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2011/09/30

高橋 寿一 「知識ゼロから学ぶ ソフトウェアテスト」


業務でテストがうまくいかなかったという反省から、 ソフトウェアテストの基本的な知識のサマリーとして購入。

以前に読んだテスト関連の本で説明されていなかったところがこの本で補足された。

たとえば、ソースコードの複雑度はどのような指標がよいか、について、使いやすいものがいいという観点から著者はcyclomatic数を使っている、と明記されている。知識ゼロだと、いくつかの選択肢が提示されたとき「どう判断して選べばいいのだ?」となってそこから進まないことが多い。

この本の内容にある「この程度はやりましょうね」ができるようになれば、かなりの高レベルのテストができているんじゃないだろうか。

自分自身の反省は、メトリックの計測をやる、テストの計画はきっちりでなくてもよいから作る、パフォーマンステストは初期からやる、などなど。

Microsoftにはプログラム作成技術者と同じだけのテスト技術者がいる、とのこと。数が多いということより、そのような組織づくりができる企業はいいなあ、と思った。

本の中で、同値分割、境界値分析、ドメインテストという言葉が出てくる。このうち、初めの2つは詳細が後で出てくるのだが、ドメインテストは詳しい説明がなかった。必須なら説明が抜けることはないだろうから、これは省略可能なのだろうか。

知識ゼロが前提なので、素人向けに書いてあっても、テスト理論は外していないようだ。

日本での実務を理解した上で書かれているので、いきなり専門テストチームが出てきて何かするというアメリカ風な流れになっていないこともわかりやすさの一因だと思う。


2011/09/29

[NASCAR] 2011 第19戦 ロードン Lenox Industrial Tools 301

NASCAR
2011年 第19戦 ロードン
Lenox Industrial Tools 301

コース:
ターン 3-7度
1.058× 301
ミドルターンがカギ。燃費とトラックポジションが重要。
1  39 Ryan Newman Chevrolet U.S. Army
2  14 Tony Stewart Chevrolet Office Depot / Mobil 1
3  11 Denny Hamlin Toyota FedEx Freight
4  20 Joey Logano Toyota The Home Depot
5  48 Jimmie Johnson Chevrolet Lowe's
6  4 Kasey Kahne Toyota Red Bull
7  47 Bobby Labonte Toyota CapitalWindow/ CapWinFund.com
8  56 Martin Truex Jr. Toyota NAPA Auto Parts
9  9 Marcos Ambrose Ford Dewalt
10  22 Kurt Busch Dodge Shell / Pennzoil-AAA

実況:藤田大介
解説:桃田健史

スチュアート・ハース・レーシング
1-2フィニッシュは初めて。
最後には燃費走行になり、スローペースでチェッカーを受けた。

カイル・ブッシュ
64Lでタイヤバースト。直前にジュニアのフロントとカイルのリアが接触していた。
レポーターが「ジュニアとの接触が原因ですか?」と問うと、鼻で笑いながら
「誰もがコンタクトする。ストーリーを作りたいみたいだけど、関係ないね。」
"nice try making up a story."と答えた。
「僕がレポーターだったらカチンときますね。(笑)」(桃田)

燃費
E15(エタノール15%)燃料濃いめになっている。少しのセッティングで3,4Lap稼げる。
チャド・カナウスは75Lap、とコメントした。現地TVでは75から80Lapと言っている。

デイル・アーンハート・ジュニア
上位に上がってきていたのに、クルーのミスでペナルティを受けドライブスルー。15位。
ますますチェイス入りが厳しくなってきた。

ブラッド・ケセロウスキ
タイヤバースト。
「プッシュしすぎて右タイヤに負担がかかった。」とコメント。
「最近、ケセロウスキの目がやさしくなった。あか抜けてよいドライバーになってきた。(桃田)

ジェフ・ゴードン
バッテリートラブル。それでも走行を続けた。11位。

2011/09/28

[NASCAR] 2011 第18戦 ケンタッキー Quaker State 400

NASCAR
2011年 第18戦 ケンタッキー
Quaker State 400

NASCAR 初開催。
客席を4万増やした。

州知事がスタートコマンド。
シンシナティに近い。

コースは特にボトムラインがバンピー。
1.5マイル×267
ターン14度

実況:福徳一志
解説:石見周

初開催ということもあって満員。
「こんなケンタッキーは見たこともない。インディカーのチームに「ここまで入るんだぜ。」と見せてやりたい。」
観客数が10万程度あり、近くのハイウェイは大渋滞。ハイウェイから近いのでスタートしても渋滞の中にいた人も大勢。ハイウェイが少ない。


