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2011/05/22

[リンクシェア見本市] RealBVoice バンダイのファッションブランド

リンクシェアにアカウントは作っていても何もしてない「なんちゃってアフィリエイター」なのだが、リンクシェア見本市はいろいろな企業の話が聴けるだけで楽しいので、東京国際フォーラムへ行ってみた。

自分にとって一番の収穫はRealBVoiceというバンダイのアパレルビジネスの話を聞いたことだ。

「バンダイプレミアム」というキャラクターグッズ系ビジネスのオンラインショップがリンクシェアを利用していることは以前から知っていて、一度見本市でかなり大きいガンプラを見せてもらったりしたことがある。

今回は、そのとなりのサーフショップっぽいRealBVoiceが出展していた。バンダイだと知らずにブースの方に話を聞いた。バンダイの事業部としての衣料ビジネスだそうだ
RealBVoiceのオンラインショップを見てもキャラクタービジネスから連想される「バンダイっぽさ」が全くない。

説明員のリンクシェア社の担当の方に話を聞いたところ:

  • バンダイのある社員がハワイが大好き、サーフィンが大好きで、ハワイの「バッファローファミリー」という有名な伝説のサーファー一家に「一緒にブランドをやりませんか?」と話を持って行ったところから始まったビジネス。
  • バンダイの子会社ではなく事業部として運営している。
  • ビジネス規模は年商 15億円ほど。
  • 店舗展開も広くできており、バンダイだとは知られていないことも多い。
  • 立ち上げた社員は以前はキャラクターのコスチュームビジネスを担当しており、その服飾のノウハウを持ち込んでこのビジネスを立ち上げた
バンダイの本業からするとやや離れたビジネス領域の企業内起業を認めたマネジメントと、事業を推進した社員の両方に興味が湧いた。
バンダイのウェブサイトを見ると採用ページに「RealBVoiceのケーススタディ 事業の作り方教えます」というタイトルで執行役員の関野裕吉のインタビューが掲載されている。これを読むといきなりサーフィンファッションの立ち上げをしたということではなく、食玩関連からアパレル(コスチューム)を経由して、このブランドを立ち上げている。

これは担当者の目線でのインタビューとして面白いのだが、この事業をどういう考え方・組織の中でOKできたのか、という企業としてのイノベーションのあり方が知りたい。

追記。
Realbvoiceは、2011年シーズンのスーパーGTで、脇坂、クートの乗るDStation Keeper 35号車のスポンサーとなっている