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2010/06/29

[IRC] 2010 第3戦 アルゼンチン

International Rally Challenge
GAORA
2010 年 3月 19 -21日 アルゼンチン

アルゼンチンは天候が不順らしく雨で悪路になっている。
ラリーは人気スポーツでラジオのレポーターとヘリが中継に入る。
観客はラジオを聞きながら盛り上がっている。

最終結果

順位ドライバーチーム車種
1ハンニネン(Juho Hänninen)SKODA MOTORSPORTSkoda Fabia S2000
2ウィルクス(Guy Wilks)Skoda UKSkoda Fabia S2000
3コペッキー(Jan Kopecky)SKODA MOTORSPORTSkoda Fabia S2000
4ポッゾ(Gabriel Esteban Pozzo)BaratteroSubaru Imprezza
5ヴィラグラ (Federico Villagra)Munchi's Ford WRTFord Fiesta S2000
6マガラエス(Bruno Magalhães)Peugeot Sport PortugalPeugeot 207 S2000

IRCはほとんどがS2000車両の参戦。三菱のEVO Xで参加する選手もいる。
クリス・ミークやガイ・ウィルクスが天候による悪路を心配しているのに対して、ハンニネンは割と楽観的で良好とコメントしている。

DAY 1
Munchi's Fordのヴィラグラは、地元での参戦。パワー不足でトップからは差を付けられる。
プジョーのミークとシュコダのウィルクスは2位争いでタイム差が小さい。

DAY 2
ミークは原因不明のトラブルでスピードが出なくなり、最終ステージは欠場した。
コペッキーはチームから完走せよと指示が出てトップスピードを追わず堅実。

ナサール・アルアティアがIRCに初参戦。IRCに参戦を希望してやっとかなった、とコメント。
車に慣れていない。水しぶきでスロットルセンサーが故障してしまったが、これをエンジントラブルと勘違いしてリタイア。

ユホ・ハンニネンが久々の優勝。

2010/06/28

[NASCAR] 2010 第12戦 ドーバー Autism Speaks 400 presented by Hershey's Milk & Milkshakes

2010 第12戦 ドーバー
Autism Speaks 400 presented by Hershey's Milk & Milkshakes
2010年5月16日

放送:G+
実況:藤田大輔
解説:桃田健史

コース:コンクリート路面の1マイルコース。壁に吸い寄せられていくようなクラッシュが多く発生することから、壁にモンスターがいる、と言われる。これが「モンスターマイル」の由来らしい。
1×400周 = 400マイル
音の反響が大きく、自分の話す声が聞き取れないほど。
コースをまたぐブリッジ(屋根つきの歩道橋のようなもの)がある。ここに立ち止まっての観戦は危険なので禁止だが、多くの人が立ち止まっている。「あれは禁止なんですよ」(桃田)

最終結果


順位ドライバーゼッケンスポンサー
1カイル・ブッシュ (Kyle Busch)18M&M's
2 ジェフ・バートン (Jeff Burton)31Caterpillar
3マット・ケンゼス (Matt Kenseth)17Crown Royal Black
4 デニー・ハムリン (Denny Hamlin)11FedEx Freight
5デビッド・ルーティマン(David Reutimann) 00Aaron's Dream Machine
6 グレッグ・ビフル(Greg Biffle)16Shell / Pennzoil
7ケビン・ハービック (Kevin Harvick)29Doublemint
8カール・エドワーズ (Carl Edwards)99Caterpillar
9トニー・スチュアート(Tony Stewart) 14Haas Automation
10ジョーイ・ロガーノ (Joey Logano) 20Red Bull



Hall of Fame記念カラーリング
リチャード・"King" ぺティの昔のカラーリングを施した43号車をA.J.アルメンディンガーがドライブする。アルメンディンガーはモチベーションが上がり、前半はトップ集団に絡む活躍。ピットワークでリアのラグナットを手で締めてピットアウトさせた結果、バイブレーションが出て緊急ピットし、後退してしまう。

ヴィッカーズ入院
胸の痛みを感じて入院し、83号車はケーシー・メアーズが代役ドライブ。


カイル・ブッシュ
トラックレース、ネイションワイド、でも走行し優勝した。「週末だけで1000周ぐらい走ったはず。」(桃田)接地感に不満があり "free"な車だと表現。また、無線が一方通行でピットからの通信を聞くことができない。自分の通信が聞こえたら手を振ってくれとピットに通信して手を振ってもらって確認。「スポッターの通信も聞こえないが、ここはあまり並列になることがないので問題ない。」(桃田)

ケーシー・ケイン
シフトレバーが折れた。ナットがはずれたのか棒が折れたのかわからないが、シフトが替えられなくなりピットアウトで押してもらって4速スタートしようとしていたのではないか。ピットのたびに時間を使ってしまう。車はまあまあ速かったようだが戦えなかった。移籍問題では進展がありそうで、12年からヘンドリックに移籍予定が11年移籍するかも、という噂。


ジミー・ジョンソン
序盤戦で勝っていたころの好調さがなくなった。何かしらのトラブルが発生して勝ちを逃している。
最後のピットまでカイル・ブッシュとトップ2で走行し、ロングランでなら勝てる車だったのだが、ピットアウトでのスピードオーバーしてしまい、ドライブスルーペナルティを受けて万事休す。「指摘されたのでわかった。いつもと同じように出ようとしたのだが。」とコメント。ピットアウトしたとき、前方にカイル・ブッシュが見えたのでアクセルを踏んだらしく、出口ではカイルを抜くのはあきらめていたんだが、と。


トラックバー脱落
ジェイミー・マクマーレイとフアン・パブロ・モントーヤの2台がトラックバーの金具の脱落でトラブルを抱えた。リアタイヤのあたりの車体の下に斜めに付いているトラックバーの稼働しない方の金具に不具合がありはずれたか、正しくない位置にずれたらしい。走行がむずかしくピットで修理するも、モントーヤはリタイア。

デラウェアの一大産業
ドーバーのあるデラウェアは法人税がないので、法人を設立する会社が多い。しかし、全体には産業が少なくデュポンの研究所があるのとカニが美味しいぐらい。「NASCARのトラックとその横のカジノは主要なリゾート産業。NASCAR様々、ですよ。」(桃田)10万人規模で人が動くイベントが年に2回ある、ということは周辺都市にも経済効果があるだろう。不景気な日本の鈴鹿のF1ですら数億円の効果、と言われているので。

マルコス・アンブローズ
全体を通して車の動きが不安定。2回のイエローコーションの原因となるクラッシュを起こす。「今日はアンブローズがロビー・ゴードンに見える」(桃田)というほどの荒っぽい動きになってしまった。

PROBLEMS
いろいろな種類のトラブルが発生し、TVではまとめの中で"PROBLEMS"と。ケイン、アルメンディンガーだけではなく、クリント・ボーヤーがピットアウトでジャッキがはずれずにそのまま走行していたり、カイルの無線が聞こえなかったり。デイル・アーンハート・ジュニアはステアリングが何かおかしいとピットイン。パワーステアリングが効かなくなり左に曲がれない、と本人は言う。

2010/06/27

[WRC] 2010 第5戦 ニュージーランド

World Rally Championship
放送:JSPORTS ESPN
司会:山岸舞彩
解説:福井敏雄、古賀敬介

2010年5月7-9日

ニュージーランドはスムーズグラベル中心のラリー。路面がかまぼこ型だったりバンクしていたりして、車がゆらゆら揺れる様子がダンスのようだ、と形容される。南半球の季節は秋。
いつもよりも乾燥したラリーだ、とのこと。
400kmを走行するので長い。
「今年からFIAの規制がゆるくなり400kmまでコースを伸ばせる。」(福井)


最終結果

順位ドライバーチーム車種
1ラトバラ(Jari-Matti LATVALA)BP FORD ABU DHABIFord Focus RS WRC 09
2オジェ(Sebastien OGIER)Citroen Junior TeamCITROËN C4 WRC
3ローブ(Sebastien LOEB)Citroen Total World Rally TeamCITROËN C4 WRC
4ヒルボネン(Mikko HIRVONEN)BP FORD ABU DHABIFord Focus RS WRC 09
5ソルド(Dani SORD)Citroen Total World Rally TeamCitroën C4 WRC

6
ウィルソン(Matthew WILSON)Stobart M-Sport Ford Rally TeamFord Focus RS WRC 08



DAY 1

北のコース。ルースグラベルで先頭スタートが不利。
ローブが橋の欄干の手前でリアを振り出してサイドから欄干にぶつけてドアが閉まらなくなる。この修理のためにかなりの時間をロスして8番手あたりまで後退。
翌日のスタート順位を調整するためにスピード調整するが、オジェは失敗。コドライバーと行き違いがあった。
ペター・ソルベルグ「思い切り行く。」
ペターにとってはローブが前にいないのは誤算。
ローブは「さすがに落ち込んでいたが、心の底ではまだ勝ちをねらえると思っている。」

DAY 2
一番手スタートがペター。グラベルではかなり滑っている。当然タイムは出ない。
ペター「楽しんでいる。精一杯やっている。」
ローブとオジェのオンボードではハンドルさばきのスピードが速い。
スーパーSSはサーキットだが、コースサイドのグラベルを思い切り使うのでコース上には泥が乗る。
「サーキットは掃除が大変ですね。」(山岸)
ローブはスーパーSS以外はトップタイム。
オジェはスーパーSSではローブよりも速い。


DAY 3
DAY 2終了時点での順位は、オジェ、ローブ、ラトバラ。オジェとローブのタイム差は5秒差しかない。
「ローブが追い上げてくるとは思っていたがここまで来るとは」(古賀)
SS18ではオジェがスピン。
SS19ではローブがコースアウト。
「ペターは楽しそうですね。」(山岸)
「セカンドチームで上を破るのは楽しみなんですね。」(福井)
 SS21ではペターが電柱にヒット。ペター「どうしても優勝したかったので無理してしまった。」
 ローブもオジェもスピン。


ラトバラが2.4秒差で優勝。最終ステージでトップゴールして大喜び。
ラトバラは今回はステージトップを取らず、コンスタントにタイムを積み重ねて結果的に優勝した。

オジェはゴール直前でのスピンで、このスピンがなければ優勝できたかも。
「神様のような運転をするドライバーも人間だったということですね。」

2010/06/26

[SBK] 2010 第5戦 モンツァ

[SBK] 2010 第5戦 モンツァ

World Super bike
放送:JSPORTS
実況:南城大輔
解説:八代俊二

このレースには八代俊二が現地に行っており、芳賀紀行とマックス・ビアッジにコメントをもらっている。

芳賀は、チームとしては順調なのだが、他のチームの進歩が急ピッチで昨年までのアドバンテージがなくなっている。ほとんどのレースでポイントを取っているのだが、ポイントが小さい。今後もなんとかポイントを取るレースをしたい、とやや弱気なコメント。

ビアッジは、アプリリアのマシンの改善が進んでおり、手ごたえを感じている様子。

ヨシムラスズキがこのレースから参戦。予定していた加賀山就臣が負傷したため、酒井大作が急きょ代理出走。

race 1

最終結果

順位ライダーチームバイク
1ビアッジ(M. BIAGGI)Aprilia Alitalia RacingAprilia RSV4 Factory
2トスランド(J. TOSELAND)Yamaha Sterilgarda TeamYamaha YZF R1
3クラッチロウ(C. CRUTCHLOW)Yamaha Sterilgarda TeamYamaha YZF R1
4ハスラム(L. HASLAM)Team Suzuki AlstareSuzuki GSX-R1000
5キャミア(L. CAMIER)Aprilia Alitalia RacingAprilia RSV4 Factory
6芳賀紀行Ducati Xerox TeamDucati 1098R
6酒井大作Yoshimura Suzuki Racing TeamSuzuki GSX-R1000




