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2009/03/28

[SBK] 2009 第1戦 フィリップアイランド

世界スーパーバイク選手権(SBK)
2009年3月1日 第1戦 フィリップアイランド
JSPORTS ESPN
実況:高柳謙一
解説:八代俊二

2009年は予選のスーパーポールの方式がノックアウト方式に変更され、20台から始まり、16台、8台と予選で落とした後にポールポジション計測を行う。

日本人選手では、中野真矢選手が新規参入でMotoGPから全く違うApriliaに乗る。昨年から継続参戦は、清成龍一選手、芳賀紀行選手、加賀山就臣選手、玉田誠選手。このうち、芳賀選手は今年からドゥカティに移籍。

ポールポジションはAMAチャンピオンから参戦してきたベン・スピーズ (YAMAHA)。

Race 1
結果順位
順位選手チーム
1芳賀紀行Ducati Xerox Team
2ノイキルヒナー (Neukirchner)Suzuki Alstare BRUX
3加賀山就臣Suzuki Alstare BRUX
4ファブリツィオ (Fabrizio)Ducati Xerox Team
5レイ (Rea)HANNspree Ten Kate Honda
6ハスラム (Haslam)Stiggy Racing Honda
7ラコーニ (Laconi)DFX Corse
8コーサー (Corser)BMW Motorrad Motorsport
9シュメルツ (Smrz)Guandalini Racing
10サイクス (Sykes)Yamaha WSB
15中野真矢Aprilia Racing
18玉田誠Kawasaki World Superbike R.T.
リタイア清成龍一Ten Kate Honda Racing

清成選手は10位からスタートで2コーナーで転倒、リタイア。起き上がった時に右手を押さえていた。

芳賀選手は13位スタートから2位あたりまでいきなりジャンプアップし、ジョナサン・レイ、芳賀、ラコーニの順で先頭争い。レイはペースが上がらず順位を下げ、代わってノイキルヒナー、加賀山が上位。

9周目にノイキルヒナーがトップへ出る。この後、18周目で芳賀がトップに出て、芳賀とノイキルヒナーで最終周までトップ争い。
最終周でノイキルヒナーはいったんトップを奪うが直後にリアが滑り、その隙に芳賀がトップに入れ替わりそのままチェッカー。少し雨が降っていたようでカメラにも水滴が見えた。リアが滑ったのものそのせいかもしれない。
今年からBMWが参戦して来ている。「BMWは直線が速いと聞いている。」八代氏。


RACE 2
結果順位
順位選手チーム
1スピーズ (Spies)Yamaha WSB
2芳賀紀行Ducati Xerox Team
3ハスラム (Haslam)Stiggy Racing Honda
4ラコーニ (Laconi)DFX Corse
5ファブリツィオ (Fabrizio)Ducati Xerox Team
6ノイキルヒナー (Neukirchner)Suzuki Alstare BRUX
7シュメルツ (Smrz)Guandalini Racing
8加賀山就臣Suzuki Alstare BRUX
9レイ (Rea)HANNspree Ten Kate Honda
10サイクス (Sykes)Yamaha WSB
12中野真矢Aprilia Racing
17玉田誠Kawasaki World Superbike R.T.
23清成龍一Ten Kate Honda Racing

スタートでビアッジが飛び出すがすぐにスピーズがトップに出る。芳賀もスタートがよく、スピーズ、芳賀、ビアッジの順。
6周目で芳賀がトップを奪い、11周目でスピーズ、13周目芳賀とトップが入れ替わる。
残り3周でスピーズがトップに立ち、そのままチェッカー。3位はハスラムとラコーニが激しい争いをしてハスラムが取った。ビアッジは3位集団にいたが最後にコースアウトし順位を落とした。

「スピーズはリアタイヤの滑らせ方がうまい。上体を寝かしてバイクを寝かせないようにしている。」八代氏。デビュー戦で一勝したスピーズは今後の活躍、というか、芳賀選手のシリーズ優勝への高いハードルになりそうな気配である。

芳賀選手は昨年の優勝チームに移籍し、引退したトロイ・ベイリスから次のチャンピオンとして指名されているような雰囲気の中での初戦というプレッシャーで2戦とも表彰台は立派。また、2008年は活躍できなかった加賀山選手も3位に入り、2009年は活躍してくれそう。

中野選手は2戦ともポイント獲得。

TV中継ではなぜかグリッド紹介が省略されて日本人選手が映らないことがあった。
SBKでは全レースの動画をウェブサイト上で公開しており、ほぼTVと同じものが見られる。動画では全選手およびピットの様子なども紹介しているのでJSPORTSで編集して時間に収めているのかもしれない。しかし、JSPORTSが日本人選手を切るはずがないので、やはり、元の画像になかったのかな?

このレースはJSPORTSでラグビーの試合が長引いたため、RACE 2の最後の5周ぐらいが切れてしまいウェブサイトの動画でも見た。ウェブサイト上では全レースの他に、スーパーポール、決勝のハイライト、ベストラップの編集動画もあるので、時間がないときはそちらを見るといいかもしれない。

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