結果
1  18 Kyle Busch Toyota M&M's
2  00 David Reutimann Toyota Tums
3  48 Jimmie Johnson Chevrolet Lowe's
4  39 Ryan Newman Chevrolet Tornados
5  99 Carl Edwards Ford Aflac
6  17 Matt Kenseth Ford Crown Royal
7  2 Brad Keselowski Dodge Miller Lite
8  6 David Ragan Ford UPS "We Love Logistics"
9  22 Kurt Busch Dodge Shell / Pennzoil
10  24 Jeff Gordon Chevrolet DuPont

ジェフ・ゴードン
初物に強い、ということでスタート前にインタビューされていた。

デイル・アーンハート・ジュニア
いいところを走っていたのに、ピットアウト直後にタイヤがバースト。何かを踏んだらしい。
「ついてない。今年はチェイスは楽勝だったのに、ハラハラドキドキに。」(石見)

コースの印象
初開催のコースでデータがない。マクマーレイはコースについて、
「タイヤのグリップの落ち方は大きい。リスタートは滑りやすい。自分は良いと思う。」

カイル・ブッシュ
レースの大半はトップ独走。最後のリスタートも決まり優勝。

ジョイ・ロガーノ
ネイションワイドシリーズではケンタッキーで3勝。得意なサーキット。
「クルーチーフのジパデリはそろそろ勝ってくれと思っている。」(石見)

トニー・スチュアート
ステイアウトでトラックポジションを上げる作戦が成功し上位に。
しかし、終盤のピットで4タイヤ交換を選択したためトラックポジホンを落とした。

2011/09/27

[SBK] 2011 第8戦 ブルノ

世界スーパーバイク選手権
2011年 第8戦 ブルノ


実況:下田恒之
解説:八代俊二

コース:
5404m 左6右8
高低差が73mある。10コーナーにかけて下り、そこから上る。
パッシングポイントが多い。

コーサーがけがで欠場。

race 1

ビアッジがホールショット、メランドリ、ラバティ、チェカと続く。
チャウスがコース上で転倒しバイクがコース上からなかなかどけられない。

チェカのマシンのストレートスピードが劣りラバティをパスできない。
「ストレートが遅い。スリップについても離れる。」(八代)

メランドリとビアッジが抜きつ抜かれつしている間にチェカが後ろから近づく。

ビアッジは16Lでトップに立った後、慎重にライディング。
メランドリが切り返しでビアッジのインに飛び込んでトップに立ち、そのままフィニッシュへ。
チェカは3位。

「トップに出てからのビアッジの走りが慎重になったように見えた。切り返しのポイントで飛び込むのは勇気もいるし、ビアッジの慎重なのを見て取った。」(八代)

race 2
ビアッジは好スタート。
メランドリ、チェカ、ファブリツィオ、ラバティが後続。

ファブリツィオは右足n爪が化膿しているらしい。

ビアッジ、メランドリから3位のチェカは少し離れた。
メランドリとビアッジは接近戦。
「この二人にしてはクリーンなバトル。」

15L
ビアッジは集中して走行しトップチェッカー。

2011/09/26

[NASCAR] 2011 第17戦 デイトナ Coke Zero 400

NASCAR
2011年 第17戦 デイトナ  Coke Zero 400

実況:藤田大介
解説:福山英朗

結果
1 6 David Ragan Ford UPS "We Love Logistics"
2 17 Matt Kenseth Ford Crown Royal
3 20 Joey Logano Toyota The Home Depot
4 4 Kasey Kahne Toyota Red Bull
5 18 Kyle Busch Toyota M&M's
6 24 Jeff Gordon Chevrolet DuPont
7 29 Kevin Harvick Chevrolet Budweiser
8 27 Paul Menard Chevrolet Sylvania / Menards
9 42 Juan Montoya Chevrolet Target
10 43 A.J. Allmendinger Ford Valvoline

