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2012/05/24

[MotoGP] 2012 第4戦 フランス

MotoGP
2012年 フランス

motoGPクラス

ウェット路面のままのスタート。
スタートはホンダの2台が前にでてロレンソは出遅れ。
ロッシは6位あたりにいて、ドビツィオーソなどと争う。
ペドロサがペースが上がらずロレンソはストーナーもオーバーテイクして単独走行。
途中でストーナーとの差がどんどん詰まりストーナーの再逆転が可能な雰囲気になった。しかし、ストーナーのペースはその後上がらず。
3位になったロッシと2位のストーナーとの差が詰まって、ロッシが残り3周でストーナーとクロスラインの抜きつ抜かれつし、ライなるラップで前にでてそのままフィニッシュ。
ロッシは移籍以来の自己最高順位。ドゥカティは勝ったような騒ぎだった。

ストーナーは引退発表した後のレース。走りにはドタバタしたところはなかった。

ドクターシーラボ

2012/05/01

[MotoGP] 2012 第1戦 カタール

moto3
解説:坂田和人

4ストローク、単気筒、250ccになった最初のシーズン。 スタートでビニャーレスがミス。
フェナティとシシスがスタート後トップを引っ張る。シシスは下がる。
両者ともルーキー。

フェナティはそのまま頑張ってトップ走行。 ビニャーレスは徐々に順位を上げて6Lapでトップに。
サロム、コルテセ、オリベイラが3位グループ。
最後にはカイルディンも絡んできた。 フェナティの前に出るとそのままフィニッシュ。
藤井に対するアドバイスとして
「スタートの1,2周が全日本と違って速いのでそこでおいて行かれないこと。」
「KTMのマシンは速い。」

moto2

解説:上田昇
MC: 寺島淳司

ルティがホールショット。中上が11番手。 イアンノーネ、マルケス、ルティがトップを競う。 ルティは終盤にトップに浮上し、マルケスと2台が先頭に。 マルケスは目のけがの影響で事前の走行が不足しているはずだが、実際の走行ではそれを感じさせなかった。

2011/10/31

[MotoGP] 2011 第11戦 ブルノ CARDION AB GRAND PRIX CESKÉ REPUBLIKY

MotoGP
2011年 第11戦 ブルノ
CARDION AB GRAND PRIX CESKÉ REPUBLIKY

125cc
MC: 寺島淳司
解説:坂田和人

サロム欠場。午前中の転倒により負傷。

1 11 Sandro CORTESE GER Intact-Racing Team Germany Aprilia
2 5  Johann ZARCO  FRA  Avant-AirAsia-Ajo Derbi
3 23 Alberto MONCAYO SPA  Andalucia Banca Civica

P.P. テロル。

ホールショットはテロル。
その後、テロル、ザルコ、ファウベル。

「ザルコはテロルと1対1で勝負したい。」(坂田)
テロル、ザルコ、コルテセのトップ3でテロルとザルコがパッシングして先頭に立つ。
10Lでテロルがマシントラブルでリタイア。
ザルコとコルテセの争いとなる。この2人はともに勝てば初優勝。
ザルコは15L付近からペースを落として最終ラップに向けての準備を始めた。
コルテセを前に出してザルコは最終ラップでオーバーテイクポイントを計算していたが、ここでリアが流れてスピードが出ず。
コルテセ優勝、ザルコが2位。
3位はモンカヨ。
Moto2
MC: 青木源太
解説:青木拓磨

1 29 Andrea IANNONE ITA Speed Master Suter
2 93 Marc MARQUEZ SPA Team CatalunyaCaixa Repsol Suter
3 65 Stefan BRADL GER Viessmann Kiefer Racing Kalex

ホールショット、ブラドル。マルケスはブラドルと接触。
「マルケスがブラドルを意識しすぎ。」(青木)
序盤はマルケスのペースが上がらず、ブラドル、デ・アンジェリス。途中でマルケスとイアンノーネが上がってきて、ブラドル、マルケス、イアンノーネの争い。

残り8Lapイアンノーネが前にでて、ブラドル、マルケスが続く。
「ブラドルはコーナーで止めすぎ、マルケスがコーナーで速い。」

ブラドルはマルケスにもパスされて、3位。

「今までのブラドルの走りとは違う。何としてもマルケスのまえへという感じ。」(青木)

MotoGP
MC: 中野謙吾
解説:辻本聡

1 27 Casey STONER AUS Repsol Honda Team
2 4 Andrea DOVIZIOSO ITA Repsol Honda Team
3 58 Marco SIMONCELLI ITA San Carlo Honda Gresini

ホンダの表彰台独占。

アブラハムの父親がブルノサーキットの経営者。
アブラハムはマシンストップでリタイアとなった。

ロレンソだけがフロントにソフト側のタイヤ装着。
「スタートで引き離したい。」(辻本)

ロレンソは狙い通り前に出たが、引き離せずそのまま走行。
ストーナー、ドビツィオーソ、シモンチェリとパスされ、残り10Lからは4位走行。
それも少し離れてしまった。
「ハードが有利というわけでもない。みんな辛そう。」(辻本)というなかでストーナーが単独でトップ走行。

ペドロサは、残り20Lapの序盤で4コーナーで単独転倒。

ホンダワークスマシンはトランスミッションが進化。「シームレスミッション。トルクがかかった状態でチェンジでき、一周で0.3秒速いという噂。」(辻本)
青山もオランダで乗ったマシンは「ギアがスムーズだったという印象を語った。」(中野)

2011/10/25

[MotoGP] 2011 第10戦 アメリカ RED BULL U.S. GRAND PRIX

MotoGP
2011 第10戦 アメリカ
RED BULL U.S. GRAND PRIX


中野真矢、宮城光

決勝

1. 27  Casey STONER Repsol Honda Team
2. 1    Jorge LORENZO Yamaha Factory Racing
3. 26  Dani PEDROSA Repsol Honda Team

MotoGPクラスのみ。
MotoGPはこのレースの後1か月ぐらいの夏休み。

コース:ラインをはずすと埃っぽい。バンクを利用して走らなければならない。テクニック必要。

スタートから、ロレンソ、ペドロサ、ストーナー、ドビツィオーソ、シモンチェリ。

「コークスクリューは4回目でやっとわかった。」(中野真矢)
「ザクセンリンクとラグナセカはキャラクターが似ている。それでハイレベルなバトルになる」

ヤマハは赤白のカラーリング。50周年記念のため。

ドゥカティはリアにソフトタイヤを履く。
「ハードタイヤを履きたくても履けない状況。グリップがないと履けない。」
「ロッシはコークスクリューの2個目でリアが逃げる。加速できてない。」(中野)

26Lでストーナーが前に出る。そのままロレンソを引き離してフィニッシュ。
ロレンソは足が痛そう。

2011/10/23

[MotoGP] 2011 第9戦 ドイツ eni MOTORRAD GRAND PRIX DEUTSCHLAND

MotoGP
2011年第9戦 ドイツ
eni MOTORRAD GRAND PRIX DEUTSCHLAND

125cc
寺島淳司、坂田和人
1.Hector FAUBEL
2. Johann ZARCO
3. Maverick VIÑALES

ホールショットはガデア。

ファウベル、ザルコに、サロムやバスケスなどを含めた9台のグループ。
ビニャレスもこのグループにいてトップに立つ。しかし、速さがなく引き離せず。
ビニャレス、ザルコ、ガデアの3台と、テロル以下が離れている。
「ザルコ、予選のペースを考えるとよくついていけている。」
勝負するのは「コース後半、11コーナー。高速コーナーを立ち上がりコーナーのブレーキング。」(坂田)

最終ラップ、ザルコがビニャレスをパスして最終コーナーでファウベルをパスしたのか?というタイミング。
同着でレース中にファステストを記録したファウベルが優勝。
Moto2
青木源太、坂田和人
1. Marc MARQUEZ
2. Stefan BRADL
3. Alex DE ANGELIS

スタート直後でシモンが転倒。
ブラドルとマルケスがトップへ。ブラドルは地元レース。
ブラドルはペースが上がらない。「ホイルスピン、マシンがグリップを得られない。」

マルケスはブラドルをわざと前に出す。
「ブラドルのタイヤの消耗が激しい。」
マルケスとブラドルは、前に行かせてみたり前に出たりしながら2台で最後まで。3位グループはルティ、デ・アンジェリス、クルメナッハ。

MotoGP
中野謙吾、辻本聡

1. Dani PEDROSA
2. Jorge LORENZO
3. Casey STONER

スタートからロレンソがトップ。
ストーナーとロレンソは前半のトップ争い。
22Lでペドロサがストーナーをオーバーテイク。ストーナーもロレンソの前にでてホンダの1,2。

