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2009/07/31

[MotoGP] 2009 第6戦 カタルニア

2009年5月17日
MotoGP 2009 第6戦 カタルニア
GRAN PREMI CINZANO DE CATALUNYA

放送:G+

コース長: 5245m
コース幅: 14m
右コーナー 9 , 左コーナー 6
最長ストレート 1141m

125cc
実況:右松健太
解説:坂田和人

結果順位
順位ライダーチーム
1イアンノーネ(Andrea IANNONE)Ongetta Team I.S.P.A.
2テロル(Nicolas TEROL)Jack & Jones Team
3ガデア(Sergio GADEA)Bancaja Aspar Team 125cc
15中上貴晶Ongetta Team I.S.P.A.
17小山知良Loncin Racing

長いストレートがあるので、スリップにつかれると1コーナーまでの間にパスされてしまう。

小山のロンシンは今回は2008年のエンジンに戻してレース。開発は進んでいるらしいがレースを走りきれない、という。15番グリッドからのスタート。
序盤は先頭から、エスパルガロ、フォルガー、テロル、イアンノーネ、シモン。
ポル・エスパルガロは地元のレースが2番グリッドからのスタート。残り17周という序盤でスリップダウンしてリタイア。

中盤以降は、シモンとイアンノーネが1,2位に上がってバトルし、3位集団にガデア、フォルガー。
残り1周でシモンが何を勘違いしたのか勝利のポーズをしてペースを落としてしまい、イアンノーネがトップで優勝。シモンはLast lapを5位あたりから追い上げて3位争いまで回復した。
「ここはチェッカーは路面に降りてきて振るので良く見えるはずだが。」坂田氏。

場内のボード上ではシモンが3位と掲示され、パルクフェルメに入ったが、その後写真判定で3位はガデアとなり、パルクフェルメから退場。
「トランスポンダーの位置で自動計時するので先にフィニッシュしたとは限らない。タイヤはガデアが先だったということ」坂田氏。


シモンは1位のポイントを自ら逃した形となり、イアンノーネはラッキーな1位。
フォルガーが今回も上位でフィニッシュ。最後には挙動を乱して遅れてしまったが終始2番手集団にとどまったレースをしていた。

小山は完走。今の状態では良い結果だとコメント。
中上は15位でポイント獲得。前半の遅れが後半まで影響してしまったとのコメント。


250cc
実況:中野謙吾
解説:上田昇

結果順位
順位ライダーチーム
1バウティスタ(Alvaro BAUTISTA)Mapfre Aspar Team
2青山博一Scot Racing Team 250cc
3バルベラ(Hector BARBERA)Pepe World Team
--富沢祥也CIP Moto - GP250


スティービー・ボンシーがここから参戦。
コースの特徴としては、「コーナーでも高いギアでアクセルを開けていくところが多い」上田氏。


スタートからバウティスタ、シモンチェリが良い。ホールショットのバルベラを3周目にパスしたが、その直後シモンチェリは転倒。一旦復帰したがピットに戻ってリタイア。これを見た地元のスペイン人は大喜びで歓声を上げていた。
「バウティスタはコーナーに突っ込みすぎてラインをはずしたりしている。結構イッパイイッパイ。勝つぞという強い意志を感じます。」上田氏。
青山はルティの後ろで抜きあぐねていた12Lapにストレートでエンジンが突然止まり、スローダウン。その後、エンジンは復活し、そこから追い上げに入る。
ルティをパス、ロカテリの転倒もあって4番手にあがる。前にはパッシーニ。
パッシーニを残り3Lapで抜き、3番手に上がり、バルベラとバトル。
最終ラップの10コーナーのブレーキングでインに入る。バルベラがこれを見て「思わずブレーキを緩めた」(上田氏)ので差をつけて2位。

バウティスタとは差が大きかったが、2位入賞。

富沢は12位まで上がったが、転倒しピットに戻ってリタイア。

MotoGP


結果順位
実況:高橋雄一
解説:宮城光

順位ライダーチーム
1ロッシ(Valentino ROSSI)Fiat Yamaha Team
2ロレンソ(Jorge LORENZO)Fiat Yamaha Team
3ストーナー(Casey STONER)Ducati Marlboro Team
--高橋裕紀Scot Racing Team MotoGP

SCOTレーシングに250ccからタルマクシが昇格することが発表された。前戦の250ccにタルマクシは契約トラブルで出場していなかったがこれとつながりがあるのだろうか。
バイクが一人分しかないチームなので高橋はTカーで出場。
「バイクを乗り換えられないので予選でもセッティングを変えるたびに待つことになります。今年はブリジストンがタイヤを計画的に生産しているのでこのレースのタイヤを急に用意することが難しいはず。ブリジストンががんばって対応したということでしょう。」宮城氏。

ペドロサは大腿骨骨折(足の付け根の部分らしい)しながら出場。


高橋はスタートラップで転倒。もてぎと似たような状況で、前を走るバーミュレンが急にブレーキをかけたときに対応できず突っ込んでいった。フロントブレーキが効いてしまい、転倒。そのとき指を挟んで痛めた、とのこと。

タルマクシ加入もあってレースに集中できなかったのかもしれない。こういうときだから完走するべきだったとも言えるが。

ロッシとロレンソがスタートから1,2位を争う。ストーナー、ドビツィオーソと続く。

「ロッシの場合、抜くと抜かれた方は精神的にダメージを受けて抜き返しに来ないことが多かったのだが、ロレンソは抜き返しに来るのでそれが通用しない。」

10Lapロレンソがロッシを抜く。ロッシはこのあとしばらくは後ろについて走る作戦。
残り3周、ロッシが抜くと、次の周でロレンソが抜き返し、それをロッシがまたパス。
最終周、ロレンソが前に出る。
最終コーナーでロッシがロレンソをパスして前にでて優勝。

チームはピット内で大喜び。

パルクフェルメではストーナーはぐったりして奥様に背中をさすってもらっている。表彰台に行く直前まで座り込んでいた。

ロレンソとロッシはパルクフェルメからコースまで出て行って観客席に感謝。

ブリジストンのタイヤは右を消耗するサーキットに合わせて右にハードなコンパウンドを入れた非対称タイヤ。ブリジストンの生方氏は、これが良く機能したとコメント。

レースを終わってシリーズポイントで、ロッシ、ロレンソ、ストーナーが同点になった。

2009/07/30

[IndyCar] 2009 第6戦 テキサス

IndyCarシリーズ

Bombardier Learjet 550
from Texas Motor Speedway

2009年6月6日
放送:GAORA
実況:村田晴郎
解説:松田秀士

1.5マイル×228周 =547km
バンク24度

現地レポート:天野雅彦
「風が吹いているので路面温度が下がるかも。武藤は決勝セッティングがよさそうで表情は明るい。自分の注目はグレアム・レイホール。」

Indy500からここまでドライバーは休みがない。
ブリスコーの車が決まっていてずっと速かったが、最後の最後にセッティングを合わせてきたカストロネベスが優勝。AGRはマルコ・アンドレッティが4位に入り、ペンスキーとガナッシの争いに少し絡んだ形。
武藤は電気系のトラブルで順位を落としたが途中までは10位前後まで上がっていた。

レース序盤はコーションが少なくアンダーグリーンピットが数回発生。ピット作業の速さも競うレースとなった。

最終結果

順位ドライバーチームゼッケン
1カストロネベス(Helio Castroneves)Team Penske3
2ブリスコー(Ryan Briscoe )Team Penske6
3ディクソン(Scott Dixon)Target Chip Ganassi Racing9
4アンドレッティ(Marco Andretti)Team Venom Energy26
5フランキティ(Dario Franchitti)Energizer10
21武藤英紀Formula Dream27

AJフォイト 4世
ポールトレイシーの代わりに乗ることになった。車はIndy 500からルースな状態。このレースではルースが少し解消されてきたようだったが、終盤の残り40周前後あたりで単独のクラッシュ。

武藤英紀
車はセッティングが決まっているというほどではないが悪くない。ポジションをあまり落とすことなく走って最後には11位か10位ぐらいまで上がった。トップスピードを見るとブリスコーと同じ速さ。このときのピットインでトラブルが発覚しそのままリタイア。電気系のトラブルだったとのこと。

ダニカ・パトリック
ここまで5位以内に入ったレースが多い。「終盤になっても攻めるレースができているのでかなり体力が付いてきている。セッティング能力が高く、決勝でのペースが良い車ができている。」松田氏。
「自分がこうしてくれと言ったとおりに車を作ってくれたら、家でクッキーを焼いてきますよね。」村田氏。前回ミルウォーキーでダニカがメカニックのためにクッキーを焼いてきたというエピソードがあった。

ライアン・ブリスコー
前に出ても速く周回遅れを量産。トニー・カナーンまで周回遅れにしてしまった。AJフォイト4世のクラッシュによるコーション以降、後からきたカストロネベスとサイドバイサイドのバトルの後、抜かれてしまい、2位。

ロジャー・ペンスキー
チームペンスキーの総帥。GMから子会社のサターンを買い取ったらしい。全米最大の自動車販売網を作り上げた富豪。NASCARでもチームを持っているが、IndyCarでは常に作戦参謀としてピットに立つ。隣のピットのタイヤが邪魔でピットアウトの際にブリスコーがタイムロスしたことをオフィシャルに抗議していた。
「「これはルール違反ではないのかね?」と言っているんでしょうね。」村田氏が低音で渋い声を出してみる。

2009/07/29

[NASCAR] 2009 第13戦 ドーバー

NASCAR
sprint cup シリーズ 第12戦 Autism Speaks 400
2009年5月25日 デラウェア州 ドーバー
放送:G+、解説:福徳一志 実況:福山英朗

