SHELL ADVANCE MALAYSIAN MOTORCYCLE GRAND PRIX
2009年10月25日
放送:G+
コース長5548m
コース幅:25m
右コーナー 10, 左コーナー5
突然のスコールが付きもののコース。今回はMotoGPクラスのピットオープン直前に降雨。突然のウェットレースとなってしまった。
MotoGPはロッシがチャンピオンを確定。9回目(MotoGPでは7回)のチャンピオン。
マレーシア国王もコース上に姿を見せた。
125cc
19Lap
結果順位
実況:右松健太
解説:坂田和人
順位 | ライダー | チーム |
---|---|---|
1 | シモン(Julian SIMON) | Bancaja Aspar Team 125cc |
2 | スミス(Bradley SMITH) | Bancaja Aspar Team 125cc |
3 | エスパルガロ(Pol ESPARGARO) | Derbi Racing Team |
11 | 中上貴晶 | Ongetta Team I.S.P.A. |
-- | 小山知良 | Loncin Racing |
ポールはマルク・マルケス。
前戦でシモンがチャンピオンに決まり、今回は、レースでの勝ちを狙う。
スタート直後にステファン・ブラドルとダニー・ウェッブが転倒。
シモンとスミスの2台が抜けだし、3位集団には、フォルガー、マルケス、バスケス、コルシ、コルテセなど。
全体に転倒が多く、フォルガー、バスケス、コルシが転倒した。
「表彰台経験のないライダーはタイヤマネジメントができていない。」坂田氏。
シモンが1位。スミスが2位は序盤から変わらず。最終周に差が縮まり後ろに付いたが、スミスがシモンと同じラインに入ってしまい止め切れずにコーナーのアウト側に膨らんで行って万事休す。
中上「ウォームアップで前のライダーがレコードラインに入ってきてしまって転倒した。まだ話に行っていないがあれは危険だった。転倒のせいでピットスタートになったが最初から追い上げられた。」
小山「一周目でピストンが壊れた。まずは壊れないエンジンを作る。」
250cc
20Lap
結果順位
実況:寺島淳司
解説:上田昇
順位 | ライダー | チーム |
---|---|---|
1 | 青山博一 | Scot Racing Team 250cc |
2 | バルベラ(Hector BARBERA) | Pepe World Team |
3 | シモンチェリ(Marco SIMONCELLI) | Metis Gilera |
10 | 青山周平 | Racing Team Germany |
16 | 富沢祥也 | CIP Moto - GP250 |
青山はスタートで少し下がって4位。クルーセルがトップへ。
シモンチェリが5位から1台ずつ上がる。青山はシモンチェリを狙いパスするがラインをはずれコースアウトして外側のグリーンを走る。
6Lapでバウティスタがまた転倒し、チャンピオン争いから後退。
パッシーニ、クルーセル、ディメリオも転倒。
14,15Lapで青山はシモンチェリとトップ争い。コーナーごとに抜きつ抜かれつのバトル。青山が抑え込んでトップへ。このレースでは青山のバイクもそれほど遅い感じがない。ストレートの長いセパンでもなんとかなっている感じ。
パスされて2位になったシモンチェリのバイクが少しスピードが落ち、後ろから来たバルベラとほぼ同時のフィニッシュ。
2台は映像による判定でも同着となり、周回のタイムがよかったバルベラが2位。
青山がシモンチェリより前でチェッカーを受けたことでチャンピオンの可能性が高くなった。シモンチェリはレース後コメントで「今日は青山が速かった」と。
青山博一「タフなレース。転ばないでゴールできてよかった。」
青山周平「朝からスイングアームなどを変更した。タイヤの相性もよくなくてグリップせず」
富沢祥也「スタートが良く決まった。後ろからばルドリーにが来てパスされムキになってしまい転んだ。完走が目標だったので申し訳ない。」
MotoGP
21Lap
結果順位
実況:寺島淳司
解説:辻本聡、吉川和多留
順位 | ライダー | チーム |
---|---|---|
1 | ストーナー(Casey STONER) | Ducati Marlboro Team |
2 | ペドロサ(Dani PEDROSA) | Repsol Honda Team |
3 | ロッシ(Valentino ROSSI) | Fiat Yamaha Team |
ロッシは4位以内であればチャンピオン確定。
降雨でスタートが35分遅延。
小雨が降っている状態でのスタート。レインタイヤは1スペックしかないので全員が同じタイヤ。
スタートからストーナーが飛び出し、最後までそのままゴール。ペドロサもストーナーには追いつけず単独2位に。
序盤の上位はストーナー、ペドロサ、ドビツィオーソ。ドビツィオーソはその後転倒。
ストーナーはペドロサよりも1秒以上速く引き離していく。
「レインでもいきなりタイムが出せる走り」辻本氏。
ロッシはスタートから後方集団に飲み込まれて7位。ピットからグリッドに付くのが遅れて最後尾スタートとなったロレンソはロッシの後ろに上がってきている。
TVではシリーズ優勝争いのロッシとロレンソが映る。ストーナーはほとんど映らず。
ロレンスはロッシをパスし、ロッシはそのロレンソについて二人で上位に上がって行く。
ロッシはロレンソをパスして3位になり、ペドロサを追いかけるがさすがにそこまでは届かなかった。
3位表彰台でシリーズチャンピオンを決めた。
今回の演出は鶏と卵。卵には9(チャンピオンになった回数)が書いてある。
コースはウェットからところどころドライという難しいコンディションだったが転倒者があまり出なかった。ドライで行われた125,250クラスよりも転倒しなかったような。もちろん、台数が少ないということもあるけれど。
TVではメーカーのライダーが来るとなかなか勝たないというジンクスがあり、ヤマハの開発ライダーである吉川氏が来たカタールは当日のレースがなかった。今回はチャンピオンが決まって「ほっとしました」(吉川氏)。開発ライダーなので、「来シーズンもこれが続けられるバイクを作る」と。
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