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2009/07/30

[IndyCar] 2009 第6戦 テキサス

IndyCarシリーズ

Bombardier Learjet 550
from Texas Motor Speedway

2009年6月6日
放送:GAORA
実況:村田晴郎
解説:松田秀士

1.5マイル×228周 =547km
バンク24度

現地レポート:天野雅彦
「風が吹いているので路面温度が下がるかも。武藤は決勝セッティングがよさそうで表情は明るい。自分の注目はグレアム・レイホール。」

Indy500からここまでドライバーは休みがない。
ブリスコーの車が決まっていてずっと速かったが、最後の最後にセッティングを合わせてきたカストロネベスが優勝。AGRはマルコ・アンドレッティが4位に入り、ペンスキーとガナッシの争いに少し絡んだ形。
武藤は電気系のトラブルで順位を落としたが途中までは10位前後まで上がっていた。

レース序盤はコーションが少なくアンダーグリーンピットが数回発生。ピット作業の速さも競うレースとなった。

最終結果

順位ドライバーチームゼッケン
1カストロネベス(Helio Castroneves)Team Penske3
2ブリスコー(Ryan Briscoe )Team Penske6
3ディクソン(Scott Dixon)Target Chip Ganassi Racing9
4アンドレッティ(Marco Andretti)Team Venom Energy26
5フランキティ(Dario Franchitti)Energizer10
21武藤英紀Formula Dream27

AJフォイト 4世
ポールトレイシーの代わりに乗ることになった。車はIndy 500からルースな状態。このレースではルースが少し解消されてきたようだったが、終盤の残り40周前後あたりで単独のクラッシュ。

武藤英紀
車はセッティングが決まっているというほどではないが悪くない。ポジションをあまり落とすことなく走って最後には11位か10位ぐらいまで上がった。トップスピードを見るとブリスコーと同じ速さ。このときのピットインでトラブルが発覚しそのままリタイア。電気系のトラブルだったとのこと。

ダニカ・パトリック
ここまで5位以内に入ったレースが多い。「終盤になっても攻めるレースができているのでかなり体力が付いてきている。セッティング能力が高く、決勝でのペースが良い車ができている。」松田氏。
「自分がこうしてくれと言ったとおりに車を作ってくれたら、家でクッキーを焼いてきますよね。」村田氏。前回ミルウォーキーでダニカがメカニックのためにクッキーを焼いてきたというエピソードがあった。

ライアン・ブリスコー
前に出ても速く周回遅れを量産。トニー・カナーンまで周回遅れにしてしまった。AJフォイト4世のクラッシュによるコーション以降、後からきたカストロネベスとサイドバイサイドのバトルの後、抜かれてしまい、2位。

ロジャー・ペンスキー
チームペンスキーの総帥。GMから子会社のサターンを買い取ったらしい。全米最大の自動車販売網を作り上げた富豪。NASCARでもチームを持っているが、IndyCarでは常に作戦参謀としてピットに立つ。隣のピットのタイヤが邪魔でピットアウトの際にブリスコーがタイムロスしたことをオフィシャルに抗議していた。
「「これはルール違反ではないのかね?」と言っているんでしょうね。」村田氏が低音で渋い声を出してみる。

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