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2010/07/12

[SBK] 2010 第6戦 キャラミ

World Superbike

2010 第6戦 キャラミ
2010年5月16日

実況:下田恒幸
解説:八代俊二

2009年は芳賀紀行のダブルウィンで最大のポイント差がついたサーキット。
4246mのサーキットは標高1500mぐらいのところにあるためセッティングが難しい。
コースはかなり高低差があり、路面が荒れていることもあってコーナーのラインが少ない。「どこからでも入っていけるコースではない。」(八代)

2010年のドゥカティの不振について:(八代)
2ストロークのドゥカティと4ストロークの混走の戦力を均一化するための性能調整がある。今季4ストロークの性能が上がってきて、今年は2ストロークがやや不利になっているのは間違いない。
ファブリツィオと芳賀のマシンのセッティングはかなり違っている。チェカのチームはレース主催者に対して、性能調整の重量が大きいのではないかと見直しを求めた。

race1

最終結果

順位ライダーチームバイク
1ファブリツィオ(M. FABRIZIO)Ducati Xerox TeamDucati 1098R
2チェカ(C. CHECA)Althea RacingDucati 1098R
2ハスラム(L. HASLAM)Team Suzuki AlstareYamaha YZF R1
3ビアッジ(M. BIAGGI)Aprilia Alitalia RacingAprilia RSV4 1000 F.
5レイ(J. REA)HANNspree Ten Kate HondaBMW S1000 RR
17芳賀紀行Ducati Xerox TeamDucati 1098R

ファブリツィオ4番手スタートからロケットスタートで先頭。
チェカ、トスランドが2,3番手。トスランドもチェカも後続にふたをする役割になりファブリツィオのリードを広げる。「トスランドは微妙にマシンをインに寄せている。」トスランドのマシンが跳ねている。
3位のハスラムが前に抜けた後、トスランド、ビアッジ、キャミア、クラッチロウの4台が固まりの4位集団。
トスランドはリアが滑り始めており、ペースを上げられず徐々に順位をさげる。
まず、ビアッジが前に出る。
後ろからきたレイが、トスランドとキャミアをパスして5位に入った。
ファブリツィオのリードはそのままでチェッカーを受けた。
ドゥカティはシーズンで初めての1-2フィニッシュ。
芳賀はどんどん下がってしまった。ファブリツィオはワークスとして1勝できて一安心。

race 2

最終結果

順位ライダーチームバイク
1ハスラム(L. HASLAM)Team Suzuki AlstareSuzuki GSX-R1000
2レイ(J. REA)HANNspree Ten Kate HondaHonda CBR1000RR
3ビアッジ(M. BIAGGI)Aprilia Alitalia RacingAprilia RSV4 1000 F.
4クラッチロウ(C. CRUTCHLOW)Yamaha Sterilgarda TeamYamaha YZF R1
5チェカ(C. CHECA)Althea RacingDucati 1098R
10芳賀紀行Ducati Xerox TeamDucati 1098R

ハスラムが好スタート。レイが2位から強引に先頭へ。
「第2レースは「我先に」というライダーが多い。」(八代)

レイ、ハスラム、ビアッジ、ファブリツィオ、チェカ、クラッチロウが先頭集団。
レイは逃げようとしてペースをあげ、ハスラムがすぐ後ろに追随。
ハスラムとレイは何度か抜きつ抜かれつするが、ハスラムは最後の2lapでパスした。その後も接近戦でチェッカーまで。ビアッジはシリーズポイントを考えるとハスラムの前に出たい。しかし、レイをパスできず3位。

優勝コメントでハスラムは「イングランド代表のワールドカップでの活躍を祈って、66年のイングランド代表の名前をヘルメットにプリントした。」
ビアッジは「レイもハスラムも速い。アプリリアは昨年のキャラミでは問題があったがかなり改善されている。」

芳賀はrace2の方が好調で10位まで上がってフィニッシュ。race1優勝のファブリツィオは8位だったのでドゥカティワークスの不調はまだまだ先が見えないようだ。

2009年はここからスピーズが勝ち、芳賀が負傷などでポイントが取れず最終的にチャンピオンをスピーズが取った。今年は混戦でまだ誰にでもチャンスはありそう。

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