「ロレンソ、加速、ブレーキングが厳しくなっている。ペースはスタートからあまり変わってない」

最終ラップでロレンソは最終コーナーでストーナーのインからパス。ストーナーはインを抑えて立ち上がり、遅かった。

ペドロサはうれしそう。

青山博一は中盤までのペースが維持できなかった。

2011/09/23

[MotoGP] 2011 第8戦 ムジェロ GRAN PREMIO D'ITALIA TIM

MotoGP
2011年 第8戦 ムジェロ  GRAN PREMIO D'ITALIA TIM

125cc
実況:青木源太
解説:坂田和人

結果
1 18 Nicolas TEROL SPA Bankia Aspar Team 125cc Aprilia
2 5 Johann ZARCO FRA Avant-AirAsia-Ajo Derbi
3  25 Maverick VIÑALES SPA Blusens by Paris Hilton Racing Aprilia

P.P.はザルコが初ポール。「今シーズンは切れのある走り。転倒も減った。」(坂田)
125ccでは2,3度スリップが使える。パッシングポイントが多く、抜けないコーナーはないぐらい。
アプリリアのホームコース。

ゼブラゾーンが赤白緑と国旗の色の縞模様。

テロルがリードしザルコがついていく展開。
「ザルコのマシンがテロルよりも伸びない。」(坂田)
2位と3位の差が7秒ぐらい。
「ムジェロでこのような差がつくのは珍しい。」(坂田)
テロルは残り数周でいったんザルコを前にだして観察し、最終周にザルコの後ろからオーバーテイクして優勝。
ビニャレスはスタート後に7位付近まで後退し、そこからファステストを出しながら追い上げ、3位で2位。



Moto2
実況:青木源太
解説:上田昇

1 93 Marc MARQUEZ SPA Team CatalunyaCaixa Repsol Suter
2 65 Stefan BRADL GER Viessmann Kiefer Racing Kalex
3 38 Bradley SMITH GBR Tech 3 Racing Tech 3


ブラドル、マルケス、スミスのトップ争い。
そこにデ・アンジェリス。
スタートで高橋は27位まで下がる。

デ・ローサが2Lapで転倒。
「今年はシートがなく、サポートライダーとして走る。今回はシモンの代役でよいチームで走れたのだが。」

マルケス、スミス、ブラドルの3台が終盤のトップ争い。
マルケスはブラドルを抑え込んで優勝、ブラドルは問題を抱えながらも2位。スミスが3位に。
イアンノーネは追い上げたが5位。「最後に勝負をかけるだけのものが残っていなかった。」

MotoGP
実況:寺島淳司
解説:宮城光、山田宏(ブリヂストン)

結果
1 1 Jorge LORENZO SPA Yamaha Factory Racing
2 4 Andrea DOVIZIOSO ITA Repsol Honda Team
3 27 Casey STONER AUS Repsol Honda Team

ドゥカティ、ロッシは前戦より新シャシー。来年のレギュレーション用に開発されている車体を今年のエンジンで走らせる。ムジェロはホームコースでテストもしているので楽しみ。(山田)

伝説のライダー、アゴスティーニがあちこちのピットを訪問している。

「ロッシは特別。どこをどすればどのくらい速くなるか言える。開発能力がある。」(山田)

前半は、ストーナー、ロレンソ、ドビツィオーソの3台のトップ争い。
残り6周でロレンソがトップへ。下りの切り返し。
「下りなのでリアに荷重がかからない。うまく切り返した。」

このあと、ロレンソがスパート。ストーナーはタイヤの空気圧の設定に問題があったらしく、ペースが上がらない。最終ラップにはドビツィオーソにもオーバーテイクされる。

2011/09/21

[MotoGP] 2011 第7戦 オランダ

MotoGP
2011年 第7戦 オランダ
IVECO TT ASSEN

125cc
実況:青木源太
解説:坂田和人

1 25 Maverick VIÑALES SPA Blusens by Paris Hilton Racing Aprilia
2 39 Luis SALOM SPA RW Racing GP Aprilia
3 33 Sergio GADEA SPA Blusens by Paris Hilton Racing Aprilia
ビニャレスがスタートではトップ。

ザルコ、コルテセ、ガデア、ビニャレスの4台を中心にトップグループが形成される。

5Lあたりから、雨が降り始めた。

「ザルコのマシンが一番遅い。スリップについても前に出られない。」

ガデアなどベテラン勢は、雨だからフラッグをだすようにジェスチャーするが、レース成立まで走行は続けられ、その後赤旗中止。集中してリードしたビニャーレスが優勝。

「集中して走ったビニャーレスは素晴らしい」(坂田)

Moto2
実況:高橋雄一
解説:上田昇

1 93 Marc MARQUEZ SPA Team CatalunyaCaixa Repsol Suter
2 54 Kenan SOFUOGLU TUR Technomag-CIP Suter
3 38 Bradley SMITH GBR Tech 3 Racing Tech 3

ウェット宣言。
「雨が少ない。」

しかし、路面はまだ濡れている。マルケス、ルティなどは雨用の高目のバンクセンサーを装着。

スタート直後は、コルシ、スミス、ソフォグル、高橋、マルケス、ブラドルなどで先頭集団。
 ソフォーグルはWSSで所属したテンケイトホンダの本拠地がオランダである。ここで走りこんでいる。

スミス、マルケス、ソフォグルの先頭集団に高橋が追いつき、2位に上がるが直後に転倒。
ランキングトップのブラドルも転倒リタイア。
雨に強いアンソニー・ウエストは4位。

MotoGP

1  11 Ben SPIES USA Yamaha Factory Racing Yamaha
2  27 Casey STONER AUS Repsol Honda Team Honda
3  4 Andrea DOVIZIOSO ITA Repsol Honda Team Honda

実況:町田
解説:岡田忠之、辻本聡

YAMAHA参戦50周年カラーリング。赤と白。

序盤で、シモンチェリ、ロレンソ、アブラハム、ドピニエが転倒。
この間にスピーズが独走態勢になる。

ペドロサがフランスでシモンチェリと接触した際、転倒して骨折したため欠場。その穴を埋めるため、青山がワークスマシンに乗り、グレッシーニには秋吉耕祐選手がスポット。

「ワークスはやることが多い。青山には良い経験。」(岡田)
「青山はマシンが変わっても順位が変わらない。マシンではなくタイヤを履きこなせていない。」
「タイヤをきっちり使えるように走りこむ。タイヤのグリップなりじゃなくてもう少し滑った先の…」(岡田)

後方からロレンソが青山をオーバーテイクする。
「ロレンソは倒すのも起こすものやはい。古バンクまでの時間が短い。タイヤに預けている。」
「レースが良い経験。なぜ、同じようにできないか。」
「タイヤに荷重をかける走り方。自分好みをやっていたら同じこと。失敗しても違ったことをしなくては。」などなど、岡田、宮城両氏は青山に対してのコメントが。

スピーズはストーナーと差を保ったままフィニッシュ。

ロレンソは転倒から追い上げ6位。

2011/07/25

[MotoGP] 2011 第5戦 カタルニヤ GRAN PREMI APEROL DE CATALUNYA

MotoGP
2011年 第5戦 カタルニヤ GRAN PREMI APEROL DE CATALUNYA

125cc
実況:寺島淳司
解説:坂田和人

パリス・ヒルトンがチームの応援に。坂田、寺島「おー!」
尾野は「チームの事情」でこのレースから欠場。

コース:路面のうねりに対するセッティングが難しい。

1 18 Nicolas TEROL SPA Bankia Aspar Team 125cc Aprilia
2 25 Maverick VIÑALES SPA Blusens by Paris Hilton Racing Aprilia
3 94 Jonas FOLGER  GER Red Bull Ajo MotorSport Aprilia

ビニャーレスが一旦トップにたち、パリス・ヒルトンもピットウォールで応援。
6Lあたりからビニャーレスにテロルが追いつき、テロル、ザルコの2台の争い。
「単独で勝つのは難しい。自分のリズムがつかめない。」(坂田)
ファウベルは4位争いしていたが、ふぉるがーとのバトルで頑張りすぎてコースアウト。

最終ラップの最終コーナーの立ち上がりでテロルがミスしてザルコが前に出たのだが、ザルコが幅寄せし、肘でテロルを押したため、ペナルティを受け、順位降格。

そのため、テロル優勝となった。
「あそこまでしなくてもザルコは勝てた。」(坂田)


moto2
実況:町田浩徳
解説:上田昇

1 65 Stefan BRADL GER Viessmann Kiefer Racing Kalex
2 93 Marc MARQUEZ SPA Team CatalunyaCaixa Repsol Suter
3 40 Aleix ESPARGARO SPA Pons HP 40 Pons Kalex

