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2010/08/08

[IndyCar] 2010 第8戦 アイオワ

2010 第8戦 アイオワ

放送:GAORA
実況:村田晴郎
解説:松田秀士

0.875マイル×250Lap
直線の少ないDシェイプオーバル。2010年シーズンの唯一のショートオーバルレース。
このレースでオーバルが終わり、ロードコースでのレースが始まる。


最終結果
順位ドライバーチームゼッケ ン
1カナーン(Kanaan, Tony)Andretti Autosport 11
2カストロネベス(Castroneves, Helio)Team Penske3
3ビソ(Viso, EJ)KV Racing Technology8
4ブリスコー(Briscoe, Ryan)Team Penske6
5パワー(Power, Will)Team Penske12
19佐藤琢磨KV Racing Technology5
20武藤英紀Newman/Haas/Lanigan Racing06


トニー・カナーン
約2年ぶりの勝利。予選の15位から序盤の数周で一桁まで上がってきて、その後は、トップ争い。
残り11Lapあたりでエリオをパスしてトップに立ち、そのまま引き離す。160,170Lapあたりではダリオと抜きつ抜かれつのチームメートのバトル。

ターゲット・チップ・ガナッシ不調
ディクソンは序盤にはトップに立っていた。その後はトップのスピードに追い付かず6位。ダリオ・フランキティは200Lapでピットインして修理。中継では「ギアが噛んでいる」という情報。車の後部のトランスミッションの部品をまるごと取り換える作業をピットレーンで行っている。

武藤英紀
予選から全く車のセッティングがあわずグリップしない。「どこまで無理をするとスピンするかはわかっているのでそれを避けて走るしかない。」という状態。それでも、完走が目標と切り替えていたが、ハンドリングが無理な状態になり途中リタイア。「武藤君は悪くない。車を変えてもらった方がいい」(松田)

佐藤琢磨
予選7位から3位まで上がり、上位の2台を追いかけようとしてラップダウン車に近づき過ぎで乱気流でグリップが抜けてしまいウォールをヒット。178Lapまで走れていたので、オーナーの期待も高まったところでのクラッシュ。「速いけどクラッシュが多いルーキーという状況になっている」(松田)。しかし、良い走りを見せていた。KVの車は好調でチームメートのEJ VISOは3位に入賞。

バックマーカーの処理がポイント
ショートオーバルではすぐにラップダウン車が出るため、トップの車はバックマーカーをかわしながら走行することになる。佐藤琢磨はバックマーカーにうっかり近づいてクラッシュした。ディクソンなどはトップがバックマーカーにつかまったら追い付けばいい、という状態の走行らしい。
バックマーカーの方も変な動き方をしてトップの順位の入れ替えを誘発したりする。

燃料給油ホース
ホースがらみでのアクシデントが多い。
給油が終わってホースがちゃんと外れるとハンドルのLEDが点灯する、という機構がつく。これで、外れる前にスタートするのが防げるらしい。これとギアの連動がするとかしないとか説明されていたが、それはかえって危険な気がする。そこが故障して動かなくなると言うアクシデントが起こりそう。

アイオワコーン生産者協会
レースのスポンサーでもあり、エタノール燃料の原料の生産者。
協会CEOのクレイグ・フロスさんが取材班にアピールしたいことがある、とインタビューさせてくれた。アイオワは山梨と姉妹関係にあり、信玄祭りに参加したり、豚輸出50周年を祝ったりしている。アイオワの豚を山梨で品種改良してブランドポークとして飼育している、という関係。 アイオワの農産品の20%は日本向けに輸出されている。

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