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2011/05/31

[FIA GT1] 2011 第1戦 ヤスマリーナ

FIA GT1
2011年 第1戦 ヤスマリーナ

結果

1 3 Clivio Piccione / Stef Dusseldorp Aston Martin DB9
2 22 Peter Dumbreck / Richard Westbrook Nissan GT-R
3 38 Markus Winkelhock / Marc Basseng Lamborghini Murcielago 670 R-S

FIA GT1は2011も2010シーズンとほぼ同じようなスーパーカーのレースとして開催。
2011年シーズンの参戦車種は、GT-R、ランボルギーニ、フォード、コルベット、アストン・マーチンの5車種。

昨年との違いはマセラティ(昨年優勝)がエントリーをやめたこと。またスイスレーシングがGT-Rからランボルギーニにスイッチ。新規チームではExim bank Team Chinaという中国系(?)のチームが入っている。

荒聖治選手は2011年は国内のスーパーGTに参戦のため、FIAには参戦せず。

タイヤが6セットまで増加したため、予選でも投入できるタイヤが増えた。

決勝ではGT-R #20がロケットスタートを決めてトップに出た。その後、ピットでフォード #41とからんでタイヤをパンクさせてしまう。このトラブルによりフォードはピットロードでの危険行為でペナルティ。

GT-R勢では、ダンブレック、ウェストブルック組の#22が2位に入った。

2011/05/30

[IndyCar] 2011 第2戦 アラバマ Honda Indy Grand Prix of Alabama

IndyCar
2011年 第2戦 アラバマ バーバーモータースポーツパーク
Honda Indy Grand Prix of Alabama

放送:GAORA
実況:村田晴郎
解説、松田秀士、松浦孝亮


結果
1 12 Power, Will
2 9 Dixon, Scott
3 10 Franchitti, Dario
4 26 Andretti, Marco
5 2 Servia, Oriol
6 82 Kanaan, Tony
7 3 Castroneves, Helio
8 24 Pagenaud, Simon (R)
9 78 de Silvestro, Simona
10 83 Kimball, Charlie (R)

ロードコースの2戦目。
90Lap 332km。ピットウィンドウは28Lap前後。

ぎりぎりで2ストップでいける。逆算すると1スティント目は30Lap近くまで引っ張りたい。
前戦ではクラッシュでレースにならなかった車が多かったため、これが開幕というドライバーも。


スタートで、ポールポジションのウィル・パワーが先頭、続いて、ブリスコー、ディクソン。
エリオ・カストロネベスはコースアウトして順位を下げた。
佐藤琢磨は11位で2ストップ狙いか。
トニー・カナーンが最後尾からスタートでするすると上位に上がる。

佐藤琢磨
エリオ・カストロネベスのペースが上がりきらないところでオーバーテイクしたときに接触し、遅れる。
燃費レース狙いの走りでシングルフィニッシュが狙えるポジションにいたが、58L以降のコーションでピットに入る。「佐藤はステイアウトするべきだったのでは?」(松田)
残り2Lapで燃料が足りなくなり、給油。これで順位が下がってしまった。トップと互角のペースでも走っていた。今回は接触で遅れたし、ピットがかみ合わなかった。
11位スタートで16位フィニッシュ。

タイヤ
ニュースペックのプライマリー(ハード)タイヤ。これを履いた車のペースがなかなか上がらない。摩耗が激しいのかも。「ハードでももたないこともある。」(松浦)

ウィル・パワー
ポールトゥウイン。ロードコースでは相変わらずの強さ。コーションでディクソンが差を詰めてきてもミスせず走り切った。後半のオーバルコースで速くなれば今年こそ優勝できそう。

ダニカ・パトリック
17位フィニッシュ。
最後のコーションでノータイヤを選択。給油のみでポジションを上げた。大胆な作戦だったが、タイヤが持たず、最後にはどんどん下がって17位。最後のリスタートではスタート前にダリオがダニカをパスしてスタートし、ダニカはペナルティを確信してわざとアクセルをいったん緩めたように見えたが、結局ペナルティなし。

セバスチャン・ブルデー
ロードコースのみの参戦契約。デイルコインレーシングからのエントリー。
CHAMPカーでは強かったのでロードコースを得意にしている。しかし、F1からIndyCarの乗り換えで車にまだ慣れていないようだ。

ライアン・ブリスコー
スタートでは2位でパワーの援護をする位置。しかしディクソンにパスされた後、ペースが上がらない。ピットインは3台の中で最も早く、オーバーステアで燃費が悪いようだ。
58Lでハンターレイと接触してリタイアした。

2011/05/29

池田 暁 鈴木 三紀夫 「マインドマップから始めるソフトウェアテスト 」

ソフトウェアテストを要件分析から実行、レポート作成まで、例を使って通って見せてくれるのが何よりもテスト初心者にはありがたい。

こういう風に考えればいいのか
こういうところが抜けやすいのか
あとからこういうことを聞けばいいのか、
と、いくつも発見があって楽しく読めた。
字で書いていることをマインドマップが絵解き風に補っているので、理解が進む。このマインドマップを見ることで、テスト設計者の手元のメモを公開してもらっているような状況になり、着眼点がわかった気がする。

それに、マインドマップもなんだか小難しい話をいっぱい聞いて敬遠していたのだが、テストを題材に書いている例を見ることができて使いこなしの理解が進んだ。

テスト入門としても良い本ではないかな。
もうちょっと価格が安ければみんなに進めるのだけど。。

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ゴールドラット 「ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か」