ステファン・ブラドルが5連続ポール。

ブラドル、シモン、ソフォグル、高橋などが先頭集団。

高橋は転倒。「ルティのハイサイドをさけようとアクセルをゆるめたら後ろから突っ込まれた。」

ブラドルが単独で逃げ、シモン、フォローグル、アレックス・エスパルガロ、エガーター、マルケスが追う。
ブラドル「バイクが乗り方にあっているのでは」(上田)

マルケスは2台を抜いて順位を上げる。
シモン、ソフォーグル、エガーターは転倒。

ブラドル、マルケス、A・エスパルガロでフィニッシュ。
アレックスは初表彰台。

MotoGP


1 27 Casey STONER AUS Repsol Honda Team Honda
2 1 Jorge LORENZO SPA Yamaha Factory Racing Yamaha
3 11 Ben SPIES USA Yamaha Factory Racing Yamaha

レース前にクリビーレがMoto3車両(4ストローク、単気筒)のデモ走行を行った。
シモンチェリがポールポジション。
フランスでペドロサとクラッシュして、スペインにはボディガード付きで入国した、とか。

ペドロサは負傷欠場。

エドワーズも転倒して欠場。ピットで両手を上げている。

雨にそなえて、バルベラ、シモンチェリなどサイティングラップにflag to flagの練習。

FCバルセロナのシャビがピットウォールに来ている。

ペドロサの地元なので、ファンが大勢。
"ESTAREMOS SIEMPRE CONTIGO, CAMPEON. ANIMO DANI PEDOROSA"
(いつも君と共に、チャンピオン。がんばれ、ダニ・ペドロサ)
の垂れ幕。

「3コーナー、9コーナーでパワースライドが見れます。」

青山はスタートで遅れて、3Lで転倒。
「ミスで転倒。くやしい。

ロレンソがスタートで前だったが、ストーナーが3Lあたりでオーバーテイク。

ホンダは加速がよくなった。ウィリープロテクションなど電子制御。
ヤマハは旋回性。
ドゥカティはフロントに荷重がかかりづらい。ロッシはその点を改良。

14Lで白旗が提示され、ぽつりぽつりと降っているところもあるようだったが、そのままレースは最後まで。
順位はそのままストーナー、ロレンソ、スピーズでフィニッシュ。

ロッシは前半はドビツィオーソとバトル。後半はペースが落ち、ドビツィオーソの後ろで5位でフィニッシュ。
ポールポジションのシモンチェリはスタートで失敗し、6位。

2011/06/20

[MotoGP] 2011 第3戦 エストリル bwin GRANDE PREMIO DE PORTUGAL

MotoGP
2011年 第3戦 エストリル

bwin GRANDE PREMIO DE PORTUGAL

MotoGP
実況:高橋雄一
解説:辻本聡

1 26 Dani PEDROSA SPA Repsol Honda Team
2 1 Jorge LORENZO SPA Yamaha Factory Racing
3 27 Casey STONER AUS Repsol Honda Team

スズキのバウティスタが怪我から復帰。

ホールショットはホルヘ・ロレンソ、ここでは3連勝中。
転倒が多く、バルベラ、シモンチェリ、アブラハムが転倒した。

トップ2台のロレンソとペドロサは、2台で抜け出す。
「ロレンソがペースを上げている。ペドロサは余裕で付いている。」(辻本)
ペドロサは2010年の茂木で痛めた鎖骨の手術が神経に影響していたので再手術し、今回が手術明け。
ロッシは4位。「前に追いつくというより4位を守るレース。」(辻本)
上位とはコンマ何秒かずつ遅れる。

スピーズはばたばたしたレース。12Lでコースアウト、その後転倒。

青山博一は7-10位の集団でのレース。集団を構成するのは、クラッチロー、スピーズ、ヘイデン、青山。抜きつ抜かれつ周回を重ねた。最後はこの集団のトップでのフィニッシュ。

ペドロサは残り4Lapでロレンソをオーバーテイク、その後、差を広げ、優勝。
ロッシはドビツィオーソとの争いで最終Lapにオーバーテイクされた。

125cc
実況:寺島淳司
解説:坂田和人

1 18 Nicolas TEROL SPA Bankia Aspar Team 125cc Aprilia
2 11 Sandro CORTESE GER Intact-Racing Team Germany Aprilia
3 5 Johann ZARCO FRA Avant-AirAsia-Ajo Derbi

ポルトガル人のオリベイラがフロントロー。地元ライダーの活躍で観客も数多く残っている。

スタートでは、テロルの後ろにオリベイラ、コルテセ。オリベイラはペースについていけず徐々に下がる。
一人がジャンプスタートしたのにつられて数人が出てしまい、ライドスルーペナルティを受けた。
「あれだけ勢いよく行かれると、自分が見落としたのかな、と思う。」(坂田)

テロルが単独トップに立ち、2位集団がファウベル、コルテセ、ビニャーレス、ザルコ。

ファウベルがハイサイド転倒し、ザルコとビニャーレスが3位争い。

ラストラップで僅差のゴール。写真判定でザルコが3位。

テロルの開幕3連勝は、東選手以来。

moto2
実況:町田浩徳
解説:青木拓磨


1 65 Stefan BRADL GER Viessmann Kiefer Racing Kalex
2 60 Julian SIMON SPA Mapfre Aspar Team Moto2 Suter
3 72 Yuki TAKAHASHI JPN Gresini Racing Moto2 Moriwaki

高橋江紀選手の交通事故直後のレース。高橋裕紀が表彰台。写真を持って表彰台に上がった。

ブラドル、ルティ、高橋裕紀のトップ3でスタート。
ルティはブラドルをオーバーテイクしトップに立った直後に転倒。
ソフォグルが高橋をオーバーテイクして3位。
「高橋はペースが上がらない」(青木)
シモンにもオーバーテイクされて高橋は5位に。

下位からイアンノーネがファステストを連発しながら追い上げてきて、9Lでは5位に。

ブラドルは抜け出せず、2位シモンとの差は広がらない。
14Lで、イアンノーネが高橋のインに強引に飛び込み3位。「高橋選手がよけなかったら危なかったですね。」(青木)

ブラドル、イアンノーネ、シモンの集団と高橋の差が徐々に付き始める。
高橋は後ろに10秒以上の差をつけて単独の4位。
19Lから21L、イアンノーネはブラドルの前に出る場面もあるが、オーバースピードで抜き返される。
22Lでイアンノーネはブラドルをオーバーテイクしトップに立ち、23Lで転倒。
「外側のラインをとおってしまいましたね。」(青木)

この転倒で、ブラドル、シモン、高橋の3人が表彰台。


「今週はレースに集中するのが難しかったが、レースがうまくできた。中盤以降はバイクが暴れてしまってなかなかペースが上がらなかった。イアンノーネには申し訳ないが表彰台に乗れてよかった。この表彰台は弟にささげたい。」


2011/05/17

[MotoGP] 2011 第2戦 へレス GRAN PREMIO bwin DE ESPAÑA

MotoGP
2011年 第2戦 へレス
GRAN PREMIO bwin DE ESPAÑA

125cc
実況:寺島淳司
解説:坂田和人

1 18 Nicolas TEROL SPA Bankia Aspar Team 125cc Aprilia
2 94 Jonas FOLGER GER Red Bull Ajo MotorSport Aprilia
3 5 Johann ZARCO FRA Avant-AirAsia-Ajo Derbi

ポールポジションはサンドロ・コルテセ。インド人のクマーはまた予選落ち。
スタートではテロルが前に出て、バスケス、コルテセ、オリベイラ。
オリベイラはビニャーレスと共にスペイン選手権から上がってきたルーキー。
オリベイラは「1コーナーの飛び込みが素晴らしい」(坂田)

トップ2はテロルとファウベルの2台。 3位集団はコルテセ、ファウベル、ザルコ。

日本選手、尾野弘樹は最後尾から追い上げて中盤では14位あたり。

転倒が多く、オリベイラ、ガデア、バスケス、コルテセ、ファウベルが転倒。
ファウベルの転倒後、テロルが独走。

イギリス人選手、ダニー・ケント、テイラー・マッケンジーが上位に入る。尾野は8位フィニッシュ。

先頭に追いついたフォルガーとザルコが表彰台。

Moto2
実況:青木源太
解説:青木拓磨

1 29 Andrea IANNONE ITA Speed Master Suter
2 12 Thomas LUTHI SWI Interwetten Paddock Moto2 Suter
3 3 Simone CORSI ITA Ioda Racing Project FTR

ポールポジションにブラドル。2番グリッドに高橋。
青木拓磨は雨が得意だった。「雨だとパワーの差がなくなる。レインはハードとソフトしかないので、おそらく全員がソフトだろう。レインタイヤも意外とグリップする。ゼブラと白線に注意することと、路面コンディションに応じてバンク、アクセルを決めて行く。」