BMWのコーサーがスタートよかったが、ホールショットはビアッジ。続いてハスラム、コーサー、ファブリツィオ。「ハスラムは速くて安定してきた。」(八代)
先頭のビアッジは4Lapでハスラムを前に出して後ろから観察。

ビアッジはハスラムをパスして先頭に出、ビアッジ、トスランド、ハスラムの3人の集団。ここにクラッチロウが加わる。ビアッジは2位以下がバトルしている隙にリードを広げる。

ハスラムはトスランドとの接触などで順位が下がる。
残り2Lap。ビアッジ、トスランド、クラッチロウ、ハスラム。ビアッジのリードは縮まる。
「完全に追いついた。でも問題はビアッジのマシンのほうが直線が速いこと」(八代)。

ジョナサン・レイは9Lで転倒。

酒井大作は9Lapでハイサイド転倒。 motopodで語ったところでは、かなりの速度での転倒だったらしく、ライダーもバイクも何回転かしながらコースサイドに飛んでいく。
こけた後は息ができなかった、と。TVで見るよりもコースが狭く、エスケイプゾーンがないところもあるので、「こけたら死ぬ」と思うようなところが多いらしい。


race 2

最終結果


順位ライダーチームバイク
1ビアッジ(M. BIAGGI)Aprilia Alitalia RacingAprilia RSV4 Factory
2ハスラム(L. HASLAM)Team Suzuki AlstareSuzuki GSX-R1000
3コーサー(T. CORSER)BMW Motorrad MotorsportBMW S1000 RR
4キャミア(L. CAMIER)Aprilia Alitalia RacingAprilia RSV4 Factory
5サイクス(T. SYKES)Kawasaki Racing TeamKawasaki ZX 10R
11芳賀紀行Ducati Xerox TeamDucati 1098R

酒井大作はドクターストップにより出走せず。
スタートすぐの1コーナーでトスランド、レイ、チャウスがクラッシュ。
2Lapでファブリツィオが単独クラッシュ。
ビアッジ、ハスラム、コーサーの3人の集団。続いてクラッチロウ、キャミア。
ビアッジの乗り方は「ラインがきれい。きっちり伏せ、芯をはずさない正しい乗り方。」(八代)
八代俊二自身、若いころは「ちゃんと乗っていなかったのだが、 体の大きなフレディ・スペンサーがきっちり伏せているのを見て見習おうと思った。」とのことで、ビアッジを見習ってほしい、と。

カワサキの2010シーズンのバイクは、「今年は仕様が定まってきた。音を聞いていると上が回っている。」(八代)
6番手をカワサキのサイクスとドゥカティの芳賀が争っている。
10Lap ハスラムのマシンが大きくふらつき、ハスラムは振り回され足をつくが、回復。「これで落ちないのは乗れているということ。」(八代)

クラッチロウがコーサーを追い抜き、先頭は
ビアッジ、ハスラム、クラッチロウ、コーサーの4台。
ストレートではクラッチロウはビアッジの前に出られない。
13Lap クラッチロウのマシンからオイルが漏れて自分でそのオイルに乗ってしまった様子で転倒。しかし他のライダーには影響せず。
ビアッジの後ろにバイクがいなくなったのでビアッジが楽になった。

ビアッジはトップ快走でダブルウイン。
コーサーはBMWに初表彰台をもたらす。

2010/06/25

[NASCAR] 2010 第11戦 ダーリントン

 2010 第11戦 ダーリントン
放送:G+
実況:福徳一志
解説:福山英朗

コース:1.766 × 367 = 500マイル
バンク ターン1,2: 25度、ターン3,4:23度
ウォールをこするボディの塗料がウォールに残るのでダーリントンストライプと呼ばれる。
TVではプラクティス、予選でそれぞれ何本ストライプができたのかが出ている。


最終結果


順位ドライバーゼッケンスポ ンサー
1デニー・ハムリン (Denny Hamlin)11FedEx Express
2 ジェイミー・マクマーレイ (Jamie McMurray)1McDonald's
3カート・ブッシュ (Kurt Busch)2Miller Lite
4 ジェフ・ゴードン(Jeff Gordon)24National Guard Facebook / DuPont
5フアン・パブロ・モントーヤ (Juan Pablo Montoya) 42Target
6 ケビン・ハービック (Kevin Harvick)29Shell / Pennzoil
7カイル・ブッシュ (Kyle Busch)18Doublemint
8ジェフ・バートン (Jeff Burton)31Caterpillar
9ライアン・ ニューマン (Ryan Newman) 39Haas Automation
10ブライアン・ビッカーズ (Brian Vickers) 83Red Bull



Too tough to tame
ダーリントンの特徴:
バリアブルバンク。アウト側ほど傾斜が急。コースの半分のところに白い点線が入っていて、それより上を走らないとペースが上がらない。そのため見かけよりコース幅が狭く8mぐらいしかない。そのため、ダブルファイルになるのも難しい。
クレバー、タフ、"Big ball"の3つが必要。


ジェフ・ゴードン
スタートからトップ。前戦でも前半ではトップを走り、後半で沈んだので「ゴードンがトップを走っていると言うとまた後半だめかな、と。」(福徳)。バートンとゴードンはトップ走行し、ゴードンは最後と思われるピットにアンダーグリーンで入ろうとしてトニー・スチュアートと交錯。1Lap回ってきて入った直後にコーション発生。これによって、他の車はイエローでのピットインとなりゴードンは順位を15位あたりまで下げた。


福山さんとNASCARを見に行くツアー
ほぼ計画の定員一杯になったらしい。

ジミー・ジョンソン
40Lapでリペア。壁をこすった影響でリアが壊れていた。
180Lap A.J.アルメンディンガーと絡んでクラッシュ。

エリオット・サドラー
このところあまり良いチームに巡り合わない。「今頑張ればケーシー・ケインが抜けた後エースになれる。」(福山)

バッド・ボーイの系譜
 「ジェフ・ゴードンがデイル・アーンハートと対決して負かし、ブーイングを受けた。それを持って行ったのがカート・ブッシュ。それをカイル・ブッシュが持って行き、最近はブラッド・ケセロウスキがブーイングを受けている。」(福山)

ジェイミー・マクマーレイ
「ラウシュから放出されたのは帰って良かった。」今はマクドナルドをスポンサーとして走る。「マクドナルドをスポンサーにしているレースでは"ジェイミー・マック"と呼びましょう。」(福山)

デイル・アーンハートジュニア
「開幕が良かったので今年は、と思ったが、まだトンネルの中にいるようですね。」(福山)
途中で、クルーチーフのランス・マッグルーは「ジュニアはよくやっている。同一ラップに戻ったし、ピットもよい。」とコメントした。しかし、接触でパンクしてしまい3Lapダウンに。

2010/06/24

[WTCC] 2010 Round3,4 マラケシュ

GAORA
2010 第2戦 マラケシュ

2010年5月1,2日

実況:ピエール北川
解説:木下隆之

ストリートコースで直線中心。ちょっとしたシケインと両端がRの小さいコーナー。

Round3
最終結果

順位ドライバー車種
1タルキニ(Gabriele TARQUINI)SEAT Leon TDI
2ハフ(Robert HUFF)Chevrolet Cruze
3モンテイロ(Tiago MONTEIRO)SEAT Leon TDI
4バース(Fredy BARTH)SEAT Leon TDI
5コロネル(Tom CORONEL)SEAT Leon TDI

今回の運営はちょっとぐだぐだ感がある。
ローリングスタートで信号の切り替えに失敗し、赤信号のままでもう1周ラップ。
ここで集中力が切れたドライバーが多かった。
スタートから、タルキーニ、ハフ、バース、モンテイロ。
途中でハフが大きくリアをスライドさせたためバースがブレーキを踏んだところにモンテイロが飛び込む。バースは初の表彰台を逃した。
7Lapあたりのロマノフのスピンの後始末がまったく進まずクレーンでつり上げて移動作業をしている間に13Lap(1Lap追加された)がセーフティーカーランで終わってしまった。


Round4
最終結果

順位ドライバー車種
1プリオール(Andy PRIAULX)BMW 320si
2Y. ミュラー(Yvan MULLER)Chevrolet Cruze
3コロネル(Tom CORONEL)SEAT Leon TDI
4モンテイロ(Tiago MONTEIRO)SEAT Leon TDI
5バース(Fredy BARTH)SEAT Leon TDI

スタンディングスタートから大クラッシュ。
前方のミケレスがスタートできず、それを避けた車がコースを確保できずハフ、エルナンデス、ボルカードの3台がクラッシュ。
1Lap目からSCランになり、事故車の処理が進まず7Lapでリスタート。ところがいきなり、ファーフスとメヌが絡んでクラッシュし、またSCラン。
最後の1Lapのみでリスタート。
トップのプリオールはBMW、2番手のY.ミュラーはシボレー。
トップスピードに劣るBMWはストレートでは抜かれる恐れがある。プリオールはコーナーの進入で立ち上がりを重視したラインでストレートはなんとか粘る作戦で1位を守った。
「(いろいろあったけれど)最後の一周ですべてを帳消しにしましたね。」(木下)

今年から参戦のバースは4位、5位。ツーリングカーでは実績があるドライバーだが、WTCCの荒っぽいレースでも速い。「やりますねぇ。」(木下)
プリオールは久々の必勝パターンのrace 1 で8位、race 2で優勝。
ファーフスとメヌはお互いに譲らず、メヌが壁に押し付けられてクラッシュ。

「メヌがなぜあんなに幅寄せして来たのかわからない。」
「ファーフスがメヌを押している。ドライバーとしての良心を疑う。」
と双方のチームとも相手を非難。

2010/06/23

[FIA GT1] 2010 第1戦 アブダビ

2010 第1戦 アブダビ
JSPORTS
実況:中村義昭
解説:荒聖治

2010年からFIAの4番目の世界戦として開催されるFIA GT1レース。
参加メーカーは6社。
アストン・マーチン、フォード、マセラッティ、コルベット、ランボルギーニ、日産。


レースは1時間の時間レース。予選と決勝にポイントが付く。
金曜日フリー走行、土曜日予選、日曜日決勝。

決勝結果
順位ドライバーゼッケン車種
1Mutsch / Grosjean5Ford GT Matech
2Zuber / Hennerici13Corvette Z06
3Hezemans / Piccini14Corvette Z06

レースレギュレーション
タイヤ交換とドライバー交代が義務付け。タイヤ交換要員は2人のみ。ピットインは25分から35分の10分間と決まっている。
タイヤはレースウィークを通して4セットしか使えず。コンパウンドは1種類。
車についての規則は日産のGT解説ページが詳しい。

日産チーム
Sumo Power GTが2台。23号車にミハイル・クルムとピーター・ダンブレック。
クルムは「ブレーキングとコーナリング。」とGT-Rの長所をアピールしていた。
Swiss Racing Teamから2台。4号車にマックス・ニルソンと荒聖治。
ベース車両から大きく改造できないとのことで、スーパーGTの車両よりもGT-Rに近いかも。
解説の荒聖治はスタート直後のコーナーでサイドバイサイドになった車と接触があり、サスペンションにダメージを負ってリタイア。

スーパーカーのスプリント
このレースをみていて面白いのは、車がそれぞれにデザインがかっこいいことと、馬力の大きいクラスなので高速でのバトルが見られること。オンボードとトラックのカメラを組み合わせてきれいな映像を作成してTV放映しやすい画像を作っている。ランボルギーニやアストン・マーチンはスーパーGTの300クラスでも走っている。それと比較すると、FIA GT1は600馬力のクラスなので、かなり高速。また、車の台数が24台と少ないことからコースの混雑度合いが適度。さらにペイントもあまり派手ではなくきれいなのでTV映りも良い。特に今回はナイトレースだったのでさらにきれいに見えたのかもしれない。

