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2009/11/27

水野秀則 「改善で終わる上司、革新できる上司」部下支援型指導で組織はここまで変わる

「成果を出せる」「部下が育つ」リーダーは何をしているのだろうか、という問題点を持って様々な企業の支援をしている著者は10のステップでリーダーが育つ方法を説明している。この10のステップの背景となる考え方は、「上司の仕事は部下支援業である。」というもの。

したがって、部下に対しては「指導するな!」という投げかけを読者にしている。上から目線のアドバイスをしても部下が聞きたい気持ちがなければ届かない。そうではなく部下に問いかけをすることで部下が気付いて動くように仕向けるべき、ということだ。

この後には、当然、成果を上げるためのステップが必要になるので、「迫る」リーダーとしての5つのステップが方法論として示される。

知人がこの本を非常に高く評価していた。この内容で強調されているのは上司は部下を指導せず支援せよ、というところだから、その知人は支援してもらいたかった、ということだろう。著者がセミナーを若手リーダーを対象にして開催すると、参加者たちは自分たちの上司にこそ参加してもらいたい、そうすれば職場は変わる、というそうだ。

帯の文句が「部下指導にこそレバレッジを効かせろ!」とあるのだが、この意味はイマイチわからない。



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