NASCAR
バドワイザーシュートアウト (Budwiser Shootout)
2009年2月7日 デイトナ(Daytona International speedway)
放送:G+、解説は石見周氏。
最終順位
サブプライムローン問題などによるスポンサー減少や成績不振などで2009年に複数チーム合併により発足した新チームは3チームある。
Richard Petty Motorsports: Petty EnterprisesとGillett Evernham Motorsportsが合併。
Stewart-Haas Racing: Gene HaasはTony Stewartが共同オーナーとなり新チーム。
Earnhardt-Ganassi Racing with Felix Sabates: Dale Earnhardt Inc.とchip ganassiが合併。
バドワイザーシュートアウトは、カップシリーズのポイントは付かない開幕前のレース。今年から出場資格が変わり、各マニュファクチャラー(フォード、シェビー、ダッジ、トヨタ)の昨シーズンのポイント上位6台とワイルドカード1台の計7台ずつ、合計28台が出場できる。
エキジビションのため、レース構成は
2セグメント(前半25周、後半50周)
休憩が10分間(通常ピット作業可能)
となる。
また、リスタートの際は、常に2列(ダブルファイル)の状態から、になる。
デイトナでは後に付いて風圧を作るドラフティングパートナーの存在が重要になる。
新人ドライバーとしてジョーイ・ロガーノ (Joey Logano) とスコット・スピード (Scott Speed)も出場したが、クラッシュに巻き込まれてリタイア。
「今シーズンはサブプライム問題でテストができていないので、シュートアウトは良いテスト。しかし、気温が低いのでデータは使えないかもしれない。」石見氏。次の週がNASCARの初戦であるDAYTONA 500。同じコースでのレースである。
前半セグメントを終わっての順位はエドワーズ、マクマーレイ、ジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson)。
ジュニアは、後半は速さがあり、カイル・ブッシュと前後してトップを走った。が、残り20周を越えたあたりでコース取りを誤ったのか10位以下に後退して、クラッシュに巻き込まれて大破。カイル・ブッシュも同様に後退した。
残り数周で立て続けにコーションが出て、ゴールはグリーンホワイトチェッカーとなる。コーションのたびにピットで4タイヤ交換の車がある。残り2周でのコーションでもスチュアートやケンゼス、エドワーズなどはピットで4タイヤ交換で最後のリスタートでのダッシュに賭ける作戦。
「ラウシュレーシングは今年は5台がレースに出ているが、来年は4台に減らすことになるだろう。1チームで5台持っているということはそのチームがなくなると5台減ってしまう、というリスクもある。」石見氏。
マクマーレイはコース取りがうまく車をコントロールして後続を抑え、残り2周のコーションでもリードしていた。最後の最後にハービックがハムリンに押してもらって一気に外側から伸びてマクマーレイを追い抜いたとたんに後方でクラッシュ、そのままゴール。マクマーレイはハービックを抑えようとしたが抜かれてしまったようだ。
最後のクラッシュはケーシー・メアーズがジョンソンに追突したことがきっかけだったようだ。昨年チャンピオンのジミー・ジョンソンは最後のクラッシュで大破したが、いろいろなセッティングが試せたのでよかった、とインタビューに語っていた。
トニー・スチュアートは「デビュー戦にして3位は上出来じゃないか。」と控え目ににっこりしていた。「もっと喜んでいると思いますよ。」石見氏。
「チームの実力が拮抗してきて、激しい争いになるのでは」石見氏。
石見氏のシーズン予想は、カイル・ブッシュが最有力、対抗するのがエドワーズ、とのこと。
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