予選で大クラッシュ
Matechのドライバーが予選でバリアに高速で突っ込み骨折した。命に別条はないらしい。このドライバーのために他のドライバー全員が寄せ書きをしたプレートをお見舞いに贈った。荒選手もサインしたそうだ。

2010/06/22

[NASCAR] 2010 第10戦 リッチモンド

2010 第10戦 リッチモンド Crown Royal presents the Heath Calhoun 400
2010年5月1日

G+
実況:藤田大介
解説:天野雅彦

1.2km(0.75mile)×400 = 300マイル
バンク:ターン14度
特徴:Dシェイプオーバル。常にGがかかるコース。ショートコースでブレーキを酷使する。タイヤの負担が大きい。
Crown Royalがレースの冠に名前を入れる人を募集し、当選者が Heath Calhounさん。退役軍人のようだ。TV画面を見ると両足が義足だ。


ジェフ・ゴードン、ジミー・ジョンソン。タラデガでのクラッシュ以降関係がよくないと噂されている。
「こういうことにヘンドリックを引っ張りこんではいけないね。問題ない。」とゴードンはレース前のインタビューで答えた。「非常に怒ったコメントを出していた。勝てそうで勝てないレースが続いている自分に対して、9戦で3勝と簡単に勝てているジョンソンにたいして、ちょっとイライラしているのかも。」(天野)


最終結果


順位ドライバーゼッケンスポ ンサー
1カイル・ブッシュ (Kyle Busch)18M&M's
2 ジェフ・ゴードン(Jeff Gordon)24DuPont
3ケビン・ハービック (Kevin Harvick)29Reese's
4ジェフ・バートン (Jeff Burton)31Caterpillar
5カール・エドワーズ (Carl Edwards) 99Scotts EZ Seed
6 フアン・パブロ・モントーヤ (Juan Pablo Montoya)42Target
7マーティン・トゥーレックス ジュニア (Martin Truex Jr.)56NAPA Auto Parts
8ライアン・ニューマン (Ryan Newman)39U.S. Army Medicine
9マルコス・アンブローズ(Marcos Ambrose) 47Bush's Best Baked Beans / Kingsford
10ジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson) 48Lowe's / Kobalt Tools



ジェフ・ゴードンまた勝利を逃す
後半、カイル・ブッシュのペースダウンでトップが交代し、ジェフ・バートンなどとともに上位へ。
30Lap残したあたりではゴードンがリードを広げつつあった。ここでクラッシュが立て続けに発生し、ゴードンのリードはなくなり、リスタートごとにカイル・ブッシュが順位を上げた。ゴードンはステイアウトを選択したのに対して、カイル・ブッシュは4タイヤ交換を行っており、フレッシュ。
「一番来てほしくない人が後ろに来ちゃいましたね。」(天野)
最後のリスタートでカイルにパスされて2位フィニッシュ。最後の1回のクラッシュがなければゴードンが優勝できていたかも。

カイル・ブッシュ シーズン初勝利
JGRのチームメート、デニー・ハムリンが2勝しているのに対してカイル・ブッシュは未勝利。前半は圧倒的なリードを築いて好調な走り。後半、なぜか徐々にペースが落ち、6位ぐらいまで後退。コーナーの奥で白煙が上がる。ストレートでは出ないのでタイヤがこすれているのか?
リスタートの得意なのは今シーズンも同じで、最後の3回のリスタートで2位まで上がり、最後はジェフ・ゴードンをちぎって優勝。昨年もこのサーキットで誕生日に優勝した。今年は一日早いバースデープレゼント勝利となった。

リチャード・チルドレス・レーシング
ジェフ・バートン、クリント・ボーヤー、ケビン・ハービックの3人とも上位に。

2010/06/21

[IndyCar] 2010 第5戦 カンザス

GAORA

実況:村田晴郎
解説:松浦孝亮

2010年のオーバル初戦。
2010年シーズンはシリーズチャンピオン以外に、ロードコースチャンピオン、オーバルチャンピオンの2つを決める。

最後のリスタートでは、武藤英紀5番手、佐藤琢磨6番手、で走り始めたところで2台がからんでクラッシュ。日本人二人が上位にいて二人が絡むクラッシュで消えようとは。


佐藤琢磨
ジミー・バッサー、アル・アンサー・ジュニアなどにアドバイスをもらっている姿が映像で流れる。予選でタービュランスやリスタートなどを学習した、とコメント。ピットアウトで3ワイドになりミルカ・デュノーと接触。スポッターはロジャー安川。ピットインでは少し場所がずれたためホースが届かなくて押し戻すなどのハプニングも一度あり。その後はピットから「マークにぴったり止まれ」と無線が来た。
車のセッティングは、かなり良かったようで後ろからオーバーテイクして順位を上げ、最後のリスタートでは6位付近。

リスタート後にも加速が良かった。シモーナ・デ・シルベストロ、武藤英紀、の2台の外側に位置していたため、インから寄って来たシルベストロを避けるために武藤がアウト側に上がったところで佐藤琢磨の行き場がなく2台はクラッシュ。

武藤英紀
予選は4番手。ブリスコー、ハンターレイをオーバーテイクするなど車は苦しいながらもペースは良い。「決勝で苦しいのはわかっていた」。クラッシュについては、「シルベストロがアウト側にはらんだように見えた。気がついたら壁にヒットした。」非常に悔しそうにインタビューに答えていた。クラッシュの影響はなさそう。

チップ・ガナッシ
チームとしてまだ勝利がない。スコット・ディクソンがロードコースで不調だったり不運なクラッシュだったり、と。
スコット・ディクソンが2位にかなり差をつけてリードラップで周回。中盤では大量のリードを持っていた。ディクソンには運も味方した。クラッシュ発生でのイエローもピットイン直後。これがピット入口手前ならフルサービスが受けられず2回ピットが必要になっていた。
イエロー後のリスタートではトップスピードに差があるのか差が縮まらず、チェッカーを受け、チームと自分に初勝利。

アンドレッティオートスポート
トニー・カナーンがトップ5に。ハンターレイ、マルコ・アンドレッティも速い。「予選であのスピードで決勝にこの速さというのは致命的な何かを直したんでしょう」(松浦)
「その致命的な何かを直せなかったのがダニカ」(村田)
ダニカ・パトリックは全くだめでラップダウンされてしまう。
「NASCARに乗ってから調子が悪くなった気がする。」(松浦)

女性ドライバー
シモーナ・デ・シルベストロ、ミルカ・デューノ、ダニカ・パトリック、サラ・フィッシャー。サラはチームオーナーでもある。

2010/06/20

[NASCAR] 2010 第9戦 タラデガ Aaron's 499

[NASCAR] 2010 第9戦 タラデガ
Aaron's 499

放送:G+
実況:藤田大介
解説:福山英朗

4.28km(2.66マイル) ×188周
バンク角:ターン 33度


最終結果


順位ドライバーゼッケンスポ ンサー
1ケビン・ハービック (Kevin Harvick)29Shell / Pennzoil
2 ジェイミー・マクマーレイ (Jamie McMurray)1Bass Pro Shops / Tracker
3フアン・パブロ・モントーヤ (Juan Pablo Montoya)42Tums
4デニー・ハムリン (Denny Hamlin)11FedEx Express
5マーク・マーティン (Mark Martin) 5GoDaddy.com
6 デビッド・レーガン(David Ragan)6UPS
7クリント・ボーヤー(Clint Bowyer)33BB&T
8カート・ブッシュ (Kurt Busch)2Miller Lite
9カイル・ブッシュ (Kyle Busch)18Pedigree
10マイク・ブリス(Mike Bliss) 09Phoenix Construction / GracewayPharm-
aceuticals



スーパースピードウェイ
ほとんどの状態でアクセルを緩めず走行するので最高速は290kmを超えている。2009年のタラデガではケセロウスキーがエドワーズを弾き飛ばして優勝した。コース幅が広くコーションは少ない。発生する場合にはBig One(多台数が関係する大規模なクラッシュ)になる。

リードチェンジ記録
合計で88回。これはNASCARの記録。リアスポイラー変更により動きが安定したらしい。

バンプドラフト復活
2009年シーズンは危険防止のため、バンプドラフトを禁止した。その結果、コーナー手前でバンプドラフトを避けるためのブレーキングを行うため、余計に危険ではないかという声がドライバーから出た。
2010年はバンプドラフトをコーナーでも解禁。
コーナーでのバンプドラフトで車が不安定になりウォールをヒットするクラッシュも発生した。

新スポイラー
このレースは新スポイラーになって初めてのスーパースピードウェイ。
ダウンフォースが大きくなり、車が安定するようだ。

福山さんと行くNASCARツアー
NASCARのレースを見に行くツアーを福山さんの後援会が主催するらしい。http://hideo-fukuyama.com/を見ると、いろいろ込みで30万円。30万円あればなあ。。
ガレージツアーやピットウォークもできるようだ。

麦わら帽子
レースの途中でコース上に麦わら帽子が落ちて、TV画面では"Not Jack Raush's hat"と字幕。ジャック・ラウシュが映るといつもの麦わら帽子をかぶっている。debrisとは認識されず、車に踏まれて帽子は粉々に。

Green White checker
3回のGreen White checkerルール。
クラッシュが2回発生し、初めてルールの限界までの3回繰り返した。



ケビン・ハービック

スポンサーのシェル石油が離れるという。
優勝コメントで「スポンサーのシェル石油が離れる前に勝利をプレゼントできてよかった。」
このサーキットで今までリタイアがない。
マクマーレイの後ろについてストレートまで走り、イン側から前に出た。マクマーレイは「サイドドラフティングを気にしてよくわからないが、イエローラインを踏んだのではないか。」とコメント。リプレイ映像を見るとぎりぎりOKの様子。

2010/06/19

[SBK] 2010 第4戦 アッセン

World Superbike
2010 第4戦 アッセン
2010年4月25日

実況:下田恒幸
解説:八代俊二

アイスランドの火山噴火の時期と重なったため、チームスタッフ、機材の移動に遅延が発生し、ヨシムラが参戦できず。ヨシムラは加賀山就臣がライダーの予定。
また、玉田誠はスポンサーとの交渉が不調に終わり、アッセンからの参戦ができなかった。
怪我をしていたバーミュレンは復帰。

イギリス系人ライダーが大活躍。

race1

最終結果

順位ライダーチームバイク
1レイ(J. REA)HANNspree Ten Kate HondaHonda CBR1000RR
2トスランド(J. TOSELAND)Yamaha Sterilgarda TeamYamaha YZF R1
3キャミア(L. CAMIER)Aprilia Alitalia RacingAprilia RSV4 1000 F.
4チェカ(C. CHECA)Althea RacingDucati 1098R
5コーサー(T. CORSER)BMW Motorrad MotorsportBMW S1000 RR

最終lapまで接近した隊列のレース。 バトルがあちこちで発生し、「手前を見ていると奥で何か起こるし、奥を見ていると手前で何か起こる。」

ホールショットはコーサー。
コーサー、キャミア、レイ、シュムルツが先頭集団を構成。
コーサーはリアタイヤを滑らせながら前半はトップを走り、後半は順位を落とす。
レイはコーサーの後ろについて走り後半に前に出る。トスランド、キャミアもコーサーをパスして前に出る。先頭集団はあまり離れないままレイを先頭に最終Lapへ。

