sprint cup シリーズ 第32戦 マーティンズビル
Tums Fast Relief 500
2009年10月25日
放送:G+
解説:天野雅彦
実況:福徳一志
コースは
0.526×500 = 263マイル
バンク ターン12度 ストレート10度
コーナーはイン側がコンクリート、アウト側がアスファルト
1,3コーナーでブレーキを踏むのでロードコースに似ている。
コーナーでインに入られた状態で閉めすぎると、イン側の車が縁石に乗ってはね返されアウト側にぶつかってくる。そのためインに入られないように注意しないとイン側を開けざるを得なくなり、何台も入ってきて抜かれてしまう。ピットレーンはコーナーの内側にも設定されており、狭いので接触しそうになる。
チェイスではジミー・ジョンソンが段々有利になってきている。
最終結果
順位 | ドライバー | ゼッケン |
---|---|---|
1 | デニー・ハムリン (Denny Hamlin) | 11 |
2 | ジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson) | 48 |
3 | フアン・パブロ・モントーヤ (Juan Pablo Montoya) | 42 |
4 | カイル・ブッシュ (Kyle Busch) | 18 |
5 | ジェフ・ゴードン(Jeff Gordon) | 24 |
6 | ジェイミー・マクマーレイ (Jamie McMurray) | 29 |
7 | ライアン・ニューマン (Ryan Newman) | 39 |
8 | マーク・マーティン (Mark Martin) | 5 |
9 | トニー・スチュアート(Tony Stewart) | 14 |
10 | ケビン・ハービック (Kevin Harvick) | 29 |
ジミー・ジョンソン
スタートが15位前後。車もドライバーも好調で一台ずつ抜いて順位を上げ、60Lapでトップに。その後はトップ争いを常にしながら無理せず2位。「さすがジミー・ジョンソン。勝たなくても2位ですね。」天野氏。
デニー・ハムリン
2009年春のマーティンズビルでは勝利目前で、後ろから来たジョンソンに軽く当てられ失速した隙にパスされて勝ちそこなった。「今度同じ状況に自分がなったら、同じことをする」とレース前には明言。終盤はハムリンが前、ジョンソンが後ろで、春の再現か、という状況。チェイス優勝が見えてきたジョンソンはリスクを取らない走りで無理なパッシングはせず、ハムリンはトップでチェッカー。
レース後コメントでは「ジョンソンもクリーンな走りで感謝」という趣旨の発言。前を走る車のリアをフロントで当ててこじ開けながらトップに出る。チェイスに入ってからはクラッシュやトラブルが多く優勝は狙えないが、JGR(ジョー・ギブスレーシング)に貴重な一勝。
カイブ・ブッシュ
ハムリンをパスしてリードラップを取ったあとハムリンを前に出させて2列目に。カイル・ブッシュはチェイスに入れないので13位(チェイス以下のトップ)を狙うしかない。チームとしてはカイルにもハムリンにも勝ってほしいところだろう。4位。
デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.)
スタートからしばらくは10位以内にいたのにどんどん後退。タイヤバーストなどで下位に沈む。タイヤバーストはホイールが熱くなりすぎタイヤが溶けたことによるもの。 「ブレーキを使いすぎて熱を持ったのでしょう。ブレーキにちょっと足を乗せた状態でブレーキが効いていることがある。ブレーキから完全に足を離して走る必要がある。」天野氏。
何度かタイヤバーストでウォールにヒットした。ヘンドリックの他の車に比べてセッティングが悪いことはないはずだから、ジュニアが車に負荷をかけすぎなのか。最近のFinalRadio podcastでも「車を酷使しすぎてこわしているんじゃないか。」と話題に。
タイヤ摩耗
ダブルファイルのリスタートではイン側がやや有利な感じ。外側にタイヤかすが大量にたまっているようだ。摩耗が激しいようだ。2タイヤ交換で上位に上がる作戦の車はすぐに遅れ始める。ジェフ・ゴードンが一度2タイヤで上位に出たがその後どんどん下位に下がった。序盤だったのでその後挽回できたが、「クルー・チーフのスティーブ・レターテも、2タイヤは失敗だな、と思っているでしょう。」天野氏。
グリーン・ホワイトチェッカー
最後の数周でイエローが多発してグリーン・ホワイト・チェッカー。しかも、最終Lapはアンドレッティがクラッシュしてフィニッシュラインの傍のコース上に止まっていたのに、そのまま続行。ジミー・ジョンソンのクルーチーフのチャド・カナウスは、なぜ、イエローじゃないんだ、と言う風なジェスチャー。
フアン・パブロ・モントーヤ
チェイス優勝には届かなそうだが、上位の常連になりつつある。周りもよく見えているようで、無線で「ジミー・ジョンソンはピットスピードでインチキしている。あいつは速すぎだ。」と抗議している。「この状況でよく見てますねぇ。」天野氏。
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