1.0マイル × 400周 = 400マイル
バンク24度
ストレート9度
路面がコンクリート

前戦では雨のおかげで勝ったデビッド・ルーティマン(David Reutimann)がポールポジション。
デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.)のクルーチーフのトニー・ユーリージュニアが解雇。

ジュニアの記者会見の様子とかこれまでのフラッシュを編集した1,2分のビデオがドラマっぽく流される。このあたりの演出はアメリカのプロレス番組に近いものを感じる。
替わったクルーチーフはヘンドリックに長年いて第3チームを支えてきた、ランス・マッグルー。
この件のビデオにカイル・ブッシュがちらりと顔を出している。カイルは「ジュニアが勝てないのはクルーチーフのせいだ」と公然と言ったらしい。

すぐに結果が出るわけではないが、今回はジュニアは3位あたりを走ることもあり、少し良い感じ。
最終結果は12位。

国歌はSarah darling。
"Start Your Engines"は自閉症の子ども。イベントの冠が自閉症患者のためのものだったから。

最終結果

順位ドライバーゼッケン
1 ジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson) 48
2トニー・スチュアート(Tony Stewart)14
3グレッグ・ビフル(Greg Biffle)16
4マット・ケンゼス (Matt Kenseth) 17
5カート・ブッシュ (Kurt Busch)2
6ケーシー・ケイン(Kasey Kahne)9
7カール・エドワーズ (Carl Edwards) 99
8ライアン・ニューマン (Ryan Newman)39
9ケーシー・メアーズ (Casey Mears)07
10マーク・マーティン (Mark Martin)5

ジュニア
「残念だけど楽しみ」とメディアへのコメント。
「この騒ぎの中でもチームもクルーも非難することがなかったのがジュニアらしい。彼はアイドルドライバーではなく、実力があってドライバーになっているので、その実力が発揮できるようになってほしい。」福山氏。
今回は3位辺りをはしる場面があり、この数戦にはなかったほどTVに映っていた。
トニー・ユーリーシニアはジュニアのチームで前日のNationwideで ブラッド・ケセロウスキ (Brad Keselowski)と優勝している。これについて「気になっていたから勝って良かった」と。

ジミー・ジョンソン復活
2008年のようなぶっちぎり勝利が少なかったジョンソン。
今回はリードラップは常に大差をつけた。
最後の30周のジョンソン、ビフル、スチュアートのバトルは見ごたえあり。
スチュアートがラインをブロックしてジョンソンを抑え込もうとしたがあと数周のところでパスされた。
アンダーグリーンのピット中にコーションが出たが、大差を生かしてリードを維持した。

ピットイン
NASCARのピットインではドライバーに無線でピット位置を知らせる。「3,2,1」とピット数をカウントダウンする方法。クルーは3個手前に車が来るまではピットに出られない。目印としてロリポップがあるが全ピットで出すのでよくわからないようだ。

ジェフ・ゴードン
予選で車を壊してバックアップカーで出場することになり最後尾。
2ラップダウンで上がってこられず。

2009/07/28

[DTM] 2009 第1戦 ホッケンハイム

ドイツツーリングカーマスターズ (DTM)
2009年5月17日
JSPORTS
実況:中島秀之
解説:佐藤正勝

DTM開幕戦。
2009年の参戦台数は
Audiが12台
メルセデスが8台
となる。
Audiは全台数が09年型、メルセデスは数台。
レギュレーションもほぼ同じ。車重は
09年 1050kg
08年 1030kg
07年 1010kg


最終結果

順位ドライバーチーム
1クリステンセン(Tom Kristensen)Audi Sport Team Abt
2シャイダー(Timo Scheider)Audi Sport Team Abt
3ジャービス(Oliver Jarvis)Audi Sport Team Phoenix
4ヴィンケルホック(Markus Winkelhock)Audi Sport Team Rosberg
5ディレスタ(Paul Di Resta)AMG Mercedes

トム・クリステンセン
2009年でDTM卒業を表明。
「オジサンの星がまた一人減りますね」中島、佐藤両氏。


ドラマは最後に
エクストロームがかなりの差をつけてトップ走行し、audiが5位までを独占。
ラスト2周でエクストロームがいきなりのパンク。コース上に散らばった部品を踏んだらしい。

走り続けたがペースが落ちて5位より下に下がってしまい、5位にディレスタが入った。

ゲーリー・パフェ
スタート直後にクラッシュして、フロントカウルが取れて飛んでいく。このカウルは、ラルフ・シューマッハとスージー・ストッダードを直撃。ラルフは屋根が凹み、スージーは部品が刺さったまま走行した。

正勝さんのお宝写真
佐藤正勝氏の本業である写真家の昔の写真を流すコーナー。シュナイダーのデビューのころなどの珍しい写真があった。

2009/07/27

[SBK] 2009 第7戦 ソルトレークシティ

世界スーパーバイク選手権(SBK)
2009年5月31日アメリカ ミラーモータースポーツパーク
JSPORTS ESPN
実況:高柳謙一
解説:八代俊二

スピーズが8連続ポールで、新記録。


シリーズ折り返し。

玉田誠は欠場で、代役がハッキング。
2008年はチェカが2連勝。

race 1

最終結果

順位ライダーチームバイク
1スピーズ(B. SPIES)Yamaha WSBYamaha YZF R1
2チェカ(C. CHECA)HANNspree Ten Kate HondaHonda CBR1000RR
3ファブリツィオ(M.FABRIZIO)Ducati Xerox TeamDucati 1098R
4清成龍一Ten Kate Honda RacingHonda CBR1000RR
5レイ(J. REA)HANNspree Ten Kate HondaHonda CBR1000RR
9芳賀紀行Ducati Xerox TeamDucati 1098R
12加賀山就臣Suzuki Alstare BRUXSuzuki GSX-R 1000 K9
--中野真矢Aprilia RacingAprilia RSV4 Factory


マーグリッジがコース上で転倒してバイクの撤去ができず、赤旗中断。
2ヒート制レースとなる。

両方のヒートともスピーズのリードを大きくして単独走行のトップ。
芳賀紀行は「立ち上がり重視のラインで慎重に走り、いつものようにインに突っ込んでいくラインではない。」八代氏。後方集団でもあまりバトルせず。

清成は2位を狙える位置からリアタイヤが終わってしまいずるずると後退。リアタイヤがかなりスライドしている状態で中盤以降を走行。
中野真矢は序盤は2位を走行していた。ヒート1の最後に転倒して指を痛めてヒート2は出走せず。

race 2

最終結果


順位ライダーチームバイク
1スピーズ(B. SPIES)Yamaha WSBYamaha YZF R1
2ファブリツィオ(M.FABRIZIO)Ducati Xerox TeamDucati 1098R
3レイ(J. REA)HANNspree Ten Kate HondaHonda CBR1000RR
4ビアッジ(M.BIAGGI)Aprilia RacingAprilia RSV4 Factory
5清成龍一Ten Kate Honda RacingHonda CBR1000RR
7中野真矢Aprilia RacingAprilia RSV4 Factory
8芳賀紀行Ducati Xerox TeamDucati 1098R
12加賀山就臣Suzuki Alstare BRUXSuzuki GSX-R 1000 K9

中野真矢も復帰。
序盤は、先頭集団に清成、芳賀、中野が並ぶ展開。

スピーズがやはり抜け出し、それをファブリツィオが追う。3位はチェカ。4位集団に清成が入った。
チェカが転倒リタイアで、レイ、ハスラム、ビアッジ、清成の集団が3位集団になる。
このバトルがレースで上位のバトルとなりTVでもずっと映っていた。

ハスラムが転倒したため、レイが3位、清成はビアッジにかわされて5位。

2009/07/26

[IndyCar] 2009 第5戦 ミルウォーキー

IndyCarシリーズ

ABC Supply/AJ Foyt 225
from The Milwaukee mile

2009年5月31日
放送:GAORA
実況:村田晴郎
解説:松田秀士

1マイル×225周 = 225マイル

前週のIndy 500で、ウォールに激突したトニー・カナーンはまだ足を引きずって歩いている。インタビューでは、事故は何が起こったのかよくわからない、とのこと。
ビットール・メイラは背骨を骨折し退院はしたがリハビリにはまだ時間がかかる。代役のドライバーはポール・トレイシー。

最終結果

順位ドライバーチームゼッケン
1ディクソン(Scott Dixon)Target Chip Ganassi Racing3
2ブリスコー(Ryan Briscoe )Team Penske4
3フランキティ(Dario Franchitti )TOM TOM7
4レイホール(Graham Rahal )McDonald's Racing Team8
5パトリック(Danica Patrick )Boost Mobile/Motorola12
8武藤英紀Formula Dream27

エリオ・カストロネベス
Indy 500では優勝したが、予選でクラッシュしてしまい最後尾スタート。
「裁判に勝ったのと、Indy 500で勝ったので、運をかなり使い果たしてませんかねぇ。」村田氏。
最後尾スタートからラップダウンされた。11位。

トニー・カナーン
Indy 500の事故の後だが、スタートからはトップ走行。しかし徐々に下がってしまう。
ピットイン時に車のエンジンまわりが火災を起こしリタイア。

武藤英紀
Indy 500でもミルウォーキーでもピットワークの失敗で順位を落とす。
「ピット作業の練習はしているし、ミスをしようとしているメンバーはいないのだが、このミスがあるとやる気もなくなるし、なんとかしないと。こんなことをしていては勝てない。」チームのリーダー的な発言。「日本で応援してくれているファンのためにも良い成績を」と。
一時は5位まで上がったところでのピット作業では、燃料ホースをさす作業が遅れて給油時間がかかりすぎ、順位を8位まで下げてしまった。8位でラップダウンの先頭。

