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2012/03/08

[SBK] 2012 第1戦 フィリップ・アイランド

スーパーバイク選手権
MC: 下田恒幸
解説:八代俊二

芳賀選手はBSBに移り、青山博一が今年からホンダで走る。

今年のカレンダーの特徴は1レース増えた。開催地はモスクワ。

ビアッジは、年末にスタッフが大量離脱。ドゥカティはマシンが新しくなるのだが、ワークススタッフがいないのがちょっと不安。昨年のドゥカティの速さに対してウェイトハンデ6kgが課される。

レースウィークに事故があり、オスカー・マッキンタイヤ選手が事故死。これに伴いスーパーポールが中止に。

race 1
PP. サイクス。
1 Max Biaggi Aprilia Racing Team
2 Marco Melandri BMW Motorrad Motorsport
3 Sylvain Guintoli Team Effenbert Liberty Racing

スタートからチェカが前にでてビアッジを離しつつ走行。ところが、6Lでチェカがハイサイド転倒し、その後、ビアッジは単独走行で優勝。
メランドリが2位でBMWの最高位。3位のギントーリは減量してウェイトハンデ対策したとコメントした。

青山のスタートは13,4位あたり。ここから追い上げて8位。

race 2
1 Carlos Checa Althea Racing
2 Max Biaggi Aprilia Racing Team
3 Tom Sykes Kawasaki Racing Team
ビアッジがスタートでコースアウト20位以降に下がる。チェカは前に出て単独。
ビアッジはここから追い上げ始める。14Lごろには4位まで上がった。
サイクスとビアッジの良いバトルをビアッジが制し、2位表彰台。
チェカが優勝。
サイクスは3位に滑り込んだ。
「これは、シーズンのベストレースの一つ。」(八代)

アプリリアのバイクは今年も速いし、ビアッジも好調。
チェカもドゥカティのウェイトハンデにも関わらず良い成績を残した。

「例年、第1戦の勝者がシーズンを引っ張ることが多い。」(八代)

トロフィー贈呈のプレゼンターにはトロイ・コーサーが来ていた。

スポーツサプリメント・プロテインDNS公式「ドームショッピングゾーン」

2011/10/10

[SBK] 2011 第9戦 シルバーストーン

world superbike
2011年第9戦 シルバーストーン

実況:下田恒幸
解説:八代俊治

「高速サーキット。コースはフラット。4気筒に有利。」(八代)

「ここにきてチェカの勢いがなくなってきていますね。」と八代さんと下田アナが戦前にコメントしていた。結果はチェカのダブルウィン。チェカ復活?

race 1
1 7 C. CHECA ESP Althea Racing Ducati 1098R
2 58 E. LAVERTY IRL Yamaha World Superbike Team Yamaha YZF R1
3 33 M. MELANDRI ITA Yamaha World Superbike Team Yamaha YZF R1

ジョン・ホプキンスがスポットで参戦。ホプキンスは2011シーズンはBSBに参戦している。チームごとスポット参戦する。チームは、SAMSUNG CRESCENT RACING バイクはスズキ。
ポールポジションを獲得。

ラバティがホールショットからトップ走行。芳賀は2,3番手を走行している。
チェカ、ホプキンスが上位。
7Lでチェカがラバティをオーバーテイク。
ビアッジは車群に飲み込まれて下位から追い上げる。
「いつものビアッジの勢いがない。」(八代)

「チェカは安定している。最高速は速くない。路面が荒れているので、2気筒がトラクションが良く有利。」(八代)
「メランドリはリアの左が減っている。右はもっと減っている可能性が。」(八代)

10L 芳賀紀行転倒。

「4輪レースがあるのでバンピー。突っ込んでいくと転倒する。」(八代)
チェカ、ラバティ、メランドリの順にチェッカー。

race 2

結果
1 7 C. CHECA ESP Althea Racing Ducati 1098R
2 58 E. LAVERTY IRL Yamaha World Superbike Team Yamaha YZF R1
3 33 M. MELANDRI ITA Yamaha World Superbike Team Yamaha YZF R1

チェカはダブルウィン。
チェカの100レース目。

ホールショットはラバティ。続いてキャミア、チェカ。
ビアッジは6番手、5番手はホプキンス、メランドリのバトル。

ビアッジはホプキンス、メランドリと5番手争いで抜きつ抜かれつしている。

7L チェカはラバティをオーバーテイクしてトップ。
芳賀紀行はTVで姿が見えなくなり、トラブルでピットへ。

メランドリ、ホプキンス、ビアッジの争いは、メランドリとビアッジのバトルになった。
「いつものビアッジの走りではない。」(八代)
メランドリは3位へ、ビアッジはキャミアを抜いて4位。

2011/09/27

[SBK] 2011 第8戦 ブルノ

世界スーパーバイク選手権
2011年 第8戦 ブルノ


実況:下田恒之
解説:八代俊二

コース:
5404m 左6右8
高低差が73mある。10コーナーにかけて下り、そこから上る。
パッシングポイントが多い。

コーサーがけがで欠場。

race 1

ビアッジがホールショット、メランドリ、ラバティ、チェカと続く。
チャウスがコース上で転倒しバイクがコース上からなかなかどけられない。

チェカのマシンのストレートスピードが劣りラバティをパスできない。
「ストレートが遅い。スリップについても離れる。」(八代)

メランドリとビアッジが抜きつ抜かれつしている間にチェカが後ろから近づく。

ビアッジは16Lでトップに立った後、慎重にライディング。
メランドリが切り返しでビアッジのインに飛び込んでトップに立ち、そのままフィニッシュへ。
チェカは3位。

「トップに出てからのビアッジの走りが慎重になったように見えた。切り返しのポイントで飛び込むのは勇気もいるし、ビアッジの慎重なのを見て取った。」(八代)

race 2
ビアッジは好スタート。
メランドリ、チェカ、ファブリツィオ、ラバティが後続。

ファブリツィオは右足n爪が化膿しているらしい。

ビアッジ、メランドリから3位のチェカは少し離れた。
メランドリとビアッジは接近戦。
「この二人にしてはクリーンなバトル。」

15L
ビアッジは集中して走行しトップチェッカー。

2011/08/20

[SBK] 2011 第7戦 アラゴン

world superbike
2011年 第7戦 アラゴン

実況:下田恒幸
解説:八代俊二

SBKでは初の開催。
「ティルケのコースは評判が悪いが、ここはライダーに評判がいい。」(八代)

race 1
1 33 M. MELANDRI ITA Yamaha World Superbike Team Yamaha YZF R1
2 1 M. BIAGGI ITA Aprilia Alitalia Racing Team Aprilia RSV4 Factory
3 2 L. CAMIER GBR Aprilia Alitalia Racing Team Aprilia RSV4 Factory
メランドリとビアッジが2台で先頭争い。ビアッジは前に出た。
8Lでチェカが転倒。3位走行中。