アメリカ人の好きそうな家庭不和の話とか、敵キャラ上役とか権力争いとかが出てくるので、イスラエル人のゴールドラットがよく書けるものだと感心して読んでいたら、あとがきに小説家を雇って書いた、と説明されていたので、なるほど、と。

中心のコンセプトはゴールドラットのものを正しく展開して、肉付けは好きなように、という感じなのかな。

小説なので、一本道の説明ではなく、間違ったりやりすぎたり、という失敗例も入っていてわかりやすい、ということもあるのだろう。基本メッセージはボトルネックを考慮することがポイントだということ。

ボトルネック分が稼働するように全体を考えることと、投入量の変化による全体の流れを把握する、ということがポイント、という風に理解した。これだけだと誰にでも簡単に理解してもらえそうだけど。

実際にやろうとすると企業間の調整が入るので、自分だけがわかっていてもうまくいかないところが、実行に移す際の困難さなのだろうか。
ロープとハイキングを使ってボトルネックを説明しているところなんかはなかなか面白くてわかりやすいと思った。

2011/05/28

[PC] ノートPCの色の選択

4年ぐらい使っているNEC Lavieの調子が悪くなり、ブートしなくなった。
最近はインターネットバンクなどを使っているため、PCが1週間使えないとなると生活に差し支える。数年ぶりにノートPCを買い替えることになり、ウェブで探してみた。

メインで使用するノートPCなので、CPUパワーとメモリはそれなりに必要だし、今後4,5年は使用するので64bitのOSにしておきたい。SSDという選択もあるのだが、予算はないのでHDDにしておきたい。外付けのHDDを使うので、HDD容量は300GB程度でもいい。
Excelを使いたいので(OpenOfficeでもいいのだが)Officeをオプションで付けられるカスタマイズがあれば楽だ。
今回のPC選びには今までなかった色の指定があり、ピンク色が必須。

DELL, NEC, HP, twotop,などをそういう条件で探すと、だいたい60000円以上になる。

オンラインストアでのカスタマイズはどのメーカーでも可能であり、CPU、HDD、RAM、OSなど組み合わせができる。これらの性能に関連する仕様と比べて色の重要さは落ちるようだ。
メーカーによっては色は選べないところもある。また、選べるところでも色数が少ない、出荷が遅れる、などの場合もある。

上記の中では、
twotop -- 色は選べない
NEC -- ピンクは売り切れで出荷未定
HP -- 希望の色がない
DELL -- 希望の色がない
だった。
現行機種がNEC Lavieなので同じNECのピンクを注文したかったのだが、ピンクがその時点で未定とのことで、待っている余裕がなく断念した。
即日配送でなくても1週間程度待てばカラバリを購入できると思っていたので、どこにもないというのは予想外。ちょっと高いがソニーはどうかな、と探すとピンクは1週間程度で配送される、とあった。

最近リンクシェア見本市で東芝担当のリンクシェアの人と話をしたときにも「色数だとソニーですかね。」という話になったのだ。ちなみに東芝もあまり色数は増やさない方針らしく、表面の仕上げなどを丁寧にする一方で色は黒と白に絞り込んでいる。

到着したノートPCは「ピンクちゃん」と名付けられて子供にも気に入られた様子だ。


ノートPCそのものの性能はCPU、HDDなどの仕様を選択すればだいたい決まってしまい、あとはサポート契約や価格を見比べて選ぶことになる。これからは色や外装のような性能に影響しない部分が重要になるかもしれない。

日本のPCメーカーはどんな色でも材質でも1週間あれば仕上げますよ、というようなカスタマイズがあったら楽しいのにな、と思った。

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ソニーストア


デル
デル株式会社

東芝
東芝ダイレクト

NEC
NEC ノート(ラインアップ)

2011/05/24

朝日新聞 2011.5.22 安井孝之 波聞風問 「自動車の国内生産「六重苦」超えるGENBAを」

朝日新聞の編集委員安井孝之が書いたコラム。

要するに:
企業は六重苦(従来からの五重苦に震災が加わった)で経営が大変だ、日本での製造が難しくなった、というが、現場レベルの能力が高い日本から海外に移して同じようにはいかないのではないか。現場の努力を結集して難局を乗り切れ。

という内容である。何を言っているのだろう、と思った。
「六重苦」や国内限界説は法人税率引き下げや環境対策の緩和などを政府に求める牽制球にもなっている。
確かに大震災後、国内生産の行方に厳しさは増した。(略)だが日本のものづくりを根本から見直そうという動きは、正しいのだろうか。
(略)
早期の復旧を果たした現場力は容易に海外移転できるものではない。大震災で膨らんだ「国内生産は限界」という危機感は、海外移転よりも国内の現場に磨きをかける努力で克服するほうが日本企業のDNAに合っている。安易な海外移転は長期的なグローバル競争力を落とす恐れもある。
日本でしか経営が成り立たたない朝日新聞社とは違い、自動車などは輸出でかせぐ比率が大きくなっているはずだ。日本での製造を行っているのは国内市場にある程度の大きさがあり、部品供給元などのインフラがあったからなのでは。長期的には今の経済政策はこういった部品メーカーがやっていけないような為替や税制になっていたりしないか。

