Bombardier Learjet 550
from Texas Motor Speedway
2009年6月6日
放送:GAORA
実況:村田晴郎
解説:松田秀士
1.5マイル×228周 =547km
バンク24度
現地レポート:天野雅彦
「風が吹いているので路面温度が下がるかも。武藤は決勝セッティングがよさそうで表情は明るい。自分の注目はグレアム・レイホール。」
Indy500からここまでドライバーは休みがない。
ブリスコーの車が決まっていてずっと速かったが、最後の最後にセッティングを合わせてきたカストロネベスが優勝。AGRはマルコ・アンドレッティが4位に入り、ペンスキーとガナッシの争いに少し絡んだ形。
武藤は電気系のトラブルで順位を落としたが途中までは10位前後まで上がっていた。
レース序盤はコーションが少なくアンダーグリーンピットが数回発生。ピット作業の速さも競うレースとなった。
最終結果
順位 | ドライバー | チーム | ゼッケン |
1 | カストロネベス(Helio Castroneves) | Team Penske | 3 |
2 | ブリスコー(Ryan Briscoe ) | Team Penske | 6 |
3 | ディクソン(Scott Dixon) | Target Chip Ganassi Racing | 9 |
4 | アンドレッティ(Marco Andretti) | Team Venom Energy | 26 |
5 | フランキティ(Dario Franchitti) | Energizer | 10 |
21 | 武藤英紀 | Formula Dream | 27 |
AJフォイト 4世
ポールトレイシーの代わりに乗ることになった。車はIndy 500からルースな状態。このレースではルースが少し解消されてきたようだったが、終盤の残り40周前後あたりで単独のクラッシュ。
武藤英紀
車はセッティングが決まっているというほどではないが悪くない。ポジションをあまり落とすことなく走って最後には11位か10位ぐらいまで上がった。トップスピードを見るとブリスコーと同じ速さ。このときのピットインでトラブルが発覚しそのままリタイア。電気系のトラブルだったとのこと。
ダニカ・パトリック
ここまで5位以内に入ったレースが多い。「終盤になっても攻めるレースができているのでかなり体力が付いてきている。セッティング能力が高く、決勝でのペースが良い車ができている。」松田氏。
「自分がこうしてくれと言ったとおりに車を作ってくれたら、家でクッキーを焼いてきますよね。」村田氏。前回ミルウォーキーでダニカがメカニックのためにクッキーを焼いてきたというエピソードがあった。
ライアン・ブリスコー
前に出ても速く周回遅れを量産。トニー・カナーンまで周回遅れにしてしまった。AJフォイト4世のクラッシュによるコーション以降、後からきたカストロネベスとサイドバイサイドのバトルの後、抜かれてしまい、2位。
ロジャー・ペンスキー
チームペンスキーの総帥。GMから子会社のサターンを買い取ったらしい。全米最大の自動車販売網を作り上げた富豪。NASCARでもチームを持っているが、IndyCarでは常に作戦参謀としてピットに立つ。隣のピットのタイヤが邪魔でピットアウトの際にブリスコーがタイムロスしたことをオフィシャルに抗議していた。
「「これはルール違反ではないのかね?」と言っているんでしょうね。」村田氏が低音で渋い声を出してみる。
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