David Raganが初優勝。「UPSには2年間優勝できるよと約束していた。優勝できてよかった。」

コース:
2.5マイル × 160
ターン31度、トライオーバル18度
フュエルウィンドウは、42から46Lap
リストリクタープレートレース

春のレースでは2 Car packが標準的な走り方に。

トレバー・べイン
春のデイトナで優勝。病気になり回復した。
優勝した車は展示用に。
ルーキーで優勝して一躍スターになった後、走れない時期にレースとは何か考えた、というような話。
せっかく戻ってきたのに5Lにクラッシュ。ケセロウスキーに左リアを押された。

2 Car pack
春のデイトナから始まった2台走行についての放送席の解説:
  • 路面改修でバンプがなくなったので長時間密着できる。
  • これにあわせて水冷のクーリングシステムを改良
  • 車列が長いとコントロールしづらい
  • 車が多くなると馬力増だが抵抗も増す
デイル・アーンハート・ジュニアとジミー・ジョンソン
序盤でコーションの際にヘンドリックの車は1Lapずらしてピットインした。これは混乱を避けピットアウトタイミングをそろえるためだった。しかし、この後、コーションが少なく、ゴードンとマーティンのぺはなんとか10位以内まで戻ったのだが、ジュニアとジョンソンのペアは順位を上げることができなかった。
19位、20位。

ケビン・ハービック
ピットはリラックス。
「2台のパックのどちらかが支持しているのでは。組んでいるメナードのクルーチーフが決めているのでハービックのクルーは何か食べたりしている。」(福山)
いつもは真剣な奥様のDELANAもリラックスしてピーナッツか何か食べている。

デビッド・レーガン
ケンゼスとのペアでトップ集団に。ほかのペアは、
ニューマンとハムリン、ビッカーズとケイン、カイルとロガーノ。
2回目のグリーンホワイトチェッカーのリスタートで前に出て優勝。

前が見えない
ペアの後ろにいる車は、コースが見えない。前の車のリアが見えるだけ。オンボードで見ていても怖い。
「バンクしたら切る、感じか。」(福山)

2011/09/25

[WRC] 2011 第7戦 ギリシャ Acropolis Rally

World Rally Championship

2011年 第7戦 ギリシャ
Acropolis Rally

MC: 栗田佳織
解説:福井敏雄、古賀敬介

コース:
路面が荒れている。一種の耐久。
パンクとオーバーヒートに注意。

結果
1  S. OGIER
2. S. LOEB
3. M. HIRVONEN

DAY 1
SS1 セレモニアルスタート。雨。
栗田「雨だったんですか。」
古賀「メインのドライバーがスタートするころに上がったんです。」
栗田「晴れ男が。。」
古賀「私のことですか?」
栗田「違います(笑)。」

マッツ・オストベルグ。ペースノートが盗まれた。コ・ドライバーのカバンごと盗まれたらしい。
オストベルグ「作り直した。」
「レッキをやているから記憶はあるが、それでは無理。仲間からノートを借りてそこに記憶を足す。」(福井)

ノビコフ、オリベイラ、メルクスタイン、ビラグラがリタイア。

SS5でローブがパンク。
DAY 1終了時点は
ペター、ローブ、ヒルボネンの順。

DAY 2
ペター「今日、30秒ぐらいのロスなら望みはある。」
オジェが追い上げ。SS8,9でかなり追い上げた。
「オジェは無茶走りじゃなくて、速く走れるところを速く走ろう、としている。だんだん有利になるとその後自分でコントロール。三日目が短い。二日目に状態を作らないと。」(福井)

ヒルボネンはSS10でスライドして松の木ぎりぎりをすり抜けた。
ヒルボネン「レースに残れてラッキー」

オジェ、ローブ、ペターの順位だった。
最後のSSのゴールで、オジェがスローダウン。これにローブが大激怒した。
「ローブはアスリートとしてリスペクトしてもらいたいのでしょう。」(福井)

チームで話をつけていたのに、ローブとしてはだまし討ち状態に。

DAY 3
オジェはスローダウンのことをレポーターに突っ込まれると
「スローダウンしたがそもそもあまり速くはなかった。」

ローブは先頭スタートでかなり不利になり、SS17ではtopのオジェとローブの差は10.5秒。

オジェはパワーステージも制覇して1位。

「スタート順争いだけだと面白くない」(福井)