確かに、日本国内の製造現場の現場力は海外移転は容易ではないだろう。しかし、ならば、日本国内でほとんど製造されなくなっている製品の製造現場がぐだぐだかと言えばそうとは限らないのではないか。それぞれの製造所で個々に現場力はあるはずだ。「日本の現場力」が唯一絶対の存在であるかのような言い方には違和感を感じた。日本の場合は為替や立地コスト、デフレのためにより一層のコスト管理が現場のノウハウとして蓄積されているということはあるに違いないが。

デフレの中でも新聞の購読料は下がっていない。だとすると新聞社社員や経営にとってはデフレ環境でも製造業ほど痛みはないのかもしれない。

デフレ不況で国内市場がより一層縮小に向かいつつある中で、世界のどこに工場を置くのが効率がいいのか、GENBA力がいかに強くてもそれだけでグローバルな競争に勝てるわけじゃないだろう。結局、ドル建てやユーロ建てで輸出しなければ食べていけないのだから。

六重苦のうち、大震災以外の五重苦(円高、環境対策、法人税率、労働法制、自由貿易協定交渉)は全て政策的な誤りの結果だ。これを是正することの優先順位が高いはずだし、より簡単だ。

この朝日新聞の文章では、この環境で生き残れない製造業はつぶれろ、と聞こえてしまうのだが。

2011/05/22

[リンクシェア見本市] RealBVoice バンダイのファッションブランド

リンクシェアにアカウントは作っていても何もしてない「なんちゃってアフィリエイター」なのだが、リンクシェア見本市はいろいろな企業の話が聴けるだけで楽しいので、東京国際フォーラムへ行ってみた。

自分にとって一番の収穫はRealBVoiceというバンダイのアパレルビジネスの話を聞いたことだ。

「バンダイプレミアム」というキャラクターグッズ系ビジネスのオンラインショップがリンクシェアを利用していることは以前から知っていて、一度見本市でかなり大きいガンプラを見せてもらったりしたことがある。

今回は、そのとなりのサーフショップっぽいRealBVoiceが出展していた。バンダイだと知らずにブースの方に話を聞いた。バンダイの事業部としての衣料ビジネスだそうだ
RealBVoiceのオンラインショップを見てもキャラクタービジネスから連想される「バンダイっぽさ」が全くない。

説明員のリンクシェア社の担当の方に話を聞いたところ:

  • バンダイのある社員がハワイが大好き、サーフィンが大好きで、ハワイの「バッファローファミリー」という有名な伝説のサーファー一家に「一緒にブランドをやりませんか?」と話を持って行ったところから始まったビジネス。
  • バンダイの子会社ではなく事業部として運営している。
  • ビジネス規模は年商 15億円ほど。
  • 店舗展開も広くできており、バンダイだとは知られていないことも多い。
  • 立ち上げた社員は以前はキャラクターのコスチュームビジネスを担当しており、その服飾のノウハウを持ち込んでこのビジネスを立ち上げた
バンダイの本業からするとやや離れたビジネス領域の企業内起業を認めたマネジメントと、事業を推進した社員の両方に興味が湧いた。
バンダイのウェブサイトを見ると採用ページに「RealBVoiceのケーススタディ 事業の作り方教えます」というタイトルで執行役員の関野裕吉のインタビューが掲載されている。これを読むといきなりサーフィンファッションの立ち上げをしたということではなく、食玩関連からアパレル(コスチューム)を経由して、このブランドを立ち上げている。

これは担当者の目線でのインタビューとして面白いのだが、この事業をどういう考え方・組織の中でOKできたのか、という企業としてのイノベーションのあり方が知りたい。

追記。
Realbvoiceは、2011年シーズンのスーパーGTで、脇坂、クートの乗るDStation Keeper 35号車のスポンサーとなっている

2011/05/19

[NASCAR] 2011 第6戦 マーティンズビル Goody's Fast Relief 500

NASCAR
2011年 第6戦 マーティンズビル
Goody's Fast Relief 500

実況:福徳一志
解説:福山英朗

0.5マイルのペーパークリップトラック

コース:0.85km × 500周 = 425km (263マイル)
   ターン 12°
特徴:ペーパークリップトラック。ターンのブレーキングが過酷。ターンに入って行くのが難しい。

結果

1 29 Kevin Harvick Chevrolet Budweiser
2 88 Dale Earnhardt Jr. Chevrolet Amp Energy / National Guard
3 18 Kyle Busch Toyota Pedigree
4 42 Juan Montoya Chevrolet Target
5 24 Jeff Gordon Chevrolet Drive to End Hunger
6 17 Matt Kenseth Ford Crown Royal
7 1 Jamie McMurray Chevrolet Widia
8 6 David Ragan Ford UPS "We Love Logistics"
9 33 Clint Bowyer Chevrolet BB&T
10 5 Mark Martin Chevrolet Quaker State/GoDaddy.com



コース変更ペナルティ
スタートやリスタートでスタートラインを横切る前にコースを変更してはいけないという規則lを厳しく裁定。イン側が有利なため、アウト側スタートのドライバーがインに入りたいとあせって、ライン手前でコースを変えてしまう。おそらくドライバー本人はライン上のつもりではないか。マット・ケンゼス、マーク・マーティン、トニー・スチュアートがペナルティを受けた。

