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2010/06/15

[S-FJ][ F4] 富士チャンピオンレース

F4選手権が2010年からレギュレーション変更によりカーボンモノコックボディの使用が可能になった。これに、GP20の準備を進めていた日本自動車レース工業会がボディを提供することで最新の技術を使って安価なシャシーが使用可能になった。

どういうレースなのか興味があったところに、5月23日に富士スピードウェイでF4東日本選手権のレースがあると知ってでかけてみた。

メインのレースは午後の富士チャンピオンレース。午前に、スーパーFJ/FJ1600、F4が行われ、お昼にはクラシック・フェアレディーのパレードラン。

天候は朝から一日中雨でかなり寒かった。


スーパーFJ/FJ1600
2つのクラスの混走でフォーミュラのレース。
スーパーFJは、神子島みか1/100秒台で松井宏太を抑えてがポールポジション。神子島は2009年シーズンはFCJでイマイチ成績が良くなかった。2010年は自分のチームでスーパーFJ・筑波シリーズに参戦しており、富士はこのレースにスポット参戦。スポット参戦なのでいつも走っているチームではない。
SCスタートで2LapのSC走行後、レーススタート。
ポールの神子島みかが1コーナーに先頭に飛び込み、雨の中でFJ1600の遅い車をオーバーテイクしながらリードを保ってポールトゥウイン。トップを走行していても、速度の違うFJ1600をラップダウンにしながら走る。パスされる方も雨の中ではラインが限られていて素早くよけられない。そのため水しぶきをかぶりながら先頭が走ることになる。



F4
グランドスタンドから見ているとF3と余り変わらないように見える。F4はF3の90%程度のパワーはあるそう。F3が「ちょっと小さくなった」ような車体。エアインテークなどはそのままになっている。車体は同じ規定の中で作られているので、どの車体が今年から参戦した自動車レース工業会の各社のものかは見分けられなかった。ピットウォークもないので、パドックで車体が出てくるところを見つけて近くに行くしかないのかな。
車体の横の部分の形状が少し違うなど、細かくカスタマイズされているものがあったような気がするが、雨ではっきり見えなかったので、どのくらい違っているのかはよくわからない。
クラス的にはスーパーFJとF3(あるいは FCJ)の間ぐらいの感じだろうか。スーパーFJで走っていた選手がステップアップしたケースもある。



富士チャンピオンレース
Vitz,ロードスター、Zなどのクラスが混走するレース。今回は13:00スタートで4時間耐久形式。
開会で富士スピードウェイの社長が「FSWはこれからもチャンピオンレースを応援します。」とあいさつ。そのあと、"Start Your Engines!"と言ったのはおかしかった。
雨でオープンカーのロードスターはつらそう。気温も路面温度も低く雨がやまない中でもレーシングスピードならば風圧で雨があまり入らないらしいが。
トラブルやペナルティ履行違反の黒旗などで車がどんどん減って行くという消耗戦のレース。
無線がなくピットのサインボードでのやりとりでしかも雨が強くなったりしたため、ドライバーはサインボードを見落としていたのではないか、と思う。ペナルティ提示から3Lapで入らなければならないという規定を守らずに黒旗になっていたケースがほとんど。

観客席より関係者の方が人数が多いのではないか、と思うほどレース参加者は盛り上がっていた。

クラシック・フェアレディ・ミーティング
日本ダットサン会というクラシックなフェアレディのオーナーの集まりがパレードランを行った。
朝はグランドスタンド裏のテント前に大量のダットサンが整列

5番をドライブするのは高橋国光さん。
パレード終了後はスタンド裏テントでのサイン会
自分の車を運転して富士まで来たオーナーの方とたまたま少しお話をする機会があり、伺ったところでは昨年は台風の中で自走で富士まで来て、帰りは陸送してもらったらしい。そこまでの苦労をしても自慢のダットサンでパレードしたいものなのだなあ。

費用
入場料1000円

自分用メモ
グランドスタンド裏が空いていれば駐車してもOK。
周辺駐車場は閉鎖されていて止められないところが多い。
屋台はほとんど空いていないので昼食は持参が必要。パドックエリアにも入ることはできる。
レースの運営に集中して忙しい人が多いので邪魔にならないようにすること。
パドック、ヘアピンへのトンネルのエスカレーターは動いていない。

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