2011/09/24

[WTCC] 2011 Rd. 11, 12 ポルト

世界ツーリングカー選手権
2011年 第6戦 ポルト

実況:ピエール北川
解説:木下隆之

round 11

1 8 Alain MENU CHE
2 1 Yvan MULLER FRA
3 2 Robert HUFF GBR

ポルトはストリートコース。狭い。コースオフエリアがない。海辺なので砂が浮いている。
コースは改修され、舗装もやり直している。

ダステが復活。

車には"We will never forget Afonso."の文字。アンドレ・クート選手の長男を追悼するポルトガルのドライバー仲間。

ポルトはポルトガル第2の都市。大阪や横浜でWTCCをやるようなもの。

スタートからシボレー3台がトップ。
最後までこの順番で走行した。
ミュラーは安定せず、メヌから徐々に離された。ハフは抜きたいがそこまでは遅くなくミュラーもブロック。
最終ラップに近づくと、ハフがシケインで後ろからオーバーテイクを試す。
「やっておくことが大事。」「実際はオレのほうが速かった、と。」(木下)


round 12
1 2 Robert HUFF GBR
2 1 Yvan MULLER FRA
3 18 Tiago MONTEIRO PRT

ハフはプロポーズしていた返事が来たので、"Congratulation"の文字。
ダステはグリッドでエンスト。ウォームアップで遅れた。
普通にフロントからスタートしたが、false startの裁定で後半にドライブスルーを受けた。

スタートでダルグレンがエンスト。後続はよけて走行できた。「よくぞ皆よけた。」(木下)

ダステは後続のミュラーを抑えようと蛇行。「おびえてますね。」
しかしミュラー、ハフにかわされた。

ハフは9Lのシケインの飛び込みでミュラーのインへ。しかしショートカットした。
ミュラーとの接触もあったか。
ハフがコーナリングは無理だろうという速度でシケインにつっこみ、ミュラーのイン側で接触した後、コースアウトしてショートカット。その勢いで前に出た。

最終Lapではミュラーにトラブル発生でハフから遅れた。

ミュラーはハフの行為にてrace direction officeに抗議する姿がTVに。

シボレーは1,2フィニッシュだが、ミュラー、ハフの二人の仲は何やら微妙な雰囲気。

2011/09/23

[MotoGP] 2011 第8戦 ムジェロ GRAN PREMIO D'ITALIA TIM

MotoGP
2011年 第8戦 ムジェロ  GRAN PREMIO D'ITALIA TIM

125cc
実況:青木源太
解説:坂田和人

結果
1 18 Nicolas TEROL SPA Bankia Aspar Team 125cc Aprilia
2 5 Johann ZARCO FRA Avant-AirAsia-Ajo Derbi
3  25 Maverick VIÑALES SPA Blusens by Paris Hilton Racing Aprilia

P.P.はザルコが初ポール。「今シーズンは切れのある走り。転倒も減った。」(坂田)
125ccでは2,3度スリップが使える。パッシングポイントが多く、抜けないコーナーはないぐらい。
アプリリアのホームコース。

ゼブラゾーンが赤白緑と国旗の色の縞模様。

テロルがリードしザルコがついていく展開。
「ザルコのマシンがテロルよりも伸びない。」(坂田)
2位と3位の差が7秒ぐらい。
「ムジェロでこのような差がつくのは珍しい。」(坂田)
テロルは残り数周でいったんザルコを前にだして観察し、最終周にザルコの後ろからオーバーテイクして優勝。
ビニャレスはスタート後に7位付近まで後退し、そこからファステストを出しながら追い上げ、3位で2位。



Moto2
実況:青木源太
解説:上田昇

1 93 Marc MARQUEZ SPA Team CatalunyaCaixa Repsol Suter
2 65 Stefan BRADL GER Viessmann Kiefer Racing Kalex
3 38 Bradley SMITH GBR Tech 3 Racing Tech 3