芳賀は、5位から、サイクスやラバティにオーバーテイクされる。
BMWはバドビニがファクトリーのコーサー、ハスラムよりも前にいる。

ビアッジとメランドリはテール・トゥ・ノーズ。
ビアッジが16Lでミスしてメランドリは前に。そのままフィニッシュして、ビアッジはまた2位。
「ビアッジは前に出た後、差を広げられず、相当きつかった。」(八代)

race 2
1 1 M. BIAGGI ITA Aprilia Alitalia Racing Team Aprilia RSV4 Factory
2 33 M. MELANDRI ITA Yamaha World Superbike Team Yamaha YZF R1
3 7 C. CHECA ESP Althea Racing Ducati 1098R
芳賀選手は300レース目。
路温が53度。「タイヤにきびしい。スタートが重要。」(八代)

スタートではビアッジ、メランドリ、サイクスの順。
ビアッジ、メランドリの2台の争いは、15Lでメランドリのバイクに大きい挙動が出てコースアウト。
ビアッジは広がった距離で余裕の走行で優勝。

芳賀は、またラバティにオーバーテイクされた。


「メランドリはバイクを変えていなかった。路面コンディションが変わってしまった。」(八代)

2011/08/10

[SBK] 2011 第6戦 ミサノ

world superbike
2011年 第6戦 ミサノ
実況:下田恒幸
解説:八代俊二

チェカがダブルウィン。ビアッジは2レースで2位。芳賀紀行が久々の3位表彰台。
やっと芳賀選手のバイクセッティングもよくなってきたのかな、と感じるレースだった。
BMWの若手、バドビニが元気で2レースとも中盤フィニッシュ。


race 1
結果
1 7 C. CHECA ESP Althea Racing Ducati 1098R
2 1 M. BIAGGI ITA Aprilia Alitalia Racing Team Aprilia RSV4 Factory
3 33 M. MELANDRI ITA Yamaha World Superbike Team Yamaha YZF R1

スタートで飛び出したハスラムは、中盤に転倒。
チェカがビアッジを11Lでパスしてトップに立ち、単独に。

芳賀は電装系トラブルでピットに戻る。

サイクスとラバティが最終ラップまでバトルを続け、最後の最終コナーでサイクスがラバティをパスした。
「あの角度から抜けるんですね。びっくりです。やりますね、サイクス。」(八代)


race 2
結果
1  7 C. CHECA ESP Althea Racing Ducati 1098R
2 1 M. BIAGGI ITA Aprilia Alitalia Racing Team Aprilia RSV4 Factory
3 41 N. HAGA JPN PATA Racing Team Aprilia Aprilia RSV4 Factory


サイクスがホールショット。
ビアッジはチェカのインを強引に刺す。
チェカ、ビアッジの2台が前、メランドリ、ハスラム、サイクスと大きく離れた。
11Lでメランドリが転倒、マシンがコースに残って赤旗中断。

残りをヒート2で行うことになった。
「ビアッジはrace1後のインタビューで10周ならいいのに、と言っていたのでタイヤの持ちが心配。ヒート2なら残り14周、ぎりぎり行けるかも。」(八代)

ヒート2は、ビアッジが好スタート。
チェカは2位を走る。

8Lでビアッジがコースオフしてチェカがトップに立ち、優勝。
芳賀はハスラムなどの集団の後方からオーバーテイクし、集団の先頭に出て、3位。

チェカのバイクのチェーンがウィニングラン中に切れた。


2011/07/22

[SBK] 2011 第5戦 ソルトレークシティ

World Superbike
2011年 第5戦 ソルトレークシティ ミラーモータースポーツ


放送:JSPORTS
実況:下田恒幸
解説:八代俊二

ヨシムラはジョシュア・ウォーターズでスポット参戦。

バーミュレンは欠場。

コース:コースのつくりが雑。雨でコースに川が流れていた。
気温が低い。ソフトなタイヤがどこまでもつか。

race 1
1 1 7 C. CHECA ESP Althea Racing Ducati 1098R
2 2 96 J. SMRZ CZE Team Effenbert-Liberty Racing Ducati 1098R
3 5 50 S. GUINTOLI FRA Team Effenbert-Liberty Racing Ducati 1098R

芳賀はスタートで3番手。コーサーがホールショット、ギントーリが続く。
 ビアッジはレイの転倒に巻き込まれた形で転倒リタイア。

芳賀はコーサーが落ちて行った後、トップにたつが、後半はタイヤがなくなり下位へ。
「エンジンにパワーがないので無理している。」(八代)

チェカがトップにたち、2位集団から抜け出す。
2位集団はギントーリを先頭にシュムルツ、ラバティなど。

チェカのピット内にいるのは昨年のドゥカティワークスのメンバー。「今年はプライベーターなので自分の要求が通りやすく、チェカはやりやすいのでは。」(八代)

6位集団。
バドビニ、サイクス、ハスラム。バドビニは7位で喜ぶ。

ギントーリとシュムルツの2,3位。
二人は同じチーム。「チームによっては調和が取れているが、この二人はどうか。」(八代)
シュムルツが前に出てフィニッシュ。

チェカが優勝。ギントーリは初表彰台。
ドゥカティが1-3位。

race 2

1 7 C. CHECA ESP Althea Racing Ducati 1098R
2 2 L. CAMIER GBR Aprilia Alitalia Racing Team Aprilia RSV4 Factory
3 1 M. BIAGGI ITA Aprilia Alitalia Racing Team Aprilia RSV4 Factory

チェカがホールショット。
芳賀はビアッジの前に出たが途中転倒。
コーサー、チャウスも転倒した。

10 - 11 位、レイとサイクスが延々とバトル。サイクスは「肉食系」と下田アナ。

チェカはダブルウイン。
キャミアが2位。ビアッジは3位。アプリリアワークスの2,3位。
ビアッジは、まあしょうがないか、という感じ。

2011/06/22

[SBK] 2011 第4戦 モンツァ

World superbike championship
2011年 第4戦 モンツァ

race 1


1 Eugene Laverty Yamaha World Superbike Team
2 Max Biaggi Aprilia Alitalia Racing Team
3 Leon Haslam BMW Motorrad Motorsport

スタートは、コーサーが前に。続いて、ビアッジ、メランドリ、ラバティ。
ラバティは、メランドリ、コーサー、ビアッジ、をオーバーテイクしてトップに立ち、そのまま優勝。
芳賀は7Lでキャミナに押し出されでシケインをショートカット、キャミアが遅れたところに入って順位が変わったのでライドスルーペナルティを受けた。その後、レースに復帰し完走。

ビアッジは2位走行から遅れて4位まで落ち、また上がって2位。
ハスラムとメランドリは3,4位のバトル。

ここまで好調だったチェカはドゥカティに不利なコースで9位フィニッシュ。

race 2
1 Eugene Laverty Yamaha World Superbike Team
2 Marco Melandri Yamaha World Superbike Team
3 Michel Fabrizio Team Suzuki Alstare