デイル・アーンハート・ジュニア
2010年の不調に比べると今年は別人のように調子がいい。序盤は中段を上がったり下がったりしていた。最後の5Lapにはトップにいたが、オーバーテイクされると追いつけるスピードがなかった。
2位フィニッシュは上々の成績なのだが、本人は非常にがっかりしてインタビューに答えていた。「車はトップ10かどうかという出来だったが、チームとレターテの作戦のおかげ。ここは好きなサーキットなのであの時計は欲しかった。」優勝賞品の有名な時計のことを言っていた。


トレバー・ベイン
初戦のデイトナ勝利以来、TVには取り上げられているが、その後のレースでは成績を残せていない。オーバーヒートを起こしてガレージへ。「石とか車がぶつかるなどでラジエーター破損も多い。」(福山)

ケビン・ハービック
2010年から、予選よりも決勝で好調。序盤では後段にいたが、最後にはトップ集団に上がり、ジュニアをパスして優勝。「中盤は何だったのかというぐらいの上がり方」(福山)

ジミー・ジョンソン
何かと問題の多かったクルーが好調でカイル・ブッシュのチームよりもピット作業が速い。セッティングを少しずつ試しながら、ずっと上位にいたが、珍しくピットロードスピードオーバーでペナルティを受け順位を下げた。

空力の影響は小さい
車の部品が壊れている車が多い。細かい接触が多いということか。
「自分がでたとき、ゆずってばかりいたら車にキズがなかった。レースが終わってから、「キズ一つつけないでやる気があるのか」とオーナーに言われた。日本だと車に傷をつけるとしかられますが。」(福山)

2011/05/17

[MotoGP] 2011 第2戦 へレス GRAN PREMIO bwin DE ESPAÑA

MotoGP
2011年 第2戦 へレス
GRAN PREMIO bwin DE ESPAÑA

125cc
実況:寺島淳司
解説:坂田和人

1 18 Nicolas TEROL SPA Bankia Aspar Team 125cc Aprilia
2 94 Jonas FOLGER GER Red Bull Ajo MotorSport Aprilia
3 5 Johann ZARCO FRA Avant-AirAsia-Ajo Derbi

ポールポジションはサンドロ・コルテセ。インド人のクマーはまた予選落ち。
スタートではテロルが前に出て、バスケス、コルテセ、オリベイラ。
オリベイラはビニャーレスと共にスペイン選手権から上がってきたルーキー。
オリベイラは「1コーナーの飛び込みが素晴らしい」(坂田)

トップ2はテロルとファウベルの2台。 3位集団はコルテセ、ファウベル、ザルコ。

日本選手、尾野弘樹は最後尾から追い上げて中盤では14位あたり。

転倒が多く、オリベイラ、ガデア、バスケス、コルテセ、ファウベルが転倒。
ファウベルの転倒後、テロルが独走。

イギリス人選手、ダニー・ケント、テイラー・マッケンジーが上位に入る。尾野は8位フィニッシュ。

先頭に追いついたフォルガーとザルコが表彰台。

Moto2
実況:青木源太
解説:青木拓磨

1 29 Andrea IANNONE ITA Speed Master Suter
2 12 Thomas LUTHI SWI Interwetten Paddock Moto2 Suter
3 3 Simone CORSI ITA Ioda Racing Project FTR

ポールポジションにブラドル。2番グリッドに高橋。
青木拓磨は雨が得意だった。「雨だとパワーの差がなくなる。レインはハードとソフトしかないので、おそらく全員がソフトだろう。レインタイヤも意外とグリップする。ゼブラと白線に注意することと、路面コンディションに応じてバンク、アクセルを決めて行く。」

高橋がホールショット。しかしバイクが振られて順位を落とす。
「雨で大切なのはリズム。他のライダーに乱されないように。」(高橋)
コルシがトップで、ルティ、スミスが続く。
7Lでイアンノーネが先頭集団に追いついてきた。
高橋裕紀は転倒リタイア。「セッティングがリアのグリップが少ない方向になって、pushしたらハイサイド気味だった。pushして滑ってしまった。」(高橋コメント)

マルク・マルケスにクルーゼルがブレーキングが間に合わずに追突して、2台とも転倒。
クルーゼルはマルケスのピットに謝罪に訪れた。

デ・アンジェリスはジャンプスタートでライドスルーペナルティを受け、そこからトップ10以内に上がってきた。デ・アンジェリスはTSRのシャーシ。「TSRのシャーシと雨の相性が良いのかも。」(青木)

ルティはイアンノーネとのバトルで2位に後退。ルティのリアタイヤは終わっていた。
路面が微妙にドライなところもあり、「タイヤがない中での我慢のレース。」(青木)

イアンノーネがトップチェッカー。

MotoGP
実況:町田浩徳
解説:(ゲスト)岡田忠之、辻本聡

1 1 Jorge LORENZO SPA Yamaha Factory Racing Yamaha
2 26 Dani PEDROSA SPA Repsol Honda Team Honda
3 69 Nicky HAYDEN USA Ducati Team Ducati

スズキは、怪我のバウティスタの代役で、ジョン・ホプキンス。

コースは中速コーナーが多い。

スタートは、ストーナー、ロレンソ、シモンチェリ。
シモンチェリがトップに上がり、ストーナー、ロレンソの3台。ペドロサは雨で少し後ろに下がる。
ロッシが下位から上がって、ロレンソの前に出る。
シモンチェリの後ろにストーナーとロッシの2台が並んで1コーナーへの進入で、ストーナーのインに入ったロッシがスピードオーバーで転倒しストーナーを巻き込んでしまう。
ストーナーはリタイヤ、ロッシはリスタート。

