2009年10月23日から10月25日 第12戦 グレートブリテン
Rally GB
放送:JSPORTS ESPN
実況:山岸舞彩
解説:福井敏雄。古賀敬介。
最終戦までチャンピオン争いはもつれている。ローブとヒルボネンは1ポイント差。
GBでの開催は例年よりも1ヶ月程度早い。
「天候は悪い。雨と風。罰ゲームのような天候だった。」
最終戦なのでいくつものチャンピオン決定レースがあった、というのが一番の特徴。大きなグラベルレース。
最終結果
順位 | ドライバー | チーム | 車種 |
1 | ローブ(Sebastien LOEB) | Citroen Total WRT | CITROËN C4 WRC |
2 | ヒルボネン(Mikko HIRVONEN) | BP FORD ABU DHABI WORLD RALLY TEAM | FORD Focus RS WRC 09 |
3 | ソルド(Dani SORDO) | Citroen Total WRT | CITROËN C4 WRC |
4 | P. ソルベルグ(Petter SOLBERG) | Citroën Junior Team | Citroën C4 WRC |
5 | H. ソルベルグ(Henning SOLBERG) | Stobart VK M-Sport Ford Rally Team | Ford Focus RS WRC 08 |
6 | ウィルソン(Matthew WILSON) | Stobart VK M-Sport Ford Rally Team | Ford Focus RS WRC 08 |
DAY 1
雨なので先頭スタートの不利が少ない。これ以上降っていると先頭以外は路面がぐちゃぐちゃになってしまう。ヒルボネンが先頭スタート、2番スタートがローブ。
SS2は名物ステージ Sweet Lamb。ジャンプやウォータースプラッシュがある。昨年このステージでヒルボネンはジャンプの着地をミスしてロールオーバー。
ラトバラがフロントのドライブシャフトを破損。後輪駆動で走っている。ペースが上がらないため、ラジオポイント(無線基地の場所)で退避して後ろのP. ソルベルグを前に行かせる。
「広い道路なので抜けなくはないのだが。スポーツマンシップ。」福井氏。
ラトバラ「ドライブシャフトをトラックに積んできていないので交換できない。」終わりのサービスまで走るしかない。「通常ドライブシャフトをトラックに積むチームはないですね。」福井氏。
フォードチームはフロントシャフトが大丈夫か確認するためにヒルボネンの車をチェックするが何もせずサービスから出す。
終了順位はローブ、ヒルボネン、P. ソルベルグ、ソルド。
DAY 2
ローブのペースが上がらず。「ワイパーに木の枝が挟まった。前が見えなくて遅れた。」
P. ソルベルグ「ワイパーが壊れた。」
SS9 ヒルボネンはかなり遅い。「何がおかしいのかよく分からない。」
「道路の路肩はかまぼこ型になって落ち込んでいる。外に出てしまうとずるずると行く。そのため、多くのドライバーは道の真ん中を走っている。」福井氏。
終了時点ではローブはヒルボネンを30秒リード。
「トヨタが勝てるレースで、ゴール前300mぐらいでトラブルがあって勝ちを逃がしたことがある。」福井氏。というようにラリーは最後まで何があるか分からない。
DAY 3
ヒルボネンはfull pushで行く。
SS14でラトバラはフィニッシュ直後のコースアウト。「よくあります。」福井氏。
ヒルボネンはジャンプの着地の衝撃でボンネットがはずれてしまい前が見えない。ここで、タイムロス。ソルドとの差がつまってしまい、ソルドもプッシュしたが最終ステージで頑張って2位。ソルドが1ビ秒差の3位。
ローブはターボのトラブルがあったが、途中でその情報がヒルボネンに知られるとプッシュされるため、隠していた。
ヒルボネンはレース後コメントで「昨日の2ステージでスピードが出せなかったのが敗因か。来年はもっと速くなる。」
ローブは最後のステージ後に車の上に立ってガッツポーズ。「ローブのガッツポーズはなかなか珍しい」
シリーズ優勝は1ポイント差でローブ、2位にヒルボネン。
福井氏、古賀氏は、
- 2009はローブがぶっちぎりかと思ったがヒルボネンが早くなったので面白いシーズンだった。
- フォードとシトロエンの差はセカンドドライバー。
- ローブは中盤で巻き返され、あわてた場面があった。
2009年、日本メーカーは全部撤退してしまったが、ビデオコンテンツは福井さんが「懐かしい映像を堪能しました。」と言ったトヨタを初め、三菱、スバルの活躍した時代の記録が発売された。
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