芳賀は15番手スタートから、10番手まで追い上げた。
ランツィ、サイクス、ハスラム、芳賀の集団から抜けられず。
ドゥカティはワークスよりもプライベーターであるチェカの調子が良い。
「プライベーターはほとんどマシンが昨年と変わらない。ワークスは新しいものを導入して試しているものがはずしているのでしょう。バレンシアで調子を取り戻したかと思ったがそうでもないらしい。」(八代)
レイ、ホンダともにシーズン初優勝。
「コーサーを後ろから冷静に見ていた。」ポールトゥウイン。

ハスラムはブレーキトラブルで下位。

race 2
最終結果

順位ライダーチームバイク
1レイ(J. REA)HANNspree Ten Kate HondaHonda CBR1000RR
2ハスラム(L. HASLAM)Team Suzuki AlstareSuzuki GSX-R1000
3トスランド(J. TOSELAND)Yamaha Sterilgarda TeamYamaha YZF R1
4ビアッジ(M. BIAGGI)Aprilia Alitalia RacingAprilia RSV4 1000 F.
5コーサー(T. CORSER)BMW Motorrad MotorsportBMW S1000 RR

芳賀は1コーナーでコースアウト。その後マシントラブルでリタイア。

コーサーはレイと先頭争い。
先頭集団にはハスラムも入って、レイ、ハスラム、コーサー、シュムルツ、キャミア。ここに後ろからトスランド、ビアッジ。が追い付く。

最終lapにはレイとハスラムが引き離して3位集団の争い。レイとハスラムは先頭争いを少しした後、レイが先頭にたって逃げる。
3位争いはコーサーが5番手からキャミア、トスランドに並びかけるところまでは行くがパッシングはできず。後ろからビアッジに追いつかれる。 集団のタイム差はほとんどない。
残り2lap, キャミアは3位に上がった後、転倒してリタイア。

TVではカルドッツィBMW監督。2009年シーズンはドゥカティの監督だった。2010年シーズン前の移籍はちょっとした騒ぎに。影響はありますかとの下田の質問に「今年のドゥカティワークスの不振を見ると影響はあった。」(八代)

トスランドは2レースとも表彰台に上がり、「SBKに戻ってきて、戦い方を思い出したようだ。」(八代)

2010/06/17

梶原しげる 「そんな言い方ないだろう」

タイトルを見て、世代論的に若者ことばを分析しているのかと思って読んでみたらそういう方向の本ではなく、話し方をいろいろな切り口で解説した本だった。

著者は、上手な話し方、というよりは、コミュニケーション自体に興味があるようで、言葉づかいの話も書きつつ、雑談を「共感の分かち合い」だと説明したりする。

「マニュアル言葉」(「千円からお預かりします」だったり「いらっしゃいませこんにちわぁ」(多分これはbookoffのこと)だったり)のそれぞれの言葉づかいはおかしいと指摘しつつ、敬語や礼儀もマニュアルの一種なのだからマニュアルがあること自体は悪いことではなくむしろ必要だ、という部分には賛成。例として、ある居酒屋での「乾杯が終わるまでお待ちしていますのでごゆっくり」という対応(最近は割と普及?)が快適だったことを挙げて、こういうマニュアルの内容はうれしい、と。

言葉遣いの本にありがちな押しつけがましさがなく、読んでいて気が楽。

各章が通勤電車で読むにはちょうどよい長さだったのでさらっと読めてしまった。


2010/06/16

[MotoGP] 2010 第2戦 スペイン へレス GRAN PREMIO bwin DE ESPAÑA

[MotoGP] 2010 第2戦 スペイン へレス
GRAN PREMIO bwin DE ESPAÑA

放送:G+

2010年のG+は、MotoGPの全クラスの予選を放映することになった。これまではMotoGPの予選および他クラスの結果と日本人選手のコメントだったので、今年から始まるmoto2クラスの予選や125ccの予選も見ることができる。

125cc
実況:寺島淳司
解説:坂田和人


順位ライダーチーム
1エスパルガロ(Pol ESPARGARO)Tuenti Racing
2テロル(Nicolas TEROL)Bancaja Aspar Team
3ラバト(Esteve RABAT)Blusens-STX
5小山知良Racing Team Germany


サーキットは「リズムよく走れると楽しくなる」(坂田)ゼブラゾーンは125ccにとってはリスクが高い。バンクして走行する時間が長くサスペンションのストローク量が少ないので滑りやすい。
オープニングラップではマルケスの転倒があり、先頭集団からはずれる。先頭を争うのはテロル、エスパルガロ、バスケス、ラバト。ここにコルテセが後ろから追い付きかき回すが後半はペースが落ちてまた後ろへ。テロル、エスパルガロの先頭争いはエスパルガロが勝った。

マルク・マルケス
ポールポジションからスタートに失敗して5番手あたりまで下がってオープニングラップで転倒。

スペイン祭り
1位から3位までがスペイン人ライダー。地元の観客も大喜び。

テロル
追いつけると思ったのかエスパルガロに先頭を譲って後についていくが、差が開いてしまい。2位。
「自信があるんですね。これで置いていかれたら終わっちゃいますからね。」 と坂田和人が心配したとおりになってしまった。


小山知良
乗り換えると乗り方が変わるライダーもいるが小山は変わらない。27歳なので制限年齢まで後1年。
「余りに遅いマシンに乗っていたので、突っ込み重視のブレーキングの癖がついてしまった。」とレース前にはコメント。
レース後コメント
「バトルすれば前に出られたが、タイヤが終わってしまうとおもって。。
ブレーキングを早目にして脱出スピードを速くすることを意識して最後まで走れた。」

moto2
26Lap
実況:青木源太
解説:青木拓磨

順位ライダーチーム
1エリアス(Toni ELIAS)Gresini Racing Moto2
2富沢祥也Technomag-CIP
3ルティ(Thomas LUTHI)Interwetten Moriwaki Moto2
4高橋裕紀Tech 3 Racing

富沢祥也がポールポジション、高橋裕紀は4番手。
スタートで富沢がコルシと接触して転倒。バイクからオイルが漏れ、他のライダーもオイルに乗って転倒。10人ぐらいが転倒したため赤旗中断。解説の青木拓磨は「赤旗。よしっ。」

17Lapに短縮して再スタート。

先頭集団はケニー・ノエス、富沢翔也、トニー・エリアス、高橋。
ケニー・ノエスがかき回す役で、富沢はなかなか前に出られない。トーマス・ルティが追い付いてきて先頭が5台になった。

ノエスはのこり5Lapから順位が下がり、先頭は、、
富沢、ルティ、ノエス、高橋、エリアス
から
ルティ、富沢、エリアス、高橋、ノエス

エリアスとルティが前に出た後、富沢はルティをパスしてエリアスに並ぶが、パスまではできず。
エリアスも富沢も最終Lapはマシンの挙動が大きくなり、両方同時に膨らむ場面があった。

「自分のミスでオイルを出して多くのライダーに迷惑をかけて申し訳ない。」富沢
「先頭集団ではしるのに慣れてきた。」高橋

エリアスとルティがモリワキのシャーシ。2位と4位に日本人が入賞で「日本祭りですね。」(青木)

MotoGP
27Lap
実況:町田浩徳
ゲスト解説:岡田忠之
解説:辻本聡


順位ライダーチーム
1ロレンソ(Jorge LORENZO)Fiat Yamaha Team
2ペドロサ(Dani PEDROSA)Repsol Honda Team
3ロッシ(Valentino ROSSI)Fiat Yamaha Team
9青山博一Interwetten Honda MotoGP



予選ではロッシが右肩の負傷(トレーニング中の転倒)でタイムが上がらない。

ロッシは予選とは別のマシンも用意して調子の良いものを選ぶ、という手も考えていたらしい。
ペドロサがポールポジション。ホンダはこのレースから新シャーシを投入した。「状態は良くなっているがまだ十分ではない」とペドロサはコメント。

スタートで青山は他の選手に接触しそうになってコースアウト。復帰したところで20秒の差がついていた。その後は最下位だが完走。1分以上の差だがラップダウンされていない。

スタートはペドロサ、ロッシ、ヘイデン、ロレンソ。

「ペドロサは目いっぱいで走っているがロッシが思ったほど離れない。」(岡田)

12,3Lapあたりからロレンソが順位を上げ始め、残り4Lapで差は0秒。
「僕だったら最終Lapまで待って、一発で抜く」(岡田)
2Lapでロレンソはペドロサをパス。ペドロサが少しペースを落としたところにロッシが近づく。

優勝したロレンソはレーシングスーツのままでコース内の池にジャンプ。
スペイン人が優勝したので観客が大歓声。ロレンソの右手の負傷は問題なくなったようだ。

2010年シーズンは6基のエンジンで18戦を戦うというレギュレーションがある。
追加エンジンを使うことになった場合は、ピットから10秒遅れでのスタートとなる。
「これはF1よりも厳しいぐらいですね。」(辻本)

2010/06/15

[S-FJ][ F4] 富士チャンピオンレース

F4選手権が2010年からレギュレーション変更によりカーボンモノコックボディの使用が可能になった。これに、GP20の準備を進めていた日本自動車レース工業会がボディを提供することで最新の技術を使って安価なシャシーが使用可能になった。

どういうレースなのか興味があったところに、5月23日に富士スピードウェイでF4東日本選手権のレースがあると知ってでかけてみた。

メインのレースは午後の富士チャンピオンレース。午前に、スーパーFJ/FJ1600、F4が行われ、お昼にはクラシック・フェアレディーのパレードラン。

天候は朝から一日中雨でかなり寒かった。


スーパーFJ/FJ1600
2つのクラスの混走でフォーミュラのレース。
スーパーFJは、神子島みか1/100秒台で松井宏太を抑えてがポールポジション。神子島は2009年シーズンはFCJでイマイチ成績が良くなかった。2010年は自分のチームでスーパーFJ・筑波シリーズに参戦しており、富士はこのレースにスポット参戦。スポット参戦なのでいつも走っているチームではない。
SCスタートで2LapのSC走行後、レーススタート。
ポールの神子島みかが1コーナーに先頭に飛び込み、雨の中でFJ1600の遅い車をオーバーテイクしながらリードを保ってポールトゥウイン。トップを走行していても、速度の違うFJ1600をラップダウンにしながら走る。パスされる方も雨の中ではラインが限られていて素早くよけられない。そのため水しぶきをかぶりながら先頭が走ることになる。



F4
グランドスタンドから見ているとF3と余り変わらないように見える。F4はF3の90%程度のパワーはあるそう。F3が「ちょっと小さくなった」ような車体。エアインテークなどはそのままになっている。車体は同じ規定の中で作られているので、どの車体が今年から参戦した自動車レース工業会の各社のものかは見分けられなかった。ピットウォークもないので、パドックで車体が出てくるところを見つけて近くに行くしかないのかな。
車体の横の部分の形状が少し違うなど、細かくカスタマイズされているものがあったような気がするが、雨ではっきり見えなかったので、どのくらい違っているのかはよくわからない。
クラス的にはスーパーFJとF3(あるいは FCJ)の間ぐらいの感じだろうか。スーパーFJで走っていた選手がステップアップしたケースもある。



富士チャンピオンレース
Vitz,ロードスター、Zなどのクラスが混走するレース。今回は13:00スタートで4時間耐久形式。
開会で富士スピードウェイの社長が「FSWはこれからもチャンピオンレースを応援します。」とあいさつ。そのあと、"Start Your Engines!"と言ったのはおかしかった。
雨でオープンカーのロードスターはつらそう。気温も路面温度も低く雨がやまない中でもレーシングスピードならば風圧で雨があまり入らないらしいが。
トラブルやペナルティ履行違反の黒旗などで車がどんどん減って行くという消耗戦のレース。
無線がなくピットのサインボードでのやりとりでしかも雨が強くなったりしたため、ドライバーはサインボードを見落としていたのではないか、と思う。ペナルティ提示から3Lapで入らなければならないという規定を守らずに黒旗になっていたケースがほとんど。