転倒者が多く、シモンチェリ、クラッチロー、スピーズ、エドワーズなど上位が多く転倒した。
ドビツィオーソはピットで修理を行ってリスタートした。

シモンチェリの転倒で、ロレンソがトップ。「ロレンソのタイヤのささくれが目立つ」(岡田)
ペドロサはロレンソの後ろ1秒まで接近した。「ペドロサはコーナー立ち上がりでアクセルを開けながら起こす。ロレンソはコーナリングスピードを上げるのでエッジを使ってしまう。」(岡田)
そのため、ペドロサがやや有利かと見えたが、一旦接近したペドロサもタイヤが終わっていたようで、徐々に離れた。

ヘイデンが3位に上がり、その後ろに青山が接近してチェッカー。
青山は、序盤に下位の集団でひっかかって追い上げが遅れた。

 パルクフェルメに停車したバイクのタイヤはツルツルでセンターは溝がほとんどなかった。
 ロッシはレース終了後、ストーナーのピットへ謝罪に。

2011/05/15

[SBK] 2011 第2戦 ドニントン

World Superbike
2011年 第2戦 ドニントンパーク

放送:JSPORTS ESPN
実況:下田恒幸
解説:八代俊二

レース前に Tribute to Japanというセレモニーが行われ、大震災の被災者への追悼のため、ライダーがコース上でフラッグを持って黙とう。

コースは標高差が大きい。

予選では、ビアッジがメランドリや芳賀紀行の走行の邪魔になり、しかも、ビアッジがメランドリのピットに怒鳴りこんだという事件が発生。

予選結果は、チェカ、ハスラム、サイクス。

race1

1 33 M. MELANDRI ITA Yamaha World Superbike Team Yamaha YZF R1
2 96 J. SMRZ CZE Team Effenbert-Liberty Racing Ducati 1098R
3 7 C. CHECA ESP Althea Racing Ducati 1098R

ハスラムがロケットスタートを決め、トップに立ち、チェカは接触などで11位まで後退。ハスラムの後ろにはキャミアと芳賀。
芳賀はキャミアの後ろからインに入り込み接触して、ちょっと後退。そこにサイクスが前に出る。
ハスラムは序盤に飛ばし過ぎて後半タイヤのグリップが悪い。

8Lにベルガーの後輪が脱落。「これは初めて見ました。」(八代)トラブルで付け替えたはずのタイヤなので取りつけのミスか?

シュムルツがハスラムをパスしてトップに立ち、しばらく単独で前を走行。
下位からメランドリがペースを上げてきて、最後の2周でシュムルツをかわしトップに。
サイクスはクラッシュ、キャミアはペースが上がらず後退。
チェカは11位から挽回して、ラストラップでハスラムをパスして3位。

ビアッジは、ペースが安定せずコースアウトしたりバタバタしたレース。「ビアッジはリズムがおかしい。」(八代)

芳賀はアプリリアでは最上位の6位。

芳賀は、ビアッジよりも前で何レースが終えるとビアッジと同じエンジンが使えるようになる契約という噂がある。「良い機材を要求するとき、あからさまに言う選手とそうでもない選手がいる。ビアッジはあからさまに、「俺によこせ、あいつにはやるな」と言うタイプ」(八代)。

race 2

1 7 C. CHECA ESP Althea Racing Ducati 1098R
2 33 M. MELANDRI ITA Yamaha World Superbike Team Yamaha YZF R1
3 2 L. CAMIER GBR Aprilia Alitalia Racing Team Aprilia RSV4 Factory

ビアッジはスタート前に動いてラインより前に出て一旦止めたが、判定はフライングスタートでライドスルー。これを無視して走り続け黒旗失格となった。
芳賀は4番手走行中に転倒したがレースに復帰し最後尾で完走。「表彰台もねらえるかと思っていたんじゃないか。残念。」(八代)
カワサキはラスコルツとサイクスが7,8位。「新型NINJAは期待できる。」(八代)

チェカが先頭に出て余裕の走行で優勝。
後ろは、メランドリ、キャミア、ラスコルツ。

メランドリはキャミアの後ろにつけて走行。「バイクを倒さずに加速しタイヤを持たせる走り。」(八代)
キャミアをパスして2位。
ハスラムは上位争いをしていたがコースアウトして順位を下げ、ラスコルツの前で4位フィニッシュ。

後ろではファブリツィオ、チャウスの「走る闘魂」(八代)の争いがあったりと、SBKらしいバトルが見られた。

チェカが優勝し、4レースで3勝。

「芳賀は走れば走るだけよくなる」兆しが少し見えたようなレースだと、実況の下田アナがコメントしていた。
メランドリが2011年シーズンの上位争いにからみそうな勢いのあるライディングをした、と思う。

2011/05/14

クルーグマン 「良い経済学 悪い経済学」

「国際競争力が失われたせいで国内の経済がおかしくなっている」という間違った考えに基づいて経済政策を決めてしまうことを著者は懸念しており、本の裏のテーマを経済学風なトンデモ議論を見破る程度の基礎力を鍛えることに置いているようだ。

クルーグマンの主張は、経済学では必ず成立する命題や等式があり、これを理解しない議論は意味がない、ということ。この立場から、この時期(10年以上前)アメリカの政策策定に影響した「国際競争力」こそが国内経済の活性化に重要だという考え方を論破してみせている。