ポール・トレイシー
実績では申し分のないドライバー。A.J. FOYTのチームでメイラの代役での参戦。
車がルースでオーバーテイクさせるしかなかった。これでクビかも、とかなり落ち込んだインタビュー。17位。

2009/07/25

[WRC] 2009 第6戦 イタリア・サルジニア

世界ラリー選手権(WRC)
2009年5月22日から24日 第6戦 イタリア サルジニア
Rally d'Italia Sardegna
放送:JSPORTS ESPN
実況:山岸舞彩
解説:福井敏雄。古賀敬介。


古賀敬介がノルウェーラリーで骨折して以来の復活。

ラフロードで埃がすごい。路面はふかふかで一部瓦礫がある。ジャンプや水渡りもある。

36度から37度の気温で、晴天続きのためかなり乾燥。

ローブの5連勝が止まり、フォードチームのワンツー。


最終結果

順位ドライバーチーム車種
1ラトバラ(Jari-Matti LATVALA)BP Ford Abu DhabiFORD Focus RS WRC 09
2ヒルボネン(Mikko HIRVONEN)BP Ford Abu DhabiFORD Focus RS WRC 09
3P. ソルベルグ(Petter SOLBERG)Stobart VK M-SportCITROEN Xsara
4ローブ(Sébastien LOEB)Citroën Total WRTCITROEN C4 WRC
5ノビコフ(Evgeny NOVIKOV)Citroën JUNIOR TEAMCITROEN C4 WRC
6ウィルソン(Matthew WILSON)Stobart VK M-SportFord Focus RS WRC 08

DAY 1
ソルド、ターボチャージャーの故障でスタートに間に合わずスタート順がヒルボネンと入れ替わる。スタート順を遅らせるための戦略とも受け取れ、フォード側はそう解釈していた。実際はどうかわからないが古賀氏によると、かなりあわてて修理していたという話を聞いたので本当だったのでは、とのこと。
ソルドはこのあと、岩をヒットしたとかでかなり遅れてしまう。

P.ソルベルグ
このラリーから車が01スペックから06スペックになり期待された。オーバーヒートを起こしてしまいタイムロス。コメントでは「トップタイムが取れたのに」と非常に残念がっている。

ノビコフ
シトロエンのジュニアチームで出場。切れの良い走りで注目のドライバー。

ローブは最終ステージのゴール直前で停止してタイム調整。ちょっとやりすぎでトップのラトバラと40秒差の三位。

終了時の順位は、ラトバラ、ヒルボネン、ローブ、P.ソルベルグ、ノビコフ

DAY 2

ローブ
コメントで「ブレーキが熱くなりすぎる。常にポンピングしていた。」
さらにブレーキを修理する際、コ・ドライバーが時間を読み違えていて次のステージに間に合わず10秒ペナルティ。
同じDAY 2ではパンクにも見舞われた。修理の際にコ・ドライバーがベルトを停車より早くはずしているところがオンボードカメラで確認され、レース終了後に1分のペナルティ加算。
最初の時間調整でちょっとリズムが崩れて作戦がかみ合わない。

ヒルボネン
コースに馬が進入して停止。そこから少し走ったところでまた馬が。コメントで「馬が8頭走ってきた」と頭数を数えていた。

セバスチャン・オジェ
ローブの後継者と言われるドライバー。
今回は彼女をコ・ドライバーにして参戦。オンボードに自分の彼女の顔が映って放送されるのってどうなの。それでもそこそこの成績で最終順位は7位。

DAY 3
ダストがひどく後ろのスタート順が不利。
「スタート順だけにこだわるこういうことになる、ということですね。地面が冷たく上昇気流が起こらないので埃が立ち込める。」
先頭のラトバラ以外は全く前が見えない。ラトバラはトップを維持して優勝。
ここまでミスが多く、クビのうわさもあったがウィルソン監督が信頼してまかせ、今回の結果につながった。

レース後、ローブのペナルティが発表され、P.ソルベルグが繰り上がりの3位。

ここまで崩壊していたフォードの戦略がラトバラがミスせず走りぬいたことが機能した。DAY3の最終SSはローブの全力の走りでトップタイム。勝つときのローブのDAY 3はコントロールした走りになるので、フォードの作戦があたればローブの全力になるということか。

2009/07/23

[WTCC] 2009 Round 9, 10 バレンシア

世界ツーリングカー選手権(WTCC)
2009年5月31日 スペイン バレンシア
放送:GAORA

実況:谷口広明
解説:木下隆之

前回のポーでセアトが異常なまでに遅かったのは、地元バレンシアでウェイトを下して勝利を確実にするためか、とも言われていた。ウェイトを20kgおろすことができたセアトは速く予選の上位を独占。
BMWに40kgのウェイトが積まれた。


実はセアトは地元ではあまり勝てていない。2008年の常勝のときでもそれまで勝利しすぎたためウェイトが重くて遅くなっていたらしい。

LADAはこのレースからニューエンジン投入。しかし、エンジンだけを変えても調整が不足気味で今回は結果につながらず。

Round 9

最終結果

1ミュラー(Yvan MULLER)SEAT Leon TDI
2モンテイロ(Tiago MONTEIRO)SEAT Leon TDI
3タルキーニ(Gabriele TARQUINI)SEAT Leon TDI
4ファーフス(Augusto FARFUS)BMW 320si
5プリオール(Andy PRIAULX)BMW 320si

スタート直後のコーナーでジェネがファーフスとの接触でピットイン。そのままリタイア。この影響で前方のセアトは集団から抜け出してトップを確定させ表彰台独占。

ミュラーは3勝目。

乗れているファーフスは追い上げて4位。


Round10
最終結果

1ファーフス(Augusto FARFUS)BMW 320si
2ミュラー(Jorg MULLER)BMW 320si
3タルキーニ(Gabriele TARQUINI)SEAT Leon TDI
4プリオール(Andy PRIAULX)BMW 320si
5ザナルディ(Alessandro ZANARDI)BMW 320si

リバースグリッドでヘルナンデスがポールポジション。スタンディングスタートではBMWが有利と言われる。その通りでBMWがトップ集団を形成。

セアトではタルキーニが後方からの追い上げで3位に。
タルキーニのすぐうしろにはプリオールがついていて、この2台のバトルはTV画面を独占。

プリオールは一度はパスできたのだが次の周回に来るころには抜き返されている。二人ともきれいなバトルで相手のコースを開けつつ、ラインを閉めるところではきっちりを閉める。

ファーフスの優勝でBMWに初勝利をもたらした。

2009/07/22

[NASCAR] 2009 第12戦 シャーロット

NASCAR
sprint cup シリーズ 第12戦 Coca-Cola 600
2009年5月25日 ノースキャロライナ州 ロウズモータースピードウェイ
放送:G+、解説:福徳一志 実況:福山英朗

1.5マイル × 400周 = 600マイル
バンク24度

一週前のオールスターと同じサーキット。

降雨のため日曜日のレースが月曜日に順延された。
月曜日がメモリアルデーの祝日だったため、観客が多い。
戦没者追悼のため、午後3時に一旦レースを中止して黙とうすることが決まっている。
軍隊の一団が行進している。
TVではイラクに出征している兵士のメッセージや、各地の戦没者霊園の取材などなど。
軍関係者の多いアメリカならではのレース中継になっている。

何度も雨が降り、雨でのコーションやレッドフラッグによる停止があった。


最終結果

順位ドライバーゼッケン
1 デビッド・ルーティマン(David Reutimann) 00
2ライアン・ニューマン (Ryan Newman)39
3ロビー・ゴードン (Robby Gordon)7
4カール・エドワーズ (Carl Edwards) 99
5ブライアン・ビッカーズ (Brian Vickers)83
6カイル・ブッシュ (Kyle Busch)18
7ケーシー・ケイン(Kasey Kahne) 9
8フアン・パブロ・モントーヤ (Juan Pablo Montoya)40
9ジョーイ・ロガーノ (Joey Logano)20
10マット・ケンゼス (Matt Kenseth)17

スタート位置

ポールポジションのニューマンはアウトサイドを選択。デフォルトはイン側。フォーメーションラップで走りながら入れ替わる。ニューマンとアウトにいたカイル・ブッシュがゆっくり位置を交換。

リューティマン初勝利

雨のコーションまでは10位前後ぐらいにいたリューティマンはコーション発生時にステイアウトを選択。これでリードラップに出たところで赤旗中断となって上位に自動的に進出。
このときのステイアウトはニューマン、ロビー・ゴードンがいた。この3台が1位から3位になった。
2009シーズンのリューティマンは調子がよく上位を走っており、5位前後での入賞機会もあったが、なかなかあと一歩が詰め切れなかった。

クルーチーフのロドニー・チルダースが「Coca-Cola 600だからこれもありかな、とステイアウトを選択した」らしい。この野生のカンが素晴らしい結果につながった。

「本当に好青年で、今年は上り調子だったので、優勝できたことは良かった」福山氏。

ジョーイ・ロガーノ
オールスターの人気投票にも選ばれた2009年のスター。
走りが安定してきて、上位にとどまりベテラン勢とも対等に戦えるようになってきた。
「小さいころからオーバルレースをしているので、同じようなオーバル出身でもサム・ホーニッシュなどよりも適応が早い。」福山氏。
カイル・ブッシュの対抗馬はロガーノになるかも。

50周年

Coca-Cola 600開催から50周年でトロフィーが新しくなる。今年の優勝者は新しいトロフィーに名を刻む初めてのドライバー。リューティマンがその記念すべきドライバーになった。