観客席より関係者の方が人数が多いのではないか、と思うほどレース参加者は盛り上がっていた。

クラシック・フェアレディ・ミーティング
日本ダットサン会というクラシックなフェアレディのオーナーの集まりがパレードランを行った。
朝はグランドスタンド裏のテント前に大量のダットサンが整列

5番をドライブするのは高橋国光さん。
パレード終了後はスタンド裏テントでのサイン会
自分の車を運転して富士まで来たオーナーの方とたまたま少しお話をする機会があり、伺ったところでは昨年は台風の中で自走で富士まで来て、帰りは陸送してもらったらしい。そこまでの苦労をしても自慢のダットサンでパレードしたいものなのだなあ。

費用
入場料1000円

自分用メモ
グランドスタンド裏が空いていれば駐車してもOK。
周辺駐車場は閉鎖されていて止められないところが多い。
屋台はほとんど空いていないので昼食は持参が必要。パドックエリアにも入ることはできる。
レースの運営に集中して忙しい人が多いので邪魔にならないようにすること。
パドック、ヘアピンへのトンネルのエスカレーターは動いていない。

2010/06/14

[SWRC] 2010 第3戦 ヨルダン

J-SPORTS Rally World 2010

SWRC 第3戦はWRC第3戦と同時開催のヨルダン。
WRCの走った後で掘れた路面を走る。

S2000の2L NAエンジンはWRカーの2011年のベース車両となることになった。

ポンスが2連勝。

順位ドライバーチーム車種
1ポンス(Xavier PONS) Nupel Global RacingFord Fiesta S2000
2ブリニルドセン (Eyvind BRYNILDSEN) Skoda - René Georges Rally SportSkoda Fabia S2000
3アンダーソン(Per Gunnar ANDERSSON) RUFA Rally TeamSkoda Fabia S2000
4アルアティア(Nasser AL-ATTIYAH) Barwa Rally TeamSkoda Fabia S2000

DAY 1は、7台がデイリタイアする荒れたラリー。
ケトマーはセレモニアルスタートでエンジンがかからず。
アンダーソンとサンデルは同じ岩にヒット。
アルアティアはコースアウトでデイリタイア。
コスツシュコ オルタネータ破損。

DAY 2には、DAY 1リタイアの車はスーパーラリーで復帰。
DAY 1トップのスーザがガス欠から外部の助けを借りて失格。これでポンスが2位からトップへ。

ブリニルドセンはデフトラブルで全体の半分を2WD状態で走り、自己最高の2位。アルアティアは再スタートからトップタイムを量産して4位。

2010/06/13

飯田泰之、雨宮処凛 「脱貧困の経済学」

飯田泰之、雨宮処凛の両方のイメージが少し変わった。


飯田泰之が経済学的な発言から少し踏み出して、「世間並み」という概念や、経営者は「自己責任」を回避している、というように社会的な発言をしているのが少し意外な気がした。一方、雨宮処凛は、自分の主張を曲げてはいないのだが、わからないことをごまかさないでわからないから教えてほしい、と言うし、「努力した人がお金持ちになる社会は否定しない」と言ってみたり。

現場の状況はよくわかっているが経済学的な知識を持っていない雨宮との対談になっていることで、飯田の経済学的な知識が「素人な視点」で整理しなおされていて、何が問題なのかがわかりやすくなっている。また、素人では言い返せない「そんな財源はどこにあるんだ?」といった質問への現実的な回答など、専門知識のないプレカリアート運動は現実には難しい、ということもわかる。

この本を読んでわかったこと:
2010の民主党政権は「事業仕分け」という地方自治体で行われていた方法で独法などを整理しているのだが、年金や生活保護などは全く別のやり方にしないと、ロスジェネの人たちと、団塊世代の老人たちの両方がそこそこの生活を続けることが難しい、あるいは、それ以外の世代にとんでもない負担をかけることになりそうだ、ということ。

今の再分配政策は失敗している。特に、再分配政策をしない方が若い世代には良い。→老人世代に貢いでいる状態になっている。

飯田の説明の通りに、政府と日銀は両方ともが政策ミスを連発したことでロスジェネ世代の人生を破壊してしまったのか、と思うとなんだかとってもやるせない気分。

追記:

民主党は「相続税を下げないとお金持ちが逃げ出す」と言っているがそれは優先順位で言えば一番後ろでもいいし、本書で飯田が言うように、「自己責任」であれば相続税は100%でもいいのかも。

 雨宮処凛の名前で食わず嫌いで回避している人にこそ読んでほしい。


2010/06/12

トム・ケリー&ジョナサン・リットマン 「イノベーションの達人!」

イノベーションが起きるためには会社に人材が必要。デザイン会社IDEOでの経験をもとに、イノベーションを起こしやすくするためのキャラクターを10種類に類別して実例とともに説明。

一人に一つずつの役割があるのではなく、プロジェクトの状況に応じて、ある人がある役割を果たす。そのことにより障害を乗り越えたり、イノベーションが生まれたりする、ということ。

これを参考にしたつもりで、建物の中にヘンなスペースを作って椅子やテーブルを置いたりする会社が日本で増えたらしい。しかし、実際には企業として役割を固定化せず行動させたり、それぞの思いつきを見せびらかしたり、個人のスペースを好きなように飾ったりできるような雰囲気というか運営方針の方が重要。

うまくいっていない会社はたいていそれがうまくできていなだけなんじゃないだろうか。

総務部がおかしな知恵を使って、無駄なスペース作りにお金をかけるよりは、社内でコードフェストをやってみたり、自由な勉強会にスペースを提供したりすることの方が効果がある、と思った。

2010/06/11

[NASCAR] 2010 第8戦 テキサス Samsung mobile 500

NASCAR
2010 第8戦 テキサスSamsung mobile 500

2010 年4月19日

コー ス
1.5マイル×334 =  501マイ ル
バンク 24度
シャーロットの姉妹コース。構造物や形がそっくり。

予選の後に雨が降り雨天順延となった。


最終結果


順位ドライバーゼッケンスポ ンサー
1デニー・ハムリン (Denny Hamlin)11FedEx Ground
2 ジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson)48Lowe's
3カイル・ブッシュ (Kyle Busch)18Interstate Batteries
4カート・ブッシュ (Kurt Busch)2Miller Lite
5ケーシー・ケイン(Kasey Kahne) 9Budweiser
6 マーク・マーティン (Mark Martin)5HendrickCars.com / GoDaddy.com
7ケビン・ハービック (Kevin Harvick)29Shell / Pennzoil
8デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.)88Amp Energy / National Guard
9マーティン・トゥーレックス ジュニア (Martin Truex Jr.)56NAPA Auto Parts
10グレッグ・ビフル(Greg Biffle)163M Post-it


ジェフ・ゴードン(Jeff Gordon)
2010シーズンは上位を争うが勝てていない。リードラップを奪ってレースを支配していたが最後の大クラッシュの引き金になってしまいリタイア。勝利を意識して「コンサバ」(桃田)な作戦をとり、最後のピットでは大多数が2タイヤの中、4タイヤ交換。これで順位を下げたため、トニー・スチュアート(Tony Stewart)との接触からクラッシュになった。スチュアート側に非がある状況だったことはスチュアート自身も認めていたようで、ゴードンはスチュアートに食ってかかった。

デイル・アーンハート・ジュニア
昨年に比べるとやや状況は良い。ここまでトップ10近辺でなんどかフィニッシュできている。リードラップを何度か走り、観客を沸かせた。車のセッティングはルース方向( looser)でレース後半はコーナーでだんだんアウト側ラインに。ペースが上がらず順位を落とす。上位に入ったレースでゴール直前にどんどん順位を下げるレースがなぜか多い。今回は「これ以上変えない」ことを選択して順位をそこそこに維持。これまではバタバタとアジャストをしてしまい悪化させていたのか。

ケーシー・ケイン
レース開催週に、2012年からのヘンドリックモータースポーツとの契約を発表した。同時にマーク・マーティンがチームを去ることも発表された。ケインは、リチャード・ぺティ・モータースポーツとの契約が2010年で終わるので、2011年は浮いている状態。スチュアート・ハースに一年間世話になる、という噂。

カイル・ブッシュ
「10位から13位の車だった。2タイヤ交換で3位に入れたのは上出来。」とコメント。リスタート名人。最後のリスタートの後、ジュニアが落ちるのと逆にかなり順位を上げた。

ジミー・ジョンソン
車が決まらず、ペースが上がってこない。ゴードンとも接触し、タイヤをぼろぼろにしてしまう。しかし、バースト寸前でピットインしてタイヤ交換した。ゴール直前はタイヤ内圧が上がってスピードが上がり、もう1Lapあれば優勝できたかもしれない。2010シーズンは2009よりも安定しているようだ。

デニー・ハムリン
ダウンフォースが強めの車で、「ベタッとしている」(桃田)。目立たないがペースが良いという桃田氏のコメントのとおり、トップ集団の後方あたりで走り続けており、最後のリスタートでペースよく前に出た。2タイヤでのリスタートでペースはジョンソンよりも遅くリードはLapごとに削られたが、逃げ切った。手の手術をした後ですぐの勝利。


サム・ホーニッシュ ジュニア (Sam Hornish Jr.) 

フロントロースタート。
「一発のタイムは出せるが、重い車に対応できないのか。NASCARの車はパワステは軽くて”ふにゃふにゃ”だし、車の動きがどよーんとしている。」(桃田)

2010/06/10

[PTA] 上位団体の当事者意識

川端裕人さんのblogで都小Pという団体についての言及があった。

PTAの連合体が保護者を代表しない理由(過剰なヒエラルキーについての補足と、本日、言えなかった こと

都小Pは、かなり不思議な成り立ちのようだが、一応階層が組み上がっている場合でもちゃんと見ると正当性はややあやしげ。
たとえば、海老名市の場合、たいていの公立校でPTA本部スタッフがそろうのは4月末ごろ。
これは新入生保護者がPTA会員になってから総会をするためだと思う。

その前には「会長予定者」の会議などという微妙なものもあったりするのだが、これは多分にお役所都合の会合。

単位PTAの会長が決まると市P連の会長が決まる。この市P連の会長など「三役」は県Pの理事かなにかに自動的になる仕組み。
これを階層の下端から順番に

単P会長(4月末)→市P連会長→県Pの理事→県Pの会長→…

と決めて行くとなると、5月以降にならないと県Pの役員は決まらない。日Pなどは夏休みごろにならないと決まらないかも。
しかし、実際には4月から県Pは新体制が稼働しているらしい。
というわけで、県Pの会長はその年度の単Pの会長とは限らない。幹事はPTA役員とは別の組織の人が就任していることもある。以前にPTA本部スタッフを一緒にやっていた方は、PTAではなく他のボランティア活動の組織から県Pの幹事になっていた。

分離していることで現場感を失うのと対照的に単Pの会長が兼務する市P連の活動が単Pの役に立つかと言うとそうでもない。
海老名市の市P連の会長校は当番制でたまたま中学校区の一校が「当たり」の年だったことがある。その学校では、会長が忙しくなってしまうため手が足りないことを予想して、単Pの運営をするためのスタッフを増員するなどの対応が必要になった。PTA会長は、単Pは誰かに手伝ってもらって市P連・県P側の業務に時間を使う、という本末転倒な事態。
これに加えて本来の自分の仕事をしながらというのは不景気が15年も続くという日本の経済状況では会社員なら会社に居づらくなりそうだ。というか、勤務を抜けることが多いというのは職種によっては致命的になるかもしれない。極端な例だが、データセンターの担当者が一人抜けたらサーバートラブルに対応できなくなったりすることもあり得る。