高橋がホールショット。しかしバイクが振られて順位を落とす。
「雨で大切なのはリズム。他のライダーに乱されないように。」(高橋)
コルシがトップで、ルティ、スミスが続く。
7Lでイアンノーネが先頭集団に追いついてきた。
高橋裕紀は転倒リタイア。「セッティングがリアのグリップが少ない方向になって、pushしたらハイサイド気味だった。pushして滑ってしまった。」(高橋コメント)

マルク・マルケスにクルーゼルがブレーキングが間に合わずに追突して、2台とも転倒。
クルーゼルはマルケスのピットに謝罪に訪れた。

デ・アンジェリスはジャンプスタートでライドスルーペナルティを受け、そこからトップ10以内に上がってきた。デ・アンジェリスはTSRのシャーシ。「TSRのシャーシと雨の相性が良いのかも。」(青木)

ルティはイアンノーネとのバトルで2位に後退。ルティのリアタイヤは終わっていた。
路面が微妙にドライなところもあり、「タイヤがない中での我慢のレース。」(青木)

イアンノーネがトップチェッカー。

MotoGP
実況:町田浩徳
解説:(ゲスト)岡田忠之、辻本聡

1 1 Jorge LORENZO SPA Yamaha Factory Racing Yamaha
2 26 Dani PEDROSA SPA Repsol Honda Team Honda
3 69 Nicky HAYDEN USA Ducati Team Ducati

スズキは、怪我のバウティスタの代役で、ジョン・ホプキンス。

コースは中速コーナーが多い。

スタートは、ストーナー、ロレンソ、シモンチェリ。
シモンチェリがトップに上がり、ストーナー、ロレンソの3台。ペドロサは雨で少し後ろに下がる。
ロッシが下位から上がって、ロレンソの前に出る。
シモンチェリの後ろにストーナーとロッシの2台が並んで1コーナーへの進入で、ストーナーのインに入ったロッシがスピードオーバーで転倒しストーナーを巻き込んでしまう。
ストーナーはリタイヤ、ロッシはリスタート。

転倒者が多く、シモンチェリ、クラッチロー、スピーズ、エドワーズなど上位が多く転倒した。
ドビツィオーソはピットで修理を行ってリスタートした。

シモンチェリの転倒で、ロレンソがトップ。「ロレンソのタイヤのささくれが目立つ」(岡田)
ペドロサはロレンソの後ろ1秒まで接近した。「ペドロサはコーナー立ち上がりでアクセルを開けながら起こす。ロレンソはコーナリングスピードを上げるのでエッジを使ってしまう。」(岡田)
そのため、ペドロサがやや有利かと見えたが、一旦接近したペドロサもタイヤが終わっていたようで、徐々に離れた。

ヘイデンが3位に上がり、その後ろに青山が接近してチェッカー。
青山は、序盤に下位の集団でひっかかって追い上げが遅れた。

 パルクフェルメに停車したバイクのタイヤはツルツルでセンターは溝がほとんどなかった。
 ロッシはレース終了後、ストーナーのピットへ謝罪に。

2011/05/11

[MotoGP] 2011 第1戦 カタール

MotoGP
2011年 第1戦 カタール

カタール ロサイルサーキット。

放送:G+

125cc
実況:寺島淳司
解説:坂田和人
1 18 Nicolas TEROL SPA Bankia Aspar Team 125cc
2 11 Sandro CORTESE GER Intact-Racing Team Germany
3 33 Sergio GADEA SPA Pev-Blusens-SMX-Paris Hilton

2011年が125ccとしての最後のシーズン。2012年よりmoto3となる。
ビニャーレスとガデアがパリス・ヒルトンがオーナーとなったチームBlusens-SMX-Paris-Hiltonから参戦。
日本からは尾野弘樹がフル参戦。

インドのメーカーMahindraが、ダニー・ウェブを参戦させている。

中高速のサーキットでストレートが長い。

ニコラス・テロルがポールトゥウイン。ウォームアップでトップタイム。予選でトップタイム、レースでファステストも記録し、ハットトリック。スタートから一度もトップを譲らず独走でフィニッシュした。

3位グループの、バスケス、フォルガー、ガデアの中では、バスケスがラストラップにガデアをオーバーテイクしたが小さくコースアウトがあり4位へ。
コルテセは昨年と違い、冷静にレースを進めて2位を確保。

Moto2
実況:高橋雄一
解説:青木拓磨

1 65 Stefan BRADL GER Viessmann Kiefer Racing Kalex
2 29 Andrea IANNONE ITA Speed Master Suter
3 12 Thomas LUTHI SWI Interwetten Paddock Moto2 Suter

昨年125ccのチャンピオンを獲ったマルク・マルケスがmoto2に。スタートを失敗した後、追い上げ中に転倒しリタイアとなってしまった。

シャーシビルダーはSUTER、FTR、モリワキが大手。
高橋裕紀はグレッシーニホンダに移籍。

ポールポジションのブラドルが先行逃げ切りで優勝。高橋裕紀は2位集団の前でレースを進めたが、リアタイヤが終わってしまい、イアンノーネ、ルティ、デアンジェリスにオーバーテイクされて集団の最後尾の5位フィニッシュ。
「悔いの残るレースにはしたくなかったので、前に出ていたらリアタイヤが終わってしまった。完走してデータも取れたしテストもできているのでへレスでよいセッティングができる。」


MotoGP
実況:中野謙吾
解説:宮城光
ゲスト解説:中野真矢

1 27 Casey STONER AUS Repsol Honda Team
2 1 Jorge LORENZO SPA Yamaha Factory Racing
3 26 Dani PEDROSA SPA Repsol Honda Team

ホンダにケーシー・ストーナーが移籍して好調。
青山博一はサンカルログレッシーニに移籍。
バレンティーノ・ロッシはドゥカティに移籍し、イタリアメーカーのバイクにイタリア人が乗ってチャンピオンを目指す。シーズンオフに手術した肩が完調ではないようだ。
1台体制のスズキのバウティスタがFPで転倒、大腿骨骨折で欠場となった。次戦からはジョン・ホプキンスが代役。

スタートはダニ・ペドロサがロケットスタートを決めた。後ろからホルヘ・ロレンソ、ケーシー・ストーナーがオーバーテイクして行く。ペドロサもロレンソを抜き返してホンダ2台が前。後ろには、ドビツィオーソ、シモンチェリとホンダのワークスバイクの2台。

ラップタイムは、ロレンソがコンマ何秒か遅い。
残り12Lでストーナーが12コーナーでトップに、そこから逃げる。ペドロサはロレンソと前後で走行したが、左腕に力が入らなくなり、ペースが落ちオーバーテイクされた。

ロッシはスピーズの前を走行し、抜きつ抜かれつ。終盤でグリップが落ちたところでフロントがすべり、スピーズにパスされた。「今のはライダー的にはほとんど転んだ状態。」(中野)

「各社のレベルが高くなった。」(中野)

ストーナーは単独1位。ロレンソは2位フィニッシュで大きくガッツポーズ。ペドロサは離されたが3位を維持。

青山はスタートで下がったところから追い上げ、バルベラと9位を争い、バルベラが下がった後はヘイデンとバトルし、ヘイデンの後ろの10位でのフィニッシュ。

2011/02/12

[MotoGP] 2010 第19戦 バレンシア

MotoGP
2010 第19戦 バレンシア

2010年の最終戦。リカルドトレモはスタジアム型で観客席からコースのほとんどが見える。MotoGPでは少し短めの4kmでコンパクトに設計されているため中低速コーナーが多い。

125cc
実況:寺島淳司
解説:坂田和人

ポイント差では、マルケスが297で、テロルの280をリードしており、ほぼ確実にチャンピオンになれる。

スタート:
スミス、テロル、マルケス。
「テロルをチームオーダーでサポート」というリリースが出ているとのこと。そのとおりだとすれば、スミスはテロルを前にいかせたいはずだが、そのまま走行している。

スミス、テロル、マルケス、エスパルガロの順。

マルケスは徐々に順位を上げ、テロルに接近、その後ろにエスパルガロ。
3台で集団になるが、マルケスはエスパルガロを前に出して後ろに下がる。

マルケスはこの順位をキープしてフィニッシュ。
「マルケスはよく我慢しましたね」(坂田)

マルケスのチャンピオンが確定。最終レースでは表彰台を我慢してチャンピオン優先。
2011シーズンはテロルは今のbancaja ASPERに残留、その他はMoto2にクラス変更予定。

moto2
実況:高橋雄一
解説:青木拓磨

チャンピオンはエリアスで決定している。日本的にはコンストラクタータイトルがモリワキになる可能性が残っているのが気になる。条件はきびしくて、モリワキ車両がトップで、スッターが4位以下の場合にのみモリワキがコンストラクタータイトルを取る。

