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2010/01/14

[PTA] PTA常任委員の決め方

子どもが通っている中学校では、PTAの各委員会の委員は「常任委員」と言う。同じ役割を別の学校では「常置委員」という名前で呼ぶ。
PTAでの常任委員の役割は

  • 各委員会ごとに決められている行事をこなす
  • 教育委員会からの動員要求に対応
  • PTAの常任委員会(毎月)の参加
  • 学校行事での作業の分担

など。

以前、PTA指導者研修会で委員の決め方を聞いたところ、PTAによって様々だった。あるPTAでは、地区内でなんとなく「そろそろ回ってくるなあ」という雰囲気になって引き受けるようになるらしい。

今参加しているPTAでは、
  • 校外委員会が地区ごとに委員の数と所属を割り振る
  • 割り振られた委員を地区ごとに新三年生保護者が集まって決定
となる。決定と言っても立候補だけで全部が満たされることは少ないので、最終的には「くじ引き」。
強制加入のPTAなのですべての世帯が対象になるが、「免除」される世帯もある。たとえば、本部役員になることがほぼ決まっている世帯や他の学校の本部に入っている世帯、など。
一方で夫婦でやっても良いという世帯もあったりするのが面白いところなのだが。

この「免除」については、もめることもあって、以前に聞いた話では「5年前に常任委員をやりました」と言うケースがあり、これはどうするか迷うところだったらしい。これが「昨年もやりました」だったら「免除」になることが多いようだ。

しかし、そもそも参加が任意であるPTAの委員を「くじ引き」などで強制的に割り振ること自体は構わないのか。「免除」という仕組みが「義務的なものからはずれる」という考え方。しかし、もともとのPTAはすべてがボランティアなのでは。

「できる人だけでやればいいじゃん」と本部で言ってみたところ、反応は予想どおり、「そんなことをしたらPTAが回らないでしょう」と。自分の場合は「それなら、今のPTAはなくてもいいじゃん」と極論を言ってしまって話が終わるのだが、実際、こんなに強制感の高い仕組みを公立の学校で強制する必要はないんじゃないか、と思う。

これに代わるボランティアの仕組みがあればいいではないか。実際の運営は本当のボランティアの方が強制参加よりも大変にはなるだろうから、いいことばかりではないとは思う。

文部科学省の資料などを見るとPTAもあって地域本部もあってと欲張りすぎている気がする。文部科学省は強制参加はやるべきではないという文書(通達)を出したことがあるそうで、それが本当だとしたら全国の公立小中学校のほとんどはPTAの組織体を変えなければならないのではないかと思う。

このあたりは、県の教育委員会 レベルの人たちを含めて「華麗にスルー」している気がするが、この状態はいつまで維持できるだろう。

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