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2010/08/11

[WRC] 2010 第6戦 ポルトガル

World Rally Championship
放送:JSPORTS ESPN
司会:山岸舞彩
解説:福井敏雄、古賀敬介

2010年5月28-30日
Vodafone Rally de Portugal
ラリー・ポルトガル

ヨーロッパにもどってきたWRC。
ポルトガルはスムーズグラベル。砂埃に近い状態の路が続く。
2009年、ラトバラが200mぐらい転落する大事故を起こしたコース。
コース幅の狭いところが多く、山道に近い。

福井さんがずっと注目していたオジェがこのレースでWRC初勝利。しかもローブをおさえきった。
ドライビングに切れがあるという評価。しかもタイヤのマネジメントがうまいらしい。
今年はジュニアチームだがワークス昇格も近いか。ラトバラよりも安定しているような気がする。

最終結果

順位ドライバーチーム車種
1オジェ(Sebastien OGIER)Citroen Junior TeamCITROËN C4 WRC
2ローブ(Sebastien LOEB)Citroen Total World Rally TeamCITROËN C4 WRC
3ソルド(Dani SORD)Citroen Total World Rally TeamCitroën C4 WRC
4ヒルボネン(Mikko HIRVONEN)BP FORD ABU DHABIFord Focus RS WRC 09
5P. ソルベルグ(P. SOLBERG)Petter Solberg World Rally TeamCitroen C4 WRC
6ウィルソン(Matthew WILSON)Stobart M-Sport Ford Rally TeamFord Focus RS WRC 08



DAY 1
スタート前のドライバーのコメントは、
  • 狭い
  • テクニカル
  • 曲がりくねった
  • クレスト

スーパーSS。スタジアムの中は滑りやすくペースが出ない。ここでペター・ソルベルグはタイヤをぶつけて傷めてしまう。
掃除役のローブはペースが上がらず。オジェが速い。
「オジェは表情が落ち着いている。」(福井)
ローブの走行中にバイクが逆走してくる。「バイクが来たが向こうも見えたし、こちらも見えたから避けられた」(ローブ)。「ローブはバイクが逆走してきたのに落ち着いてます。」(古賀)
ソルドはジュニアチームのオジェが速いのでつらい立場。「フランスのシトロエン、フランス人のオジェ、スペイン人のソルド。フランス人優先ということはあるだろう。」(福井)

DAY 2
コースのリズム変化が大きい。
ローブのスタート順が下がる。ここで盛り返したいところ。
ソルド「スペアタイヤ2本。本当は4本積みたいところだが、場所がない。」
ケン・ブロックはラリー前にマルコ・マルティンに同乗アドバイスを受ける。SS4でリタイア。

ローブは最初のステージでタイムが上がらず。オジェとのタイム差が縮まらない。タイヤを大切にし過ぎた、とコメント。
「オジェはタイヤの使い方がうまい。」(古賀)
SS9,10。川渡りが危ない。難コース。
ラトバラは木にリアから衝突しリタイア。「ペースノートのミス。このあたりで唯一の木に当たるとはついてない。」
ヒルボネンが不調。「トミ・マキネンの不調と似ている。モチベーションの問題。」(福井)
オジェは表情があまり変わらない。

DAY2 を終わって、オジェとローブは20秒程度の差。

DAY 3
最初の2ステージでは、ローブが10秒程度迫る。
SS14,15は5秒ずつ詰める。
3位争いは、ペター、ソルド、ヒルボネン。
ペター「ステアリングの何かが緩んでいる。全くきかない。」
あとでわかったことだが、ステアリングのボルト2本が外れていた。
「わからなくてよかった。わかっていたら怖くて走れません。」(福井)

後半のリピートステージでは、プッシュしているにもかかわらずオジェとのタイム差が変わらない。
「オジェが速い。新たなライバルの出現。」(ローブ)
「この勝ち方はローブが今までやってきたことだったんですね。最初はリードしてあとはそのリードを維持しながら追いつかれたらちょっと引き離す。」(福井)

オジェは初優勝。「セバスチャンを抑えて勝てて完璧。」
オジェはWRC27戦目で優勝。ローブは22戦目。

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