スタートはコーサー、ビアッジ、芳賀。
芳賀はrace 1に続いてキャミアにからまれ、足を上げて怒りの表現。チームスタッフも怒っている。
 「キャミアが倒しこむところで倒さなかった。」(八代)

 ビアッジは、単独でシケインをショートカット。「ほとんど減速してない。どうなのか。」(八代)
ペナルティの裁定でライドスルー。

1,2位のラバティとメランドリ、3,4位のファブリツィオと芳賀がそれぞれバトル。

「ヤマハは毎年ライダー総入れ替えでうまくいくのかという声があったが、うまくいっている。」

2011/06/05

[SBK] 2011 第3戦 アッセン

world superike
2011年 第3戦 TT アッセン

実況:下田恒幸
解説:八代俊治

ここまでの2戦:「チェカがプライベータで勝ちまくっている。」「去年のワークスマシンを使い、スタッフもワークスチームだった人がたくさん来てサポートしている。」

トスランドが欠場。バーミュレンは復帰して参戦。

race 1
スタートからチェカがホールショット。続いて、ビアッジ、レイ、コーサー。芳賀フロントローから12位。

4L レイががチェカ、ビアッジをオーバーテイクしてトップ。
7L まででチェカは後退して5位に下がる。

芳賀はトラブルでピットインしてリタイア。

レイとビアッジの1,2位はそのままの順位でレースを経過する。
ビアッジは狙っているようだが、無理せず抜くほどには速くない。
「ビアッジのフロントが痛んでいる。」(八代)

「レイもフロントは相当グニャグニャ。」

チェカは5位から挽回して3位まで上がり、3位を維持。
メランドリはファブリツィオをオーバーテイクして4位。

race 2

race 1を完走したバーミュレンはrace2を欠場。まだ体調が本調子ではない模様。

スタートで芳賀が飛び出してトップ。そのまま数Lap走行した後、徐々に下がる。
変わって、チェカ、ビアッジ、レイが前。

3位のレイの後ろに接近したメランドリは17Lでクラッシュ。
メランドリのクラッシュにより、キャミアが単独4位。

先頭のチェカとビアッジは「無駄な争いをしない」状態で接近したまま残り3Lapまで走行。

残り3Lapでビアッジがチェカをオーバーテイク。チェカは後ろについたまま2台は最終Lapまでその順番。
最終Lapの最終コーナー前のシケインでチェカが飛び込んでビアッジをオーバーテイクし、トップでそのままゴール。

芳賀は、ドゥカティ2台との3台集団の先頭でフィニッシュ。

---
2レースの表彰台は同じ3人が乗った。

まとめのコメント。

「ファンは芳賀にビアッジ、キャミアと同じマシンで走ってほしいと思ったのでは。」
「バイクが走っていない。チームもサポートしてほしい。」(八代)

2011/05/15

[SBK] 2011 第2戦 ドニントン

World Superbike
2011年 第2戦 ドニントンパーク

放送:JSPORTS ESPN
実況:下田恒幸
解説:八代俊二

レース前に Tribute to Japanというセレモニーが行われ、大震災の被災者への追悼のため、ライダーがコース上でフラッグを持って黙とう。

コースは標高差が大きい。

予選では、ビアッジがメランドリや芳賀紀行の走行の邪魔になり、しかも、ビアッジがメランドリのピットに怒鳴りこんだという事件が発生。

予選結果は、チェカ、ハスラム、サイクス。

race1

1 33 M. MELANDRI ITA Yamaha World Superbike Team Yamaha YZF R1
2 96 J. SMRZ CZE Team Effenbert-Liberty Racing Ducati 1098R
3 7 C. CHECA ESP Althea Racing Ducati 1098R

ハスラムがロケットスタートを決め、トップに立ち、チェカは接触などで11位まで後退。ハスラムの後ろにはキャミアと芳賀。
芳賀はキャミアの後ろからインに入り込み接触して、ちょっと後退。そこにサイクスが前に出る。
ハスラムは序盤に飛ばし過ぎて後半タイヤのグリップが悪い。

8Lにベルガーの後輪が脱落。「これは初めて見ました。」(八代)トラブルで付け替えたはずのタイヤなので取りつけのミスか?

シュムルツがハスラムをパスしてトップに立ち、しばらく単独で前を走行。
下位からメランドリがペースを上げてきて、最後の2周でシュムルツをかわしトップに。
サイクスはクラッシュ、キャミアはペースが上がらず後退。
チェカは11位から挽回して、ラストラップでハスラムをパスして3位。

ビアッジは、ペースが安定せずコースアウトしたりバタバタしたレース。「ビアッジはリズムがおかしい。」(八代)

芳賀はアプリリアでは最上位の6位。

芳賀は、ビアッジよりも前で何レースが終えるとビアッジと同じエンジンが使えるようになる契約という噂がある。「良い機材を要求するとき、あからさまに言う選手とそうでもない選手がいる。ビアッジはあからさまに、「俺によこせ、あいつにはやるな」と言うタイプ」(八代)。

race 2

1 7 C. CHECA ESP Althea Racing Ducati 1098R
2 33 M. MELANDRI ITA Yamaha World Superbike Team Yamaha YZF R1
3 2 L. CAMIER GBR Aprilia Alitalia Racing Team Aprilia RSV4 Factory

ビアッジはスタート前に動いてラインより前に出て一旦止めたが、判定はフライングスタートでライドスルー。これを無視して走り続け黒旗失格となった。
芳賀は4番手走行中に転倒したがレースに復帰し最後尾で完走。「表彰台もねらえるかと思っていたんじゃないか。残念。」(八代)
カワサキはラスコルツとサイクスが7,8位。「新型NINJAは期待できる。」(八代)

チェカが先頭に出て余裕の走行で優勝。
後ろは、メランドリ、キャミア、ラスコルツ。

メランドリはキャミアの後ろにつけて走行。「バイクを倒さずに加速しタイヤを持たせる走り。」(八代)
キャミアをパスして2位。
ハスラムは上位争いをしていたがコースアウトして順位を下げ、ラスコルツの前で4位フィニッシュ。

後ろではファブリツィオ、チャウスの「走る闘魂」(八代)の争いがあったりと、SBKらしいバトルが見られた。

チェカが優勝し、4レースで3勝。

「芳賀は走れば走るだけよくなる」兆しが少し見えたようなレースだと、実況の下田アナがコメントしていた。
メランドリが2011年シーズンの上位争いにからみそうな勢いのあるライディングをした、と思う。

2011/04/25

[SBK] 2011 第1戦 フィリップアイランド

World Superbike
2011 第1戦 フィリップアイランド

2011年カレンダーでは、バルセロナとキャラミが抜けて、ドニントンとアラゴンが入った。
日本関連ではヨシムラがスポット参戦。ここではJ.ウォーターズが乗る。
芳賀紀行はアプリリアに移籍。

race 1
1 7 チェカ (C. CHECA) Althea Racing Ducati 1098R
2 1 ビアッジ (M. BIAGGI) Aprilia Alitalia Racing Team Aprilia RSV4 Factory
3 91 ハスラム(L. HASLAM) BMW Motorrad Motorsport BMW S1000 RR

