アメリカ人の好きそうな家庭不和の話とか、敵キャラ上役とか権力争いとかが出てくるので、イスラエル人のゴールドラットがよく書けるものだと感心して読んでいたら、あとがきに小説家を雇って書いた、と説明されていたので、なるほど、と。
中心のコンセプトはゴールドラットのものを正しく展開して、肉付けは好きなように、という感じなのかな。
小説なので、一本道の説明ではなく、間違ったりやりすぎたり、という失敗例も入っていてわかりやすい、ということもあるのだろう。基本メッセージはボトルネックを考慮することがポイントだということ。
ボトルネック分が稼働するように全体を考えることと、投入量の変化による全体の流れを把握する、ということがポイント、という風に理解した。これだけだと誰にでも簡単に理解してもらえそうだけど。
実際にやろうとすると企業間の調整が入るので、自分だけがわかっていてもうまくいかないところが、実行に移す際の困難さなのだろうか。
ロープとハイキングを使ってボトルネックを説明しているところなんかはなかなか面白くてわかりやすいと思った。
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