エドワーズやモントーヤの傘が壊れている。これがTVに大写しになっている。
日本人的な感覚で言うと傘をちゃんとしていないというのはあり得ない気がするのだが。

「スポンサーの傘なんだからちゃんとしておかないと叱られますねぇ。雨では仕事をしない人たちなのでねぇ。」福山氏

雨コーション

何度か雨コーションで赤旗中断があった。レース終了決定までは2時間以上待たされた。その間、公式には再開の可能性があった。にもかかわらず2時間ほど経つと、ほとんどのドライバーは私服に着替えてしまっていた。レーシングスーツを着ていたのは、リューティマンのチームとチームオーナーであるマイケル・ウォルトリップ (Michael Waltrip)たち。

デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.)
ジュニアファンの福山氏が「今日は走っていたんですね」というくらいのダメダメっぷり。最終順位が40位の2Lapダウン。「この状況が続くとドライバーがやる気をなくします。なんとかしないといけないですねぇ。こういうときにやり玉に挙がるのはクルーチーフ。こういう状態が続くとファンも離れて行ってしまう。」福山氏。

キャッチカンマン

ガソリンタンク(20ガロン)を空にしたら、上下に振って空になったことを示す。
このときにする動作は
  1. 空にする
  2. タンクをリアのボンネットに置く
  3. シャーシアジャストする
  4. 缶を持って振る。
など。

2009/07/21

[フォーミュラ・ニッポン] 2009 第3戦 もてぎ

フォーミュラ・ニッポン
2009年5月31日(日) ツインリンクもてぎ
放送:JSPORTS
実況:中島秀之
解説:土屋武士

最終結果

順位ドライバーチームゼッケン
1小暮 卓史NAKAJIMA RACING32
2ブノワ・トレルイエLAWSON TEAM IMPUL2
3石浦 宏明Team LeMans8

雨が強くなったり弱くなったりでレースの内容を左右し、解説の土屋氏が「今日のお天道様はわかってますから」と言うほどの絶妙なレースコントロール。

小暮が久々のポール。2007年が最後らしい。ナカジマのセッティングが決まっているのと対照的に、IMPULが不調。

スタートで国本がガレージから出られず、伊沢がウォームアップラップの5コーナーで止まってそのままレースからリタイア。

スタートでデュバルとロッテラーが接触したのかデュバルはスピン。デュバルはリタイアした。

レースを一番盛り上げたのは塚越。最後に雨がまた強くなるかも、という状態で、他車がピットでレインに変えるのにドライのままトップを走行。リードは20秒以上あったが、後ろの小暮とのタイム差は3秒程度。雨次第で勝てるかもしれないという状況でリアがスライドする車をコントロールして粘り強く走行した。チームの田中弘監督は塚越を鍛えるためにわざと難しい状況で走らせているのでは、と。
雨が強くなってしまったので、塚越は、小暮、ブノワにパスされ、最終周では石浦にもパスされて4位だったが、レースを一番盛り上げた。

石浦も速く、トレルイエの後ろからパスしてクロスラインで抜き返されるというバトルを繰り返す。1,2戦で結果が出ないのでここでは結果を出したい、とがんばって3位。周囲の塚越や平手などと比べるとやや年齢が高いが、「まだ速くなるドライバーなのでこんなところでぐずぐずしていないで1位を目指してほしい」土屋氏。


トレルイエは珍しく一度オーバーテイクボタンを押して赤いLEDの点滅を披露。調子のよくない車でもうまくまとめて2位。星野監督も笑顔で握手していた。

完走は7台。

2009/07/19

[MotoGP] 2009 第5戦 イタリア

2009年5月17日
MotoGP 2009 第5戦 イタリア ムジェロ
GRAN PREMIO D'ITALIA ALICE

放送:G+

コース長: 5245m
コース幅: 14m
右コーナー 9 , 左コーナー 6
最長ストレート  1141m

125cc
 実況:右松健太
解説:坂田和人

結果順位
順位ライダーチーム
1スミス(Bradley SMITH)Bancaja Aspar Team 125cc
2テロル(Nicolas TEROL)Jack & Jones Team
3シモン(Julian SIMON)Bancaja Aspar Team 125cc
15中上貴晶Ongetta Team I.S.P.A.
--小山知良Loncin Racing


フロントローにイギリス人ライダー二人が並ぶ。
ヨーロッパに入ってからの流れがよくないイアンノーネはここでもツキがない。グリッドでのタイヤ交換作業ミスらしく、走行中にチェーンのコマが飛んでリアスプロケットを破損してリタイア。
「自分の調子が良いからとせめすぎて、自分のミスでツキを落としてしまった。」坂田氏。

先頭はスミス、テロル、シモンで安定。TVでは4位争いのエスパルガロ、コルテセ、レディング、マルケスを映す。中上はその後ろ11位から15位の集団で15位チェッカー。

小山はエンジントラブル続きで予選からほとんど走れず。開発中のエンジンで「三周ぐらいしかエンジンがもたない。」。三周ぐらいでエンジンが止まってしまうらしい。本戦でもトラブルでリタイア。

「止まるかもしれないと思ってコーナーに突っ込むのはライダーはすごく怖い。」 坂田氏。

250cc
実況:高橋雄一
解説:坂田和人

結果順位
順位ライダーチーム
1パッシーニ(Mattia PASINI)Team Toth Aprilia
2シモンチェリ(Marco SIMONCELLI)Metis Gilera
3バウティスタ(Alvaro BAUTISTA)Mapfre Aspar Team
6青山博一Scot Racing Team 250cc
--富沢祥也CIP Moto - GP250

バウティスタ、シモンチェリ、バルベラ、青山博一の4人がフロントロー。この4人はランキングでもトップを争っている。
WET RACE宣言で、グリッドでタイヤ交換。

スタートからシモンチェリがトップで逃げ、それを2位以下が追う展開。青山は3位ぐらいから徐々に順位を下げる。

「青山は(同じWETレースだった)ルマンのときよりは良い。ルマンのときはバイクを倒すことができないくらいだったが、今日は自己ベストを更新しながら走っている」坂田氏。

1,2位を走っていたシモンチェリとバウティスタが接触。
前を走るバウティスタのインにシモンチェリが無理に突っ込み、イン側に寄ったバウティスタを押し出す。2台とも大きくコースアウトしてしまい、この隙にパッシーニがトップへ。
後日、この行為に対してシモンチェリに5000ドルの罰金が科せられた。

最後のチェッカーでのシモンチェリとパッシーニのバトルはコーナーごとにラインをクロスさせる激しいものだったが、最後にパッシーニがリードを奪って優勝。

今回のルーキーはザルコ。予選から速く6位入賞。


富沢は転倒リタイア。

MotoGP

結果順位

順位ライダーチーム
1ストーナー(Casey STONER)Ducati Marlboro Team
2ロレンソ(Jorge LORENZO)Fiat Yamaha Team
3ロッシ(Valentino ROSSI)Fiat Yamaha Team
--高橋裕紀Scot Racing Team MotoGP

ルマンに続いてのflag to flagのレースとなった。

ロッシはムジェロで7連勝中。

ポールポジションのロレンソはピットアウトのサイティングラップで転倒。グリッド上でヘルメットを交換しレーシングスーツをきれいにしてもらっている。
ドビツィオーゾのグリッドにはアゴスティーニが来て話をしている。

雨は上がったようだが、路面はウェット。

高橋裕紀は10番グリッドからのスタート。

バイク交換
トスランドが3Lap目で一番早いタイミングでの交換。
7Lapから10Lapにかけて続々と交換したが、ロッシとメランドリは一番最後の11Lap目。
このタイミングがやや遅めとなり、スリックタイヤのレーサーのスピードになかなか追いつけない。

特に、メランドリはレインタイヤでは一度トップに立ったのに、スリックではペースがあがらずかなり遅い。セッティングがレイン寄りだったのかも。

高橋とペドロサは転倒してリタイア。

ストーナー、ロレンソは抜け出して、3位以下のロッシ、カピロッシ、ドビツィオーゾが最後にかけてバトル。ドビツィオーゾはカピロッシを抜いたが3位のロッシには届かず。

2009/07/15

[IndyCar] 2009 第4戦 インディアナポリス

Indianapolis 500
Indianapolis motor speedway
2009年5月24日
放送:GAORA
実況:村田晴郎
解説:松田秀士、松浦孝亮

第93回 インディアナポリス 500
ケーブルTVではHDの両端をカットして放送しているので字幕が見づらい。

インディアナポリスモータースピードウェイ2.5マイル を 200周
バンクは9度と小さい。

上から見ると楕円よりは長方形の角が丸いように見え、それぞれのターンは微妙に上り下りが違うようで、やさしいターンと難しいターンがあるとのこと。

この本番の前の調整から予選を含めてほぼ1カ月チームはこのインディアナポリスに滞在して走りこむ。また、特徴の一つとしてセレモニーがやたら多い。
予選で良い成績が出ると予選の記者会見がある。

観客は30万人程度。ただし、交通整理は強制的に一方向に車を誘導するので30分ぐらいで観客ははける。

国歌は歌わないようで、ジム・ネイバーズが "Back Home Again Indiana"という歌を独唱。
その後、"Ladies and Gentlemen, Start Your Engines"はメリー・ハルマン・ジョージさん。

武藤英紀はDay1でバンプアウトされて16位スタート。

珍しい3列スタート。「真ん中はいや」松田氏、松浦氏。


最終結果

順位ドライバーチームゼッケン
1カストロネベス(Helio Castroneves)Team Penske3
2ウェルドン(Dan Wheldon)National Guard Panther Racing4
3パトリック(Danica Patrick )Boost Mobile/Motorola7
4ベル(Townsend Bell )Herbalife-KV Racing Technology8
5パワー(Will Power)Team Verizon Wireless12
10武藤英紀Formula Dream27