日本では「有名ブロガー」が、経済学的にはやや不思議な説を広めており、素人読者を誤解させている、という現象が発生している。経済学が日本よりも常識として受け入れられている、と言われたアメリカでもレベルの違いはあってもおなじようなことがあるようだ。


アメリカで広く読まれた通俗書にはリカードの比較優位という概念がでてこなかったり、明らかに矛盾したりしていた。また、 [ 貯蓄 - 投資 = 輸出 - 輸入 ]という恒等式が無視された議論(開発途上国への投資が増えることによりその国の輸出が膨大に増え、アメリカが不利になる、など右辺と左辺が等式ではないような誤った議論)が知識人によってひろめられる、など、かなり偏った議論が洋の東西を問わずおこなわれていた。これは現在もあまり改善されていない。

クルーグマンがこの本でも書いているとおり、間違った概念が問題というよりも、それを極度に重要視した政策決定の方が問題。

経済学の丁寧な解説書ではなく、クルーグマンがこのようなテーマを取り上げた論文や講演を集めたものなので、経済学入門のような本ではないが、今の日本で行われている「国際競争力」や「TPP」議論と状況が似ているのが興味深い。


2011/05/13

西原理恵子 「この世でいちばん大事な「カネ」の話」

おカネが大切だよ、と言うことも、もちろん、著者が伝えたいことの一つだ。だが、より大きなメッセージは、どんなに最低な状況でもそこから動き続けることが大切だ、それが状況を変えて行く方法なのだ、ということなんじゃないだろうか。

最後に書かれている元夫のカメラマン鴨志田さんについて書かれていた部分はしみじみと読んだ。
こういう部分が気になるのも自分が年を取ったせいかな。


2011/05/12

ナシーム・ニコラス・タレブ 「ブラックスワン」

2011年3月11日の東日本大震災とその後の福島第一原子力発電所の事故の顛末(まだ終わっていない進行中の事故だが)を経験してから読むと、「もしかして、これを予期してたのか?」と思ってしまうような内容だ。

元トレーダーの著者の主な関心は、リーマンショックや、古くはLTCMの破たんと言った「予測不可能」なリスクについてだ。金融工学や統計学が扱うランダム性は、本当のランダムではなく、扱える範囲に絞り込んだランダム性であり、学者たちは正規分布(など定式化できるもの)に従うものだけを「ランダム」なものとして扱っている。
その結果、この分布から飛び出した事象が発生することは予測できなくなっている。

また、このような事象が発生したことを「追認」してなんとか枠組みを維持しようとする、というやっかいな性格がある。

金融市場が正規分布ではなくランダム(著者の言う「果ての国」)であることから、投資戦略は「超保守的で超積極的」な戦略になる。非常に安全なところと、大きなリスクがあって大きな利益が出ることもあるところへの分散だ。

日本人はリスクを嫌って大損をする、という一節があり、原発に関する東京電力や官庁の言い訳・行動はまさにこれだし、識者の「だから原発は…」「何百年前の地震は…」という発言は「追認のあやまり」そのものだと思う。

だとすると、ここで「津波は15m、地震はM9.0が起こり得る」と「学習」するのではなく、「予測不可能なことは発生する」前提で物事を考える態度こそが重要なんじゃないのかな。


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2011/05/11

[MotoGP] 2011 第1戦 カタール

MotoGP
2011年 第1戦 カタール

カタール ロサイルサーキット。

放送:G+

125cc
実況:寺島淳司
解説:坂田和人
1 18 Nicolas TEROL SPA Bankia Aspar Team 125cc
2 11 Sandro CORTESE GER Intact-Racing Team Germany
3 33 Sergio GADEA SPA Pev-Blusens-SMX-Paris Hilton

2011年が125ccとしての最後のシーズン。2012年よりmoto3となる。
ビニャーレスとガデアがパリス・ヒルトンがオーナーとなったチームBlusens-SMX-Paris-Hiltonから参戦。
日本からは尾野弘樹がフル参戦。

インドのメーカーMahindraが、ダニー・ウェブを参戦させている。

中高速のサーキットでストレートが長い。

ニコラス・テロルがポールトゥウイン。ウォームアップでトップタイム。予選でトップタイム、レースでファステストも記録し、ハットトリック。スタートから一度もトップを譲らず独走でフィニッシュした。

3位グループの、バスケス、フォルガー、ガデアの中では、バスケスがラストラップにガデアをオーバーテイクしたが小さくコースアウトがあり4位へ。
コルテセは昨年と違い、冷静にレースを進めて2位を確保。

Moto2
実況:高橋雄一
解説:青木拓磨

1 65 Stefan BRADL GER Viessmann Kiefer Racing Kalex
2 29 Andrea IANNONE ITA Speed Master Suter
3 12 Thomas LUTHI SWI Interwetten Paddock Moto2 Suter

昨年125ccのチャンピオンを獲ったマルク・マルケスがmoto2に。スタートを失敗した後、追い上げ中に転倒しリタイアとなってしまった。

シャーシビルダーはSUTER、FTR、モリワキが大手。
高橋裕紀はグレッシーニホンダに移籍。

ポールポジションのブラドルが先行逃げ切りで優勝。高橋裕紀は2位集団の前でレースを進めたが、リアタイヤが終わってしまい、イアンノーネ、ルティ、デアンジェリスにオーバーテイクされて集団の最後尾の5位フィニッシュ。
「悔いの残るレースにはしたくなかったので、前に出ていたらリアタイヤが終わってしまった。完走してデータも取れたしテストもできているのでへレスでよいセッティングができる。」