日Pにしてもそれ自体の活動に時間を捧げる事情は似たようなものだろう。日Pの場合、役所との会合などは東京で平日昼間に行われることが多いため、自宅というか地元にいなくてもよい人でないとできない、という事情がある。数年前の日Pの会長は、地元でやっている事業は自分がいなくても回るようになっている大きな会社の社長さんだ、と聞いた。

このような事情で、単Pの運営をしながらではできない活動なので県P、日Pレベルの施策が単Pの役に立たなくなるのも当然だ。たとえば、「見せたくないTV番組」のようなアンケートは報道には流れるが個々の単Pのニーズには合っていないのではないだろうか。

2010/06/09

[PTA] 市P連からの脱退を検討された会長のblog

教育学者がやってみた、PTA会長

本部スタッフを2年間やってみて市P連は県P、日Pの集金団体という以外の意味があまりなく、自校PTAの活動への利益が少ないというのが自分の結論。PTAへの父親参加で有名(?)な秋津小(地域コミュニティを学校での活動から立ち上げた)のPTAも市P連には入っていないらしい。

どなたかのblogからリンクされていた上記blogは大学で教鞭を取っている方が、PTA会長を引き受けてから退任するまでの記録をyahoo blog(更新はすでに停止されている模様)に掲載されているもの。
この方の任期の終わりごろに市P連からの脱退を検討され、一旦は会員への説明までされているのだが次の会長になってひっくり返された、というエピソードがある。

元々、P連の活動内容がPTAにとって意味がないのではという疑問を持っていたこの方が脱退を具体的に考えるきっかけになったのは、日Pの会費値上げを議論せずにOKしたということらしい。
以下、blogから面白いと感じたところを引用すると:

12月11日(金)の夜、区P連の理事会が開催されました。今回は理事会の後に懇親会(という名の飲み会)が設定されていたこともあり、出席者の皆さんは 心なしかソワソワしていたように思えました。実際、理事会は何の議論も起こらず、質問もなく、絵に描いたようにシャンシャンシャンで終わりました。

そんな中、私がひとつ疑問に思ったのは、平成23年度から日本PTA連絡協議会の会費が値上げになるという話でした。現行は一児童につき6円ですが、再 来年度からはこれが10円になるというのです。金額こそ大したことないものの、割合にすれば実に7割という大幅な値上げです。

牛丼でさえ、巷では値下げ競争をしているデフレの時代に、これは一体どうしたことなのでしょう。この話は当然、(理事会の前の)会長会の時に報告された はずなので、おそらく私が遅刻して聞き洩らしたのだと思います。理事会の時の説明では、子どもの数が全国的に減っているからというのがこの値上げの理由だ ということでした。
日Pの値上げはそのまま単位PTAでの会費値上げもしくは負担増(会費のうち、単Pで使えるお金が減る)になる。ここから、市P連脱退の検討をし、脱退したらどんなデメリットがあるのかを調査するところから始まり、最終的には脱退を決めることになる。このPTAの場合は区P連もある地域。

4、市P連幹部の話からわかったこと
質問1&2:市P連を脱退した際、停止されるサービスにはどのようなものがあるか。脱退後も引き続き受けられるサービスにはどのようなものがあるか。

回答:基本的に全てのサービスは停止。
私見:市P連からのPTA広報誌の表彰、市P連主催写生コンクールでの表彰(参加は可能)の2つがデメリットか。メリットは会費を払わなくてよくなるこ と、様々な会合へ出席しなくてもよくなること、浮いた時間やエネルギーを他の必要な活動に回せることなど。

<中略>

5、その他関係者への経緯説明
以上の経緯を、4月10日(土)、PTA副会長立会いのもと新PTA会長に説明。さらに同月17日(土)には、区P連(市P連の中の一組織)新旧会長会にて私から説明した。因みに区P連の公式見解は、「脱退云々に関しては、各単Pの意思を尊重する」という態度であり、本年2月17日(水)の区P連会長会で最初に話し合いをもった時点から一貫している。
と、ここまでは脱退をそれなりにスムーズに実行できるようにした準備をして次の会長に引き継いだ、と言うことになっているのだが、会長を新会長に引き継いだ後の総会では。。

さらに、来る27日の総会には、市P連脱退の是非を議題として取り上げないということになったと言うのです。あれ、それは約束が違うのでは? 確か、10 日に引継ぎをした時には、総会の議題とするので、私が出席して直接口頭で説明して欲しい、説明資料も作って欲しいと懇願されたのではなかったでしたっけ?

PTAではよくあることだが、会長が変わったところでいろいろと「お話」をされる方がいらっしゃって、継続的な施策が途切れる。ただし、自分がこの新会長の立場だったら、と考えるとちょっと気が重くなりそうだが。

2010/06/08

[WRC] 2010 第4戦 トルコ

世界ラリー選手権(WRC)
2010年4月16日から4月18日 第4戦 トルコ
Rally of Turkey

放送:JSPORTS ESPN
実 況:山岸舞彩
解説:福井敏雄。古賀敬介。

開催地がイスタンブールの近くに移動した。黒海とマルマラ海の両方を使う観光にもよいコース。
コースが山を切り開いて作った人工的な道を多く使うので、道幅が変わるところが時々ある。またコーナーの大きさもまちまちで、リズムが取りにくい。
DAY3に降雨のためステージキャンセルがあった。
ローブは3連勝。ヒルボネンが初戦以来の表彰台。ペター・ソルベルグは3戦連続の表彰台。


最終結果

順位ドライバーチーム車種
1ローブ(Sebastien LOEB)CITROËN TOTAL WRTCITROËN C4 WRC
2P. ソルベルグ(Petter SOLBERG)PETTER SOLBERG WORLD RALLY TEAMCITROËN C4 WRC
3ヒルボネン(Mikko HIRVONEN)BP FORD ABU DHABIFORD Focus RS WRC 09
4オジェ(Sébastien OGIER)CITROËN JUNIOR TEAMCitroën C4 WRC
5ライコネン(Kimi RAIKKONEN)CITROËN JUNIOR TEAMCitroën C4 WRC

6
ビラグラ(Federico VILLAGRA)MUNCHI'S FORD WORLD RALLY TEAMFord Focus RS WRC 08


混合路面
2010年はFIAのルール変更により、グラベルとターマックを混合したコースでもよいことになった。トルコは開催地が移動したこともあって今回はターマックが混ざるグラベルラリー。ターマックとは言っても、砂利が浮いてざらざらした路面で通常のターマックではない。「この路面でターマックだと騒がなくても良い」(福井)。このターマックでは、シトロエンチームは摩耗したタイヤを使うことでグリップをよくする作戦に出たが、路面がきれいではないため、かえってペースが落ちる、パンクを心配しながら走らなければならないなど副作用が大きかったようだ。

DAY1
大きい石が多い。キプロスやギリシアのダートラリーに近い雰囲気。
 ヒルボネンはしばらく勝てていない。「走りにバランスがない。何としても勝たなければならない。」(古賀)
ライコネン「前回、初ポイントを取ったことがよかった。完走狙いで行く、と言っていた」(古賀)
ケン・ブロックが参戦。コーナーで切り株に乗り上げてスイングアームをこわす。
オジェが好調でSS3ではトップに出た。
「この人は運転が切れてきた。よーいどんで走ったらローブよりも速いかもしれませんね」(福井)
「シトロエン内でもオジェがローブより速いという人も」(古賀)
SS7では大きいジャンプ。ジャンプしすぎて着地でタイヤがはずれたドライバーも。

DAY 1順位は、オジェ、ソルド、ヒルボネン。

DAY 2
ターマックが混ざるということで、シトロエンはユーズドタイヤを使う作戦。ところが、ターマックとはいえ「ざらざら」な路面で普通のターマックよりもスライドするドライバーが大半。「コース脇で見ていたら大量に砂利をかけられて、「どこがターマックじゃぁ!」という感じでした。」(古賀)
午前中を終わってオジェは「(ユーズドタイヤを使うのは)悪くはないが良くもない。」
ローブは、できるだけプッシュする作戦を取りたいと答える。後から考えるとこれはDAY3の雨を確信してのことだった。オジェは高速コースでいきなりタイヤバースト。何をヒットしたわけでもなくいきなりバーストしてコース脇に止まり、フロント部分が大きく壊れた。
ラトバラはSS10でロールオーバー。「ペースノートに全速力でと書いてあったので…。」
午後は各チームともグラベルタイヤでターマックを走った。

DAY 2順位はローブ、ペター、ヒルボネン。

DAY 3
雨で午前の2ステージキャンセル。
ペター・ソルベルグは逆転を狙っていたので、かなり残念そう。
午後は乾いてきたので午前にキャンセルしたステージを走行。泥道で先行するローブが有利。
ペターやソルドは緩いコーナーで止まり切れずコースアウト。ソルドはここでコースアウトして車をこわした。低速コーナーだが路面が全くグリップしない。「10秒ぐらい失った」(ペター・ソルベルグ)
ヒルボネンはコースをはずれてパンク。「すべて自分のせいだ。」
リアタイヤはバーストしたままの走行でビリビリに。

ライコネンはビラグラより上位。「ノーミス。ハーフスピンが一回あったかどうか。ゆっくり走るよ、と言っていてもスピードが出てしまうらしい。」(古賀)
「レーシングドライバーから来て、ペースノーと走行ができるようになったのは立派なもの。」(福井)

ヒルボネンは3位で久しぶりの表彰台。
ペター・ソルベルグは、2位は嬉しいが勝てるかもしれなかったので残念そう。
「2004,2005年ぐらいの絶頂期の走りが戻ってきている。」(古賀)

2010/06/07

[スーパーGT] 2010 第2戦 岡山

JSPORTS

スーパーGT 2010年 第2戦 岡山
2010年4月3日

実況:矢野武
解説:由良拓也、荒聖治

開幕戦の鈴鹿から2週間。大規模なクラッシュもあり修理が間に合うかどうかという状況の車もあったがいずれも修理は完了してレースに復帰した。

最終結果


順位チームドライバーゼッケ ン
GT500
1ウイダー HSV-010小暮 卓史、ロイック・デュバル18
2ZENT CERUMO SC430立川 祐路、リチャード・ライアン38
3PETRONAS TOM'S SC430脇阪 寿一、アンドレ・ロッテラー1
4カルソニック IMPUL GT-R松田 次生、ロニー・クインタレッリ12
5ENEOS SC430伊藤 大輔、ビヨン・ビルドハイム6
GT300
1アップスタート MOLA Z7横溝 直輝、阿部 翼46
2アップル・K-ONE・紫電加藤 寛規、濱口 弘2
3HASEMI SPORT TOMICA Z星野 一樹、柳田 真孝3
4JLOC ランボルギーニ RG-3山西 康司、関口 雄飛86
5apr COROLLA Axio嵯峨 宏紀、松浦 孝亮31

タイヤ無交換
2009年のRX7から始まったタイヤ無交換作戦は、常識的な選択肢の中に入ってしまった。500でもMJクラフト、RAYBRIGなどが無交換。PETRONASはリアのみ交換。ZENT, ウィダーは4本交換。
「勝負しますねぇ。500では厳しいかも」(由良)。脇阪のドライビングでリアのみで良いペースで走り切り、3位。500でMJクラフトはコーナーでインに付けなくなりパスされて順位が落ちた。

