World Superbike
2011年 第2戦 ドニントンパーク
放送:JSPORTS ESPN
実況:下田恒幸
解説:八代俊二
レース前に Tribute to Japanというセレモニーが行われ、大震災の被災者への追悼のため、ライダーがコース上でフラッグを持って黙とう。
コースは標高差が大きい。
予選では、ビアッジがメランドリや芳賀紀行の走行の邪魔になり、しかも、ビアッジがメランドリのピットに怒鳴りこんだという事件が発生。
予選結果は、チェカ、ハスラム、サイクス。
race1
1 33 M. MELANDRI ITA Yamaha World Superbike Team Yamaha YZF R1
2 96 J. SMRZ CZE Team Effenbert-Liberty Racing Ducati 1098R
3 7 C. CHECA ESP Althea Racing Ducati 1098R
ハスラムがロケットスタートを決め、トップに立ち、チェカは接触などで11位まで後退。ハスラムの後ろにはキャミアと芳賀。
芳賀はキャミアの後ろからインに入り込み接触して、ちょっと後退。そこにサイクスが前に出る。
ハスラムは序盤に飛ばし過ぎて後半タイヤのグリップが悪い。
8Lにベルガーの後輪が脱落。「これは初めて見ました。」(八代)トラブルで付け替えたはずのタイヤなので取りつけのミスか?
シュムルツがハスラムをパスしてトップに立ち、しばらく単独で前を走行。
下位からメランドリがペースを上げてきて、最後の2周でシュムルツをかわしトップに。
サイクスはクラッシュ、キャミアはペースが上がらず後退。
チェカは11位から挽回して、ラストラップでハスラムをパスして3位。
ビアッジは、ペースが安定せずコースアウトしたりバタバタしたレース。「ビアッジはリズムがおかしい。」(八代)
芳賀はアプリリアでは最上位の6位。
芳賀は、ビアッジよりも前で何レースが終えるとビアッジと同じエンジンが使えるようになる契約という噂がある。「良い機材を要求するとき、あからさまに言う選手とそうでもない選手がいる。ビアッジはあからさまに、「俺によこせ、あいつにはやるな」と言うタイプ」(八代)。
race 2
1 7 C. CHECA ESP Althea Racing Ducati 1098R
2 33 M. MELANDRI ITA Yamaha World Superbike Team Yamaha YZF R1
3 2 L. CAMIER GBR Aprilia Alitalia Racing Team Aprilia RSV4 Factory
ビアッジはスタート前に動いてラインより前に出て一旦止めたが、判定はフライングスタートでライドスルー。これを無視して走り続け黒旗失格となった。
芳賀は4番手走行中に転倒したがレースに復帰し最後尾で完走。「表彰台もねらえるかと思っていたんじゃないか。残念。」(八代)
カワサキはラスコルツとサイクスが7,8位。「新型NINJAは期待できる。」(八代)
チェカが先頭に出て余裕の走行で優勝。
後ろは、メランドリ、キャミア、ラスコルツ。
メランドリはキャミアの後ろにつけて走行。「バイクを倒さずに加速しタイヤを持たせる走り。」(八代)
キャミアをパスして2位。
ハスラムは上位争いをしていたがコースアウトして順位を下げ、ラスコルツの前で4位フィニッシュ。
後ろではファブリツィオ、チャウスの「走る闘魂」(八代)の争いがあったりと、SBKらしいバトルが見られた。
チェカが優勝し、4レースで3勝。
「芳賀は走れば走るだけよくなる」兆しが少し見えたようなレースだと、実況の下田アナがコメントしていた。
メランドリが2011年シーズンの上位争いにからみそうな勢いのあるライディングをした、と思う。
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