2009年9月13日
放送:日テレBS、JSPORTS
実況:下田恒幸
解説:由良拓也、福山英朗
ピットリポート:高橋二郎、一戸恵梨子
レースの結果、チャンピオン争いに少し変化が出た。
GT500クラスではMOTUL AUTECH GT-Rがややリード、GT300クラスでは3チームが同ポイント。
順位 | チーム | ドライバー | ゼッケン |
---|---|---|---|
GT500 | |||
1 | ARTA NSX | ラルフ・ファーマン、伊沢 拓也 | 8 |
2 | MOTUL AUTECH GT-R | 本山 哲、ブノワ・トレルイエ | 1 |
3 | PETRONAS TOM'S SC430 | 脇阪 寿一、アンドレ・ロッテラー | 36 |
4 | KEIHIN NSX | 金石 年弘、塚越 広大 | 17 |
5 | ENEOS SC430 | 伊藤 大輔、ビヨン・ビルドハイム | 6 |
GT300 | |||
1 | ダイシン アドバン Ferrari | 青木 孝行、藤井 誠暢 | 81 |
2 | JIMGAINER ADVAN F430 | 田中 哲也、平中 克幸 | 11 |
3 | triple a ムルシェ RG-1 | 山西 康司、余郷 敦 | 66 |
4 | ウェッズスポーツIS350 | 織戸 学、片岡 龍也 | 19 |
5 | アップル・K-one・紫電 | 加藤 寛規、吉本 大樹 | 2 |
ENEOS SC430
レース後コメントで伊藤大輔が「車が速いだけじゃ勝てませんよ、ということ。」今回はトップを走っていれば優勝したかも、と解説陣も言うほどの良い車。スタートでEPSON NSXに当たってしまいペナルティのドライブスルーをこなしたために順位が下がった。ここから追い上げて5位まで上がった。リアデザインがSCではルマンのチーム独自。「「犬小屋テール」と名付けているんですけど、犬が入っているようなカウルになっていてこれが効果あるのかも。」
1号車 vs 36号車
2位3位争い。脇阪寿一がブノワ・トレルイエを抑え込んでいたが、300クラスのオーバーテイクの隙にブノワに飛び込まれて逆転。チャンピオン争いでは下位の36号車は1号車の前でゴールしたかったところだが。
レース後コメントでも厳しい表情で「今回はSC勢全般に厳しかったので、データを見て検討しないと。」と脇阪。ブノワは「少し押し出したがフェアなレース。自分がチャンピオンになれないが本山とチームがチャンピオンをとれればうれしい。」と。
海外勢
300クラスの上位はフェラーリとランボルギーニ。2位のJIMGAINER ADVAN F430はJIM GAINERで開発されているので国産でレギュレーションはスーパーGT仕様。1位のダイシンはFIA-GT仕様。
荒聖治
24号車のHIS ADVAN KONDO GT-RにJTRUST ポルシェの脱落したドアがぶつかり故障。240kmぐらい出ていたときにぶつかったらしいが大きなクラッシュにはならなかった。
killスイッチのワイヤーが切れてしまい、電源が落ちて車は停止。荒聖治は車から降りてボンネットを確認した後、車にもどって電源を入れなおしピットまで自力で戻った。
「kill スイッチだということが良くわかりましたね。昔、十勝24時間でkillスイッチが切れて原因がわからず30分以上かかったことがありました。」福山、高橋氏。
「外から車を止めるためのkillスイッチのワイヤーに当たったということですか?ピンポイントな」 由良氏。
レース後コメントで荒は「ボンネットの一部が壊れていて中を見たらkillスイッチのワイヤーが立っていた。killスイッチが原因だと思い、メカニックが開けるカバーを開け、スイッチを入れなおしたら動いた。ル・マンでの活動が役に立っている。」
チャンピオン争いからは脱落したら鮮やかなリスタートだった。荒の経験値の高さが見えた。
タイヤ交換
優勝した車のタイヤ交換作戦がいつもと違っていた。
DAISHINは左2本交換、ARTAは4本交換。ARTAはいつもの2本交換ではなく4本を選択。これは伊沢拓也の要望だったらしい。DAISHINは左2本だけ交換。
青木孝行のレース後コメントでは「もうちょっと残っていると思ったが、タイヤの摩耗度合いを聞いてちょっと冷や汗が出た。案の定最後の2周でタイヤがなくなり、いつもはしないようなブロックをした。」
これ以外にもウェッズスポーツが2本交換で順位をアップした。
JIM GAINER ADVAN F430
最終ラップの最終コーナー前でDAISHINと並んだが、コーナーで滑ってしまい速度が落ちてしまいストレートで離されて2位に。田中哲也は「ストレートで負けているので厳しいとは思っていた。」と。
ARTA NSX
エンジン交換(鈴鹿での大破による)で10グリッド降格の12位からのオーバーテイクで1位でピットイン、アウトラップでは36号車に抜かれるが抜き返して1位に。2位とは4秒程度空いて優勝。
レース後コメントで、伊沢拓也の優勝について土屋圭一が涙を見せて「良く成長した」と。
300チャンピオンレース
ARTA Garaiya、アップル・K-one・紫電、ウェッズスポーツIS350が同点で並んだ。
Garaiyaはスタート直後にリアから当てられてスピンし18番手に下がり追い上げた。紫電はストレートでポルシェに遅れてなかなか抜けない展開があった。
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