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2009/03/05

[WRC] 2009 第1戦 ラリーアイルランド

世界ラリー選手権 (World Rally Championship)

JSPORTS ESPNで放送。

2009年シーズンの番組出演は山岸舞彩、福井敏雄、古賀敬介の3人。

FIAのカレンダー調整があり24コースを12戦ずつに分割して、2年に1回の開催となる。そのため初戦がモンテカルロではなく、アイルランドになった。

福井氏によるアイルランドの特徴は
  • 道が狭い
  • 天候が良くない。強風と雨。
の2つ。2009年の現地は、「土砂降りの雨で、気温が低くない割には強風で体感温度が低い。」古賀氏。スバル、スズキが撤退したため、日本車のファクトリーチームは不参加。スバルチーム撤退によりクリス・アトキンソンはシートを失い、シトロエン・ジュニアチームから参戦。チームメートがロウテンバッハとセバスチャン・オジェ。

DAY 1
SS1で、ミッコ・ヒルボネンの車のライトが外れる。ライトが自分の方を向いてしまったらしい。
雨がひどいので、ヤリ・マティ・ラトバラがスノータイヤで出る。 水はけが良いかもしれない。結果はセバスチャン・ローブよりも42秒も速い。ローブはターマック用タイヤで出走し7位。
PROTONチームがS2000で出走しているようだ。
ローブがかなり遅れているが「ローブは危機管理能力が高いので、無理はしない。」福井氏。

雨のせいでターマックが砂利と泥の道になってしまっている。また、コース全体に道幅が狭く、しかも高速コース。SS3までにローブは2位まで浮上。ラトバラはサスペンションを壊してステージリタイア。
SS3では、ウルム・アーバがトップに立った。が、後半のステージでスピンしてリタイア。SS4以降はローブもスノータイヤに交換。

アトキンソンはコース脇の電柱に衝突するが、そのまま走行し続けられた。
雨が強くなり、SS7,8はキャンセルされた。

終了時の順位は、ローブ、ソルド、ヒルボネン、ヘニング・ソルベルグ、ロウテンバッハ。
「スノータイヤが良くグリップしたのは驚きだ」ローブ。
DAY 2
雨。

タイヤはほぼ全車スノータイヤ。

シトロエンジュニアチームのロウテンバッハがリタイヤ。同チームのオジェはY字ジャンクションに突っ込んだ。

SS10でヒルボネンの車のパワステが故障。
「見ているよりはるかにつらい。腕が棒みたいになり、痙攣して運転できなくなることもある。」福井氏。
SS11。アトキンソンは徐々に速さを増して順位を7位から5位まで上げた。
「アトキンソンはスバルでは作戦に組み込まれて中盤で苦しんだが、今年はそれよりも思いきりできる環境になると良いのだが。」

終了時:ローブ、ソルド、ヒルボネン、H.ソルベルグ、アトキンソン、オジェ。

番組では、新コーナーとして「こがっち写真館」がスタート。古賀氏はプロのカメラマンでもあるのでナカニーのスナップ写真とは違う味わい。

DAY 3
全長51キロ。

天候は回復したが、路面が乾くかどうかは賭けになる。
ヒルボネン以外のトップドライバーはウェットを予測してスノータイヤ。
ヒルボネンはターマック用タイヤで一発勝負に出る。

H.ソルベルグとアトキンソンは僅差の4位争い。SS15ではアトキンソンが1.5秒差でリード。
「アトキンソンはなかなかファクトリードライバーにならないが楽しい人。」福井氏。

H.ソルベルグはSS18でプレッシャーを与える作戦に出る。ターマックタイヤに交換した後、アトキンソンのテントの前で車を一旦止めて、タイヤを見せた後、走り抜けた。アトキンソンもタイヤ交換に気が付いていた。このステージでアトキンソンはコースオフしてタイムロスしてしまう。
「攪乱作戦ですね。」福井氏。「さすが、ベテラン」古賀氏。

スーパーSSはドネガルの街の中の道路を使う。ドネガルは「鎌倉のような街」古賀氏。

優勝はローブ(48勝目)。2位以下は、ソルド、ヒルボネン、H.ソルベルグ、アトキンソン、オジェ、マシュー・ウィルソンン、カリド・アル・カシミ。

「今年はターマックが2戦しかない。フォードの2台がちゃんと機能すればフォードにもチャンスがある」福井氏。

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