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2009/06/26

[MotoGP] 2009 第3戦 スペイン

MotoGP 第3戦 スペイン へレス(jerez)
GRAN PREMIO bwin.com DE ESPAÑA
2009年5月3日 
放送:G+

コース長: 4423m
コース幅: 11m
右コーナー8, 左コーナー5
最長ストレート 600m


125cc
実況:右松健太 解説:坂田和人

順位ライダーチーム
1スミス(Bradley SMITH)Bancaja Aspar Team 125cc
2ガデア(Sergio GADEA)Bancaja Aspar Team 125cc
3マルケス(Marc MARQUEZ)Red Bull KTM Motosport
16中上貴晶Ongetta Team I.S.P.A.
--小山知良Loncin Racing

「へレスから流れが変わりヨーロッパラウンドで優位に立つライダーが出てくる、ということがたびたびある。イアンノーネはここまで流れを持ってきていて開幕2連勝。シモンはシーズン前テストではよかったのに、流れがつかめていない。」坂田氏。

坂田氏の言う流れを変えるレースになった。イアンノーネがまず1周目で転倒し、再スタートしたがポイントは取れず。シモンは普通に走れば2位表彰台には上がれる展開だった。しかし、残り18周でハイサイド転倒してしまいリタイア。

スミスは最初からかなりの大差でリード。ガデアとマルケスは最終ラップまでもつれた。
今年のルーキーのフォルガーが35番手スタートから2位集団まで追い上げる好走を見せたが、最終ラップで転倒クラッシュ。2台まとめて抜こうとしてスリップしたようだ。

小山はここまで旧型エンジン。ポイント圏内で走ったが転倒リタイア。「2台抜きしようと手前のコーナーで周回遅れを抜いたらラインがきつくなりハイサイド転倒。やれることをやった結果なのでしょうがない。」
中上「バイクのセッティングを詰め切れなかった。チームに申し訳ない。」

250cc
実況:青木源太 解説:坂田和人

順位ライダーチーム
1青山博一Scot Racing Team 250cc
2バウティスタ(Alvaro BAUTISTA)Mapfre Aspar Team
3シモンチェリ(Marco SIMONCELLI)Metis Gilera
12富沢祥也CIP Moto - GP250

日本では青山博一が2位、青山周平も入賞と良い成績だった。
2008年シーズンの高橋が同じチーム・同じバイクでコメントしていたことを青山も言っている。ホンダの開発は止まっているが、それはバイクが安定しているという風に考えている、と。

スタートからデボン(後半クラッシュリタイア)がホールショット。しかし、シモンチェリ、バウティスタ、バルベラが首位集団を形成。
青山は4位から、バルベラ、シモンチェリ、バウティスタとパスする。バウティスタ、シモンチェリ、青山の3台での優勝争い。青山とバウティスタの争いはバウティスタが前、青山が後ろで数周経過する。
最終ラップの最終コーナーでクロスラインから青山が抜き返し、優勝。
最後は解説の坂田氏も声援を送って解説になっていなかった。

青山とバウティスタはお互いに相手のホームコースで優勝して、自分のホームコースでは2位。

バウティスタには観客席から大きな声援。ペドロサよりも人気が高いとのこと。たしかに、レース後に青山をたたえるのを見ていても、同じスペイン人でもペドロサよりも明るい雰囲気がある。

2009シーズンで250ccが終了し、その後に開始するMoto2の600ccエンジンをホンダが供給することが発表された。

MotoGP

実況:藤井貴彦 解説:岡田忠之、宮城光

順位ライダーチーム
1ロッシ(Valentino ROSSI)Fiat Yamaha Team
2ペドロサ(Dani PEDROSA)Repsol Honda Team
3ストーナー(Casey STONER)Ducati Marlboro Team
12高橋裕紀Scot Racing Team MotoGP

次戦フランスから、予選の時間が45分から1時間に延長されることが決まった。

スタートはロレンソ、ペドロサ、ストーナー、ロッシが前。
前にペドロサ、ストーナーが出て、ロレンソとロッシから少し離れ始める。
ロレンソはロッシにパスされて少し下がり、ロッシはストーナーの後ろへ。

ロッシはストーナーを抜いた後、抜き返されるが再度抜き返してペドロサを追う。

ストーナーはペースが上がらず、後ろからロレンソが来た時には表彰台も無理かと覚悟したらしい。
「ストーナーのバイクは暴れている。ドゥカティは新シャーシを導入したのでデータは貴重」宮城氏。
ロレンソはクラッシュしてしまったため、ストーナーは3位表彰台。ストーナーはへレスは初表彰台。

ロッシはバイクのペースが後半に徐々に上がり始める。差は1秒台の前半から少しずつ縮まる。
「コンマ何秒の縮まり方はライダーとしては嫌だ。ペドロサがタイヤをコントロールできるかがカギ」岡田氏。「ロッシは追いついてもすぐには抜かない。相手のタイヤ、弱点を見極める。ペドロサは弱点を見せたくない。」岡田氏。
残り10周、ロッシがペドロサをパス。「ロッシの方がリアタイヤがグリップしている。」岡田氏「最終コーナーの立ち上がりでちょっと敏感。」宮城氏

「今後の開発につながる課題が見えた良いレースだった」岡田氏。

ストーナーのバイクは後半は左右に結構ふらつく場面があった。

5位にホンダのサテライトチームのド・ピニエが入り、6位には同じくプライベートチームのHAYATE(カワサキのバイク)のメランドリが入った。HAYATEのチームスタッフはすごく喜んでいる様子。

高橋「今回は実質的な開幕のレース。この順位では満足していない。まずシングルフィニッシュ。」

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