スタートではイアンノーネがトップ。

イアンノーネ、ソフォーグル、レディング、ブラドル、アブラハム、が中心になってトップ争い。
エリアスはセッティングがおかしいのかペースが上がらない。

ブラドル、ソフォーグルは途中で転倒。
ソフォーグルは前戦はレインタイヤ選択で途中からレースが難しくなったし、今回は転倒と、レースができていない状況だが、走れれば速い。

残り10周あたりから、シモン、イアンノーネ、エリアス、アブラハムまでがトップ争い。
前半戦ではイアンノーネはトップに出て逃げ切れるケースが多かった。このレースではあまり引き離せない。



イアンノーネがイン側を閉めて失速したところに、シモンとエリアスが突っ込んでしまい、エリアスはコースアウトしグラベルで転倒。復帰はしたがかなり後方でのフィニッシュとなった。
エリアスとシモンが接触、イアンノーネが失速した隙に、アブラハムがトップに立ち、そのままフィニッシュ。アブラハムは、トップでかなり荒っぽく攻めていた印象があるが、「漁夫の利」的な勝利。
イアンノーネも接触があったが転倒はしなかった。

アブラハムの父親はチェコのブルノサーキットの共同オーナーという富豪。
アブラハムの優勝により、シーズン優勝者は9人となった。

MotoGP
実況:中野謙吾
解説:辻本聡

珍しくフライオーバーで旅客機がサーキット上空を飛行。機体にはロレンソの走行している姿か描かれている。ロレンソはカスタムメイドのスワロフスキーをちりばめたヘルメットで走る。

小さい中低速コーナー中心のサーキットなので、怪我の回復中のペドロサには厳しい。

スタート直後、ロレンソとシモンチェリが接触。ロレンソは路面に膝がついていたように見えた。転倒を避けて立て直し、7位まで後退。

ストーナーがトップに立ち、ペドロサが2位。

ストーナーが逃げ、ペドロサは中盤からペースが上がらない。「身体がきついのか」(辻本)
鎖骨にはまだボルトが入っている状態で回復も完全ではないので痛みがあるらしい。

ロレンソは7位から追い上げて、ロッシもオーバーテイクした。
残り8周でロレンソはストーナーをオーバーテイクし、ロレンソ、ストーナー、ロッシの順でフィニッシュ。

後方では、
ドビツィオーソ、シモンチェリ、ペドロサ、スピーズ、の4番手争い。スピーズがドビツィオーソ、シモンチェリよりも前に出た。

ロッシ、ストーナー共に、今のチームでの最後のレース。

2011/01/11

[MotoGP] 2010 第17戦 エストリル

MotoGP
2010 第17戦 エストリル

放送:G+

前日の予選日は雨で予選が中止(2009年のもてぎと同じような状況)。フリー走行のタイムでグリッドが決まる。

moto2
実況:高橋雄一
解説:青木拓磨
予選タイム107%ルールで、オリベ、ディメリオ、國川浩道が予選落ち。

前日までの雨でウェットパッチがまだ残っているコースでのドライレース。
スタートから、WSSの2年連続チャンピオンのソフォーグルが前に出てリード。
先頭はエルナンデス、タルマクシを含む3台。
高橋裕紀は9番手走行中の4Lに転倒。
レース後コメントでは「イン側に誰か入ってきて一本外のラインに行ったらウェットパッチがあって転倒。」
エルナンデスも転倒してしまう。
エリアスも後ろの集団で転倒し、モリワキのコンストラクタータイトルのポイントを稼げず。

ソフォーグルはレインタイヤかカットスリックだったのか中盤からペースが悪くなり、他のバイクにどんどんパスされる。
後方のイアンノーネは4番手まで上がってトップにからめそうなペースで攻め続け、転倒。

後ろの集団にいた、ブラドル、バルドリーニ、デ・エンジェリスが表彰台に上った。
ブラドルは2008年の125cc以来の優勝。

MotoGP
BSタイヤは昨年よりも柔らかいコンパウンド。
ペドロサが復活。ミカ・カリオの代役でカルロス・チェカが出走。


スピーズがサイティングで転倒。足首をいためて立ち上がれない。グリッドまで戻れずに欠場になった。(全日本だと何度かみたことがあるアクシデントだがMotoGPでは初めてかも。)

ロレンソ、ヘイデンがトップを争う。
ヘイデンをロッシがオーバーテイクし、ロレンソとロッシのトップ2争い。
ロッシ、ロレンソ、ヘイデン、シモンチェリ、ドビツィオーソ、ドピニエ、ペドロサ。

4位集団「1コーナーでミスをするライダーが遅れる。」

ロレンソがロッシをオーバーテイク。
ロレンソがロッシよりも明らかに速く、最後にはかなり離れた。

ストーナーが転倒。ミカカリオの代理参戦のチェカもトラブルでピットへ。

ドビツィオーソとシモンチェリは最終ラップの最終コーナーでも競っており、フィニッシュライン手前でドビツィオーソが前に出て3位。

125cc
小山知良はサイティングでエンジントラブル。修復して再スタートしたら3lapダウン。


途中降雨により6Lで赤旗中断し、2ヒート制。残りは9Lapのスプリントレースとなった。

1ヒートではテロルとマルケスが1,2位の状態。
マルケスには「P2OK」のサイン。
この状況での指示を聞かれた坂田さん
「絶対転倒するな。様子を見ろ。残り5Lapで争うメンバーが少なくなったらしょうぶしてもよい。それまでは我慢しろ。」とアルサモラと同じような指示をするだろう、と回答。

2ヒートへのサイティングでマルケスがスリックタイヤで転倒。
グリッドに戻れない。
グリッド上のアルサモラ氏も気が付くのが遅く、ピットで緊急修理。しかし、ピットクローズには間に合わず当初の2グリッドには付けない。ウォームアップラップには間に合わせて最後尾スタートとなった。

小山は規定周回数が不足のため2ヒートには出走できず。

マルケスはスタートでロケットスタートを決めて、5番手。
3番手まで上がり、テロル、スミス、マルケスの3台が固まり。
スミスはテロルとマルケスの間に入り、マルケスとテロルの差を保つチーム方針。

スミスはマルケスにオーバーテイクされ3位。
マルケスには「2P OK」とのサインが出る。
「2位でOKと言われても後ろのスミスがいるので2位キープも難しい」(坂田)
テロルとマルケスは最終Lapでも抜きつ抜かれつ。
テロルがオーバーテイクするとマルケスがクロスラインで抜き返す。
最終コーナー手前でマルケスがテロルを抑えて優勝。

マルケスは珍しくウィニングランで喜びを表現。

マルケスは今シーズン10勝目。

2011/01/09

[MotoGP] 2010 第16戦 フィリップアイランド

MotoGP


2010年 第16戦 フィリップアイランド

もてぎ、セパン、フィリップアイランドは3週連続のレース。秋、真夏、春、と気候の変化が大きい。

コース:4448m 左7 右5
ちゃんと回る右コーナーが少ない。
「一日の中に四季がある。」

125cc
実況:寺島淳司
解説:坂田和人

マルク・マルケス11度目のポールポジション。
6人が予選落ち。

スタートからマルケスがリードし、後ろがスミス、エスパルガロ、小山、ラバト。テロルは7番手。

3L スミスが下がり、マルケスと2位のエスパルガロは2秒ほどの差がつく。
テロルが上がって3位に。
「エスパルガロはテロルを前に行かせてついていけばいい。」(坂田)
マルケスは徐々に差を付けて単独。

4位集団の小山はRSAとRSWの性能差からパワー不足でコーナーで抜いてもストレートで抜き返される。

マルケスはバックマーカーに接触しそうになり危ない場面が一度あった。
「コーナーでバックマーカーはアクセルをゆるめるが、マルケスのレベルになると開けたまま行くので速度がありすぎて接触した。」(坂田)

最後はマルケス、エスパルガロ、テロルもペースをコントロールしフィニッシュ。
マルケスは9勝目。


moto2
実況:青木源太
解説:上田昇

スタート:レディング、ディメリオ、イアンノーネ。
レディングとイアンノーネが接近、「イアンノーネのバイクはストレートで伸びる。コーナーの進入速度が速い。進入重視のセッティングをしているのでは。」(上田)