ブラドル、マルケス、スミスのトップ争い。
そこにデ・アンジェリス。
スタートで高橋は27位まで下がる。

デ・ローサが2Lapで転倒。
「今年はシートがなく、サポートライダーとして走る。今回はシモンの代役でよいチームで走れたのだが。」

マルケス、スミス、ブラドルの3台が終盤のトップ争い。
マルケスはブラドルを抑え込んで優勝、ブラドルは問題を抱えながらも2位。スミスが3位に。
イアンノーネは追い上げたが5位。「最後に勝負をかけるだけのものが残っていなかった。」

MotoGP
実況:寺島淳司
解説:宮城光、山田宏(ブリヂストン)

結果
1 1 Jorge LORENZO SPA Yamaha Factory Racing
2 4 Andrea DOVIZIOSO ITA Repsol Honda Team
3 27 Casey STONER AUS Repsol Honda Team

ドゥカティ、ロッシは前戦より新シャシー。来年のレギュレーション用に開発されている車体を今年のエンジンで走らせる。ムジェロはホームコースでテストもしているので楽しみ。(山田)

伝説のライダー、アゴスティーニがあちこちのピットを訪問している。

「ロッシは特別。どこをどすればどのくらい速くなるか言える。開発能力がある。」(山田)

前半は、ストーナー、ロレンソ、ドビツィオーソの3台のトップ争い。
残り6周でロレンソがトップへ。下りの切り返し。
「下りなのでリアに荷重がかからない。うまく切り返した。」

このあと、ロレンソがスパート。ストーナーはタイヤの空気圧の設定に問題があったらしく、ペースが上がらない。最終ラップにはドビツィオーソにもオーバーテイクされる。

2011/09/22

[NASCAR] 2011 第16戦 ソノマ Toyota/Save Mart 350

NASCAR
2011年 第16戦 ソノマ  Toyota/Save Mart 350

実況:福徳一志
解説:石見周

122 Kurt Busch Dodge Shell / Pennzoil
2  24 Jeff Gordon Chevrolet DuPont
3  99 Carl Edwards Ford Scotts Ortho
4  33 Clint Bowyer Chevrolet Cheerios / Hamburger Helper
5  9 Marcos Ambrose Ford Stanley
6  20 Joey Logano Toyota The Home Depot
7  48 Jimmie Johnson Chevrolet Lowe's / Jimmie Johnson Foundation
8  56 Martin Truex Jr. Toyota NAPA Auto Parts
9  29 Kevin Harvick Chevrolet Rheem Tankless Water Heaters
10  2 Brad Keselowski Dodge Miller Lite

ロードコース、ソノマ。

カート・ブッシュが好調で終始リードして優勝。

トニー・スチュアート
ブライアン・ビッカーズとぶつかる。
前半、ビッカーズがスチュアートにやられた。このお返しに、ビッカーズがコーナーでスチュアートのリアから突っ込む。スチュアートは止まりきれずにスピンしてリアからバリアに乗り上げた。
「ビッカーズもびっくりしたんじゃないか。」(石見)

「俺をブロックしたら誰でも同じ目に遭う。」(スチュアート)

ファン・パブロ・モントーヤ
6位まであがったのだが、ブラッド・ケセロウスキに当てられてスピン。
「ロードコースを知らないのに知ってるつもりの奴とレースするのは大変だよ。」と皮肉。
当てたケセロウスキは10位に入った。

カート・ブッシュ
ずっと好調でリスタートも速く、影を踏ませない快走。

2011/09/21

[MotoGP] 2011 第7戦 オランダ

MotoGP
2011年 第7戦 オランダ
IVECO TT ASSEN

125cc
実況:青木源太
解説:坂田和人

1 25 Maverick VIÑALES SPA Blusens by Paris Hilton Racing Aprilia
2 39 Luis SALOM SPA RW Racing GP Aprilia
3 33 Sergio GADEA SPA Blusens by Paris Hilton Racing Aprilia
ビニャレスがスタートではトップ。

ザルコ、コルテセ、ガデア、ビニャレスの4台を中心にトップグループが形成される。

5Lあたりから、雨が降り始めた。

「ザルコのマシンが一番遅い。スリップについても前に出られない。」

ガデアなどベテラン勢は、雨だからフラッグをだすようにジェスチャーするが、レース成立まで走行は続けられ、その後赤旗中止。集中してリードしたビニャーレスが優勝。

「集中して走ったビニャーレスは素晴らしい」(坂田)

