基本が陽明学で、おまけに、カール・ポパーとも手紙のやり取りをしたりもするそうだ。昔のインテリは教養のすそ野が広い。

2011/11/13

宇野常寛 「ゼロ年代の想像力」

宇野常寛がTBSラジオ digで荻上チキと話していた内容が面白かったので、文庫本を購入。

取り上げられている作品は半分ぐらいは知っている。 作品と社会構造と照らし合わせて理解すると、、、と解説されると、「あ、確かに、そんな感じもあったかも。」と納得する。

仮面ライダーはシリーズ展開のどこかで「ん?」というところがある。 ちょっとひっかかりのあった仮面ライダーシリーズ、(アギト、響鬼、555など)は、そういうわけで面白かった(心に残った)のか、と納得感があった。

この作品が出てきた背景は、「ポストモダン」系の話が業界(?)を席巻したことに対するゼロ年代の清算、というような流れで出てきているようだ。しかし、それを全く理解していなくても面白く読める。

また、あとがき的に文庫版についているインタビューは、「その後のゼロ年代」みたいな話(AKB48への言及などなど)もあって、さらに楽しい。 インタビューの最後の方で
けれどこの業界に深く関われば関わるほど、仮面ライダーという単語を出すだけで人間扱いされないような世界も存在するということがわかるようになった。
なんていうのを読むと「まさか」と思うけど、実際にはそういう年輩の人たちが支配的な業界もまだある、ということだ。 その一方で「クール・ジャパン」とか、アニメを輸出産業に、などという話を聞くと、政府は何か大きな勘違いをしているのかもしれないな、と。

2011/11/07

2011 ニュルブルクリンク24時間耐久レース

放送:J SPORTS
MC: 中島秀之
ゲスト:桂伸一、辰巳英治、吉田寿博、佐々木孝太

なぜニュルに出るのか
ドイツメーカーが量産車開発に使うコース。適度に路面が荒れている。サーキットほどきれいではない。お客様に喜んでもらえる車を仕上げる。(辰巳)

コース
数年行っているが、まだ、すべてのコーナーを把握して思い通り走れるまではいかない。(吉田)
佐々木孝太は初参加。
グランプリコースとノルドシュライフェを合わせたコース。グランプリコースから出るとミューが落ちる。アクシデントが多い。道幅が狭く、追い抜くのもぎりぎり。ジャンプするポイントがある。バンクがついたコーナー(カルーセル)もかなりバンプする。

レース
以前は世界一の草レースと言われたのだが、ドイツメーカーを中心にワークス参戦が増えて全く違うレース。観客は40万人。一週間前からキャンプしている。

優勝候補
マンタイ vs BMW。マンタイポルシェが4連覇の後、BMWが一勝して今年となる。マンタイは「隠れワークス」(辰巳)。

ドライバー
ワークス参戦にともなってドライバーも豪華なメンバー。DTMのシャイダー、エクストローム、モルタラ、など。もとF1ドライバーのミカ・サロやニコラ・ラリーニ、WTCCのアウグスト・ファーフスなども参加。日本からは、木下隆之、ロッテラー、脇坂、大嶋、石浦、などなど。

STIチーム
ドライバーは、吉田、佐々木、カルロ・ヴァン・ダム、マルセル・エンゲルス。
最初のミディアムで1スティント走ってリードを作り後続もそのリードを広げ、クラス優勝。クラスは、SP3T (2L以下ターボ)。
吉田選手の実家は宮城県。「自分たちはこれしかできないので、少しでも笑顔が戻ってくれればいいかな、と。」今年はレースのために目の手術もしたそう。
佐々木「ヘルメットに日の丸を入れて日本代表として、という気持ちで。」

2011/11/01

[DTM] 2011 第6戦 ニュルブリュクリンク

ドイツツーリングカーマスターズ
2011年 第6戦 ニュルブリュクリンク

MC: 中島秀之
解説:佐藤正勝

3.629kmのショートコース。49L

山間なので天気が不安定。コースは改装されてきれいに。

結果。
Mattias Ekström  Audi Sport Team Abt Sportsline   Red Bull Audi A4 DTM
Bruno Spengler   Mercedes-Benz Bank AMG   Mercedes-Benz Bank AMG C-Klasse
Mike Rockenfeller   Audi Sport Team Abt Sportsline   E-POSTBRIEF Audi A4 DTM


P.P. エクストローム。

エクストロームはポールトゥウィン。久々の勝利。

スタート上位のエクストローム、ロッケンフェラー、スペングラーが表彰台。
ロッケンフェラーは最終Lapにミスして2位から3位に。入れ替わってスペングラーが2位。

トムツェックはスタートで接触があってフロントにダメージ。グリルがはずれかけてピットインの都度、手で押し込んで修復して5位。「車の状態を考えれば5位は上出来。」とコメント。シャイダーがトムツェックの前でフィニッシュ。

スタートでは、ラルフ・シューマッハとクルサードが接触。ラルフがクルサードの車を壊した。

TVではミュンヘンでのレースオブチャンピオンの様子の録画も。
スタジアムのコースを作り、別々のレーンを走って最後に一緒にゴール、というラリーのSSSのようなもの。
決勝はスペングラーとモルタラ。モルタラがコースウォールに接触してリタイア。