ウェイン・マクスウェルに黒旗。マクスウェルとファウベルがからんで転倒したようでライダーが小競り合いをしていた。

7位集団は10台ほどおり、エリアス、アブラハム、エガーター。エリアスはこの集団の前に出てフィニッシュ。

トップ集団は、デアンジェリス、イアンノーネ、レディングの3台。
レディングはヘアピンでミスがあり一度3位に後退したが、イアンノーネもペースが落ちて3位に後退し、2位へ。
デ・アンジェリスはレディングを離してスパートし、優勝。
デアンジェリスは、moto2からシーズン途中でmotoGPの青山の代役で2レースほど走り、その後、MOTOBIに戻ってきて優勝。

MotoGP
実況:寺島淳司
解説:辻本聡
ゲスト解説:岡田忠之

ペドロサは欠場。鎖骨が2か所で折れていて痛みがある。現地で走行してみたらしいがレースはキャンセル。

スタートで接近したスピーズ、ロレンソ、シモンチェリが接触。転倒はせず。
ストーナーがトップに。後ろはロレンソ、シモンチェリ、ヘイデン。


ストーナーは地元レースで速い。ロレンソを離してチェッカーまで独走。

3位集団は、スピーズ、ヘイデン、シモンチェリ、ロッシ。

ロッシが3位に上がり、以下、ヘイデン、スピーズ、シモンチェリ。
スピーズは12,3Lapあたりから「リア滑り始めてます」(岡田)

ドビツィオーソはトラブルがあったのかピットに入ってレース完走せず。
ドビツィオーソの走りが変わったことについて「コーナー進入を頑張りすぎないで立ち上がり重視に変えた。」(岡田)

2010/12/10

[MotoGP] 2010 第15戦 マレーシア

MotoGP
2010年 第15戦 マレーシア


コース
5548m
右5
左10


125cc
実況:寺島淳司
解説:坂田和人

マルク・マルケスが10回目のポールポジション
スタート
テロルが先頭、マルケス、エスパルガロ、バスケス。

テロル、マルケス、エスパルガロの3人が先頭を交代しながら周回。
L7 4位以下、スミス、バスケス、コルテセが追い付いて6台の集団に。

L10 マルケスが先頭に出て引っ張る形。エスパルガロは真後ろについていく。
マルケスはエスパルガロとの差を付けられず。

L12 マルケスのコーチのアルサモラは「いいぞ」とジェスチャー。
 「マルケスはセパンで完走したことはない。ロングランのマシンの状態は把握していない。4コーナーの寝かしこみがすばらしい。」(坂田)

 L15 「スミスはブレーキングでがんばりすぎて立ち上がりが遅い。」「以前はリアブレーキを踏まなかったが、今年はリアも使っている。」(坂田)

マルケスはややリードを広げて優勝。
「勝ちパターンがいろいろある。他のライダーが見えている。」

小山は8位。「一番苦しいと思ったサーキットでシングルフィニッシュができてよかった。」

moto2
実況:高橋雄一
解説:青木拓磨

日本選手は、高橋裕紀の他に、渡辺一樹と、國川浩道。

スタート:
エリアスとルティが飛び出す。シモンはスタートで失敗して9位。
L6
 イアンノーネ、ルティ、シモン、エリアスが集団。シモンとエリアスはお互いに相手の前に出たい。
シモンがエリアスのリアタイヤを見てしまい8位まで落ちた。そこからプッシュして転倒し30位でリスタート。
ルティも転倒。

L10 高橋が転倒
L12 先頭はイアンノーネ、ロルフォ、デアンジェリス、エリアス
⇒   ロルフォ、イアンノーネ、デアンジェリス、エリアス

L14 レディングがピットに戻る。体調不良か? タルマクシが転倒。
L16 ロルフォとデアンジェリスがトップ争い。イアンノーネとエリアスが3,4位。

エリアスは4位でフィニッシュし、シリーズチャンピオンに。コメントでは「ここにいないすべての人、おじ、富沢にも感謝。」と。

MotoGP
実況:中野謙吾
解説:宮城光

ロレンソは9位以内に入れば自力チャンピオン。
ポールポジションはロレンソ、ピットから出ようとしてエンジンがかからず。エンジニアがかけ直してスタート。

ペドロサはもてぎでの骨折の影響で欠場。スペインでバイクに乗って練習しこのレースに出場する意欲を見せていたが、チームは止めた。2個所をボルトで留めているので次に骨折したら致命的。
オーストラリアから出場予定。

L1 ストーナーが周回を終えずに転倒。「タイヤの温まりがわるかったのか。」
ロッシはスタート失敗して11位に下がる。
L3 ロッシは11位から追い上げて4位。
ロレンソ、ドビツィオーソ、シモンチェリ、ロッシ。
⇒ロレンソ、ドビツィオーソ、ロッシ、シモンチェリ。
L4 カピロッシ、L7 エスパルガロ転倒
L9 ドビツィオーソ、ロレンソ、ロッシ
L10 ドビツィオーソ、ロッシ、ロレンソ。
ロッシは9コーナーでオーバーテイクする。上空からのヘリカメラの映像では、アウト側からの左コーナーの飛び込みが他の選手よりも手前。「他の選手がインをあけているように見える。」

5位集団は、シモンチェリ、青山、ヘイデンの三つ巴。

青山は集団の前に出るが、シモンチェリが強引にイン側に入って接触し後ろへ。

レース後コメントで「シモンチェリが強引に入ってきて接触したのでバウティスタに追いつけなくて残念でした。」しかし、MotoGP昇格以降で初のシングルフィニッシュ7位。

ロレンソは3位フィニッシュでシリーズチャンピオン。スペイン人のチャンピオンはあのクリビーレ以来。

優勝パフォーマンスは、スーパーマリオのマリオとルイジの変装したファンが出てきて、ロレンソは「GAME OVER」のボードを持つ。

ロッシは、「復活の走りができた。ヤマハ46勝目(ゼッケンと同じ)ができたことは重要。」と。ヤマハで走るレースは残り少ない。

「ドビツィオーソも最後までがんばれたことはよかった。」(宮城)

2010/12/01

[MotoGP] 2010 第14戦 もてぎ

MotoGP
2010年 第14戦 もてぎ


富沢祥也の追悼式典が行われ、ご両親にメモリアルプレートの贈呈など。48は永久欠番となった。
レースではほとんどの選手がカウル、ヘルメットなどどこかに48シールや富沢の顔写真を貼って走った。

125cc
実況:寺島淳司
解説:坂田和人

スタート直後、ストレートでフォルガーとバスケスが転倒。最終コーナーの立ち上がりでファーガーハーグが転倒。「逆バンクぽくなっているのでアクセルを開けて行くと転倒がありがち」(坂田)

 トップは、テロル、マルケスの2台の争い、小山は5、6位でモンカヨ、ラバトと集団。
「モンカヨのマシンがストレートで速い。これを抜くためにコーナーで小山が頑張るしかない。これを繰り返すとタイヤに負担。モンカヨがいなければ前に追いつけるペースだが。」(坂田)

残り2Lapでタイヤが限界を超えてしまい、小山が転倒。
「小山の走りはチャンピオン争いをしたKTMの頃に戻ってきている。」(坂田)
マルケスはテロルを9Lapでオーバーテイクした後は差を広げた。

スポットの日本選手では、大久保光、山本剛大の全日本の1,2位がそのまま16,7位でフィニッシュ。

旧型のアプリリアの能力を引き出して上位を争う小山の走りは若い日本選手にも届いただろうか。

moto2
実況:青木源太
解説:青木拓磨

スタート:
エリアス、シモン、高橋裕紀、レディング

高橋は旋回性が他車に少し劣っているようで、大周りするコーナーがありインを刺される。
後半は攻めれば攻めるだけ車体が暴れてしまったと本人が言うようにペースが上がらず、デアンジェリス、アブラハムにオーバーテイクされた。

「デ・アンジェリスが突っ込み重視で、高橋選手はそれほどでもない。」(坂田)

フィニッシュ後の高橋は残念そう。

モリワキの森脇尚護は、水曜日のトレーニング中に車が跳ねた石を左目に当ててしまい、血がたまっていて瞳孔が開いたまま。距離感がつかめない、という状態で予選でも転倒があり、決勝は欠場。午前中は走ったが決勝は危険との判断。

エリアスの勝利コメントでは、モリワキのホームレースだし、祥也にもホームレースなので勝てて良かった、と。

MotoGP
解説:辻本聡

ペドロサが予選で転倒し鎖骨骨折。
ドビツィオーソがポールポジションスタート。
ロレンソは予選後にエンジンを載せ替え。

スタートでドビツィオーソが出るが、すぐにトップにストーナーが出た。
ストーナーはそのリードを広げて走りきった。

ロッシとロレンソは、ロレンソリードのまま、後半まで2台で走る。
ラスト2Lapでバトルになり、S字で1,2度サイドバイサイドから接触し、ロッシが前に。
ロレンソは最終Lapdでオーバーテイクするが、ロッシがインから刺し返す。ロレンソは再び狙うが前に出られず、4位。
後日、全日本ロードレースでサーキットバスで中野真矢さんが「S字のこのあたりでロッシとロレンソが接触しましたね。」と解説してくれた。