MotoGP
実況:中野謙吾
解説:宮城光
ゲスト解説:中野真矢

1 27 Casey STONER AUS Repsol Honda Team
2 1 Jorge LORENZO SPA Yamaha Factory Racing
3 26 Dani PEDROSA SPA Repsol Honda Team

ホンダにケーシー・ストーナーが移籍して好調。
青山博一はサンカルログレッシーニに移籍。
バレンティーノ・ロッシはドゥカティに移籍し、イタリアメーカーのバイクにイタリア人が乗ってチャンピオンを目指す。シーズンオフに手術した肩が完調ではないようだ。
1台体制のスズキのバウティスタがFPで転倒、大腿骨骨折で欠場となった。次戦からはジョン・ホプキンスが代役。

スタートはダニ・ペドロサがロケットスタートを決めた。後ろからホルヘ・ロレンソ、ケーシー・ストーナーがオーバーテイクして行く。ペドロサもロレンソを抜き返してホンダ2台が前。後ろには、ドビツィオーソ、シモンチェリとホンダのワークスバイクの2台。

ラップタイムは、ロレンソがコンマ何秒か遅い。
残り12Lでストーナーが12コーナーでトップに、そこから逃げる。ペドロサはロレンソと前後で走行したが、左腕に力が入らなくなり、ペースが落ちオーバーテイクされた。

ロッシはスピーズの前を走行し、抜きつ抜かれつ。終盤でグリップが落ちたところでフロントがすべり、スピーズにパスされた。「今のはライダー的にはほとんど転んだ状態。」(中野)

「各社のレベルが高くなった。」(中野)

ストーナーは単独1位。ロレンソは2位フィニッシュで大きくガッツポーズ。ペドロサは離されたが3位を維持。

青山はスタートで下がったところから追い上げ、バルベラと9位を争い、バルベラが下がった後はヘイデンとバトルし、ヘイデンの後ろの10位でのフィニッシュ。

2011/05/09

ゼックミスタ, ジョンソン 「入門編 クリティカルシンキング」

「○○思考法」的な本かと思って読んだら全く違った。人間の思考のパターンから起こる判断の誤りや都合のいい思い込みとそれを意識し避けるための原則について説明している。練習問題や記述の一部は日本人に分かりやすいように置き換えられている。

同じ時期に読んでいた「ブラック・スワン」でも、「追認のあやまり」のような人間の判断が都合のいい結論を生むという話が出てくる。

本のないような「あるある」満載で面白いのだが、これを意識的に防ぐというのはかなり難しいのではないかと思った。逆に、プレゼンテーションなどでいろいろと悪用されるケースはありそうだ。







クリティカル シンキング 入門編
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2011/05/08

Cem Kenar, James Bach, Bret Pttichord 「ソフトウェアテスト293の鉄則」

日本で「テスト技術者」という肩書を持つ人はまだ少数だと思う。 この本は、アメリカのテスト技術者の視点での著作なので、彼我の差が分かって面白い。たとえば、083番にある「障害レポートはタイトルで決まる」ではバグ判定会議でスルーされないためにどう書けばいいか、というコツが書かれている。判定会議で自分の障害レポートをどうやって通すかを意識しているテスト技術者はどれくらいいるのだろう。



自動化ツールについては第5章をまるごと当てている。手作業では難しい領域のテストを反復する場合にはそのコストに見合った効果があるが、操作レコード機能や自動化を視野にいれたテスト設計などのポイントをはずさないようにしなければならない。UIテストでの自動化ニーズは高いが自動化自体によるコスト削減と運用でのコスト増をバランスして考える必要がある、ということか、当たり前だけど。

この本の本当に面白いところは訳注にある。テスト技術者交流会のメンバーが日本での経験を原著に付けくわえており、日本での一般的な業務内容と異なるところに関して助言的なコメントを加えている。実は、これが書きたいために和訳をしたのではないかと思うぐらい細かく書いているところもあるので、読む場合には脚注は飛ばさず読むべき。

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ソフトウェアテスト293の鉄則
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2011/05/07

高橋洋一 「バランスシートで考えれば世界のしくみが分かる」

政府や日銀の資産状況をバランスシートで考える。政府をバランスシートで見ると、借金が1000兆円、資産が700兆円。この差額の300兆円が債務超過。
報道で1000兆円の借金というところだけが強調されるのはおかしい、と著者は書いている。
先進国は程度の差はあれ、たいてい借金が多くなっているらしい。

また、バランスシートの中で200兆円の資産は特殊法人などへの貸付金となっているので、これを減らせば政府のバランスシートが良くなる、とも言えるらしい。一般会計のバランスシートは赤字の一方で、特別会計のバランスシートは40兆円の資産超過。 この部分はたとえば、労働保険特別会計が6兆円の資産超過など、どんぶりで運用されている特別会計で浮いた分は天下り先に貸付金として渡されたりするらしい。6兆円もあったら無駄な博物館をつくってしまう気持もわからなくはないか。