300クラスで無交換作戦を取ったウェッズスポーツは、状態が悪くなりクラッシュに巻き込まれる形でコースアウト。紫電、HANKOOKポルシェは無交換で完走、HASEMI Zは2タイヤ交換。
タイヤに関して、
由良「タイヤグリップは徐々になくなるものと、ドンっとなくなるものがあるんですか?」
荒「最近ではタイヤメーカーの開発がすごい。グリップがなくなるまで落ちないタイヤもある。」


JLOCランボルギーニ 86号車
ポールポジションから順調にスタートしたが、ピット時間がやはり長く1分。4タイヤ交換で出て、3位集団での順位争いには加わった。

MOTUL NISMO GT-R
予選ではブノワが2回コースアウト。レースでは16Lapで本山がEPSONに追突されてリアをこわしリタイア。

PETRONAS TOM'S
予選は開幕に続いて脇阪のペースが上がらず。レースではロッテラーのスタートダッシュと脇阪のタイヤをいたわるドライビングでリア交換で上位へ。2番手は残り3LapでZENTに奪われたが3位は守れた。

RX7
車が壊れてリタイア。タイヤ無交換でトップ快走で「これは優勝の可能性が高いですね」(由良)と思われていた。
RX7の無交換は通常の作戦になりつつある。
「このペースでタイヤが摩耗しないってすごくないですか?」(由良)
「無交換を武器にしてますね。」(荒)
谷口のインタビュー中に故障したので谷口は絶句。そのままピット裏へ。


HSV
予選でのばらつきは相変わらず。また予選でクラッシュがあり、ウィダーはエンジン(シリーズ3基)を使い切った。
ARTAはまた予選のS1をクリアできず。KEIHINは予選の朝の走行で車をこわして予選不出場。
「不思議だ。同じ車、同じタイヤ、データ共有もできているはずなのにこのばらつき。ファーマンだから遅いはずがないのだが。」由良
「ちょっとセッティングが違う、というレベルではない」荒
ARTAは予選よりはレースの方が調子がよさそう。「HSVのタイヤのレンジが狭く、少し変えると外れるとタイヤメーカーのエンジニアは言っている」(ピットレポート高橋)

雷アジア
開幕は参戦せず、このレースから参戦。ペースが上がらずピットインして修理しながらの走行。
パッシングをさせるのが下手でときどき邪魔になっていた。

JIM GAINER FERARRI
今まで自分は「ジム・ゲイナー」と読んでいたが、矢野アナウンサーは「ジェイアイエムゲイナー」と言い直していた。「ジェイ・アイ・エム」が正しいのだろう。今回はあまり目立たず7位。

小暮「チーム、童夢、ホンダ関係者に感謝したい。鈴鹿から帰りはつらかった。今回の飛行機は楽しく帰れる。」

デュバル「スタートから数周のグリップが悪くなり、また良くなった。チャンピオンシップレースに戻ってこれてよかった。」

横溝「今年は参戦できるかわからなかった状態。今もメインスポンサーがないので全戦出られるか分からないが、チームと横浜タイヤに感謝。NISMO、日産の応援団の前で優勝できてうれしい。」

阿部「今ここにいられるのが信じられないぐらいの状況から始まった。スポンサーに感謝。」

加藤「昨年から新しいレースの形ができていて、今年はチャレンジ。レースよりも予選が問題。」
濱口「長いレースをしたことがなかったので、タイヤカス、タイヤのタレなど経験がなかった。学習しながら走る。」


星野「自分のミスで予選はよくなかった。チームが良い作戦を立ててくれた。」
柳田「12位からでも良い走りで3位になれてうれしい。」

影山「今朝走って無交換を決めた。8位になれたのはチームも車も最高の仕事をしたということ。」
木下「タイヤはアウトラップから良い走りができた。コーナーの多いところで無交換でいけるということは示せた。」

片岡「今回は作戦を間違ったかも。燃料積んだ状態では悪く、作戦をはずし方、と言う感じ。500と柳田の接触のあおりを受けコースアウト。」

折目「コーナーで左フロントが折れてそのまま行ってしまった。」

立川「久しぶりのスタートで緊張した。今年はコンスタントに車ができている。」
ライアン「脇阪はいいドライバーだけど、僕に運があった。」

脇阪「タイヤに厳しい岡山で2本交換作戦ができた。レースは楽しめたしアンドレのオーバーテイクショーも見れたし良いレース。」

クインタレリ「タイヤセーブしてうまく行けたと思う。最後に1号車の後ろに行ったときに最高速が負けているから抜きづらかった。」

ライアン「車はクイックに反応している。」

井出「アウトラップ勝負になると思った。タイヤの内圧が上がり過ぎペースが上げられなかった。」

2010/06/06

[IndyCar] 2010 第4戦 ロングビーチ

IndyCarシリーズ
第4戦 ロング・ビーチ


放 送:GAORA
実況:村田晴郎
解説:松浦孝亮

ロスアンジェルス郊外の高級住宅地を占有したロードコース。
カメラはイルカの彫像のある噴水を必ず写す。

1.968マイル×85 = 167.2マイル

コーナー 右5 左6

ここで開幕のロードコース4連戦は終わり、オーバルコースのレースが始まる。
サポートレースとして、セレブリティレースがあり、キアヌ・リーブスなどが登場。

ハリウッドに近いので、映画・TV関連のショービジネスとのタイアップでのイベントが多い。

最終結果
順位ドライバーチームゼッケ ン
1ハンターレイ(Hunter-Reay, Ryan)Andretti Autosport 37
2ウィルソン(Wilson, Justin)Dreyer & Reinbold Racing22
3パワー(Power, Will)Team Penske12
4ディクソン(Dixon, Scott)Target Chip Ganassi Racing9
5カナーン(Kanaan, Tony)Andretti Autosport11
13武藤英紀Newman/Haas/Lanigan Racing06
18佐藤琢磨KV Racing Technology5

アンドレッティ・オートスポーツ

2008年のリッチモンド以来の勝利。トニー・カナーンが5位に入り、チームはやや復活の兆し。
ハンターレイは、今年は通年でフル参戦できるのが良い、と。ウィル・パワーが何かの理由で順位を下げた後はトップで、ウィルソンを近づけないペースでフィニッシュ。「今年はチーム体制を大きく変えたので、勝てたのはマイケル・アンドレッティにとっても良かった。」(松浦)

ライアン・ハンターレイ
2010年は武藤英紀と入れ替わる形でアンドレッティ・オートスポーツに。
レース前にお母様をがんで亡くした。ここに母親とはレースを見に来た、という思い出の場所。レース後のインタビューでも亡き母のことを思う、と語る。車が決まっていて落ち着いて前を向いて走った、と。フルコースコーション後にはウィルソン、パワー、にもチャンスはあったはずだが、リスタート後は余裕を持って抑えていた。レース後に駆け寄った婚約者は、あのロビー・ゴードンの妹だ、とか。

武藤英紀、佐藤琢磨

武藤、佐藤、ともにセッティングが決まらず、予選順位が上がらない。
佐藤の車はTV中継にはたびたび登場した。最後のリスタート後には、ラップダウンしてトップのハンターレイと2位のウィルソンの間に入ってしまい、その位置で周回。佐藤の車は後半にかけて徐々に改善していたが、マイク・コンウェイに後ろから追突されスピン。

シモーネ・デ・シルベストロ
予選順位が佐藤、武藤よりも高い。「ダニカも頑張らないと女王の座が危ない。」
ダニカ・パトリックはE.J.ビソ、シルベストロの後ろについてしばらく走っていたが、シルベストロをパスして前でフィニッシュ。

コーション出ず
伝統的にコーションの多いコースだが、松浦孝亮が「このところイエローが少なくなってきている。」と言ったとおり、60Lap近くでグレアム・レイホールがバゲットに追突されたクラッシュまでイエローがない。コーションがないため、ドライバーはフュエル・ウィンドウいっぱいまで使い切るか、タイヤがたれてしまうか、どちらかでピットイン。 フュエル・ウィンドウが30Lapの想定だが、レッドタイヤは30Lapまでもたないようだ。


グレアム・レイホール
今回もサラ・フィッシャーレーシングから参戦。次戦からニューマン・ハース・ラニガン・レーシングに移籍する話が白紙に戻った。「2009年はいつ勝つんだという感じの走りだった。」この走りでもフル参戦のシートがないのが現状。ロマンシーニに後ろから突っ込まれてクラッシュし、フルコースコーションを発生させた。「クラッシュの後、何か言いに行きましたね?」との問いに、「何を考えてるんだ。」と言った、と。ロマンシーニは、ブレーキのタイミングが…とかなんとか言い訳をしたらしいが、無理にコーナーのイン側に突っ込んだロマンシーニが原因のクラッシュ。

ポール・トレイシー
インタビューに登場。ロング・ビーチでは過去に勝っている。2010年のインディには、KVテクノロジーから参戦することが決まり、「佐藤琢磨のアニキになりますね。」村田。「尊敬できるドライバーだからいいのでは」松浦。スポンサーはGEICO。

アレックス・ロイド
ラップダウンで青旗が出ているのにパッシングさせない。ジャスティン・ウィルソンがロイドにひっかかって何周か無駄にした後にやっと抜いた。レース後「抜かせないドライバーがいて困った。2位を走っているのだから、理解してもらわないと。」とロイドを批判。

2010/06/05

[プレミアムバンダイ] 1.5mガンプラ (1/12)

リンクシェア見本市にて。

プレミアムバンダイのブースは、おもちゃ屋さんのような(というかそのものだが)ディスプレイ。
バンダイの販売網にはリアル店舗の小売店もあるのでウェブサイトからの直販は限定ものが多い。
その他には銀魂のカスタマイズピンズ+卒業証書セットなどオーダーメードもの。
プレミアム バンダイ

商品の個数が何個が小売店販売からウェブ直販になる目安になるのか聞いてみたところ、10000個ならば小売に回すが、1000個ならウェブサイトからの販売にするだろう、ということだった。小売店の場合、全国で販売しなければならないため、ある程度の個数が必要になる。1000個だと全国の小売店に行きわたるだけの数ではなく、数が出ないことによってさらにコストがかさむという構造になる、と。

限定品の中には「ガンプラ30周年」(2010年がガンプラの30周年)記念の1.5mの1/12ガンダムがある。このガンダムは 30kg以上もある大きなもので3箱に分けて配達される。1000人程度なら30万円出せる人はいるだろう。人によっては2台買うかも。シリアル番号付きの商品でもあるし、マニアな人にはmustなアイテムになりそう。
次回生産分でこの商品は生産終了となり今後生産しない。金型はどうなるのか確認したところ、金型も処分されるそうだ。そうなるとヤフオクで高く出るかも。


HY2M 1/12 ガンダム アニメーションカラーバージョン(税別30万円)

2010/06/04

[PTA] 文部科学省社会教育課から「任意加入」明記文書が発行された

まるおの雑記帳より。

以前から強制加入PTAを優良だと推薦しているのはおかしいのではないか、と神奈川県とやりとりされていたまるおさんのblogにて、文部科学省から都道府県の教育委員会への文書通達が出たことを知った。

PTAが任意加入の団体であることを前提に」と明記している部分が従来からの変更点。
「できる限り多くの保護者と教師が主体的にPTA活動に参加できる」ような組織運営の工夫をどのように評価して順位づけするのか審査する側は大変だな、と思う。

自分が中学校のPTA本部スタッフだったころの海老名市では、市P連内で順番に推薦される学校が決まっていた。順番の年度に当たれば推薦されるので、自分で自分の属するPTAの推薦文を書く。たまたま2008年度が「当たり」の年度だったので会長から頼まれて推薦文を書いた。自薦がだめ、という規定はないようだ。この推薦文で県Pの大会で海老名市代表のような形で表彰されたはず。