スタートからラバティが積極的に前に出る。
チェカがラバティに追いつきパッシングして前に。ラバティは徐々に下がる。
芳賀は6位まで上がるが、その後ペースが落ちて、ファブリツィオ、コーサーなどと集団になった。
あまりシーズンオフの走行ができず、チャターに悩まされている、とか。
チェカは単独で抜けだし、ビアッジが2位。ハスラムはBMWで初レースで表彰台。
チェカのマシンは昨年のワークスマシン。ドゥカティ自体は開発をあまりしていない。

race 2
1 7 チェカ(C. CHECA) Althea Racing Ducati 1098R
2 1 ビアッジ(M. BIAGGI) Aprilia Alitalia Racing Team Aprilia RSV4 Factory
3 33 メランドリ(M. MELANDRI) Yamaha World Superbike Team Yamaha YZF R1

race1でギントーリが転倒負傷し欠場。

スタートでハスラムが出るが、チェカがすぐにパスしてトップ走行。
コーサーが3位に上がりスタート失敗したビアッジとのバトル。
コーサーは9Lでコースオフしてしまい、順位を下げ、ビアッジとメランドリが2,3位のバトルになる。

ビアッジとメランドリは最後まで接近して抜きつ抜かれつ。アプリリアが直線で速く、メランドリのヤマハがコーナーの区間で前に出る。「メランドリは揺さぶりには強い。自分のペースで走る。」(八代)
最後にビアッジがメランドリをオーバーテイク。メランドリは狙うのだがビアッジがラインを塞いで邪魔する。

「昨年、アプリリアはカムがギア駆動だった。これに他チームからクレームがついてチェーンに変わった。メカニックはあまり変わらないというが、そんなことはないという噂。」(八代)
しかし、両方とも2位フィニッシュでポイント的には好スタート。

race 1、2ともにチェカとビアッジの1,2。

2010/12/06

[SBK] 2010 第13戦 マニクール

WorldSBK

SBK 2010 第13戦 マニクール

放送:JSPORTS
実況:下田恒幸
解説:八代俊二

今シーズンの最終戦。
シーズンの優勝はビアッジで決定。このレースでマニュファクチャラーもアプリリアが決めて「2冠」。
また、デュカティが今シーズン限りでSBKのワークス活動を撤退することが決まり、芳賀
芳賀は、来シーズンからDFXコルセに移籍してアプリリアに乗る。

レース中は芳賀とビアッジが抜きつ抜かれつのシーンがあり、「ベイリスが引退したとき、デュカティワークスに誰が入るかという話になった。ビアッジが入りたがっていたのはみんな知っていた。しかし、チームは芳賀を選んだので、ビアッジとしては、芳賀に抜かれるのはプライドが許さない、というところがあるんじゃないか。」(八代)

クラッチロウはMotoGPに。クラッチロウは「また戻ってきてからSBKチャンピオンになればいい。」とコメントしたらしい。

ハスラムはスズキからBMWに移籍するうわさ。
ヤマハは、ラバティとメランドリの二人になる。

徐々に日本メーカーの存在感が失われているのは仕方がないことなのだろうか。
デュカティワークスにとってはまさに最終戦。

コースは、加速しながら右、左に展開する。リアに負担。


race 1

スタートから、ビアッジとギントーリがトップ争い。
ビアッジが前を抑えて、ギントーリ、ファブリツィオが続く。

前半はビアッジが先頭で、ファブリツィオ、ギントーリ、クラッチロウが続く。

L8
クラッチロウがビアッジをオーバーテイクして前に。ここからクラッチロウは徐々にビアッジを引き離す。

L11
ビアッジとギントーリのバトル。ギントーリは止まり切れずにコースアウトしエスケープゾーンから同じ場所に戻ってきた。順位を上げてはいないが、「本来もっと落ちるはずだったのがキープしたということでしょう」(八代)
しかし、ギントーリはセっていたため、そのまま走り続けて黒旗にも気がつかない。

残り2周
チェカ、ビアッジ、ハスラムが3台の2位争い。

Last Lap
最後のシケインでハスラムがインに入り、ビアッジは縁石側へ。縁石が高いためジャンプした隙にビアッジをチェカもオーバーテイク。
「ハスラムに感謝しないとね」(チェカ)

race 2

スタート
ギントーリ、ビアッジ、芳賀、ファブリツィオ

ファブリツィオが芳賀に接触しつつパスして行く。
「これを見ていると、昨年、芳賀君がチャンピオンを取れなかった原因はファブリツィオにあると思う人が多いのではないか。実際そうだと思う。」(八代)

芳賀は徐々に遅れて行く。
「芳賀のフロントタイヤからのインフォメーションがないのでは。」(八代)

L9
ギントーリ、ビアッジ、クラッチロウ
から
ビアッジ、ギントーリ、クラッチロウ。

ギントーリはビアッジをオーバーテイクしようとしてリズムが狂ったのか、4位に下がり、後ろから来たファブリツィオが前に。

ビアッジ、クラッチロウ。ここから離れてファブリツィオとギントーリ。

パルクフェルメでは、ファブリツィオがバイクの上でしばらく動かなかった。

2010/12/04

[SBK] 2010 第12戦 イモラ

World Superbike
2010年 第12戦 イモラ
放送:JSPORTS ESPN
実況:下田恒幸
解説:八代俊二

コース:
左回り。抜きどころが多く、見る側、走る側に楽しいコース。

予選のスーパーポールは、トム・サイクス(カワサキ)が初ポール。
雨の予選でジョナサン・レイがクラッシュし鎖骨骨折で決勝を欠場。

レース
race 2でビアッジが次戦のマニクールでもシリーズポイントで追いつかれない差を付けて、シリーズチャンピオンを獲得。ハスラムはrace 2でリタイアとなってしまいシリーズ2位。
サイクスは、2レースとも素晴らしい走りで表彰台には乗れなかったが、ポールがまぐれではないことを示した。

「カワサキのエンジンは速いというのはシーズンを通して言われていたことだが、前半はシャーシが決まらなかった。ここにきてシャーシも決まってきた。この調子ならサイクスには来年の残留をチームは希望するのではないか。」(八代)

race 1
スタートは、サイクス、ハスラム、シュムルツ、コーサー。
ビアッジが2度コースオフして順位を最大で13位まで落とした。

サイクスはオーバーペースでタイヤを消耗し、徐々に下げる。
変わってランツィがトップに出て、後ろにチェカ、ハスラム。
チェカは残り5,6周で前にでてハスラムが続く。
最終ラップ、ハスラムはチェカをオーバーテイクするがブレーキングが間に合わずコースオフ。5位チェッカー。