Moto2
実況:高橋雄一
解説:上田昇

1 93 Marc MARQUEZ SPA Team CatalunyaCaixa Repsol Suter
2 54 Kenan SOFUOGLU TUR Technomag-CIP Suter
3 38 Bradley SMITH GBR Tech 3 Racing Tech 3

ウェット宣言。
「雨が少ない。」

しかし、路面はまだ濡れている。マルケス、ルティなどは雨用の高目のバンクセンサーを装着。

スタート直後は、コルシ、スミス、ソフォグル、高橋、マルケス、ブラドルなどで先頭集団。
 ソフォーグルはWSSで所属したテンケイトホンダの本拠地がオランダである。ここで走りこんでいる。

スミス、マルケス、ソフォグルの先頭集団に高橋が追いつき、2位に上がるが直後に転倒。
ランキングトップのブラドルも転倒リタイア。
雨に強いアンソニー・ウエストは4位。

MotoGP

1  11 Ben SPIES USA Yamaha Factory Racing Yamaha
2  27 Casey STONER AUS Repsol Honda Team Honda
3  4 Andrea DOVIZIOSO ITA Repsol Honda Team Honda

実況:町田
解説:岡田忠之、辻本聡

YAMAHA参戦50周年カラーリング。赤と白。

序盤で、シモンチェリ、ロレンソ、アブラハム、ドピニエが転倒。
この間にスピーズが独走態勢になる。

ペドロサがフランスでシモンチェリと接触した際、転倒して骨折したため欠場。その穴を埋めるため、青山がワークスマシンに乗り、グレッシーニには秋吉耕祐選手がスポット。

「ワークスはやることが多い。青山には良い経験。」(岡田)
「青山はマシンが変わっても順位が変わらない。マシンではなくタイヤを履きこなせていない。」
「タイヤをきっちり使えるように走りこむ。タイヤのグリップなりじゃなくてもう少し滑った先の…」(岡田)

後方からロレンソが青山をオーバーテイクする。
「ロレンソは倒すのも起こすものやはい。古バンクまでの時間が短い。タイヤに預けている。」
「レースが良い経験。なぜ、同じようにできないか。」
「タイヤに荷重をかける走り方。自分好みをやっていたら同じこと。失敗しても違ったことをしなくては。」などなど、岡田、宮城両氏は青山に対してのコメントが。

スピーズはストーナーと差を保ったままフィニッシュ。

ロレンソは転倒から追い上げ6位。

2011/09/20

[らでぃっしゅぼーや] 放射性セシウム自主規制

らでぃっしゅぼーやの産地限定ぱれっと以外のぱれっとでは東日本の農産物も配達されてくる。

もともと、らでぃっしゅぼーやは無農薬・減農薬が基本だ。農薬の使用は結構細かいルールがある。これは、国レベルの基準よりも細かく決定されていて生産者の記録文書もいろいろあるらしい。このハードルを越えた生産者だけがらでぃっしゅぼーやに付き合ってくれる、ということでもある。

震災以降の放射性物質についても同様に基準を設けている。最近らでぃっしゅぼーやからメールで届いた新しい基準は次のようなもの。

牛乳、水は、20Bq/kg。 野菜や肉は、50Bq/kgを自主規制値とする。これは国の基準(暫定規制値)の10分の1だ。

なお、放射性セシウムが当社の自主規制値を超過
暫定規制値以下ある
51~500Bq/kg(牛乳・飲料水については21~200 Bq/kg)検出された商品については
契約生産者か買い取りますが、会員さまにお届けはいたません
 国の暫定規制値以下の産品買い取りは、生産者には負担がかからないのはよい。しかし、らでぃっしゅぼーやとしては、販売しないものを買い取るのだから、コスト要因になる。契約している身としては、これがらでぃっしゅぼーやの経営を圧迫しないか気になる。今の生活でらでぃっしゅぼーやの野菜がなくなると困るから。

