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2010/06/09

[PTA] 市P連からの脱退を検討された会長のblog

教育学者がやってみた、PTA会長

本部スタッフを2年間やってみて市P連は県P、日Pの集金団体という以外の意味があまりなく、自校PTAの活動への利益が少ないというのが自分の結論。PTAへの父親参加で有名(?)な秋津小(地域コミュニティを学校での活動から立ち上げた)のPTAも市P連には入っていないらしい。

どなたかのblogからリンクされていた上記blogは大学で教鞭を取っている方が、PTA会長を引き受けてから退任するまでの記録をyahoo blog(更新はすでに停止されている模様)に掲載されているもの。
この方の任期の終わりごろに市P連からの脱退を検討され、一旦は会員への説明までされているのだが次の会長になってひっくり返された、というエピソードがある。

元々、P連の活動内容がPTAにとって意味がないのではという疑問を持っていたこの方が脱退を具体的に考えるきっかけになったのは、日Pの会費値上げを議論せずにOKしたということらしい。
以下、blogから面白いと感じたところを引用すると:

12月11日(金)の夜、区P連の理事会が開催されました。今回は理事会の後に懇親会(という名の飲み会)が設定されていたこともあり、出席者の皆さんは 心なしかソワソワしていたように思えました。実際、理事会は何の議論も起こらず、質問もなく、絵に描いたようにシャンシャンシャンで終わりました。

そんな中、私がひとつ疑問に思ったのは、平成23年度から日本PTA連絡協議会の会費が値上げになるという話でした。現行は一児童につき6円ですが、再 来年度からはこれが10円になるというのです。金額こそ大したことないものの、割合にすれば実に7割という大幅な値上げです。

牛丼でさえ、巷では値下げ競争をしているデフレの時代に、これは一体どうしたことなのでしょう。この話は当然、(理事会の前の)会長会の時に報告された はずなので、おそらく私が遅刻して聞き洩らしたのだと思います。理事会の時の説明では、子どもの数が全国的に減っているからというのがこの値上げの理由だ ということでした。
日Pの値上げはそのまま単位PTAでの会費値上げもしくは負担増(会費のうち、単Pで使えるお金が減る)になる。ここから、市P連脱退の検討をし、脱退したらどんなデメリットがあるのかを調査するところから始まり、最終的には脱退を決めることになる。このPTAの場合は区P連もある地域。

4、市P連幹部の話からわかったこと
質問1&2:市P連を脱退した際、停止されるサービスにはどのようなものがあるか。脱退後も引き続き受けられるサービスにはどのようなものがあるか。

回答:基本的に全てのサービスは停止。
私見:市P連からのPTA広報誌の表彰、市P連主催写生コンクールでの表彰(参加は可能)の2つがデメリットか。メリットは会費を払わなくてよくなるこ と、様々な会合へ出席しなくてもよくなること、浮いた時間やエネルギーを他の必要な活動に回せることなど。

<中略>

5、その他関係者への経緯説明
以上の経緯を、4月10日(土)、PTA副会長立会いのもと新PTA会長に説明。さらに同月17日(土)には、区P連(市P連の中の一組織)新旧会長会にて私から説明した。因みに区P連の公式見解は、「脱退云々に関しては、各単Pの意思を尊重する」という態度であり、本年2月17日(水)の区P連会長会で最初に話し合いをもった時点から一貫している。
と、ここまでは脱退をそれなりにスムーズに実行できるようにした準備をして次の会長に引き継いだ、と言うことになっているのだが、会長を新会長に引き継いだ後の総会では。。

さらに、来る27日の総会には、市P連脱退の是非を議題として取り上げないということになったと言うのです。あれ、それは約束が違うのでは? 確か、10 日に引継ぎをした時には、総会の議題とするので、私が出席して直接口頭で説明して欲しい、説明資料も作って欲しいと懇願されたのではなかったでしたっけ?

PTAではよくあることだが、会長が変わったところでいろいろと「お話」をされる方がいらっしゃって、継続的な施策が途切れる。ただし、自分がこの新会長の立場だったら、と考えるとちょっと気が重くなりそうだが。

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