ハスラムが下がったことで芳賀が3位に入った。
チェカ、ランツィ、芳賀でフィニッシュ。

「ハスラムはブレーキングが遅いのが分かっていたので脅威ではなかった。」(チェカ)
「トップを走っていたのは良く覚えていない。来年のためにもここで表彰台が取れてよかった。」(ランツィ)


race 2
スタート
サイクス、ハスラム、ビアッジ、ランツィ。
前半から、チェカが次々とオーバーテイクしてトップ。
トップに立ってからは自分のペースで引き離す。

2位のサイクスをオーバーテイクしようとしたビアッジとハスラムがコースオフ。
「もしかしたら、ミスを誘う間合いを持っているのかもしれませんね。」(八代)

L11でハスラムが白煙を上げてストップ。この時点でビアッジのチャンピオンが決まった。
ビアッジはここから大事に走り5位チェッカー。

後方から上がってきた芳賀がサイクスをオーバーテイクして2位に。
サイクスはクラッチロウを抑えながら3位を走行したが、最後にクラッチロウに抜かれて4位。

「race 1でコースアウトしたが転倒しなかったのであきらめなかった。race 2 はセッティングを変更したらよい感触で走れた。」(ビアッジ)

ビアッジはイタリア人では初のSBKチャンピオン。

「芳賀は滑らかな走りが戻ってきた」(八代)。2レース連続の表彰台。

2010/11/05

[SBK] 2010 第11戦 ニュルブルクリンク

World SBK
2010年 第11戦 ニュルブルクリンク

2010年9月3日-5日

実況:下田恒幸
解説:八代俊二


コース 5137m
天候が変わりやすい。高低差が大きい。直線と回りこむコーナーの組み合わせで抜きどころがある。
1コーナーが低くなって行くので難しい。

次戦のイモラで参戦予定だったヨシムラは最終的には参戦を中止したとのこと。
「国内で走っていないので楽しみだったのですが。」(八代、下田)

race 1

ホールショットはジョナサン・レイ。
レイはこの数レースが好調。
コーサーとハスラムがクラッシュ。ハスラムがコーサーを巻き込んで転倒。
この転倒でコース上に障害があったのか、ちょっと時間がたってから赤旗。

リスタート後
レイ、チェカ、芳賀、サイクスの順番。
L4で芳賀がチェカの前に。「久々に切り込む走り。」(八代)
「この夏の話題はドゥカティのSBK撤退。」(下田)「もともと大きくないドゥカティは、ロッシがMotoGPのドゥカティワークスチームに移籍するのにともない、そちらに開発資源を集中することでSBKを撤退。」(八代)
L8 2位走行で好調だった芳賀のフロントが切れ込んで転倒。
ビアッジはハスラムの前の順位であれば無理せずともよい、という走り方。
ハスラムは転倒の影響で右手を負傷しており、満足な状態ではないながら、チャウス、ギントーリの集団にいる。
LastLapでこの集団の前に出て、フィニッシュ。

race 2
ホールショットはチェカ。
チェカ、芳賀、レイ。
L4で芳賀が前に出てチェカが後ろに付ける。
L10でチェカがクラッシュ。
芳賀、レイ、ハスラム、クラッチロウ、ビアッジ、ギントーリの順。

芳賀はレイとの差を少しずつ広げ、トップチェッカー。

コメントでは「race 1ではフロントタイヤからの情報が全くなく滑った。フロントサスペンションを変更したら良くなった。」(芳賀)
 

2010/09/29

[SBK] 2010 第10戦 シルバーストーン

2010 第10戦 シルバーストーン

全面改修された。
フラットなコース。

5902m

柳川明、清成龍一がスポット参戦。
2気筒にレギュレーション変更。最少重量が165から162kgに変更。

クラッチローがダブルウイン。ハスラムとビアッジの差はすこしだけ縮まった。
レイとクラッチローの神経戦のようなレースは面白かった。


race 1
レイがホールショット、ビアッジは3番手。
レイの後ろにクラッチロー、その後ろはかなり離れてファブリツィオ、ビアッジ。

クラッチローとレイは2,3回順位を入れ替える。「この二人は小さいときからずっとライバルで走っている。」(八代)。二人とも23,4歳。下位のレースからずっとライバルをやっているからバイクとレースステージが変わるだけでやっていることは同じだろう、と八代氏。

残り6Lでクラッチローが前に出ると、差が広がった。

レイが先頭のときはハスラムが追い付きそうだったのに、クラッチローが前でペースアップしたためハスラムは再び置き去りにされて3位。

race 2
レイとクラッチローが飛び出す展開。race 1と同じように二人は3位以下を離して2台のレース。

「race1ではレイのリアがかなり滑っていた。このレースでは安定している。クラッチローも付いて行くのは楽にできるのだが、オーバーテイクはちょっとリスクがあるかも。」

最後の2Lapまでクラッチローは後ろについていて、1コーナーではなく次のコーナーでパッシング。
残りは攻めの走りで走りきった。

ハスラムはペースが上がらず苦しい。キャミアが前に出て3位となりハスラムは後ろのトスランドをぎりぎり抑えて4位。ビアッジは6位。

2010/09/10

[SBK] 2010 第9戦 ブルノ

World SuperBike
2010 第9戦  ブルノ
2010年7月9から11日

コース
高低差が大きい。73.6mある。日本で最大は菅生の67m。
エンジンパワーが必要なコース。

トロイ・コーサー欠場
予選の一回目で転倒し、ドクターストップにより欠場。画面ではスタッフと立ち話をしている姿が映る。

レオン・ハスラム
2raceともタイムが出ない。ピレリが持ち込んだ新しいコンパウンドとスズキのバイクが合わないらしい。古いコンパウンドではタイムが出る。

ルーベン・チャウス
コーサーが欠場のためBMWの成績を上げるのはチャウスの仕事に。コーサーが好調の陰に隠れていたチャウスにとってはチャンス。スタートは自己最高の4番手から。

race 1
スタートで、ノイキルヒナー、バーミュレン、シュムルツがクラッシュ。
芳賀は7番手にジャンプアップ。

チャウスはビアッジ、ギントーリなどにパスされて下位へ。
中盤は、レイ、クラッチロウ、ビアッジ、ギントーリ、チャウス、芳賀。

芳賀はチャウスに一旦は近づいたが、リアが滑り初めて追いつけず。逆に、後ろからトスランドが追い付いてきて、残り2,3Lapは接近戦でおさえる走り。

レイがクラッチロウと離れて独走に入り、クラッチロウは後ろからビアッジに追いつかれる。

ビアッジはクラッチロウの後ろでしばらく観察し、残り3Lapで前に出て2位。


race 2

レイ、チャウス、ビアッジでスタート。
チャウスはビアッジと入れ替わって後ろに。

6Lapでビアッジは前にでて、後ろにレイ、ファブリツィオ、チャウス、芳賀。
ビアッジはrace 1より早目に前に出た。
「(不況でお金がかけられない)日本メーカーよりも海外メーカーのバイクのバージョンアップが進んでいる。」(八代)

