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2009/07/04

[フォーミュラ・ニッポン] 2009 第2戦 鈴鹿

フォーミュラ・ニッポン
2009年5月17日(日) 鈴鹿サーキット
放送:JSPORTS
実況:中島秀之
解説:土屋武士

1周 5.807 km × 43Laps = 249.701 km

小雨が降り続く中でのレース。鈴鹿改修後のFN初レース。
外国人ドライバー3人が上位に入った。完走9台。

最終結果

順位ドライバーチームゼッケン
1ロイック・デュバルNAKAJIMA RACING31
2ブノワ・トレルイエLAWSON TEAM IMPUL2
3アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'S36


小暮卓史

予選順位が5番手。スタートでエンジンストールで押しがけしてもらうトラブルがあり最後尾からの追い上げになった。トップと同程度のラップタイムで走行したが、レースを通して他とのからみが多く、国本京佑の後ろから追突してノーズを壊しピットイン。その後、立川祐路に追突してヘアピンでコースアウトし、リタイア。大暴れだった。

塚越広大

スタートで前に出て4番手を走行。雨でも速く4位を守っていたが、ピット戦略で平手晃平にパスされて5位。「アクセルワークが非常に繊細」土屋氏。F3から帰国して今年のチームの田中監督は全日本F3でも監督だった。

1コーナー

改修後の1コーナーはコースサイドの芝生の外が舗装されている。それで攻めやすくなったためか、オーバースピードでコースアウトが相次いだ。松田、大嶋はここでコースアウトしリタイア。立川もコースアウトしたが戻って走行。

ロイック・デュバル

トレルイエとの差を詰めて一旦追いついたが、コーナーでアウト側に膨らんで2秒ほど遅れる。再度追いついた後、ヘアピンの立ち上がりでアウト側で並びスプーンまででパスした。パスした後はトレルイエよりもラップが速く、20秒程度の差をつけてチェッカー。ピットで給油マンに接触するというトラブルがあったが給油マンは転倒してもホースを離さずにすぐ立ち上がり給油した。給油マンGJ。

ピット戦略

「ブリジストンのレインタイヤは、10周程度走行すると遅くなり、摩耗が進むと再び速くなる。」土屋氏。そのため、レース後半になってもラップタイムが上がっていくドライバーもいる。ペースが落ちないのでピット作業時間を節約できるタイヤ無交換を選択するチームが大半。ペースが落ちているドライバーはタイヤ交換を選択するが、交換すると10週程度でペースが落ちるので、ニュータイヤが不利なケースもあった。
平手晃平はタイヤ交換せずピットで塚越広大(タイヤ4本交換)をパスしてそのまま4位フィニッシュ。
国本京佑はやりすぎて最終ラップ手前でガス欠してストップ。


外国人ドライバーはなぜ雨に強いか

土屋武士氏によると、日本人は「ブレーキをいかに我慢して、コーナーをいかに速く立ち上がるか、というV字型のドライブをする」。これに比べて、外国人ドライバーは「ブレーキの踏み始めは奥まで行かない。コーナリングスピードが速い。U字型の走り方」。雨の場合はU字型の方が向いている。
記者会見でもこの質問が出て、ブノワ・トレルイエの答えは「楽しんで走っているからかな。」

ナカジマレーシング

「岡山でも勝っているので、μの低い路面のノウハウがあるのでは。」「レース前に小暮のエンジニアと話をしたら「ようやくスウィフトのおいしいところがわかってきた。シーズン前はどうなるかと思ったが富士の決勝のクルマがよかった。」と言っていた。」土屋氏。

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