sprint cup シリーズ 第8戦 subway fresh fit 500
2009年4月18日phoenix international raceway
放送:G+、解説:福山英朗。実況:藤田大介。
1マイルを312周。 500キロのレース。
バンク角が9度から11度と変化する。
バックストレートが湾曲しているのが特徴。上空から見ると三角おむすび型。
別名「デザートマイル」と呼ばれる。砂漠の中に作られたサーキット。
空力はあまり影響せず、シャーシアジャストが重要。
TVでは、
- カール・エドワーズのタイヤチェンジャーがクビになった(前戦のミスのため)
- ガナッシ・アーンハートレーシングの8号車アリック・アルミローラ (Aric Almirola)はスポンサーがなく撤退
このコースではジミー・ジョンソンが3連勝中。また、前戦で勝利したジェフ・ゴードン(Jeff Gordon)が家族を帯同してのレースとなっている。
国歌はKate&Kacey。
"Start Your Engines"はMichael Strahan。
最終結果
ポール・ポジションはマーク・マーティン。今シーズン3回目のポールだが、まだレースの上位5位までに入ったことはなかった。このレースは序盤から好調で、ポール・トゥ・ウィン優勝。2005年のカンザス以来の優勝。どのドライバーにも祝福される。慕われていることがよくわかる。
ベテランドライバーが多いNASCARでも50歳を過ぎての優勝はすごいことだろう。
ラグナットのトラブル
今シーズンはラグナットのトラブルが多い。ジュニア、ジョンソン、ゴードンがラグナットが飛んだり、つけそこなったりしてタイムロス。
「ルール変更でネジの長さが変わり、交換するタイヤに接着しておくラグナットがネジに押し出されて外れてしまう。」福山氏。
ロビー・ゴードン
自分のチームを立ち上げているがなかなかうまくいかない。マイケル・ウォルトリップに当てられて壁に激突。インタビュワーには「55号車(ウォルトリップ)の来シーズンのドライバーに期待している。」
と皮肉。「おまえはもう終わってるだろ、と言いたいんですねぇ。」福山氏。
デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.)
今シーズンは不調。このレースでは途中のイエローでステイアウトしトップに出る。次のイエローが発生するのを待ってトップを維持したが、イエローは発生せず燃料切れでアンダーグリーンピットに入らざるをえなくなり、30位以下に後退。この後、他のドライバーもアンダーグリーンでピットインしたため、再度トップに戻るがタイヤが消耗してしまい、壁に激突しバランスを崩してまた30位以下へ。
クルーチーフのトニー・ユーリー・ジュニアの作戦は当たりはずれが多い。このようなステイアウトや燃費走行のギャンブルが当たることがあまりなく、ドライバーのリズムを崩して順位を下げる結果になっている。今年は昨年よりも車に速さがなく、上位に入る回数が非常に少ない。これではチェイス進出は難しいのでは。31位でフィニッシュ。
チームの低迷
「ジレット・エバーンハム・モータスポーツ(GEM)から、2009年にレイ・エバーンハムが抜けるとともにチームはリチャード・ぺティ・エンタープライズと合併。エバーンハムが抜けた後、チームの成績は低迷しており、ケーシー・ケイン、エリオット・サドラーなどの調子が悪い。エバーンハムの統率力、エンジニアリング力がチーム好調の背景だったのではないか。」(福山氏)
リューティマン
前戦でも良い走りをしていたし、2009シーズンは好調。10位以内をキープしている。
無線故障
ライアン・ニューマンが残り10Lapのイエローでステイアウト。1台だけのステイアウトのためポジションキープができなかった。TVでは無線の故障、と。無線が使えずピットインの指示が届かなかったらしい。他の車はピットインして4タイヤ交換。
アラン・グスタフソン
優勝したマーク・マーティンのクルーチーフ。若いが優秀。
子どもの頃、マーティンにサインをもらったことがある。ヘンドリックで働いて、いつかマーティンのクルーチーフになりたいという希望を持っていた。
カイル・ブッシュ
最後のピットアウトで2位でピットアウトするが、ピットレーンでのスピードオーバーで同一周回の最後尾へ回されるペナルティ。17位。
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