クラッチロウはピットに入りバイクの調整。タイヤを交換して復帰。
「チャウスもかなり無理をしている。」(八代)
ビアッジは独走。
ジョナサン・レイのチームであるテン・ケイトのピットはあきらめムード。


残り6Lapでチャウスがクラッシュ。
「直線が走らないのに無理をしたので限界をこえたか。」(八代)

芳賀はrace 1と同じようにトスランドに迫られ、最後にトスランドにかわされた。

2010/08/18

[SBK] 2010 第8戦 ミサノ

world Superbike
2010 第8戦 ミサノ

実況:下田恒幸
解説:八代俊二

アップダウンの少ないコース
4226m 3個のストレートをつないだような形。コーナーの旋回性のよいアプリリアにはうってつけのコース。
レースの終わりにはアクシデントが起こりやすい。

ヘアピンでは緑のスモークをたいて観客が楽しんでいる。緑はイタリアの国旗にちなんだ色。

race 1

最終結果

順位ライダーチームバイク
1ビアッジ(M. BIAGGI)Aprilia Alitalia RacingAprilia RSV4 1000 F.
2チェカ(C. CHECA)Althea RacingDucati 1098R
3コーサー(T. CORSER)BMW Motorrad MotorsportBMW S1000 RR
4ファブリツィオ(M. FABRIZIO)Ducati Xerox TeamDucati 1098R
5ギントーリ(S. GUINTOLI)Team Suzuki AlstareSuzuki GSX-R1000
7芳賀紀行Ducati Xerox TeamDucati 1098R

ランツィがこのレースから復帰。経済的な事情でチームは前2戦を欠場。
アプリリアのエンジニアのサンディの息子がスポットで参戦。

コーサーがポールポジション。BMWでは初。
コーサーがまずビアッジの前に出てビアッジ、チェカ、ギントーリが続く。
「予選の速さを見るとぶっちぎりかと思ったが、決勝ではそうでもない。」(八代俊二)
芳賀は6番手。

12L コーサーのリアが滑り始める。「コーサーは割と幅一杯に使う。」BMWピットにはタルドッツィの姿。「タルドッツィが来てからBMWは速くなった。(前年まで在籍した)ドゥカティはタルドッツィがいなくなって遅くなった。これを見るとチームを統率する力がある。」(八代)

残り7Lapまで様子を見たビアッジはコーサーをパスして引き離しにかかる。
コーサーはタイヤが厳しくなりチェカにもパスされる。「コーサーは短い直線でペースを乗せるのが得意なので付いていけるでしょう。」(八代)

race 2

最終結果

順位ライダーチームバイク
1ビアッジ(M. BIAGGI)Aprilia Alitalia RacingAprilia RSV4 1000 Factory
2ハスラム(L. HASLAM)Team Suzuki AlstareYamaha YZF R1
3ファブリツィオ(M. FABRIZIO)Ducati Xerox TeamDucati 1098R
4クラッチロウ(C. CRUTCHLOW)Yamaha Sterilgarda TeamYamaha YZF R1
5チェカ(C. CHECA)Althea RacingDucati 1098R
9芳賀紀行Ducati Xerox TeamDucati 1098R

スタート直後からコーサー、ビアッジ前に。
ビアッジ、コーサー、とファブリツィオ、レイが接近。
ファブリツィオがこのレースは元気でコーサーの前に出てトップを走る。
順位を維持は難しかったが、3位フィニッシュ。

11Lapでビアッジはコーサーの前に出る。「race 1で、ビアッジはコーサーがどのくらい速さを維持するかを観察して、これなら普通の走りで勝てると判断した。」(八代)
この後、ビアッジは後続を引き離して単独走行。

チャンピオン争いでビアッジを追うハスラムはコーサー、クラッチロウとしばらく一緒に走り順位が上がらない。ファブリツィオの前に出た残り10Lap以降もペースが上がらず後続に追いつかれた。2位フィニッシュ。

一方、コーサーはrace1よりも早目にペースが落ちてしまい、コースアウトもあって10位。

レース後に現地に行った八代さんが芳賀選手にインタビュー:
テストが4日間あってその間は良かった。race weekに入るととっちらかってしまい速度が出ず。
どのレースでも優勝をねらっていないわけではないが優勝をねらえる位置ではない。
次は良いセッティングを見つけてがんばりたい。

 ビアッジのインタビューは、好調だという話と、こういうときこそミスが出るから油断大敵だ。まだシーズンは何があるか分からないから、とベテランらしく気を引き締める内容。

2010/07/24

[SBK] 2010 第7戦 ソルトレークシティ

World Superbike

2010 第7戦ソルトレークシティ (ミラーモータースポーツパーク)
2010年5月31日

実況:下田恒幸
解説:八代俊二

左回りの4055mコース。
コーナーは左10右5。

昨年は芳賀紀行が人生初の骨折を経験したコース。
性能調整:ドゥカティに関して重量見直しが行われ、3kg軽くしてよいことになった。この効果でチェカ、芳賀は上位に出ることができた。チェカは2レースともトップを走行しながらトラブルリタイア。

race1

最終結果

順位ライダーチームバイク
1ビアッジ(M. BIAGGI)Aprilia Alitalia RacingAprilia RSV4 1000 F.
2ハスラム(L. HASLAM)Team Suzuki AlstareYamaha YZF R1
3芳賀紀行Ducati Xerox TeamDucati 1098R
4キャミア(L. CAMIER)Aprilia Alitalia RacingAprilia RSV4 1000 F.
5コーサー(T. CORSER)BMW Motorrad MotorsportBMW S1000 RR

ビアッジだけがチェカについていけるペースで3位以下を引き離す。
スタート直後からシュムルツが白煙を上げてオイルをまき散らしながら走り、その後ろにいたハスラムはオイルを浴びてしまい速度を落とす。シュムルツはエスケイプゾーンに出てリタイア。

コーサー、芳賀、ハスラムの4位集団からハスラムは2台を抜いて4位に出、さらに上位へ。芳賀もコーサーをパス、ハスラム、芳賀はキャミアをパス。
チェカとビアッジのタイム差は3秒以上。
残り3Lapでチェカがスローダウンしてトラブルでリタイア。これにより、下位の順位が上がり、芳賀が久々の表彰台。

コース上に鳥がゆっくり歩いており、「昨年、芳賀選手が鳥に当たってクラッシュした。また、バードストライクかと」(八代)

「芳賀はコーナーでズバっと切りこむ走り方が復活してきた」(八代)


race 2

最終結果

順位ライダーチームバイク
1ビアッジ(M. BIAGGI)Aprilia Alitalia RacingAprilia RSV4 1000 F.
2キャミア(L. CAMIER)Aprilia Alitalia RacingAprilia RSV4 1000 F.
3クラッチロウ(C. CRUTCHLOW)Yamaha Sterilgarda TeamYamaha YZF R1
4芳賀紀行Ducati Xerox TeamDucati 1098R
5コーサー(T. CORSER)BMW Motorrad MotorsportBMW S1000