また円高とデフレの関係についての説明はどこよりもわかりやすい。
日銀券を多く発行するとデフレからインフレ的になるので、デフレ解消に効果がある。
日銀のバランスシートを考えると、日銀券と国債が右と左でバランスしているので、日銀券を増やすには国債を、日銀券に釣り合う分だけ日銀に買ってもらえばいい。溝口介入と呼ばれる為替介入で円安になったのは、介入の効果というよりも介入のときにFBを発行して日銀がそれを購入したことでバランスシートが拡大し、日銀券を多く発行したことによるものだ。今は、市中でFBを消化するため、同じ効果がないのだ。

ギリシアと日本は全く同じではないが、似ているところはある。それは、政府が貸付金を大量に特殊法人に貸し付けているということである。しかし、ギリシアの年金は日本の3倍。日本は健全な支払い状況なのに、ギリシアのようになって年金も払えなくなる、という主張にそもそもおかしいところがある、など。最近の「ギリシアのようになってもいいんですか!」という菅総理大臣(2011年4月30日現在)の発言に解説をつけたりもしている。

年金が将来にわたって現役時代の半額支給はないだろうと予測されている。
年金が破たんすることはない。なぜならバランスしているから。逆に言うとバランスしているので、年金の支払い金額そのものは徴収額が減るのと合わせて、当然減っていく。「元々年金は、先に生まれた人が有利で、後から生まれた人は不利になる制度です。」
政府もここまではっきり言ってくれれば不安がなくなって(というか覚悟が決まって)いいね。


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2011/05/06

[NASCAR] 2011 第4戦 ブリストル JEFF BYRD 500

NASCAR
2011 第4戦 ブリストル
JEFF BYRD 500 presented by FOOD CITY

放送:G+
実況:藤田大介
解説:福山英朗

シーズン最初のハーフマイルオーバル。
レースタイトルのJeff Byrdはブリストルのサーキットのオーナー。故人を偲んでのレースとなる。ブリストルのレースを盛り上げた功労者。Grand marshallはByrd家の家族。

コース
コンクリートコース。
0.533マイル(850m)。改修によりバリアブルバンクとなり、インが26度、アウトが30度。
レースタイトルの500は500周のラップ数。

改修前は30度で一定だったため一本しかラインがなく、レコードラインを争ってアクシデントが多発していた。今はインとアウトにラインができているため、ダブルファイルでのレースになる。ハーフマイル特有でオーバルの両側のストレート沿いにピットが並ぶため、一周してピットアウトするルール。

一周17秒程度で回るので「ハンドルがまっすぐなのは数秒。横Gがかかり続ける。ダニカ・パトリックがネイションワイドで完走したのはそれ自体立派。」(福山)

1 18 Kyle Busch Toyota M&M's
2 99 Carl Edwards Ford Scotts EZ Seed
3 48 Jimmie Johnson Chevrolet Lowe's / Kobalt Tools
4 17 Matt Kenseth Ford Crown Royal Black
5 27 Paul Menard Chevrolet CertainTeed / Menards
6 29 Kevin Harvick Chevrolet Budweiser
7 22 Kurt Busch Dodge Shell / Pennzoil
8 16 Greg Biffle Ford 3M
9 4 Kasey Kahne Toyota Red Bull
10 39 Ryan Newman Chevrolet Tornados

カイル・ブッシュ
リスタートの切れ味の鋭さで終盤の立て続けのリスタートを乗りきって優勝。
優勝コメントでは、「トヨタの人たちと日本の人たちに神の御加護があるように。」と。2010年シーズンからこのトラックでは5連勝(ネイションワイド、トラック含む)。今週もネイションワイドでも勝ったので、Weekend sweepということでビクトリーレーンではほうきを持ってポーズ。


グレッグ・ビフル
前戦で給油担当のガスマンがタンクを給油口にうまく入れられずミスが出た。このガスマンは新しい人と交代。新しい担当はネイションワイドのチームから来た。旧スペックのタイヤとセッティングがあっていないようで最初は遅れていたが後半は調整できて上がってきた。

カール・エドワーズ
最後はカイル・ブッシュとのガチバトル。インやアウトを覗きながらオーバーテイクを狙うが、コーナーでの速さが少し不足していたようで2位フィニッシュ。
「フェニックスのお返しをすればよかったかな。」と、フェニックスで勝てるレースをカイルにつぶされたことをまだ根に持っている様子。


デイル・アーンハート・ジュニア
20位以下をうろうろしていたのに、終盤いきなり10位に迫るところまで急上昇。しかし、ピットロード進入スピードオーバーでペナルティを受け、17位まで後退。そこからもう一度追い上げて11位。2010年シーズンだと落ちたら落ちた切りだった。今年の車はいいようだ。クルーチーフのスティーブ・レターテのおかげ?


ジミー・ジョンソン
リードラップを取り、車も悪くはない様子だった。最後のリスタートではエドワーズを抜けずに3位。カイル・ブッシュは、ジョンソンが来ると予想していたらしい。

トレバー・ベイン
地元出身でこのレースでも注目された。しかし、デイトナの勝利以降なかなか上位に上がれない。中段のトラフィックの中でアクシデントにからみトップ10には届かず。

ケビン・ハービック
一昨年までとは全然違い、いい車が作れるとチームも自信を持っている、とコメント。

タイヤ問題
予選終了後、タイヤの摩耗がひどすぎるという問題が発覚し、昨年のスペックのタイヤをシャーロットから1300本輸送。各車ともに左は新スペック、右は旧スペックのタイヤに変更。