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2010/08/20

[IndyCar] 2010 第9戦 ワトキンスグレン

IndyCar
2010 第9戦 ワトキンスグレン
Camping World GP At The Glen

コース
3.4マイル×60  ターンは右7 左4
push to pass は 22秒 が12回
fuel window 18lap - 23lap

放送:GAORA
実況:村田晴郎
解説:松浦孝亮



最終結果
順位ドライバーチームゼッケ ン
1パワー(Power, Will)Team Penske 12
2ブリスコー(Briscoe, Ryan)Team Penske6
3フランキティ(Franchitti, Dario)Target Chip Ganassi Racing10
4マトス(Matos, Raphael)de Ferran Dragon Racing2
5モラエス(Moraes, Mario)KV Racing Technology32
12武藤英紀Newman/Haas Racing06
15佐藤琢磨KV Racing Technology5


燃費レース
60周のレースでfuel windowが18から23lapなのでぎりぎりで2回ピット。そのためには均等なスティントにしておく必要がある。レースでは17Lapでウェルドンのクラッシュがあり、最初のスティントが短くなった。次のスティントを引っ張るため全車燃費レースに。最初のピットインをステイアウトしたドライバーもおり、タイミングのずれたピット作業を行った。ここに、タイヤの使用ルール(black, redともに2Lap以上走らなければならない)が絡んでくる。

スコット・ディクソン
予選7位は自己ワースト。コメントでもちょっとお手上げっぽい雰囲気。
8Lでエリオ・カストロネベスのリアに接触。「スリップが効き過ぎて吸い込まれている。インに入りたいのでディクソンは我慢していたのだが、思ったよりもスピードが出過ぎて接触した。してはいけないミス」(松浦)この接触で、ディクソンはフロントノーズをこわし、エリオはパンク。

佐藤琢磨
予選5位。「フルタンクやロングランができていない。バーバーと同じようにラバーが乗ってくれば速く走れるだろう。」レースでは10位以内を走り、シングルフィニッシュできそうなレースだった。
ピットとのコミュニケーションミスで1周早目に入ってしまいタイムロス。さらにスプラッシュで給油だけして順位を下げた。最後には前を走るタグリアーニ、アダム・キャロルをパスした。

武藤英紀
予選14位。コーションとミルカ・デューノに引っかかって2Lap失い、タイヤのグリップが劣化したためタイムが出せず。悪いながらも完走。最後のピットでは、出ようとしたところでピットクルーに止められて出るのが遅れ、ハンターレイにパスされた。「完走していないレースが多かったので完走できてよかった。」燃費の計算が徐々に厳しくなり、ペースを落としていた。車は相変わらず良くない。


ポール・トレイシー
Indy500で負傷したマイク・コンウェイの代役。

E.J.ビソ
予選で大クラッシュ。バックアップカーでの出走。

アダム・キャロル
A1GPのチャンピオン。14ヶ月ぶりのレースでアンドレッティ・オートスポートの5台めでエントリー。

ジャスティン・ウィルソン
2009年、このコースで勝ち、デイル・コイン・レーシングに初勝利をもたらした。佐藤琢磨と4位争い。
「この二人は多分F1で一緒に走っている。F1の続きをやってますね。」(松浦)

ミスコミュニケーション
佐藤拓磨のピットミスの松浦孝亮による説明:
ロードコースでは特にピットから一番遠い場所で無線が届かないところがある。練習走行から、「どこで無線が届かないのか」チェックしてピットに伝えるし自分でも意識する。たとえば、鈴鹿ではヘアピンの向こうのスプーンのあたりからの無線が届かない。無線が届いていないことを意識せずに重要なことを言ったつもりでピットに理解されていないとトラブルになる。ピットはGPSで車のおおよその位置はつかんでいるので、そのあたりに車がいるときは話しかけない。武藤の無線では「ターン5、ターン6では喋るな」、というような内容の通信があった。
ピットインのLap数でも、「5,4,3,2,1の次のLap」に入るのか、「5,4,3,2,1」で入るのか、がチームによって違う。この時期(シーズン中盤)でそのミスはないと思うが。

ウィル・パワー
ここでも勝利。
ロードコースランクでも総合でもトップ。チーム・ペンスキーはぽーっルポジションを取ったレースでは勝てていない。「呪い?」とインタビュワーに聞かれて「かもね。ミスせずに走れば勝てるのでは」と大人のコメント。トップで2位を話してしまうとあとは自分のペース。「これでも2009年はシートがなかったわけですからねぇ。」(村田)

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