序盤はガナッシがペンスキーをリードしていた。ペンスキーは後半から盛り返し、ガナッシが下位に沈んだ。序盤は三味線を弾いたのかとの話もあったが、エリオは車にトラブルを抱えていたらしい。ガナッシは前方の車のスリップに入ると空力が変わって遅くなったのでは、というのが、現地の天野雅彦氏の推測。

エリオは今年は刑務所の壁が見えた状況から生還しての勝利でアメリカ人好みのドラマチックなindy 500になった。武藤英紀はシングルまで上がっていたが隣のピットのジャスティン・ウィルソンがピットロードで半回転してしまい、出口をふさぐ形になったあおりをくらって18位に後退。そこから盛り返したが10位フィニッシュ。戦後のインタビューでは、10位という順位については「何も思わないですね」とご機嫌斜め。

大クラッシュ

100Lap付近で、トニー・カナーンがウォールに向かって突っ込んで車の右前が削れるようなクラッシュ。後日、このクラッシュの衝撃は170Gだったと報道された。

175Lap付近で、ラファエル・マトスとビットール・メイラがクラッシュ。メイラは車が縦になったまま腹をウォールにこする形でウォールにたたきつけられた。ストレッチャーに乗せられてリタイア。マトスも車から抜けだすのに時間がかかっていた。

ヘルメット

「日本から持って行ったヘルメットだと空気の流れで頭が引っ張られてぐらぐらしていた。ウィッカーという小さい金具を後頭部に付けて整流するだけでかなり改善する。」松田氏。ルールでは5mm以上の突起物をつけることはできない。

タイヤ

今回から1種類のタイヤを使用することになった。左タイヤ(イン側)が直径6mm小さい。

エリオ・カストロネベス

2009年シーズンは脱税容疑で起訴され初戦欠場だった。2戦目から復帰し、ここで優勝。本人はすこし涙を見せながらのインタビュー。いつもはうるさいくらいしゃべるが、いつもの陽気な感じとは違った。

預言者松浦

リスタートで「エリオはここでディクソンを捕まえたいし、ダリオも前を逃がしたくないのでリスタート勝負ですね」と言ったとおり、エリオは勝負をかけ、ディクソンを追いぬいてトップへ。「さすがですね。」という振りに答えて、「こんだけわかってんのに、なんで勝てなかったんだって話ですよね。」と自分でツッコミ。

アンドレッティ家の呪い

出場回数は多いのになぜか勝っていないアンドレッティ家。

リスタート直後、モラエスがクラッシュし、これにマルコ・アンドレッティが巻き込まれリタイア。
マルコはインタビューでも悔しそう。
「ボクももてぎで(スタート直後クラッシュしたとき)あんな感じの半泣きだったな、と」松浦氏。

インディではコースが長いこともあり、スポッターが二人いる。したがって一人はアルバイトの手伝い。そのスポッターとのコミュニケーションがうまくいかないのかも、と松浦氏。
松田氏の「ぼくはスポッターなしで走ってた」 という発言には松浦氏が驚いていた。

TVではアンドレッティ家の呪いの特集が流れる。

ロジャー安川

2009年の出場を目指してスポンサー集めをしていた。スポンサーは集まり、コンケスト・レーシングに交渉に行くことになっていたが、前日にドライバーがジャンケイラに決定してしまい交渉もできずじまい。

2009/07/14

[PTA] PTAからの贈呈品はPTA会員の子どもだけに贈るのか

「まるおの雑記帳」経由で知った話。
文科省・教委は学校行事での差別を放置していいのか?
奈良市平城東中学でPTAからの卒業記念品をPTAに未加入の卒業生には贈らないことに。これまでも実費を出してもらって一緒に贈呈していたらしいのだが、その対応をしないことにしたとのPTA会長名の文書が中学校のウェブサイト上にあった。具体的な対応は文書によれば次のとおり
これまで、卒業記念品の贈答につきましては、PTA に未加入の方には本部・会計より、各家庭にご連絡させていただき、実費徴収の上、お贈りさせていただいておりましたが、今年度より、未加入の方には本部・会計よりのご連絡はご遠慮させていただきたく存じます。
ご希望の方は、学校にお問い合わせいただき、個人でご購入していただきますようお願い申し上げます。
PTA に加入・未加入の区別化を図るため、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
未加入世帯が多い場合には、実費徴収の手間がかかる、し、それぞれにお願いして払っていただくということの気が進まない、ということはあるのかも。現在、本部に参加しているものとしては、こういうときに「本部は好きでやってるんだからやって当たり前でしょ」というような視線がちょっといやだったりはする。

でも、教室で卒業記念品をもらうときにもらえない生徒がいる。その状況をPTAがわざわざ作り出すのはなんだかなあ。「PTA に加入・未加入の区別化を図る」ことが目的なのであればちと大人げない行動に見えてしまうのだが。
煎じつめれば「PTAに親が加入しないと子どもがかわいそうなことになりますよ」と言っているのとあまり変わらない。

極端な例を考えるとたとえば生活保護を受けている世帯は公立中学校でかかるいろいろな費用は援助されるだろう。しかし、PTA会費は援助の範囲には入っていないはずだ。そういった世帯に向けて攻撃的な行動になってしまうのはまずいのではないだろうか?

この中学のPTA本部がここに来るまでのいろいろな事情があるのは確実だし、個々のPTAはそれぞれの思想で運営するべきだ。そうは思うがすっきりしない話ではある。自分がこの立場であれば、実費徴収をお願いするんじゃないかと思う。回収できなくても、そのまま予備費で補填しちゃうかも。(いけないけれど、「まあいいんじゃない」って言ってしまいそう。)

PTAは学校と別の団体だから、税金で運用されている中学校のウェブサイトにこの文書が掲載されるのも変と言えば変。

2009/07/11

[PTA] PTA指導者研修会

海老名市では教育委員会の主催による「PTA指導者研修会」というイベントがある。これは、PTA本部、広報、成人教育、校外の各委員会が集められて、2時間グループディスカッションをする、というものである。

昨年は参加していないので、今年初めての参加である。昨年はなぜ参加しなかったのか記憶にないが、行くかどうか聞かれなかったので当時の会長が適当に割り振っていたんじゃないかと思う。

この「PTA指導者研修会」というタイトルには違和感を感じる。PTAに対して教育委員会が指導を入れるための研修会、ということだろうか。PTAを誰かが「指導」することはない。

自分が参加した分科会は、各中学校の本部役員が集まるものである。

ここで、「みなさんの学校のPTAでは入会届を書いてますか?退会はできますか?」と聞いてみたときの反応は面白かった。一様に「入会届って?」、「退会ってPTAから抜ける人がいるってこと?」と、そういった事態は想定していなさそうな反応。
PTA活動を改革していかなければ、という出席者が数人いたが、改革の項目としては「入退会の自由化」は含まれていない模様。「形骸化した活動をやめたり変えたりする」の他に「多くの人に参加してもらえる活動にするにはどうするか」がポイントになる。

出席者の中で近隣のPTAに詳しい人が説明してくれたところによれば、
  • 大和市では「入会届」を出すという手続きがある
  • 横浜市ではポイント制でPTA活動をやらせる仕組みがあり、PTA会長のように活動に貢献している人(ポイントが多い)については内申点に少し(?)反映させてよいことになっているらしい
ということである。内申点に反映させるというのがどの程度なのか、あるいは噂なのかその場で経験した人がいないので想像の域を出ないのだが、「内申に反映するのであればPTA活動に参加する人が増えるだろう」というのは出席者の一致した意見。だが、それはちょっとやりすぎというのも一致した空気だった。

2009/07/10

[SBK] 2009 第6戦 キャラミ

世界スーパーバイク選手権(SBK)
2009年5月17日南アフリカ キャラミ
JSPORTS ESPN
実況:高柳謙一
解説:八代俊二

スーパーポールはスピーズが6戦連続。
芳賀紀行はダブルウィン。
玉田誠は転倒の影響で欠場。

race 1


最終結果


順位ライダーチームバイク
1芳賀紀行Ducati Xerox TeamDucati 1098R
2ファブリツィオ(M.FABRIZIO)Ducati Xerox TeamDucati 1098R
3スピーズ(B. SPIES)Yamaha WSBYamaha YZF R1
4レイ(J. REA)HANNspree Ten Kate HondaHonda CBR1000RR
5ビアッジ(M.BIAGGI)Aprilia RacingAprilia RSV4 Factory
7中野真矢Aprilia RacingAprilia RSV4 Factory
8加賀山就臣Suzuki Alstare BRUXSuzuki GSX-R 1000 K9
12清成龍一Ten Kate Honda RacingHonda CBR1000RR

前戦での大クラッシュの影響で、コーサー、ノイキルヒナー、ロバーツ、玉田が出走せず。代役となっている。
グリッドを見ると人が少ない。「レース関係者は南アには(治安の問題で)行きたがらない。」八代氏。
「カワサキは去年は絶不調。今年は本拠がイギリスに代わり、体制も変わるなど良くなる兆し。」八代氏。

芳賀がホールショットで一旦トップに立つ。その後、ファブリツィオ、芳賀、スピーズで走行。ファブリツィオは芳賀に付いていく作戦のようだ。
スピーズはファブリツィオをパスしたが、19Lap目にリアを大きく滑らせてファブリツィオに前に行かれてしまう。その後追い付けず3位に。

race 2

最終結果


順位ライダーチームバイク
1芳賀紀行Ducati Xerox TeamDucati 1098R
2ファブリツィオ(M.FABRIZIO)Ducati Xerox TeamDucati 1098R
3レイ(J. REA)HANNspree Ten Kate HondaHonda CBR1000RR
4ハスラム(L. HASLAM)Stiggy Racing HondaHonda CBR1000RR
5ビアッジ(M.BIAGGI)Aprilia RacingAprilia RSV4 Factory
7中野真矢Aprilia RacingAprilia RSV4 Factory
8加賀山就臣Suzuki Alstare BRUXSuzuki GSX-R 1000 K9
13清成龍一Ten Kate Honda RacingHonda CBR1000RR