自宅は関東なので、ぱれっとの野菜はほとんどが東日本産になる。今週だと、にんじん(茨城)、じゃがいも(青森、北海道)、さつまいも(千葉、茨城)、カボチャ(山梨、北海道)、キャベツ(群馬)、小松菜(神奈川)、ミニセロリ(群馬)、ミニトマト(千葉)、とうもろこし(群馬)、ぶなしめじ(長野)、巨峰(山梨)。これを見ると、検査体制が整ったらでぃっしゅぼーやでよかった、と思う会員が多いはずだ。

東日本産の農産物は「ただちに健康に影響はない」という責任ある地位の人たちにこそしっかり食べてもらいたいものだ。あの方々のほとんどは放射線感度の低い年齢(50歳以上)なのだ。

今週、配達された野菜と一緒に入っていた紙には自主検査結果がプリントされていた。これを見ると、上記の検査基準でブルーベリー以外は検出限界未満。


しかし、よく考えれば元来ゼロが正常なセシウムなどが検出限界未満だから安全とは言えない。放射性物質が少ないということだ。

ラディッシュぼーやのウェブサイトの以下のページ:
【震災関連】【更新】今後の放射性物質の検査体制について

には
不検出が望ましいことに変わりはありません。50Bq/kgという基準について、この基準を到達点とするのではなく、できるだけ低いレベルを求めて今後も体制を整えて参ります。
 となっている。今後はらでぃっしゅぼーやの自主規制はさらに低い基準になる可能性がある。検査基準を下げると検査の時間が延びるなど工数が増える。らでぃっしゅぼーやは原発事故で余計な作業をすることになったわけである。これも広義の原発被害ではないだろうか。

放射性物質が土壌にしみこんだり、農産物に吸収されたり、雨風で拡散するなどして、すべての農産物の線量は時間とともに低くなるはず。役所が基準を改定せずに、このまま高止まりしたら「なんでもあり」になってしまい、その結果、農産物の安全性はますます信頼されなくなる事態もあり得るのでは。

実家の近くの家では、息子(国立大学の原子力工学科卒)がいち早く2010年産玄米を大量に買いだめて貯蔵しているのだそうだ。その息子の家の子供(その家のご主人にはお孫さん)に安全なものを食べさせたい、というのが理由らしい。大学での知識が自分を守るために活用されていることは喜ばしい(笑)。原発関係者の多くは危険性を理解しているので同じような行動をとっているかなあ、などと考えたりもする。

自分はそこまではできないのでらでぃっしゅぼーやを活用してみることにした。

らでぃっしゅぼーやのサービスの一つに、低農薬・無農薬の米を定期的に購入する「お米倶楽部」というものがある。放射線検査基準を信頼するというのと、産地を固定した米を食べたい、という理由から、費用がかなりかかるが久しぶりに契約してみた。

らでぃっしゅぼーやも含めて、有機農産物宅配ビジネスにはいろんなプレッシャーがあるだろうけど頑張ってほしい。

 ==== アフィリエイトリンク====

2011/09/15

野村 総一郎 「精神科にできること」

2002年に書かれた本なので研究の最新成果は含まれていない可能性があるが、統合失調症から心身症の解説と治療、医療の状況が素人向けにわかりやすく書かれている。

以前に読んだ本の知識でうろ覚えだったことで、今回、新しく知ったことがいくつかある。

一つは、精神科の医療が進歩しているんだ、ということ。たとえば、統合失調症はこの10年ぐらいで本当の原因にせまれるかもしれないという研究が進んでいるらしい。治療の方法論が進歩したのもこの20年ぐらいだそうだ。

「心療内科」は日本しかない。これは元来は心身症の治療を目的とした科だったが、精神科医の「隠れ蓑」的に使っている場合がある。これは精神科にかかりやすくはなるが、心身症の治療で必要な内科知識がない医師に当たるかもしれない、というリスクがある。
心療内科の中の人が、精神科系か内科系かの簡単な見分け方として「心療内科・内科」とあったら内科系、だそうだ。

また、ウツは、回復後1年ぐらいは薬を飲んだ方が再発が抑えられ、場合によっては長期に薬を使ったほうがいい場合もあるらしい。以前いた職場では復帰してきた人が再発したことがあったが、もしかすると医師が薬を処方しなかったのかもしれない。医師が最新の研究成果をしらないとこういう対応が難しい、ということはありそうだ。

