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2009/02/08

[PTA] PTA組織図

常任委員会の任命もほぼ終わり、本部が指名されれば後は引き継ぎ、という時期になった。
先日の地区の常任委員の選任の立会いに行ったときに説明用資料としてPTA組織図をもらった。副会長を引き受ける時にはこういう資料をもらっていなかったので、初めて見るものだ。

川端裕人氏が「PTA再活用論―悩ましき現実を超えて (中公新書ラクレ)
」でも書いていたと思うが(連載の方だったかな?)、PTAは本部の下に下部組織がある、という構造ではない。活動の主役は各委員会で本部は裏方というかお金の管理や教育委員会、市P連、他校PTA本部とのやりとりなどを行うのが主な役割。

画像の下が切れてしまっているが、特別委員会の中に「花いっぱい推進委員会」がある。この委員会は常任委員のような指名制ではなく完全な(という言い方は変だが全く強制されないという意味で)ボランティアの活動である。学校内の花壇に関してのほぼすべての作業を中心になって行う活動。花が嫌いな人は強制しても何もできないから、くじ引きや指名で強制参加することはない。活動上、苗、肥料、土などの費用が必要となるため、PTAとしての予算を確保している。かなり自律的な組織ができていて、次年度の委員長や会計担当の引き継ぎなどはメンバーの中での話し合いで引き継がれて行く。たとえば、会計は複数人の担当者のうち経験者が未経験者に一年間の共同作業を通してノウハウを伝達する。

活動は一年間を通じて継続的に行わなければならず、水やりや花がら摘みと言った毎日のように必要な作業もあり、PTA活動の中で最も延べ活動時間が長いはずだ。それでも任意参加なのでレベルの高い活動が継続できている。卒業生の保護者や下の子がまだ小学校に在校している人も参加しているのでPTAという窮屈な枠からもはみ出しているとも言える。

PTAのすべての活動がこのように進めばいいのでは、と自分は思っているのだが、それだとやりたいことだけやって必要なことがなされない、という意見もある。

誰もやりたくないPTA活動ならそれは不要ってことじゃないの?というのはあまりにも現実離れしているのだろうか。

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