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2010/03/21

[NASCAR] 2010 第2戦 フォンタナ

NASCAR 2010 第2戦 AUTO CLUB 500
Fontana

2010年2月21日
放送:G+
解説:福山英朗
実況:福徳一志


コース
2マイル×250 = 500マイル
バンク:ターン 14度、ストレート11, 3度。

特徴:ハイスピードコース。リストリクタープレートレースではない。
ストレートエンドで時速330キロ 、ターンで時速270キロ。
バンクが浅い。エンジン回転数が高い。


ジェイミー・マクマーレイがポール、モントーヤが2番手スタート。
アーンハート・ガナッシがフロントロー。

グランド・マーシャルはアンディ・ガルシア。英語の後にスペイン語でも"Start Your Engine"。

最終結果


順位ドライバーゼッケンスポンサー
1ジミー・ジョンソン (Jimmie Johnson)48Lowe's / Kobalt Tools
2ケビン・ハービック (Kevin Harvick)29Shell / Pennzoil
3ジェフ・バートン (Jeff Burton)31Caterpillar
4マーク・マーティン (Mark Martin)5GoDaddy.com
5ジョーイ・ロガーノ (Joey Logano)20The Home Depot
6カート・ブッシュ (Kurt Busch)2Miller Lite
7マット・ケンゼス (Matt Kenseth)17Crown Royal
8クリント・ボーヤー(Clint Bowyer)33Cheerios / Hamburger Helper
9トニー・スチュアート(Tony Stewart)14Old Spice / Office Depot
10グレッグ・ビフル(Greg Biffle)163M

リチャード・チルドレス レーシング(Richard Childress Racing)
2位のハービックと3位のバートン8位のボーヤーの3人がトップ10フィニッシュ。2009年はチーム全体で不調だったことを思えば、2010年は別のチームのような好調ぶり。
フィニッシュまでの20周程度は、ハービックとバートンがトップのジョンソンを追いかけて、追いつきそうになっていた。

接近戦
カイル・ブッシュ (Kyle Busch)がバートンの車の直前でアウトに振り、接触ぎりぎり。
バートンはお返しにカイルの前に出る。
デビッド・ルーティマン(David Reutimann)ブラッド・ケセロウスキ (Brad Keselowski)がコンタクト。
「ルーティマンにしたら「何すんだ若造」と言う感じでしょう。」(福山)
ジョーイ・ロガーノ (Joey Logano)がビフルの前に割り込む。ビフルがペースを少し落とした。
「ビフルにしたら「わかっててやってんのか?」と思っているでしょう。」(福山)

ベテランに若手が接触するような展開が発生。残り30周あたりからはポジション取りが重要になるので、多少無理をしても前に入る。そのため、こういったぎりぎりのドライビングが多発するんだろう。

デイル・アーンハート ジュニア(Dale Earnhardt Jr.) 
第1戦では2位に入り、昨年とは違うのか、と期待させたジュニア。今回は予選から良いところがなく、終始20位前後。中盤でピットスピートオーバーのペナルティ。
ピットでリアが回転してもグリップせずにスタートが遅れた。アクセルトラブルが発生。レース後のインタビューでは、車を走らせるのが自分の仕事で、車を作ることはできないよ、とやや投げやりな雰囲気。今年はリック・ヘンドリックがジュニアのチーム強化を明言しており、マーク・マーティンのチームと同じレベルにするようにクルー・チーフの協力させたりしている。
アクセルシャフトを折ったことに関して、finallap radioでは、「クラッチをdumpしたんだ。どんだけレースに乗ってるんだ」ときついコメント。ジャッキダウンでアクセルを急につないで負荷がかかりすぎてシャフトが折れた、ということだろうか。

ジミー・ジョンソン
序盤からリードラップ争いに登場。ただ、ショートランではあまり速くないのだが、他の車に比べてロングランがよい。「チャド・カナウスはロングランが良いセッティングをねらっているようだ」(福山)
最後の20周ぐらいでジョンソンの車はもう一段のスピードアップ。「逆算して最後にショートランが速い車を作ってきた」(福山)

ケビン・ハービック (Kevin Harvick)
97周でのピットインでトラブル。前のピットのマクマーレイの右リアタイヤがはずれてハービックの方へ転がって行く。これを追いかけたマクマーレイのクルーがハービックの車に接触しそうになる。クルーはとっさにハービックの車のボンネットに駆け上がって回避。
ハービックはこのピットでピットスピードオーバーがありペナルティでテールエンド。マクマーレイはタイヤコントロールミスで同じくテールエンド。
ハービックはテールエンドから順位を上げて最後にはジョンソンの背後の2位フィニッシュ。


ダニカ・パトリック(Danica Patrick)

アメリカのTV放送ではNationwideのダニカ・パトリックの動静はコーナーになっている。今まで、何か大きな事故があるとか連勝などがなければNationwideが流れることはなかった。これは、「ダニカ効果」。完走して31位。インタビューに答える表情はIndyCarとはちょっと違う。「ちょっと意気消沈しているような感じ」(福山)。完走が目標だったと言いつつ成績には不満な様子。この後、IndyCarのシーズン開幕なので少しNationwideでのライドの間隔が空く。

アンダーグリーンピット明暗
残り27周ぐらいでアンダーグリーンピット。ジョンソンとカイル・ブッシュ (Kyle Busch)がアンダーグリーンピット中にケセロウスキがスピン。作業を既に開始していたジョンソンとカイルはそのままピットアウトするが、ジョンソンは同一周回に戻り、カイルはラップダウン。

ピットイン戦略
コーションがあまり発生しないコースに対応してチームはピット戦略を練っている。残り60周で各チームは残り周回を分割する作戦を立てる。多くのチームが30周を2回走る戦略を取る。これで27周を残してのピットインはラッキーなチームが多かった。このピットイン時にジョンソンはステイアウトして首位に復帰。

降雨コーション
にわか雨が降りコーション発生。TVではウェザーマンが登場して雲が動いてきて一旦上がっても30分後にまた降るかも、とレーダーを見ながらリアルタイムで解説。日本のスーパーGTなんかでもこれをやったら面白いかも。コーションではスコット・スピードがリードラップに立ち、中断すれば優勝のチャンス。しかし、レースは中断せずに最後まで走りきった。

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