芳賀とコーサーがコーナー進入でサイドバイサイドの接触。芳賀は下がり9番手、コーサーは3番手に。
チェカはこのレースも先頭、ビアッジが同じく後ろにつく。

8Lapでチェカがまたスローダウン。ピットにはいったチェカはさすがにがっかり。

「こういうときに当たり散らす選手もいますが、冷静に受け止めている。紳士的。」(八代)
ハスラムが転倒、リタイア。初のノーポイント。

ビアッジはまた先頭になり、単独。
3番手のコーサーはクラッチロウとキャミアにかわされる。キャミアは2番手でクラッチロウは後ろからパッシングを狙う。
芳賀はコーサーをパスした。クラッチロウまでは届かず4位。

ビアッジはダブルウィン。Apriliaは初のワンツーフィニッシュ。

2010/07/12

[SBK] 2010 第6戦 キャラミ

World Superbike

2010 第6戦 キャラミ
2010年5月16日

実況:下田恒幸
解説:八代俊二

2009年は芳賀紀行のダブルウィンで最大のポイント差がついたサーキット。
4246mのサーキットは標高1500mぐらいのところにあるためセッティングが難しい。
コースはかなり高低差があり、路面が荒れていることもあってコーナーのラインが少ない。「どこからでも入っていけるコースではない。」(八代)

2010年のドゥカティの不振について:(八代)
2ストロークのドゥカティと4ストロークの混走の戦力を均一化するための性能調整がある。今季4ストロークの性能が上がってきて、今年は2ストロークがやや不利になっているのは間違いない。
ファブリツィオと芳賀のマシンのセッティングはかなり違っている。チェカのチームはレース主催者に対して、性能調整の重量が大きいのではないかと見直しを求めた。

race1

最終結果

順位ライダーチームバイク
1ファブリツィオ(M. FABRIZIO)Ducati Xerox TeamDucati 1098R
2チェカ(C. CHECA)Althea RacingDucati 1098R
2ハスラム(L. HASLAM)Team Suzuki AlstareYamaha YZF R1
3ビアッジ(M. BIAGGI)Aprilia Alitalia RacingAprilia RSV4 1000 F.
5レイ(J. REA)HANNspree Ten Kate HondaBMW S1000 RR
17芳賀紀行Ducati Xerox TeamDucati 1098R

ファブリツィオ4番手スタートからロケットスタートで先頭。
チェカ、トスランドが2,3番手。トスランドもチェカも後続にふたをする役割になりファブリツィオのリードを広げる。「トスランドは微妙にマシンをインに寄せている。」トスランドのマシンが跳ねている。
3位のハスラムが前に抜けた後、トスランド、ビアッジ、キャミア、クラッチロウの4台が固まりの4位集団。
トスランドはリアが滑り始めており、ペースを上げられず徐々に順位をさげる。
まず、ビアッジが前に出る。
後ろからきたレイが、トスランドとキャミアをパスして5位に入った。
ファブリツィオのリードはそのままでチェッカーを受けた。
ドゥカティはシーズンで初めての1-2フィニッシュ。
芳賀はどんどん下がってしまった。ファブリツィオはワークスとして1勝できて一安心。

race 2

最終結果

順位ライダーチームバイク
1ハスラム(L. HASLAM)Team Suzuki AlstareSuzuki GSX-R1000
2レイ(J. REA)HANNspree Ten Kate HondaHonda CBR1000RR
3ビアッジ(M. BIAGGI)Aprilia Alitalia RacingAprilia RSV4 1000 F.
4クラッチロウ(C. CRUTCHLOW)Yamaha Sterilgarda TeamYamaha YZF R1
5チェカ(C. CHECA)Althea RacingDucati 1098R
10芳賀紀行Ducati Xerox TeamDucati 1098R

ハスラムが好スタート。レイが2位から強引に先頭へ。
「第2レースは「我先に」というライダーが多い。」(八代)

レイ、ハスラム、ビアッジ、ファブリツィオ、チェカ、クラッチロウが先頭集団。
レイは逃げようとしてペースをあげ、ハスラムがすぐ後ろに追随。
ハスラムとレイは何度か抜きつ抜かれつするが、ハスラムは最後の2lapでパスした。その後も接近戦でチェッカーまで。ビアッジはシリーズポイントを考えるとハスラムの前に出たい。しかし、レイをパスできず3位。

優勝コメントでハスラムは「イングランド代表のワールドカップでの活躍を祈って、66年のイングランド代表の名前をヘルメットにプリントした。」
ビアッジは「レイもハスラムも速い。アプリリアは昨年のキャラミでは問題があったがかなり改善されている。」

芳賀はrace2の方が好調で10位まで上がってフィニッシュ。race1優勝のファブリツィオは8位だったのでドゥカティワークスの不調はまだまだ先が見えないようだ。

2009年はここからスピーズが勝ち、芳賀が負傷などでポイントが取れず最終的にチャンピオンをスピーズが取った。今年は混戦でまだ誰にでもチャンスはありそう。

2010/06/26

[SBK] 2010 第5戦 モンツァ

[SBK] 2010 第5戦 モンツァ

World Super bike
放送:JSPORTS
実況:南城大輔
解説:八代俊二

このレースには八代俊二が現地に行っており、芳賀紀行とマックス・ビアッジにコメントをもらっている。

芳賀は、チームとしては順調なのだが、他のチームの進歩が急ピッチで昨年までのアドバンテージがなくなっている。ほとんどのレースでポイントを取っているのだが、ポイントが小さい。今後もなんとかポイントを取るレースをしたい、とやや弱気なコメント。

ビアッジは、アプリリアのマシンの改善が進んでおり、手ごたえを感じている様子。

ヨシムラスズキがこのレースから参戦。予定していた加賀山就臣が負傷したため、酒井大作が急きょ代理出走。

race 1

最終結果

順位ライダーチームバイク
1ビアッジ(M. BIAGGI)Aprilia Alitalia RacingAprilia RSV4 Factory
2トスランド(J. TOSELAND)Yamaha Sterilgarda TeamYamaha YZF R1
3クラッチロウ(C. CRUTCHLOW)Yamaha Sterilgarda TeamYamaha YZF R1
4ハスラム(L. HASLAM)Team Suzuki AlstareSuzuki GSX-R1000
5キャミア(L. CAMIER)Aprilia Alitalia RacingAprilia RSV4 Factory
6芳賀紀行Ducati Xerox TeamDucati 1098R
6酒井大作Yoshimura Suzuki Racing TeamSuzuki GSX-R1000




BMWのコーサーがスタートよかったが、ホールショットはビアッジ。続いてハスラム、コーサー、ファブリツィオ。「ハスラムは速くて安定してきた。」(八代)
先頭のビアッジは4Lapでハスラムを前に出して後ろから観察。