やっぱりと思ったこともある。
日本の医療制度での価格決定のやり方と病院が行いたいと考える治療の方向性が合わない、という問題は精神科病院や総合病院に集中している。ここでは人手をかける医療を行うと採算割れになる、という。精神科クリニックは患者数の分だけの支払いがあるので商売としても成り立つらしい。病院に医師がおらずクリニックが繁盛するという状況は好ましいとは言えない。入院が必要でも空いているベッドがないわけである。

体制的な課題は、この他にも、救急精神科の充実、医師の教育研修支援、など。


自律神経失調症については、本来これは診断がついたという状態ではなく、よくわからないが一応名前を付けて患者に説明する程度のものであり、うつなど他の症状であることが多い、とのこと。


著者によれば、自律神経失調症の4分の1程度はうつ病の疑いのあるというデータもあるそうだ。

入門的な本としては良書。

2011/09/14

内田樹 「街場のメディア論」

TV、書籍、クレイマー化したマスコミなどなど、楽しい話題が多い本だった。

自分がこの本で学生が読むべきだと思うところは、最初に出てくるキャリア教育の話。

適性がある仕事を探す、という考えがそもそもボタンの掛け違いであり、他人から要請される仕事をすることにより、能力が向上する、という順番なのだ、という。

「働くというのは「傍」を「楽」にすること」なんていう話をちょっと連想してしまうような内容だけど、正しいのではないかと思う。

たとえば、細かく調査できればだが、役に立たないオープンソースなソフトウェアを量産している人の設計者的な能力が最終的に高くならないなんていうことがわかったりするかも。

ただし、現実はここまで単純なものではなく、「自分のために仕事をする人」が会社の中で高評価を得ることもままある。一方で、他人の要請で仕事を受けてくれる人に対して同僚の評価は上がるが組織の中で評価が上がるのかというと、必ずしもそうでもない。上司がそんなことをわかってないなんてことはしょっちゅうあるだろう。
だから、評価されるかどうかというよりも、自分の能力を高めるためには必要とされる状況にいること、その状況になったら仕事をやってみることがポイントだ、ということか。

著者の主張だといわゆる「キャリア教育」は役に立たないってことになるのでメジャーな主張にはなりにくいだろうが、キャリア教育が成功していない(若者の労働意欲が目覚ましく伸びたという話も聞かない)ので、実際はこう思っている人はおおいのかも。

「グローバル・コンペティションの時代を生き抜くために、自らのコア・コンピタンスを高めよ。」という「自分探し」方向の教育はこの不況下で実のある話にならないだろう。しばらくやめておいたらいいと思うのだが。



2011/09/10

グラッドウェル 「急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則」


アメリカとイギリスの戦争の話から始まって自殺の流行まであるトピックの中では、背景の力の関連で出てくる「150の法則」が面白かった。


ゴアテックスで有名なゴアがここでも取り上げられている。「経営の未来」でもゴアの独自の会社組織が取り上げられていた。この本での話題は経営的な観点ではなく、あるグループ(部とか会社)のまとまりが維持できる単位についての「150の法則」である。

ゴアは大きな組織を作らず150人を超えるところまで成長するとどんどん分割していくらしい。

その150の中に営業から設計・開発までが含まれる。これって「垂直統合」的なのだが、一つの塊として考えると効率がいいし、情報の流れがスムーズになる。横の連携がどうなのかな、という問題点はあるのかもしれないが、分割された事業は距離的に近いところに点在していて相互にゆるい連携はあるようだ。

会社という観点で考えると、日本の会社でよく聞く話として、営業と設計、QAと設計、設計と企画、など「こういう話しは誰に聞いたらいいの?」と別部署のノウハウがわからず探すことが多い。頭数は増えているのに商品のことをよくわかっている人が逆に減ってしまい、ショーの出展で説明員は結局設計者がやっていたり、だとか。
どこの会社でもありそうな問題が150人ぐらいだと少ない気がする。

「ここで働いていないと、わかりにくいかもしれない。人の長所を理解すれば得になるということなんですよ。要は、どこに行けば一番いい助言が得られるか、それを知ることなんです。人を知っていれば、それができるんですよ。」

というゴアのバート・チェイスの言葉は多くの企業の社員がうらやむのではないだろうか。