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2009/03/19

田上幹樹 「生活習慣病を防ぐ七つの秘訣」

糖尿病および高血圧症の治療をしている医師が自分の患者のアンケート調査などからまとめた「病気になるまでの生活」や食生活・運動習慣などのパターンから生活改善の提案をしている。

著者が「快適習慣」と呼ぶ「やめられない悪習慣」として「運動不足」と「肉や脂っこい食事」、喫煙があげられている。意外にも飲酒を全くしない人よりもワインなどを少し飲む方が良いらしい。

「七つの秘訣」は
  1. 和食のすすめ -- 肉を減らしもっと野菜を
  2. せっかくの「運動」を無駄にしない
  3. 朝食は抜かない、夜食は厳禁
  4. 感触は美味しいものを少量、そして残す勇気が大切
  5. 飲むならワインを
  6. 絶対に禁煙 -- タバコを吸うのは犯罪?
  7. 定期健診のすすめ
の7つ。各項目そのものが困難というよりも習慣化させて継続することが難しいものが多い。

運動については、3000キロカロリー/週までは運動量が多いほど病気の発症率が下がるという。速歩を1時間しても300キロカロリー程度とのことなので、普通はその限界まで到達することはなさそうだ。

生活改善(治療として行われるもの)のデータをみると、普通のダイエットでも言われるように食事+運動が筋肉を維持して効果が高いようだ。また、「朝食抜きダイエット」については著者は、全くの机上の空論と否定している。一、二年であれば可能だが無期限には無理であるし、患者アンケートでも朝食を食べた方が調子が良い、との回答が多いとのこと。

昼食に昼定食を取った場合の夕食アドバイスが書かれている「実践編」を見ると、食生活の設計は朝昼で足りない分を夕食で補う、のがコツ。たとえば、夕食でバランスできれば牛皿定食での昼食は良い。

BMIで25以上が肥満一度、30以上が超肥満というのを読んで自分のBMI(体重(kg)/身長(m)**2)を計算したところ、23ぐらい。肥満とは言えないけど徐々に体重が増えてきているので気をつけないと。

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