4Lapでスピーズがスローダウン。ギアが抜けたなどのトラブルのようで、そのままピットへ。
ファブリツィオはスタートで出遅れたのを挽回。「ペースアップが素晴らしい」八代氏。

レイはリアを滑らせながらカウンターをあててカーブを入っていく。

ハスラムはレース歴が長い。今年はトップチームには入れていないので、「ハスラムからすればレイには負けられない」八代氏。

ファブリツィオは前回勝ってから調子が良く積極的。最終ラップのバックマーカーを利用して芳賀に追いつき、最終コーナーで芳賀をパスしてトップに立った。が、クロスラインで芳賀が抜き返して優勝。インタビューではファブリツィオは「あと1コーナー分だけ優勝に届かなかった」と。

スピーズはまたノーポイントレースを作ってしまい、ポイントでファブリツィオに抜かれて3位に後退。

川端裕人 「エピデミック」

ある病原菌が地方都市で広がり、その対策のためにフィールド疫学者が活躍する。

何がその疫病の「元栓」なのかを探る「疫学探偵」的な手法、そのための専用ソフトウェアなどの小道具も新鮮な情報だ。出版は2007年10月のことで、SARSや鳥インフルエンザは発生していたが、2009年の新型インフルエンザA(H1N1)よりは前のこと。

インフルエンザA(H1N1)型の新聞取材もこういう実務の話も報道してくれると読んでいて興味が湧くし、ブラックボックス化されてしまいがちな防疫や感染対策に理解が深くなると思う。

疫学的手法で原因を追い詰めていくストーリーの一方で、隣接地域の住民が「自主組織」で町の境界を封鎖して感染が起こっている町からの流入者を追い返すなどの場面もあり、A(H1N1)型のときの地域的なバッシングなどを想起させる。

なかなか原因らしきものに迫れず試行錯誤を繰り返す中で、麻疹に似ているのでは、とふと口にした言葉が報道関係者に広がって「空気感染」におびえたりもする。

この小説のようなチームが運よく原因を突き止めるとは限らない。インフルエンザA(H1N1)なんてウィルスが判明してもワクチンはまだなく、一方でタミフル耐性が疑われるウィルスが確認されたりしている。そもそもインフルエンザワクチンが効くかどうかも今一つ不確かだ。

作品の中で子どもたちのコミューン風な不思議な集団が出てくるところは少し違和感を感じるが、小説としても科学読み物としてもミステリーとしても面白かった。

川端裕人氏は、最初に知ったのがPTA関連の著作や発言だったので、小説家としての川端氏の作品を読むのはこれが初。少し長いけれど最後まで良いペースで読み切った。


2009/07/09

[WTCC] 2009 Round 7, 8 ポー

世界ツーリングカー選手権(WTCC)
2009年5月16, 17日 フランス ポー(Pau)
放送:GAORA

実況:ピエール北川
解説:木下隆之

ストリートコース 2.76km。
狭く、歩道が迫っており、ガードレールまでの距離がない。

予選ではBMWが安定して速い。補正ウェイトはワークスがほとんど40kgに並び条件がそろってきた。
予選のポールポジションはプリオールだったが、車両違反で降格。

前レースで、BMWからセアトのディーゼルに関する抗議があり、車両検査を行った結果、ターボの過気圧のオーバーがあり、記録抹消された。

Round 7
最終結果

1ハフ(Robert HUFF)Chevrolet Cruze
2ファーフス(Augusto FARFUS)BMW 320si
3ヨルグ・ミュラー(Jorg MULLER)BMW 320si
4プリオール(Andy PRIAULX)BMW 320si
5エルナンデス(Sergio HERNANDEZ)BMW 320si

スタートではファーフスがトップにいたが、ハフが第4コーナーで飛び込みパスした。そのままハフはブロックラインをしっかり守ってチェッカー。後ろではバンパー・トゥ・バンパーの争い。

「LADAはヨーロッパラウンドでは予選の12,13番手に来ることもある。新型投入の予定もある。」ピエール北川。

メヌはチェッカー直前まで6位にいたが、race 2のリバースグリッドのポールポジションを狙って8位までわざと下がりチェッカー。

ハフはモロッコからの連勝。


Round 8
最終結果

1メヌ(Alain MENU)Chevrolet Cruze
2ファーフス(Augusto FARFUS)BMW 320si
3ハフ(Robert HUFF)Chevrolet Cruze
4プリオール(Andy PRIAULX)BMW 320si
5ザナルディ(Alessandro ZANARDI)BMW 320si

メヌはポールからスタートしたが、エングストラー、ポルテイロに前に行かれてしまった。ポルテイロはパスできたがエングストラーの後ろについて2番手。インデペンデントのエングストラーはメヌよりも車が75kg軽い。

1Lap目で、クラッシュが相次ぎ、赤旗中断。
このとき、セーフティカーがコース上に入ったところにエングストラーが後ろから突っ込み大クラッシュ。
「セーフティカーがあの角度で入ったのが正しいのか、ということですね。あの位置に入る必要はない。」木下氏。

ブラインドコーナーの出口でいきなりコース中央にセーフティーカーが入り、エングストラーとしてはどうすることもできず追突。

再スタートはメヌがポール。2位にファーフスが接近。3位争いは、ハフとプリオールのイギリス人どうし。

イギリスで走ったことのある木下氏によると、イギリスは「良いチーム、良いドライバー、良いサプライヤーが揃う。」

19Lap(一周追加されているため、残り2Lapの周回)で、ラリーニと地元ケイロールのクラッシュで再び赤旗となり、そのままレース終了。何もなかったround 7と違い、クラッシュの多いround 8となってしまった。

メヌ、ハフともに順位を維持してチェッカー。

2レースを通して、セアトは下位。パスされても抵抗せず抜かせているので、ピエール北川と木下氏は、抗議なのかここで順位を下げて次のスペインで何か策があるのか、と盛り上がっている。

BMWは連続未勝利のまま。

[NASCAR] 2009 Sprint All Star

NASCAR
sprint cup All Star
2009年5月9日Lowe's Motor Speedway
放送:G+、解説:福徳一志 実況:福山英朗

All Starはランキング戦とは関係しないので、ポイントは付かないが賞金が大きい。優勝賞金100万ドル。
勝ちあがりのshowdown からトップ2が出場。showdownの出場資格は、2008のポイント50位以内、2009/4/6までにレース出場している。2008,2009に未勝利。

サム・ホーニッシュ ジュニア (Sam Hornish Jr.)とマクマーレイが出場権獲得。

All Star

最終結果



順位ドライバーゼッケン
1 トニー・スチュアート(Tony Stewart) 14
2マット・ケンゼス (Matt Kenseth)17
3カート・ブッシュ (Kurt Busch)2
4デニー・ハムリン (Denny Hamlin) 11
5カール・エドワーズ (Carl Edwards)99
6マーク・マーティン (Mark Martin)5
7カイル・ブッシュ (Kyle Busch) 18
8ジョーイ・ロガーノ (Joey Logano)20
9ジェイミー・マクマーレイ (Jamie McMurray)26
10デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.)88



出場資格は、2008, 2009の優勝者、過去10年のシリーズ優勝、過去のオールスター勝者、人気投票1位(今年はロガーノ)。

スターターはSprint社の顧客。
"Start Your Engines"はMontgomery Gentry。
名誉レースディレクターには、リック・フレア(あのプロレスラーの)。人気投票の結果のロガーノを発表。

フォーマットは特殊で100Lapを50,20,20,10Lapに分割して走行する。50Lapの真ん中の25の後に4本タイヤ交換が義務付け。最後の10Lapの前には10分の休憩と整備時間。

各セグメントの勝者と最後のセグメント(つまりレースの)勝者がある。

セグメント1
ジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson)が優勝。ジョンソンは最後の周回でライアン・ニューマン (Ryan Newman)に追いついてしまうが、ラップダウンにせずにそのまま後ろについて走行。そうすると当然2位以下のカート・ブッシュなどが追い付いてしまうのだが、カートたちも状況を理解してそのままジョンソンの後ろに付き、その状態でチェッカー。
ここでラップダウンになると追いつくのが難しいので仲の良いジョンソンがニューマンを助けた、というところだろうか。

セグメント2

この周回はカイル・ブッシュが優勝


セグメント3

セグメント2から続けて走るので、ピットするかどうかはチーム次第。カイル・ブッシュはステイアウトを選択。カイルはセグメント2では2タイヤ交換でポジションを稼いだのでタイヤはきびしかった。やはり徐々に順位を下げてしまった。サム・ホーニッシュJrがグレッグ・ビフル(Greg Biffle)のイン側から当たってしまいクラッシュでビフルもリタイア。ビフルがコメントで「ホーニッシュがターンでルースだったということだろうね。自分は上(アウト側)に逃げたがよけきれなかったようだ。」と冷静な分析。

優勝は ジェフ・ゴードン(Jeff Gordon)

10分休憩ではインタビューでジュニアは「タイトだ。右フロントのキャンバーの変更が必要だ。」 調子が悪いのを自覚しているだろうに笑顔で答えているのは立派。

セグメント 4
10周だがイエローの周回はカウントしない。
ジミー・ジョンソン、ジェフ・ゴードンがトラブルで優勝争いから脱落。
カイル・ブッシュはケンゼスと車をぶつけあっているが、ケンゼスはカイルをパスしてトップに出た。
徐々に順位を上げていたスチュアートがケンゼスがタイヤを使いきったところでパスして優勝。

