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2010/01/22

[PTA] PTA組織図の更新

かなり前にPTA組織図というエントリーで、PTA本部と委員会とが同列な組織図の画像を掲載した。

ところが、現在の本部スタッフが作成した組織図は、会社のようなピラミッド型に変更されていた

会社員をやっていると組織がそのような形をして本部の下にすべての委員会がくっついている方が自然に見える。その視点で見ると横並びの以前の組織図は不自然だ。しかし、実際にはPTA本部は組織トップというよりは会計や書記などのスタッフ部門なので上にある方が不自然だ。いわば本音(横並び)と建前(ピラミッド)の関係か。




この組織図の特別委員会のうち、指名委員会は本部スタッフとはほとんどやりとりがない。メンバーは常任委員と同時に地区割りで強制的に行うので「くじ引き」で当たった人もいる。次年度の本部スタッフの指名はかなり秘密に行われる。活動の途中経過も公式には伝えられることはない。実際には本部スタッフで残留する人が多い今年は報告を受けるまでもなく大体のメンバーはわかるのだが。
一方で「花いっぱい推進」は常任委員会には出席して活動の報告は行う。しかし、常任委員会のように地区割りでくじ引きもする強制的な任命はなく、活動に対する行政縛りは今のところない。


本部スタッフのうち、会長は専権事項が多く、発行物に名前が載ることから文書チェックも最終的にはすべて行う。

自分の理解は、本部スタッフは雑用係みたいなもの、というレベルである。各委員会はそれぞれの担当が決まっていてそれをこなすことが主要な役割であるのに対して、本部スタッフはそこに入りきらないことをカバーする。たとえば、親子清掃後に配布する飲み物の買い出しと冷蔵なんていう作業は本部スタッフがやる。

ただし、スタッフでも会計や書記はそれぞれ役割があるので、副会長と会長が雑用にまわることになるが、会長は会長で教育委員会から押しつけられている仕事が多いため、副会長に回ってくることが多くなる傾向があるかもしれない。今のスタッフだと書記が2名いるのでそちらにまわることもある。

自分の理想的なPTAは、本部が事務局的に機能して、保護者・地域のボランティアの受け入れを行う、という形態。行政縛りはできれば無視したい。
今年、たまたま、「花いっぱい推進委員会」のサポートで力仕事系の作業をするために2回だけ作業をしてみたのだが、結局、呼びかけ人がいないため、副会長の肩書を利用して自分が手紙を発行した。PTA役員の肩書を利用しなければならないというところが不便だし、不必要だ。ボランティア組織の運営ができる人がそれぞれにPTAという場を利用して呼び掛ければいいのではないだろうか。

活動したいと思った保護者が文書や活動内容の確認を経て、自分で組織して自分で運営すると言う形がいいのではないかと思う。本部スタッフがからまなければならないという縛りがあると、本部が多忙なときに活動ができず時機を逃したりする。

基本的に勝手にやって全然かまわないのだが、宗教系・政治系の活動はできない(し、利用されないかと心配する向きもある)だろうから、内容のチェックは必要。その部分は事務局機能として本部スタッフが裏方で回せばよいのではないか。ノウハウの蓄積も重要なので、活動内容は本部スタッフにレポートしてもらう形にしてもいい。

2年間PTA本部に参加してみたけれど、規約以外の行政縛りが多くて、その部分は全く手を出せなかった。今年で卒業して今後小中のPTAに関係することはなくなる。何も変わらなかったことがかなり残念ではある。

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