青山博一は、一旦は16位まで落ちてそこからオーバーテイクを重ね、最後には10位の自己最高。

2010/11/28

[MotoGP] 2010 第13戦 アラゴン

MotoGP
2010年 第13戦 アラゴン

ハンガリーGPがリーマンショック後の世界同時不況の影響で開催中止になった。その影響で、リザーブだったアラゴンGPが13戦として開催される。スペイン国内のGPは、へレス、カタルニア、アラゴン、バルセロナの4戦が開催されることになる。

モーターランドアラゴン
5078m
左回り
左10 右5
2009年に完成したサーキット。ティルケの設計。

前戦サンマリノで富沢祥也選手が亡くなったことから、追悼の意味で全選手が48のゼッケンや富沢へのメッセージを思い思いの場所に付けている。エリアスはもし勝てたらその勝利を富沢に捧げる、と話した、という。

125cc
実況:寺島淳司
解説:坂田和人

マルケスがポール。

スタート後、マルケスが転倒。クルメナッハーがイン側の縁石に乗り上げて転倒し、マルケスを撃墜。
マルケスは悔しがったがリスタートはできずノーポイント。クルメナッハは危険な行為により黒旗提示。

トップはエスパルガロ。
テロルはエスパルガロをパスしてトップに立ち、
テロル、エスパルガロ、スミス、コルテセ、バスケス、小山が大きなトップ集団。

テロルの後ろにエスパルガロ がついた形で二人で抜けだす。
テロルは一旦少しスパートして様子をみるがエスパルガロを引き離せないので、こう着状態。

最終ラップでエスパルガロは最後のバックストレートで逆転し、そのまま優勝。
「最後にテロルがブロックラインを取る走りに切り替えた。イン側を走る距離が少し長すぎそのためスピードが落ちてしまった。」

 国王が表彰台の1位にカップ贈呈に登場。

 moto2
解説:青木拓磨
イアンノーネがポールからトップに。
スタートの1コーナーでパッシーニ、バルドリーニ、エルナンデス、ニエト、バルデスが巻き込まれるクラッシュ。125ccと同じようにイン側で転倒したライダーに巻き込まれた形。

スタートからイアンノーネは逃げる。
エリアスはスタートで後続に巻き込まれ12位まで下がる。
10Lでエリアスが5位に上がる。
トップのイアンノーネは9秒程度先に出て、2位集団はコルシ、シモン、タルマクシで構成された3人。エリアスがここに近づくとともに、コルシが遅れ始め、エリアスに抜かれる。
シモン、タルマクシとエリアスは1.7秒差。

イアンノーネは9秒程度前に、シモン、タルマクシの後ろ1秒弱でエリアスがフィニッシュ。

motoGP
解説:宮城光

ロレンソは富沢選手のヘルメットのデザインをSHOEIから送ってもらい自分のヘルメットのプリントを変えている。

スタートではロレンソとストーナーがトップ争いし、ストーナーがトップで最初のラップを回る。
ペドロサはスタートの加速が鈍く5位に落ち、そこから徐々に上がる。

ストーナー、ロレンソ、ヘイデン、スピーズの後ろからペドロサ。

 ペドロサはスピーズとヘイデンをオーバーテイクして、ロレンソの後ろに。

「YAMAHAはホンダのバイクよりもトップスピードが遅い。ドゥカティはYAMAHAよりも速度が出るが、燃費を考慮して遅くなっている場合もある。」(宮城)

ストーナー、ペドロサ、ロレンソ、ヘイデンの順でレースは進行。

Lap10でペドロサはストーナーの背後に接近して1秒を切る。
ここからストーナーがスパートをかけてペドロサを再び離す。
ペドロサのピットには、あの自転車ロードレーサーのインデュラインがいる。

ヘイデンはロレンソの背後についたまま最後の周回まで付かず離れず。
最終コーナーの3つ前あたりでイン側にヘイデンが入ってロレンソをオーバーテイクし、そのままフィニッシュ。

ロレンソはピットに帰った後、すぐにピット裏に姿を消した。4位になり表彰台を逃がしたのは今シーズン初。

ロッシは8番スタートから6位まで上がった。
ドビツィオーソはスピーズのすぐ後ろを走ったが最終ラップで転倒。

2010/10/28

[MotoGP] 2010 第12戦 サンマリノ

MotoGP
2010年 第12戦 サンマリノ ミサノ

125cc
実況:寺島淳司
解説:青木拓磨

坂田和人さんは今回は現地。

小山知良は5番グリッド。チームメカニックから「これ以上マシンにはやることがないからがんばれ」と。

 ポールポジションはブラッドリー・スミス。
 スタート前に、インディアナポリスのサポートレースで事故死したピーター・レンツのための黙とう。

 コースの特徴は
 3つのストレートで構成。低中速コーナーが多い。最終コーナーまでの右右右右ではタイヤに負荷がかかる。1コーナー、2ストレート入口、10コーナー入口がパッシングポイント。

マルク・マルケスがホールショット。
L1では、マルケス、エスパルガロ、バスケス、スミス、テロル。スミスはポールポジションから下がる。

L7で、テロルがマルケスの前に出る。ここからテロルはマルケスに後ろに付かれた状態で走る。

L18、テロルが後ろに付いてくるマルケスに「前に行け」とジェスチャー。「テロルは弱さを見せちゃいましたね。マルケスが抜かなかったらどうするつもりだったんでしょう。」(青木)

マルケスはこの後スパートしてテロルを引き離し、バスケスがテロルに近づいたがオーバーテイクは出来ず。マルケスは復活の勝利。


moto2
実況:青木源太
解説:青木拓磨

ポールポジションはトニ・エリアス。
山口辰也がスポット参戦。SUGOの直後にイタリアに来てレースをする。ほとんど乗っていないバイクでのレースになるはず。「自分がここまでやるからモリワキに話をしてくれませんかとお願いしてこの機会ができた。後に続く選手のために自分が参戦する。」

L1 クルーゼルがホールショット。富沢も前にでて4番手。
L2 イアンノーネはトップに立つがジャンプスタートでライドスルーペナルティ。
L3 クルーゼル、レディング、富沢、エリアスの順の先頭集団。
L4 富沢がトップに出て、クルーゼル、エリアスが後ろに。
L6 コルシが上がってきて、エリアス、コルシ、富沢。
L9 パッシーニが転倒。パッシーニは解雇されて今回はスポット参戦していた。
L11 高橋裕紀は9番手。「車体があばれて大変。」(青木)TECH3は独自開発の車体。
L12 富沢が10コーナー付近のストレートでハイサイド転倒。集団の中での転倒だったため、後ろにいたレディング、デ・アンジェリスも巻き込んでのクラッシュ。すぐ担架で運ばれた映像が映る。
L22 高橋が6番手まであがったところで転倒。
L23 エリアス、シモンとコルシの差は7秒。その後ろにルティが1.2秒まで接近。
L25 イアンノーネは最後尾近くから追い上げて来ていたが、トラブルでスローダウン。

レース終了後、富沢選手を心配した日本人メディアやチームがメディカルセンター前に集まっている。富沢選手は近くの病院に搬送されたとの字幕。小山選手もメディカルセンター前に。

MotoGP
実況:中野謙吾
解説:辻本聡

ポールポジションはペドロサ。
2列目までのタイヤ選択はフロントがハード、リアがミディアム。
スタート
ペドロサがホールショット。
2コーナーでヘイデンとカピロッシが接触。「カピロッシがインに寄ってきてヘイデンと接触。」
ヘイデンはピットで修理している。
ペドロサは34秒4で走っており、2位以下と一周当たり0.5秒離す。
L12 ペドロサ、ロレンソ、ロッシ、ストーナー。ストーナーのペースが上がらず、ロッシがオーバーテイク。
L19 ストーナーはドビツィオーソにもかわされ、
ペドロサ、ロレンソ、ロッシ、ドビツィオーソ、ストーナー。
ドビツィオーソがロッシの後ろまで接近し、「ロッシは前を追うよりも後ろから逃げる走り」(辻本)

ロッシは最後には34秒4あたりまでペースを上げロレンソを追い、ドビツィオーソを引き離す。

ペドロサは最後はペースをコントロールしながらトップフィニッシュ。ロレンソは2位。
最後までペドロサのペースが落ちず、ロレンソもちょっと離されていた。

レース終了時には富沢選手の訃報はサーキットにも届いていた。表彰台の旗は半旗になり、インタビューではペドロサ、ロレンソ、ロッシ全員が、こんな日には勝利は何の意味もない、とコメント。

