2010 第8戦 ミサノ
実況:下田恒幸
解説:八代俊二
アップダウンの少ないコース
4226m 3個のストレートをつないだような形。コーナーの旋回性のよいアプリリアにはうってつけのコース。
レースの終わりにはアクシデントが起こりやすい。
ヘアピンでは緑のスモークをたいて観客が楽しんでいる。緑はイタリアの国旗にちなんだ色。
race 1
最終結果
順位 | ライダー | チーム | バイク |
---|---|---|---|
1 | ビアッジ(M. BIAGGI) | Aprilia Alitalia Racing | Aprilia RSV4 1000 F. |
2 | チェカ(C. CHECA) | Althea Racing | Ducati 1098R |
3 | コーサー(T. CORSER) | BMW Motorrad Motorsport | BMW S1000 RR |
4 | ファブリツィオ(M. FABRIZIO) | Ducati Xerox Team | Ducati 1098R |
5 | ギントーリ(S. GUINTOLI) | Team Suzuki Alstare | Suzuki GSX-R1000 |
7 | 芳賀紀行 | Ducati Xerox Team | Ducati 1098R |
ランツィがこのレースから復帰。経済的な事情でチームは前2戦を欠場。
アプリリアのエンジニアのサンディの息子がスポットで参戦。
コーサーがポールポジション。BMWでは初。
コーサーがまずビアッジの前に出てビアッジ、チェカ、ギントーリが続く。
「予選の速さを見るとぶっちぎりかと思ったが、決勝ではそうでもない。」(八代俊二)
芳賀は6番手。
12L コーサーのリアが滑り始める。「コーサーは割と幅一杯に使う。」BMWピットにはタルドッツィの姿。「タルドッツィが来てからBMWは速くなった。(前年まで在籍した)ドゥカティはタルドッツィがいなくなって遅くなった。これを見るとチームを統率する力がある。」(八代)
残り7Lapまで様子を見たビアッジはコーサーをパスして引き離しにかかる。
コーサーはタイヤが厳しくなりチェカにもパスされる。「コーサーは短い直線でペースを乗せるのが得意なので付いていけるでしょう。」(八代)
race 2
最終結果
順位 | ライダー | チーム | バイク |
---|---|---|---|
1 | ビアッジ(M. BIAGGI) | Aprilia Alitalia Racing | Aprilia RSV4 1000 Factory |
2 | ハスラム(L. HASLAM) | Team Suzuki Alstare | Yamaha YZF R1 |
3 | ファブリツィオ(M. FABRIZIO) | Ducati Xerox Team | Ducati 1098R |
4 | クラッチロウ(C. CRUTCHLOW) | Yamaha Sterilgarda Team | Yamaha YZF R1 |
5 | チェカ(C. CHECA) | Althea Racing | Ducati 1098R |
9 | 芳賀紀行 | Ducati Xerox Team | Ducati 1098R |
スタート直後からコーサー、ビアッジ前に。
ビアッジ、コーサー、とファブリツィオ、レイが接近。
ファブリツィオがこのレースは元気でコーサーの前に出てトップを走る。
順位を維持は難しかったが、3位フィニッシュ。
11Lapでビアッジはコーサーの前に出る。「race 1で、ビアッジはコーサーがどのくらい速さを維持するかを観察して、これなら普通の走りで勝てると判断した。」(八代)
この後、ビアッジは後続を引き離して単独走行。
チャンピオン争いでビアッジを追うハスラムはコーサー、クラッチロウとしばらく一緒に走り順位が上がらない。ファブリツィオの前に出た残り10Lap以降もペースが上がらず後続に追いつかれた。2位フィニッシュ。
一方、コーサーはrace1よりも早目にペースが落ちてしまい、コースアウトもあって10位。
レース後に現地に行った八代さんが芳賀選手にインタビュー:
テストが4日間あってその間は良かった。race weekに入るととっちらかってしまい速度が出ず。
どのレースでも優勝をねらっていないわけではないが優勝をねらえる位置ではない。
次は良いセッティングを見つけてがんばりたい。
ビアッジのインタビューは、好調だという話と、こういうときこそミスが出るから油断大敵だ。まだシーズンは何があるか分からないから、とベテランらしく気を引き締める内容。
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