ビアッジはハスラムをパスして先頭に出、ビアッジ、トスランド、ハスラムの3人の集団。ここにクラッチロウが加わる。ビアッジは2位以下がバトルしている隙にリードを広げる。

ハスラムはトスランドとの接触などで順位が下がる。
残り2Lap。ビアッジ、トスランド、クラッチロウ、ハスラム。ビアッジのリードは縮まる。
「完全に追いついた。でも問題はビアッジのマシンのほうが直線が速いこと」(八代)。

ジョナサン・レイは9Lで転倒。

酒井大作は9Lapでハイサイド転倒。 motopodで語ったところでは、かなりの速度での転倒だったらしく、ライダーもバイクも何回転かしながらコースサイドに飛んでいく。
こけた後は息ができなかった、と。TVで見るよりもコースが狭く、エスケイプゾーンがないところもあるので、「こけたら死ぬ」と思うようなところが多いらしい。


race 2

最終結果


順位ライダーチームバイク
1ビアッジ(M. BIAGGI)Aprilia Alitalia RacingAprilia RSV4 Factory
2ハスラム(L. HASLAM)Team Suzuki AlstareSuzuki GSX-R1000
3コーサー(T. CORSER)BMW Motorrad MotorsportBMW S1000 RR
4キャミア(L. CAMIER)Aprilia Alitalia RacingAprilia RSV4 Factory
5サイクス(T. SYKES)Kawasaki Racing TeamKawasaki ZX 10R
11芳賀紀行Ducati Xerox TeamDucati 1098R

酒井大作はドクターストップにより出走せず。
スタートすぐの1コーナーでトスランド、レイ、チャウスがクラッシュ。
2Lapでファブリツィオが単独クラッシュ。
ビアッジ、ハスラム、コーサーの3人の集団。続いてクラッチロウ、キャミア。
ビアッジの乗り方は「ラインがきれい。きっちり伏せ、芯をはずさない正しい乗り方。」(八代)
八代俊二自身、若いころは「ちゃんと乗っていなかったのだが、 体の大きなフレディ・スペンサーがきっちり伏せているのを見て見習おうと思った。」とのことで、ビアッジを見習ってほしい、と。

カワサキの2010シーズンのバイクは、「今年は仕様が定まってきた。音を聞いていると上が回っている。」(八代)
6番手をカワサキのサイクスとドゥカティの芳賀が争っている。
10Lap ハスラムのマシンが大きくふらつき、ハスラムは振り回され足をつくが、回復。「これで落ちないのは乗れているということ。」(八代)

クラッチロウがコーサーを追い抜き、先頭は
ビアッジ、ハスラム、クラッチロウ、コーサーの4台。
ストレートではクラッチロウはビアッジの前に出られない。
13Lap クラッチロウのマシンからオイルが漏れて自分でそのオイルに乗ってしまった様子で転倒。しかし他のライダーには影響せず。
ビアッジの後ろにバイクがいなくなったのでビアッジが楽になった。

ビアッジはトップ快走でダブルウイン。
コーサーはBMWに初表彰台をもたらす。

2010/06/19

[SBK] 2010 第4戦 アッセン

World Superbike
2010 第4戦 アッセン
2010年4月25日

実況:下田恒幸
解説:八代俊二

アイスランドの火山噴火の時期と重なったため、チームスタッフ、機材の移動に遅延が発生し、ヨシムラが参戦できず。ヨシムラは加賀山就臣がライダーの予定。
また、玉田誠はスポンサーとの交渉が不調に終わり、アッセンからの参戦ができなかった。
怪我をしていたバーミュレンは復帰。

イギリス系人ライダーが大活躍。

race1

最終結果

順位ライダーチームバイク
1レイ(J. REA)HANNspree Ten Kate HondaHonda CBR1000RR
2トスランド(J. TOSELAND)Yamaha Sterilgarda TeamYamaha YZF R1
3キャミア(L. CAMIER)Aprilia Alitalia RacingAprilia RSV4 1000 F.
4チェカ(C. CHECA)Althea RacingDucati 1098R
5コーサー(T. CORSER)BMW Motorrad MotorsportBMW S1000 RR

最終lapまで接近した隊列のレース。 バトルがあちこちで発生し、「手前を見ていると奥で何か起こるし、奥を見ていると手前で何か起こる。」

ホールショットはコーサー。
コーサー、キャミア、レイ、シュムルツが先頭集団を構成。
コーサーはリアタイヤを滑らせながら前半はトップを走り、後半は順位を落とす。
レイはコーサーの後ろについて走り後半に前に出る。トスランド、キャミアもコーサーをパスして前に出る。先頭集団はあまり離れないままレイを先頭に最終Lapへ。

芳賀は15番手スタートから、10番手まで追い上げた。
ランツィ、サイクス、ハスラム、芳賀の集団から抜けられず。
ドゥカティはワークスよりもプライベーターであるチェカの調子が良い。
「プライベーターはほとんどマシンが昨年と変わらない。ワークスは新しいものを導入して試しているものがはずしているのでしょう。バレンシアで調子を取り戻したかと思ったがそうでもないらしい。」(八代)
レイ、ホンダともにシーズン初優勝。
「コーサーを後ろから冷静に見ていた。」ポールトゥウイン。

ハスラムはブレーキトラブルで下位。

race 2
最終結果

順位ライダーチームバイク
1レイ(J. REA)HANNspree Ten Kate HondaHonda CBR1000RR
2ハスラム(L. HASLAM)Team Suzuki AlstareSuzuki GSX-R1000
3トスランド(J. TOSELAND)Yamaha Sterilgarda TeamYamaha YZF R1
4ビアッジ(M. BIAGGI)Aprilia Alitalia RacingAprilia RSV4 1000 F.
5コーサー(T. CORSER)BMW Motorrad MotorsportBMW S1000 RR

芳賀は1コーナーでコースアウト。その後マシントラブルでリタイア。

コーサーはレイと先頭争い。
先頭集団にはハスラムも入って、レイ、ハスラム、コーサー、シュムルツ、キャミア。ここに後ろからトスランド、ビアッジ。が追い付く。

最終lapにはレイとハスラムが引き離して3位集団の争い。レイとハスラムは先頭争いを少しした後、レイが先頭にたって逃げる。
3位争いはコーサーが5番手からキャミア、トスランドに並びかけるところまでは行くがパッシングはできず。後ろからビアッジに追いつかれる。 集団のタイム差はほとんどない。
残り2lap, キャミアは3位に上がった後、転倒してリタイア。

TVではカルドッツィBMW監督。2009年シーズンはドゥカティの監督だった。2010年シーズン前の移籍はちょっとした騒ぎに。影響はありますかとの下田の質問に「今年のドゥカティワークスの不振を見ると影響はあった。」(八代)

トスランドは2レースとも表彰台に上がり、「SBKに戻ってきて、戦い方を思い出したようだ。」(八代)