2009/07/04

[フォーミュラ・ニッポン] 2009 第2戦 鈴鹿

フォーミュラ・ニッポン
2009年5月17日(日) 鈴鹿サーキット
放送:JSPORTS
実況:中島秀之
解説:土屋武士

1周 5.807 km × 43Laps = 249.701 km

小雨が降り続く中でのレース。鈴鹿改修後のFN初レース。
外国人ドライバー3人が上位に入った。完走9台。

最終結果

順位ドライバーチームゼッケン
1ロイック・デュバルNAKAJIMA RACING31
2ブノワ・トレルイエLAWSON TEAM IMPUL2
3アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'S36


小暮卓史

予選順位が5番手。スタートでエンジンストールで押しがけしてもらうトラブルがあり最後尾からの追い上げになった。トップと同程度のラップタイムで走行したが、レースを通して他とのからみが多く、国本京佑の後ろから追突してノーズを壊しピットイン。その後、立川祐路に追突してヘアピンでコースアウトし、リタイア。大暴れだった。

塚越広大

スタートで前に出て4番手を走行。雨でも速く4位を守っていたが、ピット戦略で平手晃平にパスされて5位。「アクセルワークが非常に繊細」土屋氏。F3から帰国して今年のチームの田中監督は全日本F3でも監督だった。

1コーナー

改修後の1コーナーはコースサイドの芝生の外が舗装されている。それで攻めやすくなったためか、オーバースピードでコースアウトが相次いだ。松田、大嶋はここでコースアウトしリタイア。立川もコースアウトしたが戻って走行。

ロイック・デュバル

トレルイエとの差を詰めて一旦追いついたが、コーナーでアウト側に膨らんで2秒ほど遅れる。再度追いついた後、ヘアピンの立ち上がりでアウト側で並びスプーンまででパスした。パスした後はトレルイエよりもラップが速く、20秒程度の差をつけてチェッカー。ピットで給油マンに接触するというトラブルがあったが給油マンは転倒してもホースを離さずにすぐ立ち上がり給油した。給油マンGJ。

ピット戦略

「ブリジストンのレインタイヤは、10周程度走行すると遅くなり、摩耗が進むと再び速くなる。」土屋氏。そのため、レース後半になってもラップタイムが上がっていくドライバーもいる。ペースが落ちないのでピット作業時間を節約できるタイヤ無交換を選択するチームが大半。ペースが落ちているドライバーはタイヤ交換を選択するが、交換すると10週程度でペースが落ちるので、ニュータイヤが不利なケースもあった。
平手晃平はタイヤ交換せずピットで塚越広大(タイヤ4本交換)をパスしてそのまま4位フィニッシュ。
国本京佑はやりすぎて最終ラップ手前でガス欠してストップ。


外国人ドライバーはなぜ雨に強いか

土屋武士氏によると、日本人は「ブレーキをいかに我慢して、コーナーをいかに速く立ち上がるか、というV字型のドライブをする」。これに比べて、外国人ドライバーは「ブレーキの踏み始めは奥まで行かない。コーナリングスピードが速い。U字型の走り方」。雨の場合はU字型の方が向いている。
記者会見でもこの質問が出て、ブノワ・トレルイエの答えは「楽しんで走っているからかな。」

ナカジマレーシング

「岡山でも勝っているので、μの低い路面のノウハウがあるのでは。」「レース前に小暮のエンジニアと話をしたら「ようやくスウィフトのおいしいところがわかってきた。シーズン前はどうなるかと思ったが富士の決勝のクルマがよかった。」と言っていた。」土屋氏。

2009/07/03

[Google] draft.blogger.com 予約ポスト不具合

blogger.comの予約ポスト機能が動いていないことに気が付いた。
普通にポストすることはできるのに、なぜか、予約しておくとそれがスルーされてしまう。
ヘルプの以下のトピックにも上がっていた。
http://www.google.com/support/forum/p/blogger/thread?tid=7332d22ab9aa2c59&hl=en&search_impression_id=be59aa9b5a8a7517%3A1223db125ef&search_source=related_question

bloggerも気が付いていて対応中らしいが、最初のポストが6月22日あってまだ治っていないので、根が深い問題なのか、原因が不明なのか。

ユーザーによるようだ。

追記:7/10から機能しはじめた。

[MotoGP] 2009 第4戦 フランス

MotoGP 2009 第4戦 フランス ル・マン ブガティサーキット
2009年5月17日 
放送:G+

コース長: 4185m
コース幅: 13m
右コーナー9, 左コーナー4
最長ストレート 450m

125cc

実況:右松健太 解説:坂田和人

結果順位
順位ライダーチーム
1シモン(Julian SIMON)Bancaja Aspar Team 125cc
2フォルガー(Jonas FOLGER)Ongetta Team I.S.P.A.
3ガデア(Sergio GADEA)Bancaja Aspar Team 125cc
5中上貴晶Ongetta Team I.S.P.A.
--小山知良Loncin Racing

雨のレース。小山はレインタイヤをうまく使い予選9番手からスタート。
雨で転倒が相次ぎ、転倒後に復帰したものも含めると35台中20台が転倒。

前戦スペインでは、イアンノーネ、シモンともに優勝できず、流れが一旦途切れた。
このレースでもイアンノーネは転倒したのち、復帰して7位。シモンは大事に走って優勝。

また、スペインでも追い上げが光ったフォルガーが今回も速く2位表彰台。中上と同じチームでMotoGPアカデミーの今年の卒業生のルーキー。
先頭を走っている選手も続々と転倒する。オリベとマルケスはオリベの転倒にマルケスが巻き込まれて2台転倒した。
小山は10周で7位走行中に転倒リタイア。

 完走は15台で全員がポイント獲得。

中上はインタビューで満足そう。
小山は「攻めた結果の転倒なので」と納得。

250cc

実況:青木源太 解説:上田昇

結果順位
順位ライダーチーム
1シモンチェリ(Marco SIMONCELLI)Metis Gilera
2ファウベル(Hector FAUBEL)Valencia CF - Honda SAG
3ロカテリ(Roberto LOCATELLI)Metis Gilera
8青山博一Scot Racing Team 250cc
--富沢祥也CIP Moto - GP250

WET RACE宣言。
全員がレインタイヤ。
タルマクシはマネージメント会社のトラブルで出走できず。

125ccに続いてこのレースでも転倒が発生。
青山はスタート直後の1コーナーでコースアウトしてしまい、戻るがその後もペースが上がらず、徐々にパスされて順位を落とし、一時は10位まで下がる。その後、ねばって8位ポイント獲得。

シモンチェリはセーフティーリードを維持しつつ、安定したペースで周回する。一度ハイサイドになったが転倒は免れるとその後はまた安定して走り続け、18秒以上の差を2位につけて優勝。
2位争いは、デボンとルティがいたが、デボンが転倒しバイクが前を走るルティのリアをすくってルティも転倒。ルティはリタイア、デボンは復帰後再転倒リタイア。
「デボンはブレーキングミス。いわゆる握りゴケ状態。雨なのでこけた後に速度が落ちず、ルティの後輪に荷重がかかっていない状態に当たってしまった。」上田氏。

この転倒で、2位ファウベル、3位ロカテリになった。ファウベルは250ccで初表彰台、ロカテリは33歳べテラン。

青山とシリーズポイントを争うバウティスタも4位に入りポイントを確保。

青山「セッティングをはずしたわけではないが、レース中のペースが上がらなかった。」
富沢は首にギブスを巻きベッドにいる状態でのコメント「バイクと一緒に転んだ。戻ってからクビに痛みを感じてびっくりした。」


「青山はいい仕事をした。現状のベストを尽くしたと思う」上田氏。

MotoGP

実況:寺島淳司 解説:青木宣篤、辻本聡

結果順位

順位ライダーチーム
1ロレンソ(Jorge LORENZO)Fiat Yamaha Team
2メランドリ(Marco MELANDRI)Hayate Racing Team
3ペドロサ(Dani PEDROSA)Repsol Honda Team
13高橋裕紀Scot Racing Team MotoGP

セテ・ジベルノーは予選での転倒により骨折し、スペインに帰国・手術のため不出走。

WET RACE宣言。

徐々にドライになるコースでflag to flagでバイクを乗り換えるタイミングで明暗が分かれた。

ロッシは3周目でもっとも早いタイミングで変えたが、直後に転倒。その結果、ドライ、レイン、ドライと合計4台バイクを乗り換えた。しかも、ピット速度違反のライドスルーペナルティもあって、2周遅れの16位ノーポイント。転倒について、「路面温度が低い。カーボンブレーキは温まらないと効かない」青木氏。

ロレンソはバイク交換を最後まで伸ばし、大きなリードを築いた状態でバイクを変更した。レインタイヤでも使い始めのスリックタイヤと同等なタイムを出し、バイク交換後は、ファステストを更新しながらの走りで2位との差は17秒まで広げた。

メランドリはロッシの次の周でバイクを交換。しかし、インタビューでは、まだ早いと思った、タイヤが温まるまでは転びそうになりながら待ち、それから徐々にペースを上げていった、サインボードで順位を見て信じられなかった、と。カワサキのクルーがいるとは言ってもプライベーターとなったHAYATEレーシングでの2位は素晴らしい成績。シーズン直前にカワサキが撤退宣言し、そこから1台体制でのプライベーターチーム立ち上げになったことを考えると、シンデレラストーリーと言ってもいいぐらい。

