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2009/07/01

[NASCAR] 2009 第11戦 ダーリントン

NASCAR
sprint cup シリーズ 第10戦 Southern 500 presented by GoDaddy.com
2009年5月9日 サウスキャロライナ州 ダーリントンレースウェイ
放送:G+、解説:福徳一志 実況:福山英朗

1.366マイル×367周 500マイル
バンク:ターン1,2 25度、ターン 3,4/23度
ストレート 2,3度
バンクはアウトサイドに行くほどきつくなる。断面はどんぶり状のコース。コーナー立ち上がりにバンクが急激に寝てグリップもなくなる。

国歌はBilly Currington.
"Start Your Engines"は、母の日スペシャルで母親たちによるコール。"Sons, Start Your Engines."になる。

レース終盤まで中段で我慢していたマーク・マーティンが終盤でステイアウトで前に出てそのリードを守り優勝。また、ジョーイ・ロガーノが9位、ブラッド・ケセロウスキが7位と、次世代のドライバーも10位以内の好成績。

最終結果

順位ドライバーゼッケン
1 マーク・マーティン (Mark Martin) 5
2ジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson)48
3トニー・スチュアート(Tony Stewart)14
4ライアン・ニューマン (Ryan Newman) 39
5ジェフ・ゴードン(Jeff Gordon)24
6マーティン・トゥーレックス ジュニア (Martin Truex Jr.)1
7ブラッド・ケセロウスキ (Brad Keselowski) 25
8グレッグ・ビフル(Greg Biffle)16
9ジョーイ・ロガーノ (Joey Logano)20
10マット・ケンゼス (Matt Kenseth)17

ヘンドリックス モータースポーツ (Hendricks Motorsports)
上位5台がヘンドリックの車。
トニー・スチュアートとライアン・ニューマンはチームは別だが、ヘンドリックのサポートを受けた車に乗っている。COT導入当初はさほど差が付いていなかったが、今年マーク・マーティンが5号車に乗ってから調子が良くなってきた気がする。
唯一の例外がデイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.)で、2008シーズンは上位の常連だったのに、2009は絶不調。

Too Tough To Tame
このコースは真ん中より下半分ではグリップが少ない。上半分との間でバンクが急に変化するので、下を通ってオーバーテイクすることは難しい。走行ラインが狭くグリップとバンクの変化が大きいのでクラッシュが多い。そのため、「手なずけるのが難しい」コースという異名を持つ。www.nascar.comのニュースでは "Martin tames Darlington"と。

ダーリントンストライプ
コースの壁にあたる車が多いため、レースが終わるころには壁にいくつも筋が残る。この筋をダーリントンストライプと呼ぶ。2009は壁の塗装が紅白の縦じまになっていたが、終わるころにはストライプでかなり黒くなった。
壁を塗りなおすのはドラム缶10本の塗料が必要で、50時間かけて塗った、とか。

同期
NASCARのルーキーはルーキーミーティングで顔を合わせる。福山氏のNASCARルーキーは、ジョンソン、ニューマン、グレッグ・ビフル、ジェイミー・マクマーレイなどが同期。マクマーレイはずっとしゃべっていて、ビフルはずっと黙っていた、ジョンソンとニューマンは仲が良かった、と思い出話。

クリント・ボーヤー(Clint Bowyer)
230周近辺で壁を強くヒット(「スラップという感じですね」福山氏)し、自走できない状態になってリタイア。ここまで83戦連続完走だった。NASCARの記録が84戦。「もらい事故もあるこのNASCARで完走することは大変。これが83も続いているのはすごいこと。バックアップカーの中身を全部入れ替えても出走してほしかったですね。」福山氏)

マーク・マーティン
残り44周のイエローでマーティンとジョンソンがステイアウト。「ここはニュータイヤのおいしいところが数周で終わってしまい、あとはタイヤの差がなくなるのかもしれませんね。」福山氏。
マーティンは燃費を節約する作戦。
ジョンソンとの差はかなり詰まる場面もあったが、逃げ切った。
勝利インタビューでは、自分のレースは何度もガス欠があったので、燃費を意識したとのこと。

ジョーイ・ロガーノ
ルーキーファイルのコーナーでは、母親と一緒にインタビュー。
ピットを決めてトップに立った。トップの維持はできず落ちていくがシングルフィニッシュ。
最後の周回では後ろから来たビフルにかわされる。
「ビフルに「小僧、どけどけ」という雰囲気を感じますね。」福山氏。

ジェフ・ゴードン、ジミー・ジョンソン
二人とも一旦はラップダウンまで後退していたが、コーション発生ごとに挽回して最終的には2位、5位に入った。
ジミー・ジョンソンは予選でクラッシュしてバックアップカーで出場。セッティングが決まっていないようでペースが上がらず。ジョンソンはまた、ピットインしようと曲がったところでケビン・ハービック (Kevin Harvick)にリアから追突されて90度回ってしまいピットインできないというトラブルやアンダーグリーンでピットインしたと同時にマイケル・ウォルトリップ (Michael Waltrip)の車が発火してコーション発生しラップダウンになった。
ゴードンはバイブレーションが発生してピットインを繰り返し、原因がなかなかわからなかったようだ。

デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.)
ぱっとしない結果が当たり前になりつつあるジュニア。ピットボックスオーバーで押し戻してもらいタイムロス。2位まで上がるが、ピット作業でペナルティ。www.nascar.comによればピットからタイヤが転がり出てしまった。
終盤にはスピンしてしまい後退。27位。

デビッド・レーガン(David Ragan)
残り68周でTVに映った車体はフロントのカバーがない。むき出しでメカっぽい格好で走っている。空力が関係ないとは言ってもむき出しではつらいはず。ゼッケンを表示するところがなくなっているため、ガムテープでゼッケンの形に貼っている。「かえって映るから良いのでは」福山氏。

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