海老名市で(2009年度)任意加入を明確に保護者に説明しているところはないと聞いているので(2010年には変わったかもしれない)、今年度はどうするのだろう。横並びで形式的に「任意加入」だが、「全員加入している」(笑)ことにしたりするのだろうか。

柏ヶ谷中学校は会則には任意条項があるので「任意加入」は明示していると言えるのだが、保護者は入学時点で会則を見る前に会員にされているので、運営上は「任意」になっているとは言えない。

ごく少数会費を支払わない保護者はいた(会計の会費収入から逆算してみた)ので、その保護者はもしかしたらPTA活動に賛同していなかったのかもしれないが、退会という形はとっていなかった。
この体制は本部にいながら変えられないままPTAをやめたので、保護者には申し訳なかった。

上記のまるおの雑記帳blogには文部科学省からの文書内容が掲載されていた。それよれば以下のとおりだそうだ。


***
事務連絡
平成22年4月26日(右寄せ)

各都道府県教育委員会 生涯学習・社会教育担当課 御中

文部科学省生涯学習政策局 社会教育課(右寄せ)

平成22年度優良PTA文部科学大臣表彰について(中寄せ)

優良PTA文部科学大臣表彰につきまして別添のとおりご連絡させていただきます。
今年度は、優良PTA文部科学大臣表彰要項に基づき(引用者注1)、各都道府県教育委員会から提出される調査表(別添1)の記載項目と記載例を一部変更しております(引用者注2)。これは、PTAが任意加入の団体であることを前提に、できる限り多くの保護者と教師が主体的にPTA活動に参加できるよう組織運営や活動内容の工夫をしている団体を適切に評価できるようにするものです。優良PTAの推薦にあたっては、変更点をご確認いただくと同時に、以下の点に注意して審査、推薦いただけますようお願いいたします。


記(中寄せ)

<審査・推薦に当たって>
1 都道府県教育委員会における優良PTA選考の際、PTA等の関係者や学識経験者を含めた選考委員会の設置、もしくはこれに代わる既存の組織等に諮るなどの措置を講じ、適切な選考過程を経ること。

2 また、国立大学附属学校PTAや私立学校PTAについても、活動状況を十分把握の上、適切に選考されるよう配慮すること。

3 選考に当たっては、幼稚園、高等学校、特別支援学校のPTA団体のうち、必ず1団体は含むこと。

以上(右寄せ)


<提出について>
提出期限:平成22年6月14日(月)
提出方法:(略)

「海老名市は自動加入なので推薦なし」ってのも面白いと思うが、さすがにそれは無理か。

追記:
神奈川県教育委員会の担当部署はこの文書の内容を各市へ送達しないことにしたとのことが、上記blogのエントリに上がっていた。各市町村で既に動き始めているので今年は知らせないらしい。来年になったら担当者も変わってうやむやになってしまわないかな?

2010/06/03

[フォーミュラ・ニッポン] 2010 第1戦 鈴鹿

フォーミュラ・ニッポン
2010年4月18日 (日) 鈴鹿
放送:JSPORTS
実 況:中島秀之
解説:土屋武士

鈴鹿、二輪のレースと四輪のレースとの共催イベントである 2&4 が、フォーミュラ・ニッポンと全日本ロードレースのJSB1000クラス。

Yahoo!GYaoにてストリーミング


最終結果

順位ドライバーチームゼッケ ン
1小暮卓史NAKAJIMA RACING32
2ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Joao Paulo de Oliveira)Mobil 1 TEAM IMPUL19
3アンドレ・ロッテラー(Andre Lotterer)PETRONAS TEAM TOM'S36

小暮卓史
ポールポジション。タイムは95年のF1の3位タイム。
「予想通り」スタートはミスしてオリベイラの後ろに付く。ピット作業は2本タイヤ交換。スタートで燃料を多めに搭載して、給油時間を削り、ピットアウトで逆転した。

オリベイラ
2年ぶりの復帰。「オリベイラにシートがないのがおかしい。」(土屋)。スタートで小暮を抑えて、少し速いペースで走りほぼ単独でトップを走行した。ピットではリア2本の交換。給油時間の差で小暮がトップに出て、そのままの順位でチェッカー。レース後半は「頭の向きが遠心力で引っ張られている。レースで付く筋肉もあるから。」(土屋)。観戦しているとシケインの入り口でかならず白煙が上がっていた。

20代ドライバー
井手以外が20代のドライバー。
参戦3年目のドライバーが、平手晃平、石浦宏明、伊沢拓也、2年目の塚越広大、大嶋和也、今年の新人が井口卓人、山本尚貴。「これからの日本を担うドライバーがそろった。非常に楽しみ」(土屋)

ロイック・デュバル
チャンピオンを取ってチームを移籍。NAKAJIMA時代のメカニックも一緒に移籍した。2010年はDocomo Dandelionから参戦。予選の最後でクラッシュし、予選順位が7位。レースでは平手晃平とバトルになり、パスされるなど、昨シーズンの速さが今回はなかった。

塚越広大
途中でなぜか1,2周ペースが落ちて順位が10位以下に。シフトトラブルだったらしい。おなじようなシフトトラブルを小暮が2009年のレースで体験したことがあった。パドルシフトはおなじようなトラブルを起こすものらしい。


平手晃平
2010年はオリベイラと同じチームに。
スタートがあまりよくなく中位で走行していたが、井手有治に数周抑えられたがパス、後半でもデュバル、伊沢をパスし、4位。レース後コメントによると、マニュアルスタートを行ったためにホイルスピンし、出遅れた。

2010/06/02

[IRC] 2010 第2戦 クリティバ

International Rally Challenge
GAORA
2010年 3月 4 -6日 クリティバ

クリティバはWTCCの開催地でもある。同日開催、かつ、サービスはWTCCのピットから近いところにある。ラリードライバーたちはWTCCのコースではしゃいで走り回っていた。
DAY 2のSS9, SS12が豪雨のため中止。

最終結果

順位ドライバーチーム車種
1ミーク(Kris Meeke)Peugeot UKPeugeot 207 S2000
2ウィルクス(Guy Wilks)Skoda UKSkoda Fabia S2000
3ハンニネン(Juho Hänninen)SKODA MOTORSPORTSkoda Fabia S2000
4コペッキー(Jan KOPECKY)SKODA MOTORSPORTSkoda Fabia S2000
5マガラエス(Bruno Magalhães)Peugeot Sport PortugalPeugeot 207 S2000
6シアー (Eduardo Scheer)Intercontinental MotulMitsubishi Lancer Evo 9

ミーク
昨年の優勝者。モンテカルロではミスでリタイア。クリティバは走ったことがあるので有利。次のアルゼンチンは走ったことがないので事情が変わるだろう、と予想。ほとんどの重要なステージで速くリードを広げた。IRCで5勝。


シアー
地元のシアーは親子で参戦。入賞したのは息子の方。車は三菱のランエボIX。

ウィルクス
グラベル対策のため、サルジニアで練習して準備した。ミークよりもややラインがワイドになるところがあり、差を付けられた。「惜しかった。アルゼンチンではがんばる」

ハンニネン
クレストでは正確なライン取りが必要、とコメント。自信ありげ。DAY 1でパンクからタイムロスし、多いあげて、コペッキーを最後に逆転して3位。「初日にパンクしてイライラしたけどあきらめなかった。」結果は "somehow OK!"。

ヨコハマタイヤ
このラリーを重要視しており、チームへのマーケティングを行った。ブラジル地元のチームを中心に15台に使ってもらった。ヨーロッパでもマーケティングをしており、ヨーロッパに帰ってからのシリーズでは成果が出るだろう、と担当者。

2010/06/01

[PTA] 保護者から見た教員の生活

子供が中学校を卒業したので、公立小中学校に保護者として関わることがなくなった。
自分が子供として通学していたときは、先生と生徒という関係でしか教員を見ていない。

保護者として12年間小中学校に関わったので、保護者目線で思ったことをメモ的に。

中学校の部活
部活の顧問になると、部にもよるが基本的には休みがないのではないか、と思う。
平日は朝練で午前7時ごろから活動し、午後の練習もある日が多い。週末は練習の他に対外試合があったりもする。いつ休めるのか心配になる。
教員としての本来の仕事は部活指導の後にやっているとなると、当然残業が多くなる。
部活での休日出勤の手当てはお弁当代程度だと聞いたことがある。
「試合の帰りに先生に肉まんを買ってもらった」なんてことは時々あるらしい。こういう出費は当然持ち出しなんだろうから、部活がない方が経済的にも身体的にも楽になりそう。

採用が少ない
はっきりカウントしたことはないのだが、臨時採用の教員が3分の1ぐらいだと、まあそんなものかな、というのがここ数年の中学校の現状。臨時採用でも担任を持つ、というのは珍しくない。同一労働同一賃金なのか。正規の採用では、県の公務員の身分で各市に配置される。臨時採用だとどうなのだろう。
保護者が心配することではないかもしれないが、臨時採用は身分が不安定なので生活するのは大変ではないか。教員の数は生徒数でだいたい決まるルールがあって、大きく外れることはないので、学級の定員を25人にしその分の教員を増員する、というような施策は校長の裁量だけではできなさそうだ。計算のマジックで生徒数が少し減ると教員が一人減ったりする。

年齢構成
小学校では一時期、若い教員が増えない時期があったので、運動会などの作業が大変そうだった。本番が日曜日や土曜日なら保護者の手伝いを募集して作業することはできるのだが、平日の練習には対応できない。力仕事を主にするアルバイトを市が雇用することはできないのかな、と思ったりした。

雑用
たとえば給食費を払っていない保護者への訪問なども教員の仕事だったりするらしい。ただし給食費を実際に払わない保護者は1%以下だそうだ。これって教員の仕事なんだろうかという疑問はある。市に対して払っているものなんだから市役所の人間が行く方がいいんじゃないか?県の公務員である教員が集金に行くのって正しいのかな?
PTA会費などはすこしぐらい不足しても学校の業務が止まることはないのだが、給食費などは足りなかったらどうしているのだろう。お金が足りなくて食べられない児童がいた、という話は聞かないが。
こういう雑務から教員を解放しないと本業に使う時間が減る一方なんじゃないか。こども手当はこういうところに優先的にまわして残りを保護者にわたせばいいのに。

家庭訪問
個別に対応の必要な家庭への訪問は放課後に行われることが多い。以前に自宅近くで帰宅時に担任の先生に会うことが多く、なぜかなあ、と思っていたのだが、個別の家庭訪問だったのだと後で気がついた。これも必要なことなのだが、時間も手間もかけようと思えばいくらでも時間をかけられる。限られた時間のどの程度までかけて良いのか。


新人の実戦投入
一般企業との一番の違いは、新人教育期間が短いことではないか。新規採用された教員が担任を持ち、授業も行い、部活顧問もする、というのは当たり前にあること。企業にもよると思うが、4月に入社した新入社員には配属前にある程度のトレーニング期間があるところが多いのではないか?現在はそうでもないのかな?担任を持つと保護者との対応は新人でも旧人でも変わらないだろう。保護者の方は新人や臨時採用の教師かどうかをなんとなく意識はしているはずだが。
採用が少ない分、優秀な教員が採用できているとしても、「新人」の期間がないのはキツくないのだろうか。

労働条件
5,6年目の先生に「教員になる前にこんな厳しい条件だって知ってました?」と尋ねてみたら「全然そんなことは知らなかった。休暇も多いしもう少し楽かなと思っていた。」とのお返事。志望する人は採用される前にもう少し調べた方がいいし、逆に、採用する側(神奈川県)は事前に宣伝しておくべき。