2010/10/20

[MotoGP] 2010 第11戦 インディアナポリス

MotoGP
2010年 第11戦 インディアナポリス

インディアナポリス・モーター・スピードウェイでのレース。このサーキットでのレースは、IndyCar, NASCAR、MotoGPのみ。二輪はMotoGPのみなのでラインをはずすと路面があまりきれいではない。一部オーバルも使用するので路面が変わってμが3種類ある。


125cc

スタートからマルク・マルケスが飛び出す。テロルがマルケスの後ろで追走。
9Lapでマルケスがトップ走行中に転倒。ここでテロルから後ろは8秒ほどの差があったため、このままのフィニッシュとなった。

小山は、スタート後に少し順位を落としてそこから抜けることができなかった。13Lapでスリップダウンしてピットまで戻った後、リタイア。

マルケスは転倒後に再び追い上げて7番手あたりまだ上がり、前のモンカヨ、クルメナッハーにぴたりとつく。ここでコースアウトからショートカットして前に追いついてしまい、パッシングした。フィニッシュでの順位は5位。しかし、ショートカット行為がペナルティを受け、最終順位は10位に。


moto2

スタートの2コーナーで転倒。4台のからみが2か所で発生し、富沢祥也は後ろの4台にいた。
赤旗で再スタートが切られることになった。しかし、富沢はフロントホークが折れ、ピットに戻り用意をしていたが再スタートできず。右手首も傷めていた。

荒れたレースで10台ほどが転倒。日本人ライダー、富沢、高橋、手島は転倒もしくは巻き込まれた。高橋はピットでバイクを修理して再スタート。走行が少なかったインディアナポリスでテストを兼ねた周回を重ね、26位で完走フィニッシュ。

38台出走で26台完走、という荒れたレース。ファウベルがコース上で転倒しオイルが燃え上がり、赤旗かそ心配したが、オイルは少なくラインから外れていたためか、そのまま続行。

シモーネ・コルシは最後尾39グリッドから5位まで上げた。「今まで最高じゃないですかね?これができるのもmoto2という…」(青木)

エリアスが1回目、2回目ともスタートよく前に出た。
エリアス、シモン、レディングの3台と4位のウィライロー以下の差が3秒前後まで広がり、ウィライローの転倒、イアンノーネが4位に上がるなど4位以下では順位を入れ替えた。

エリアスは38度の熱があったらしい。これで3連勝。


「エリアスにお疲れ様といいたい。それと、ロジャー・リー・ヘイデンがアメリカ・ホンダ・モリワキとして完走できたことを嬉しく思います。」(森脇緑)

MotoGP
高橋雄一
宮城光
中野真矢

青山がここから復帰。中野真矢は事前に電話で話をしたらしい。「怖いと思う。心配したが、予選でも長く走れているので青山なりのペースで来ている。」
スズキの不調について「若手とベテランの組み合わせ。良いと思ったが怪我などで乗りきれない。」

ベン・スピーズがサテライトチームとして久々のポールポジション。
スピーズは2011年はヤマハのワークスに乗ることが決まった。

スタートではスピーズがトップ。スピーズ、ペドロサ、ドビツィオーソ、ロレンソ、ロッシ、ヘイデン。

ペドロサが8Lapあたりでオーバーテイクする。
ストーナーはヘイデンをパスして前に出るが転倒。路面のグリップが悪いのか、という話に関連して
「アメリカのレースでは路面の善し悪しなどはあまり言わない。」(宮城)とのこと。

エドワーズはピットでタイヤを交換してもう一度出た。

ミカ・カリオが転倒。
「今シーズンはコーナー入口での転倒が多い。800ccはコーナースピードが高い。1000ccから危険を減らすために800ccになった。ところが、転倒するとバイクが飛んで行ってしまう。」

ペドロサの後ろはスピーズとロレンソ。ドビツィオーソはロッシに抜かれて5位。

今年のロッシは「ロッシの人間なのかな、と思った。入院して復帰したときは、よかったと思うのと同時に、また同じことをやったら、と思う。」(中野)

「スピーズはフロントに加重をかける。消耗するはずだがフィジカルが強いようだ。」(中野)

ロレンソは3位。全レース1,2位のロレンソは3位が最低の順位。

2010/10/06

[MotoGP] 2010 第10戦 ブルノ

MotoGP

2010年
第10戦  ブルノ


125cc

実況:寺島淳司
解説:坂田和人

坂田さんはこのブルノで3年連続ポールトゥウインを決めたことがある。
テロルもここでは強い。「相性というのはある。」(坂田)
ウォームアップラップ直前に強い雨。黄旗が振られ、タイヤ交換の猶予ができる。ここで前3列は全部レインタイヤに。
予選ではドライコンディションの中、転倒が多かった。
マルク・マルケスが転倒して方を脱臼した。
スタート前にはマリオ・ガレオティさんのための黙とうの時間がある。

2012年、125ccクラスはmoto3クラス(4ストローク、250cc)へ移行すると発表されたらしい。




スタートでは、バスケス、マルケス、テロルの順。テロルはこの後追い上げて、
テロル、バスケス、エスパルガロ、フォルガー、マルケス
の順に。
路面は乾いていく。濡れていたのはスタートライン周辺だけだったらしい。
「ストレートで水しぶきが上がっていなければスリックを選ぶんですが、なぜみんなレインなのか。突然の雨で動揺してしまったですかね。」(坂田)

「同じレインでもサスペンションやギアのセッティングが合わないと遅くなる。」(坂田)
レインタイヤという条件は同じだがテロルだけが速い。
13Lapで、テロルと2位のバスケスの差は20秒以上に。

後ろからラバトが上がってきて、エスパルガロ、バスケスに混ざって2位争い。
最終Lapで、バスケスは表彰台を狙って攻めた結果、転倒。「良いところを走っていてもやってしまう。」(坂田)
テロルが優勝。
テロルは、転倒で腰椎の圧迫骨折してドイツを欠場しており、これが復帰戦。サマーブレイク明けということもありリフレッシュしてレースに臨むことができた。
マルケスは、優勝は狙わずに転倒を避けてポイントを確保。


moto2
実況:高橋雄一
解説:青山周平
青山周平選手の解説もなめらかにできるようになってきた。

予選の転倒でアブラハムが欠場。地元なのに残念。

今回も手島雄介選手がスポット参戦。
ポールポジションは富沢祥也。

スタートで前に立ったのはエリアス。後ろに富沢。
前半は富沢がトップに立つ。イアンノーネはスタート直後は10番手。
8Lapあたりから、富沢は徐々に順位をさげて13番手まで下げる。

替わってイアンノーネが前に出てエリアスが後ろ。
イアンノーネはいつもの速さがなく、エリアスが13Lapで前にでて、そのまま逃げ切った。
高橋は4,5位から追い上げて3位。
ロルフォは2位集団走行中に、エンジントラブルでスローダウン、リタイア。
エリアス、イアンノーネ、高橋裕紀の順。
高橋裕紀は最終Lapでイアンノーネをパスして2位。

エリアスが優勝。
この優勝はグレッシーニのチームの100回目の表彰台。記念の100という数字の書かれたTシャツをスタッフが来ている。記念の表彰台を優勝で飾ることができた。


MotoGP
実況:中野謙吾
ゲスト:吉川和多留
解説:辻本聡

青山の代役は、デ・アンジェリス。
ピットに青山博一が来ている姿が流れた。
メカニックのマリオさんの追悼写真を持ってカメラに向けていた。


予選ではヤマハの2台、ロッシ、ロレンソともに転倒。
ロレンソは自分のことよりエンジンを心配する、と言うコメント。
2010シーズンのMotoGPクラスは18戦を6基で走らなければならない。



スタートでペドロサが良いスタートを見せる。ロレンソ、スピーズが後ろから追い上げて、ロレンソ、スピーズ、ペドロサの順に。ペドロサはスピーズを交わし、スピーズの後ろにはストーナーが上がる。

カピロッシ、ドビツィオーソ、カリオが転倒。
スズキは、カピロッシ、バウティスタとも転倒。
ドビツィオーソの転倒ではコース上にバイクが残り、オフィシャルがあわてて回収した。

「タイヤが思ったよりグリップしないのでは。」(辻本)

先頭は、
ロレンソ、ペドロサ、ストーナー、スピーズ、ロッシの順で固定。
スピーズはストーナーから少し離され、ロッシは追い上げられず。

ロレンソが優勝。ロレンソは今シーズン1位か2位を必ず取っている。

ロッシの移籍の話を聞かれた吉川氏は、翌日の発表まで何もわからない、と返事。