ペドロサドビチオーソと同チームで三位表彰台争い。最終ラップでペドロサがかわして3位。

YAMAHAのサテライトチームのTECH 3はここが地元レース。エドワーズトスランド

青木氏はSUZUKIの開発ライダー。 SUZUKIのバーミューレンストーナーに抜かれる。
「(バーミューレンは)畜生って思ってるようです。」青木氏。
「宣ちゃんも、今、畜生って顔をしました。」辻本氏。


高橋「flag to flagは経験がなくて難しかった。雨は良い感じで走れたが、その後はタイヤを温めるのも難しかった。」

2009/07/02

[SBK] 2009 第5戦 モンツァ

世界スーパーバイク選手権(SBK)
2009年5月10日 イタリア モンツァ
JSPORTS ESPN
実況:高柳謙一
解説:八代俊二

芳賀がrace 2で転倒し、今季初のノーポイントレース。清成が2レース連続の3位表彰台。
ファブリツィオが芳賀とスピーズ以外の初の勝者。

race 1

最終結果

順位ライダーチームバイク
1ファブリツィオ(M.FABRIZIO)Ducati Xerox TeamDucati 1098R
2芳賀紀行Ducati Xerox TeamDucati 1098R
3清成龍一Ten Kate Honda RacingHonda CBR1000RR
4加賀山就臣Suzuki Alstare BRUXSuzuki GSX-R 1000 K9
5レイ(J. REA)HANNspree Ten Kate HondaHonda CBR1000RR
13中野真矢Aprilia RacingAprilia RSV4 Factory

スタート直後の第1コーナーで多重クラッシュ。玉田選手は追突されて転倒し骨折。この他、転倒したバイクが芝生を滑って行って先頭付近の集団に突っ込み、ノイキルヒナーの横からヒット。後方ではコーサー、ヒル、ロバーツが転倒。
赤旗中断中に、加賀山は芳賀のピットまで行き、ノイキルヒナーの転倒の様子を聞いている。

玉田誠選手は赤旗前に転倒骨折のため再スタートせず。この他、ノイキルヒナー、ロバーツが不在。

再スタート。
ファブリツィオがホールショット。芳賀、スピーズと続く。この3台はずっとバトルをしながら最終ラップまで。
最終ラップの最終コーナーでスピーズがいきなりスローダウン。後ろから来たファブリツィオ、芳賀、ビアッジの順にチェッカー。
パルク・フェルメにこの3人が入ったところでビアッジにショートカットに対するペナルティ20秒が課され、ビアッジは10位以降に降格。清成が入れ替わりの3位。

ファブリツィオの優勝はキリ以来。


race 2

最終結果

順位ライダーチームバイク
1スピーズ(B. SPIES)Yamaha WSBYamaha YZF R1
2ファブリツィオ(M.FABRIZIO)Ducati Xerox TeamDucati 1098R
3清成龍一Ten Kate Honda RacingHonda CBR1000RR
4レイ(J. REA)HANNspree Ten Kate HondaHonda CBR1000RR
5ビアッジ(M.BIAGGI)Aprilia RacingAprilia RSV4 Factory
12中野真矢Aprilia RacingAprilia RSV4 Factory
17加賀山就臣Suzuki Alstare BRUXSuzuki GSX-R 1000 K9

スタート直後、先頭の芳賀に鳥の群れがぶつかる。ここで後ろに下がった芳賀はクラッシュ転倒でリタイア。

その後、スピーズはトップを独走。後ろは、ファブリツィオ、清成、レイ。
清成、ファブリツィオは激しいバトルで順位を入れ替える。清成は一旦前に出るが引き離せずファブリツィオにパスされた。
レース後コメントで清成は「バイクは速かったのに自分のブレーキングがよくなかった。」とミスを認める発言。インタビュワーも「正直なコメントをありがとう。」と。清成のホンダのマシンはここまで良くなかったが、このレースでは両レース3位で少し復調か。
 加賀山、チェカなど数人がライドスルーペナルティ。
ファブリツィオはrace 2ではバイクを変えて走っていたと、インタビューで明かした。


芳賀が初めてのノーポイントで、しかも、クラッシュリタイアのレース。今後の流れが変わるかもしれない。

2009/07/01

[NASCAR] 2009 第11戦 ダーリントン

NASCAR
sprint cup シリーズ 第10戦 Southern 500 presented by GoDaddy.com
2009年5月9日 サウスキャロライナ州 ダーリントンレースウェイ
放送:G+、解説:福徳一志 実況:福山英朗

1.366マイル×367周 500マイル
バンク:ターン1,2 25度、ターン 3,4/23度
ストレート 2,3度
バンクはアウトサイドに行くほどきつくなる。断面はどんぶり状のコース。コーナー立ち上がりにバンクが急激に寝てグリップもなくなる。

国歌はBilly Currington.
"Start Your Engines"は、母の日スペシャルで母親たちによるコール。"Sons, Start Your Engines."になる。

レース終盤まで中段で我慢していたマーク・マーティンが終盤でステイアウトで前に出てそのリードを守り優勝。また、ジョーイ・ロガーノが9位、ブラッド・ケセロウスキが7位と、次世代のドライバーも10位以内の好成績。

最終結果

順位ドライバーゼッケン
1 マーク・マーティン (Mark Martin) 5
2ジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson)48
3トニー・スチュアート(Tony Stewart)14
4ライアン・ニューマン (Ryan Newman) 39
5ジェフ・ゴードン(Jeff Gordon)24
6マーティン・トゥーレックス ジュニア (Martin Truex Jr.)1
7ブラッド・ケセロウスキ (Brad Keselowski) 25
8グレッグ・ビフル(Greg Biffle)16
9ジョーイ・ロガーノ (Joey Logano)20
10マット・ケンゼス (Matt Kenseth)17

ヘンドリックス モータースポーツ (Hendricks Motorsports)
上位5台がヘンドリックの車。
トニー・スチュアートとライアン・ニューマンはチームは別だが、ヘンドリックのサポートを受けた車に乗っている。COT導入当初はさほど差が付いていなかったが、今年マーク・マーティンが5号車に乗ってから調子が良くなってきた気がする。
唯一の例外がデイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.)で、2008シーズンは上位の常連だったのに、2009は絶不調。

Too Tough To Tame
このコースは真ん中より下半分ではグリップが少ない。上半分との間でバンクが急に変化するので、下を通ってオーバーテイクすることは難しい。走行ラインが狭くグリップとバンクの変化が大きいのでクラッシュが多い。そのため、「手なずけるのが難しい」コースという異名を持つ。www.nascar.comのニュースでは "Martin tames Darlington"と。

ダーリントンストライプ
コースの壁にあたる車が多いため、レースが終わるころには壁にいくつも筋が残る。この筋をダーリントンストライプと呼ぶ。2009は壁の塗装が紅白の縦じまになっていたが、終わるころにはストライプでかなり黒くなった。
壁を塗りなおすのはドラム缶10本の塗料が必要で、50時間かけて塗った、とか。

同期
NASCARのルーキーはルーキーミーティングで顔を合わせる。福山氏のNASCARルーキーは、ジョンソン、ニューマン、グレッグ・ビフル、ジェイミー・マクマーレイなどが同期。マクマーレイはずっとしゃべっていて、ビフルはずっと黙っていた、ジョンソンとニューマンは仲が良かった、と思い出話。

クリント・ボーヤー(Clint Bowyer)
230周近辺で壁を強くヒット(「スラップという感じですね」福山氏)し、自走できない状態になってリタイア。ここまで83戦連続完走だった。NASCARの記録が84戦。「もらい事故もあるこのNASCARで完走することは大変。これが83も続いているのはすごいこと。バックアップカーの中身を全部入れ替えても出走してほしかったですね。」福山氏)

マーク・マーティン
残り44周のイエローでマーティンとジョンソンがステイアウト。「ここはニュータイヤのおいしいところが数周で終わってしまい、あとはタイヤの差がなくなるのかもしれませんね。」福山氏。
マーティンは燃費を節約する作戦。
ジョンソンとの差はかなり詰まる場面もあったが、逃げ切った。
勝利インタビューでは、自分のレースは何度もガス欠があったので、燃費を意識したとのこと。

ジョーイ・ロガーノ
ルーキーファイルのコーナーでは、母親と一緒にインタビュー。
ピットを決めてトップに立った。トップの維持はできず落ちていくがシングルフィニッシュ。
最後の周回では後ろから来たビフルにかわされる。
「ビフルに「小僧、どけどけ」という雰囲気を感じますね。」福山氏。

ジェフ・ゴードン、ジミー・ジョンソン
二人とも一旦はラップダウンまで後退していたが、コーション発生ごとに挽回して最終的には2位、5位に入った。
ジミー・ジョンソンは予選でクラッシュしてバックアップカーで出場。セッティングが決まっていないようでペースが上がらず。ジョンソンはまた、ピットインしようと曲がったところでケビン・ハービック (Kevin Harvick)にリアから追突されて90度回ってしまいピットインできないというトラブルやアンダーグリーンでピットインしたと同時にマイケル・ウォルトリップ (Michael Waltrip)の車が発火してコーション発生しラップダウンになった。
ゴードンはバイブレーションが発生してピットインを繰り返し、原因がなかなかわからなかったようだ。

デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.)
ぱっとしない結果が当たり前になりつつあるジュニア。ピットボックスオーバーで押し戻してもらいタイムロス。2位まで上がるが、ピット作業でペナルティ。www.nascar.comによればピットからタイヤが転がり出てしまった。
終盤にはスピンしてしまい後退。27位。

デビッド・レーガン(David Ragan)
残り68周でTVに映った車体はフロントのカバーがない。むき出しでメカっぽい格好で走っている。空力が関係ないとは言ってもむき出しではつらいはず。ゼッケンを表示するところがなくなっているため、ガムテープでゼッケンの形に貼っている。「かえって映るから良いのでは」福山氏。